【安価コンマ】オリウマ娘と共に (623レス)
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2: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:05:26.99 ID:HG7FmYhv0(2/17) AAS
今月最初の模擬レース、まだ担当を持たないウマ娘たちがターフのトレーニングコースに集まっている。それを【貴方】は観客席から眺めます。
……【貴方】はまだペーペーの新米。名だたる名家のウマ娘や、この時点で才能を認められているウマ娘なんてベテラントレーナーが担当をすることでしょう。
しかし、それでも。
【貴方】自身が担当したい、そう思える走りを見せるウマ娘を見つけるために。【貴方】は模擬レースを観戦します。
★
今から担当ウマ娘を安価コンマで作成します。
バ場適正:コンマ直下
1〜5 芝
6〜9 ダート
0 両方
3: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:23:02.46 ID:HG7FmYhv0(3/17) AAS
こんな時間なので自分で
4: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:29:14.28 ID:HG7FmYhv0(4/17) AAS
バ場適正:芝GダートA
★
距離適性:コンマ直下
12短距離
34マイル
56中距離
78 短距離マイル
90 マイル中距離
5: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:32:48.42 ID:HG7FmYhv0(5/17) AAS
コンマ
6: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:36:28.71 ID:HG7FmYhv0(6/17) AAS
距離適性:スプリンター
ウマ娘のG1だとJBCスプリントが目標になったり、頑張ればマイルも行けるかもしれません。
★
脚質適正:コンマ直下
1〜25逃げ
26〜50先行
51〜75差し
76〜00追込み
7: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:39:27.10 ID:HG7FmYhv0(7/17) AAS
コンマ
8: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:47:49.80 ID:HG7FmYhv0(8/17) AAS
バ場適正:芝GダートA
距離適性:スプリンター
脚質適正:逃げ
★
【貴方】は芝の模擬レースを数回見た後、ダートのレースを見に行くことにした。
……丁度今からダートでの何回目かの模擬レースが始まるタイミング。ゲートが開き、各ウマ娘が走りはじめ……。
そのウマ娘は:コンマ直下
1〜3 堂々の一着だった
4〜7 ギリギリ掲示板入らないくらい
8〜0 ドベ
9: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:51:05.76 ID:HG7FmYhv0(9/17) AAS
コンマ
10: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 02:54:24.00 ID:HG7FmYhv0(10/17) AAS
結果:掲示板ならず
★
では、そんなウマ娘の名前や性格を決めます。
名前、性格、口調や見た目や趣味、レースにかける思いとか夢。採用できそうでしたら採用します。
一度寝ます。おやすみなさい。
そのウマ娘は――:安価下1〜4
13(1): ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 13:11:56.62 ID:HG7FmYhv0(11/17) AAS
こんにちは
まだ募集しているので上げさせてもらいます
15: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 16:50:38.47 ID:HG7FmYhv0(12/17) AAS
すみません、ウマ娘4人募集のつもりでしたがあの安価の取り方だと>>11-14になってしまいますね。
あと一人募集しています。18時になったら締め切らせてもらいます。
18: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 22:19:36.82 ID:HG7FmYhv0(13/17) AAS
「……っ」
レースが終わる。見事1着でゴールしたウマ娘の元に、何人かのトレーナーが集まっている。確かに、見事の差し足であった。
……しかし、【貴方】の目線は別のウマ娘の方を向いていた。ゲートが開いた瞬間、我先にと先頭に躍り出た銀髪のウマ娘。
最初こそ好スタートだったものの、ずるずると落ちていき、他のウマ娘に抜かされて行きそのまま6着。その逃げウマの彼女は、ゆっくりと人混みから逃げるようにコースを離れて行ってしまった。
「もしかしてあのウマ娘のことが気になるんですか?」
声を掛けられる。とても丁寧な物腰の先輩トレーナーだった。彼は少し困ったような顔をしながら【貴方】に言う。
「あの子は……なんて言うんですかね。少し性格に難ありと言いますか」
……性格に難あり?
