皆鯖候補投下スレ (408レス)
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135: [sage] 2016/12/24(土) 22:58:56 ID:iqKpCB7Q0(1/2) AAS
【元ネタ】史実
【クラス】アーチャー、ライダー
【真名】マリー・ド・ブルゴーニュ
【解説】
 ヴァロワ=ブルゴーニュ家のブルゴーニュ公国最後の君主。
 後の神聖ローマ皇帝であるハプスブルク家のマクシミリアン1世の妻。
 領民たちからは「美しき姫君」「我らのお姫さま」と慕われていたという。
 政略結婚ではあったものの、マクシミリアンとは共に狩りに出かけるなど
 非常に仲睦まじい夫婦であったという。
 2子(次男フランソワは夭折)に恵まれるが、第4子を懐妊中、
 落馬事故で流産した上に大怪我を負い、それが原因で3週間後に死去する。
 遺体はブリュージュの聖母教会に埋葬され、後にマクシミリアンが崩御した折、
 その心臓もマリーの墓に共に埋葬された。

【備考・アピールポイント】:
・麗しの姫君スキルもってそうな人。旦那さんもまさに騎士な人で中世最後の騎士と呼ばれてた
・フランスがブルゴーニュ公国に侵攻した際には2歳年下のマクシミリアンに手紙を書き、
「私と結婚してください。そして私と私の国を貴方の力で救ってください。」
と女性である自分から、男性であるマクシミリアンに求婚したとか
・狩りや乗馬を得意としたのでクラス適正はアーチャーとライダー
・宝具はマクシミリアン大帝の心臓とか
136: [sage] 2016/12/24(土) 23:13:40 ID:iqKpCB7Q0(2/2) AAS
【元ネタ】史実
【クラス】アーチャー
【真名】マクシミリアン1世
【解説】
 ハプスブルク家出身のオーストリア大公、神聖ローマ皇帝 。
 武勇に秀で立派な体躯に恵まれ、また芸術の保護者であったことから、中世最後の騎士と謳われる。
 ハプスブルク家の家訓「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」を残し、結婚政策にてハプスブルク家隆盛の基礎を築いた。
 ローマでの教皇による戴冠を経ずに帝位についた最初の皇帝。
 文武両道に優れ、馬上試合では負け知らず、戦場では自ら前線にも立ち大砲を撃つのが好きだった。
 軍事面においても銃器や甲冑の改良、砲兵やドイツ傭兵を効果的に運用した。
 文化面では「ドイツ人最初のルネサンス人」とも評され、人文主義者や芸術家を庇護し、自分でも詩作したという。
 帝国内の各民族の文化を尊重し、優れたものを取り込み、領土内の様々な言語を学び、語学力に長けていた。

【備考・アピールポイント】:
・中世最後の騎士。彼の名を冠したプレートアーマーも有名。(なんでも精錬技術の発達していない当時に鋼の鍛え方を発見したとか)
・その名はポエニ戦争で活躍した「ローマの盾」ファビウス・マクシムスと
「カルタゴの破壊者」スキピオ・アエミリアヌスにちなんでいる。
・クラスは大砲を武器とするのでアーチャー
・宝具はハプスブルクの結婚政策を象徴したものとか、スイス傭兵を手本としたランツクネヒト
二人の英雄にちなんだ自身の真名由来の能力とか?
137: [sage] 2016/12/26(月) 23:44:24 ID:vroy6JJI0(1) AAS
【元ネタ】チェコの伝説
【クラス】キャスター
【真名】リブジェ
【解説】
 チェコにおける伝説の女性。未来を予言する能力をもっていたとされる。
 その昔、チェコの地にやって来た人々ははじめは平和に暮らしていたが、そのうち互いに
 争うようになり、人々は問題を解決するため衆に抜きん出た存在であったクロクという男に
 裁定を委ねた。クロクには3人の優れた娘がおり、長女のカジは病の治療に長け、次女の
 テタは信仰心に厚く、この二人も大変尊敬されたが末女のリブシェは思