【貴方】はその先輩トレーナーに礼を言って。コースを離れ、彼女を追った。
19: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 22:20:03.06 ID:HG7FmYhv0(14/17) AAS
彼女はすぐに見つかった。トレーニングコースを抜けてすぐの切り株の近く。彼女はそこに何か用があるのかもしれない。
『ちょっといいかな?』
「っ誰!?」
声を掛けると勢いよく、彼女は振り返った。驚かせてしまったかもしれない、そう思い頭を下げる。
『ご、ごめん。そんなに驚かせるつもりじゃ……』
「…………」
……何も言われない。数分の静寂。それを打ち破る様に――笑い声が聞こえてきた。
「ぷっ……ぷはははは!」
「大の大人が頭下げて、なっさけなーい! わざわざアタシに謝りに来たのー?」
――――とても馬鹿にされてしまった。思わず、目をギョッとしてしまう。
省6
22: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 23:10:58.29 ID:HG7FmYhv0(15/17) AAS
……その、馬鹿にしたような口調はどうなんだい』
【貴方】は目の前にいる銀髪のウマ娘に対して言う。大人に対して、いえ誰に対しても、そのような小馬鹿にしたような口調はあまり好まれないはずだ。
「えー? お兄さんもしかして怒ってるー? やーんこわーい! ぷっ、ふふふ……」
『……』
……成程、性格に難ありとはこういうことか。もしかしたら、このような感じで他のトレーナーにも話していたのかもしれない。
しかし、何故わざわざこんな嫌われるような……もしかしたら、これから自分のトレーナーになるかもしれない相手に対して。
『キミは』
「ん?」
【貴方】は言う。
『……何故、走るんだい』
省5
23: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 23:26:14.67 ID:HG7FmYhv0(16/17) AAS
次の日、また模擬レースを見に行く。
「あ、ストーカーのお兄さんじゃん。何々、今日も私に謝りに来たの?」
また笑われてしまった。どうやら別に昨日のことを反省をしているわけではないみたいだ。
『キミの走りを見に来たんだ』
「……ぷっ、なにそれ。ほんと見る目ないねお兄さん、アタシなんかよりもっとすごい子いるのにわざわざ?」
「早く担当見つけないと、お兄さんみたいなよわよわトレーナーは職無しになっちゃうよ?」
よわよわトレーナーと来たもんか。確かに【貴方】は新米ではあるが……。
『そんなに、自分を卑下しないでくれ』
『キミの走りは――』
「お、おーっと! じゃ、じゃあアタシ走ってくるから! バイバーイお兄さーん!」
省5
26: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/03(日) 23:47:49.49 ID:HG7FmYhv0(17/17) AAS
――逃げる逃げる逃げる。ダートを踏みしめて、土埃を撒き散らし。逃げる逃げる逃げる。
後ろから他のウマ娘が追う。しかし間に合わない、届かない……!
『――』
そして、彼女は一着でゴールした。が、しかし……。
「はぁ、はぁ……! はぁ、はぁ。はぁ……うっ……くぁ」
息も絶え絶え、今にも倒れ込みそうなくらいフラフラだった。まさに、全身全霊の走り。
『っ!』
急いで彼女の元に駆け付けて、倒れそうな彼女を抱える。
「はっ、はぁ……? おにー、さん。なに、そんな必死な顔して……馬鹿みたい」
『いいから、ほら。歩ける?』
省2
27: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 00:04:15.48 ID:NbPIO9X50(1/13) AAS
彼女の脚を冷やす。そして簡単な手当て。新米ではあるが、簡単な処置くらいは出来る。
「ねえお兄さん。そんな、担当トレーナーでもないのに。なんでこんなことするの?」
担当トレーナーでなくてもこれくらいはするだろう。と、手当てをしながら言う。
「もしかして、アタシの脚に興味があるのー? やーん、セクハラじゃんお兄さん。変態、スケベー」
ポカポカと足で蹴られる。別に痛くもない、じゃれつくような蹴りだった。
「…………ほら、もう良いってば。あのレースは、ちょっと無理しちゃっただけだから。そんな、良いって」
「お兄さん聞いてるー? 私の脚に興味津々で聞こえてないかなー? もしもーし! 他のトレーナーさんに言いふらしちゃおうかなー!」
台詞:安価下2
1 ……そうだ、君(の脚)に興味津々だ
2 なんで、あんな走りを?
3 自由安価
30: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 00:27:18.38 ID:NbPIO9X50(2/13) AAS
『そうだ』
「へっ?」
『自分はキミに……興味津々だ』
あの脚に、あの速さに。あの走る姿に……自分は魅了されたんだ。
【貴方】は、はっきりと彼女の目を見て言った。
『だから、前みたいにあんな……自分を卑下しないでほしい』
メスガキウマ娘ちゃん:コンマ直下
1〜2 あばばばばばばばば(チョロ)
3〜8 ……ふーん、やっぱ見る目ないね。お兄さん。
9〜0 …………どうせ、また貴方も
32: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 01:22:28.24 ID:NbPIO9X50(3/13) AAS
「……ふーん、やっぱ見る目ないね。お兄さん」
彼女は、笑わなかった。
「今回はたまたま、たまたまだよ。マグレで一着取れただけ」
『マグレだとしても』
『自分は、キミのあの走りに……惚れたんだ。だから……』
【貴方】は昨日彼女追ったのだ。その走りをもっと永く見たいから、追ったんだ。
「…………」
「……じゃあ良いよ。お兄さん」
彼女は……笑った。
「アタシのトレーナーなってよ、お兄さんまだいないんでしょ?担当」
省6
33: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 02:08:02.96 ID:NbPIO9X50(4/13) AAS
「シルヴァーパピヨン」
それが彼女の名前だ。そういえば、今の今まで彼女の名を訊いていなかった。
パピヨン「……宜しくね、変態でキモくて脚フェチのお兄さん」
『……だから昨日も言ったが、そう言った言葉遣いは』
パピヨン「えー?アタシちょっと分かんないかもー?」
――――こうして、ダートを駆ける気性難?ウマ娘。シルヴァーパピヨンとの担当契約が結ばれた。
人を煽るような口調をした彼女だが、どこか危なっかしい雰囲気が隠せない。まだまだ心を開いてもらっているとは限らないが……ゆっくりとお互いを知って行こう。
そして、いつの日かG1も――。
パピヨン「……どうせ、お兄さんも。すぐ……」
34: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 02:10:01.27 ID:NbPIO9X50(5/13) AAS
名前:シルヴァーパピヨン
バ場適正:芝GダートA
距離適性:スプリンター
脚質適正:逃げ
一人称:アタシ
性格:ワガママ自分大好きの気性難(期待されて応えられず落胆させるのはもう耐えられないから最初から好かれないようにするため)
口調:メスガキ
見た目:青みがかっている銀髪フォーテールで低身長巨乳
趣味:尻尾手入れ(するのもされるのも)
レースにかける思い:今はない、走りたいから走ってるだけ
★
それでは、今回はこれで。おやすみなさい。
37: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 19:40:59.30 ID:NbPIO9X50(6/13) AAS
ありがとうございます。がんばります。
★
パピヨン「何この部屋。なんか小っちゃいし、面白くなーい」
次の日。トレーナールームに案内して早々、パピヨンは文句を言いながら流れるように備え付けの小さな冷蔵庫に向かった。
パピヨン「えー!? 水とかお茶しかないの!? お兄さん普通もっとバリエーション増やしておいてよ! ニンジンジュースとか、炭酸とか!」
『分かったよ……』
ぶーぶー文句を言われてしまった。まさかいきなり冷蔵庫を開けられるとは思わなかったが、まあ……慣れるだろう。
……今回トレーナールームに案内したのは、今後のトレーニング方法や出走レースの確認などの話し合いの為だ。あとは諸々の書類の確認などもあるが……。
パピヨン「でー? お兄さんこんなちんけな場所で、アタシに何するつもりー? やーん、もしかして……そういうつもり?」
『先ほど話しただろう。トレーニングや今後の話を……』
省12
40: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 20:13:11.72 ID:NbPIO9X50(7/13) AAS
『……スタミナをつけてマイルも狙って行こう』
彼女のあの速さは魅力的て短距離でこそ輝くだろう――しかし、レースが終わった後のあの消耗は見過ごせない。
スタミナをつけ無事にレースを走り終える、そしてマイル距離のレースも走ることが出来れば。
『きっと色んなレースに出て、沢山走ることが出来る』
パピヨン「えー? でも体力づくりとかやだなーアタシ。あれでしょ? タイヤ引いたりとか、夏の砂浜を朝から晩まで走ったりとか」
あながち間違えてはいないので、【貴方】はこくりと頷く。露骨に嫌な顔をするパピヨン。
『体力があれば途中で落ちることも無くなる、それに……勝ちたいんだろう?走るからには』
パピヨン「それは……まぁ、そうだけど? はー……ん、まあ。イヤになったら止めるからそれで宜しくねお兄さん!」
……担当ウマ娘のやる気を維持するのもトレーナーの役目だ。頑張ろう。
41: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 20:19:41.37 ID:NbPIO9X50(8/13) AAS
パピヨン「……さーて!お兄さんの隠し物とかないかなー!見つけたら写真撮ってウマッターに上げちゃお!」
……話すことはもう終わったが、なんだかパピヨンが危ないことをしそうだ。特に何か隠しているわけではないが、流石に止めて欲しい。
折角だ、彼女を止めるためにも何か話をしよう。まだ出会って一週間も経っていない。お互いの事を知るために、なにか……。
何か話してみよう:安価下1〜2
1 学業の話
2 仲のいいウマ娘の話
3 自由安価
44: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 20:34:30.18 ID:NbPIO9X50(9/13) AAS
『……その、勉強は大丈夫なのか』
パピヨン「……え。お兄さんどうしたの。いきなり親戚のおじさんみたいなこと言って』
『お、おじさん……』
すん、と真顔で言われた。
……少し悲しい気持ちになった。
パピヨン「ぷぷ、お兄さん傷ついてる〜。おもしろ〜い!」
パピヨンちゃん、頭:コンマ直下
コンマが01に近いほどバカ、00に近いほど天才じゃ……
46: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 20:42:46.21 ID:NbPIO9X50(10/13) AAS
そう言えばこの子の学年って:安価直下
1 中1
2 中2
3 中3
4 高1
5 高2
6 高3
48: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 21:11:20.15 ID:NbPIO9X50(11/13) AAS
パピヨン「ま、でーもー……お兄さんが不安がるようなおバカさんじゃないよ?アタシ」
追試?とか赤点とかは心配いらないから、安心してねー。と、手をひらひら振りながら言う。
……まあそういうのなら心配は要らないだろう。彼女を信じよう。
★
ご飯食べます。離席。
中1で胸でかいのは、ダスカとか見るとまああるか……って感じです。
次ウマ娘との関係安価あります。
50: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 22:24:02.74 ID:NbPIO9X50(12/13) AAS
『……トレセンに仲のいい子は』
パピヨン「あのさー!お兄さんなんかほんっ……とーに!おじさんっぽい!」
コミュニケーション下手糞すぎ!コミュ障!話題よわよわ!
『い、いや。その……キミは、少し喋り方が特徴的だから』
【貴方】は必死に言うが、パピヨンは呆れたようにジトーっとした目で見つめてくる。
……中学一年生に、こういわれるのか。自分は。
パピヨン「ま、お兄さんそういうの苦手そうだもんねー。女性経験無しでしょ?絶対そうでしょ!ぷぷぷ!」
『…………』
パピヨンと仲がよさそうな、関係ありそうなウマ娘:安価下1〜4まで。
現在公式から登場しているウマ娘から、何か関りのありそうな子を募集。パピヨンとの関係とかも書いてくれると嬉しいです。
省2
53: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/04(月) 22:29:22.20 ID:NbPIO9X50(13/13) AAS
>>51
そんな感じで大丈夫です。
このレスは抜かしてお願いします。
56: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/05(火) 00:11:39.22 ID:reyywJmq0(1/6) AAS
>>51,52,54,55
安価ありがとうございます。
寝ます。お疲れさまでした。
【貴方】トレーナーはもう少し、年相応のお兄さんにする予定だったんですけど、なんかおっさんって感じになっちゃいました。
58: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/05(火) 21:57:17.33 ID:reyywJmq0(2/6) AAS
パピヨン「例えばスカーレットとかー?入学前から仲良かったけど、まさか同じクラスになれるなんてって思っちゃったし……あ。アタシがなかよし〜のウマ娘ちゃんのことね?」
『ああ、名前は聞いたことがある』
スカーレット……ダイワスカーレット。芝の模擬レースで堂々の一着を取り、話題沸騰中の彼女。
確かウオッカという子も一緒に話題に上がっていたな、確か同室でライバル……だとか?
パピヨン「…………うわ、なんかお兄さんからアタシお友達の名前出てくるのなんかキモ。ストーカーみたい」
『キミなぁ……』
流石に言い過ぎだ、と叱ろうとするが。「やぁんごめんなさ〜い」と、謝られてしまった。
パピヨン「あーとーはー……あ、じゃあ。アタシの――」
「す、すみません。ここがシルヴァーパピヨンさんの、トレーナールームで――」
ガチャリ、と扉が開きそこにいたのは――とても小柄なウマ娘だった。
59: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/05(火) 22:04:07.12 ID:reyywJmq0(3/6) AAS
パピヨン「あ、フラワーじゃーん! やっほー、どしたのこんなところまで来て」
フラワー「パピヨンちゃん、さっき先生が呼んでたよ?なんか、提出物が……みたいな?」
パピヨン「げ。あのせんせー後で提出するって言ったのに……アタシにはアタシのペースがあるのに――あ、この子ニシノフラワーね。アタシの幼馴染」
フラワー「あっ!は、初めましてパピヨンちゃんのトレーナーさん!ニシノフラワーって言います!」
ぺこりと頭を下げてとても丁寧なあいさつをする彼女に釣られて、こちらも丁寧に頭を下げて自己紹介をする。
パピヨン「フラワーはねー、アタシより年下なのにすっごいんだよー?なんてったって飛び級!飛び級だよ飛び級!凄いでしょ!」
フラワー「そ、そんな凄くないって。恥ずかしいよ……」
顔を赤くしながらわちゃわちゃとパピヨンの口を塞ごうとする、ニシノフラワー……飛び級なんて制度があったのかと思ってしまうが。確かに、そういうオーラのようなものを感じないことも……ない。
……それにしても幼馴染。先ほどのダイワスカーレットの話と言い、パピヨンは結構仲が良い子が多いのかもしれない。
【貴方】はそれに胸をなでおろす。良かった、クラスで孤立する担当ウマ娘は居なかったんだ……と。
省5
60: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/05(火) 22:07:43.32 ID:reyywJmq0(4/6) AAS
フラワー「ね、ねえパピヨンちゃん」
パピヨン「どしたのフラワー?」
フラワー「その……あのトレーナーさんとは、大丈夫そう?」
パピヨン「……んー、まだ分かんないかも!アタシのお眼鏡に叶わなかったら、こっちからお兄さんをポイしちゃう、かも!」
フラワー「……きっと、大丈夫だよ。だって、パピヨンちゃんを選んでくれたトレーナーさんだよ?」
パピヨン「えー?そうかなぁ……」
61: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/05(火) 22:08:38.47 ID:reyywJmq0(5/6) AAS
パピヨンの同室は――:安価下3
1 アズマカケルホシ
2 デザートファントム
3 グリーンシルフィー
66(1): ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/05(火) 23:35:22.46 ID:reyywJmq0(6/6) AAS
>>64
すみません、配慮に欠けていました。事前に以前募集した子から選択すると言っておくべきでした。
★
パピヨン「あ、シルフィーもう帰ってきてたんだ。おつかれ〜」
シルフィー「は、はい……おかえりなさいパピヨンさん……」
提出物を適当に提出して寮の部屋に戻ると、もうアタシの同室グリーンシルフィーが戻っていた。
アタシと同い年で、ちょーっと声が小っちゃい良い子ちゃん。ほんと、優等生って感じー。
パピヨン「あー!もう宿題してるの!?ねーねー、なんか今日配られた宿題、学力調査みたいな感じだったしちょっと……写させて!」
シルフィー「へっ!? だ、だめ、ダメですよぉ……! じ、自分の力でやらないと……!」
パピヨン「そんな硬いこと言わないでよ〜。アタシとシルフィーの仲じゃーん……あ、うそ、うそうそうそ!ごめんごめん、冗談! 冗談だから!」
シルフィー「……! !!」
省5
68: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/06(水) 00:12:07.30 ID:/6Ym0qmR0(1/6) AAS
パピヨン「――やぁあああああああ!!!」
――ダートコースを一気に駆ける。この瞬発力は確かに彼女の武器で、これを鍛えればきっとメイクデビュー、いや重賞レースでも通用するだろうことが分かった……が。
パピヨン「ぁああああぁあ……」
へろへろへろ……と、勢いが落ちてゴールを通過する前に殆どその勢いはなくなってしまった。
――短距離であれば持つかもしれないが、ダートの短距離レースは少ない。基本的にはマイルや中距離が主で、短距離だけに絞るとなるとあまりレースには出られないかもしれない。
だからこそ、マイルでも走れるよう体力を付ける必要がある。【貴方】は改めて再認識する。
『お疲れ、少し休憩しよう』
パピヨン「ふぇ〜……お兄さん!疲れた!走るのは楽しいけど、疲れた!」
【貴方】の手からドリンクを奪い取り、飲み始める。確かにパピヨンの走りを確認するために数回走らせたが、まさかもう飽きが来たか……。
『キミの走りが見たいんだ。キミをよく知らないと、どんなトレーニングが良いかとか、アドバイスが出来ないだろう?』
省8
70: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/06(水) 00:30:01.63 ID:/6Ym0qmR0(2/6) AAS
パピヨン「や〜ん。いきなり水着に着替えてこいなんて……お兄さん、変態すぎ〜」
屋内プール。そこには数人のウマ娘とそのトレーナーがおり、トレーニングを始めていた。
プールトレーニングはスタミナ付けるのにうってつけだ、走るトレーニングに飽きたなら、こちらでやる気を出して欲しかったが……。
パピヨン「お兄さんの視線が、アタシの体をジーっと見つめてる〜!変態お兄さーん!ぷ、ぷくくっ!」
『……ほら、早くプール入って』
パピヨン「あー、照れてる!お兄さんかっわい〜!はいはーい、頑張りまーす」
泳げるの?:コンマ直下
1〜4 泳げるよ
5〜7 ビート版ヨシ!
8〜0 ばぼ!ぶくくくく!ぶぼば!
72: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/06(水) 00:38:16.33 ID:/6Ym0qmR0(3/6) AAS
寝ます。おやすみなさい、ありがとうございました。
泳げました。中々やりますね。
76: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/06(水) 23:18:06.55 ID:/6Ym0qmR0(4/6) AAS
どっかでステゴの血は入ってそうですよね。シルヴァーって聞くとシルヴァーソニックでオルフェ産駒ですし。
基本スペック高め中一スプリンターメスガキ。
★
パピヨン「ぷは〜……ひー、あー……きゅうけ〜」
25メートル時点でバタフライを止め、ぷかぷかと浮いて休み始めたパピヨン。
……もし泳げなかったらどうしようか、そんな考えすら吹き飛ぶ見事なバタフライだったが……如何せんすぐにバテてしまった。
『ほら、止まらない止まらない。まだ始まったばかりだぞ』
パピヨン「え〜? お兄さんひっどーい! そんなにアタシが泳ぐ姿が見たいの? ワガママー」
ワガママはどちらだ、と声に出しそうになるのをグッとこらえる。ぶーぶーと文句を言うパピヨンをどうにかこうにかおだてて、泳いでもらう。
『よっ!流石!』
省5
77: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/03/06(水) 23:35:40.59 ID:/6Ym0qmR0(5/6) AAS
芝を走り、走り。プールで泳ぎ、泳ぎ、たまにサボられ――なんとかシルヴァーパピヨンとのトレーニングは上手くいっていた。
――これならきっとメイクデビューでも活躍するだろう、が……。
パピヨン「お兄さーん!ちょっとー!ジュースきれてるんだけどー!ちゃんと補充しておいてよー!」
メイクデビュー、短距離を走らせるかマイルを走らせるか。確実に勝つのなら短距離だろうが、今後の事を考えるとマイル距離でデビューし、改めて今後の事を考えるのも手かもしれない。
パピヨン「ねー!お菓子ないのお菓子!アタシポッキー食べたいんだけど!トッポー!」
……しかし結局はパピヨンが走ってくれるかどうか。彼女が嫌がればまた考え直さなければならないが――。
パピヨン「おーにーいーさーんー!」
『……聞いてるよ。あとでスーパーに寄るよ』
パピヨン「んもー、アタシが言う前にちゃんと補充しておいてよね!プリンとかも買ってきてねー?」
……案外こういうところは中学生らしい。普段の言動も……まあ、それらしいと言えばそれらしいなと、【貴方】はなんとなく頷いてしまう。
省5
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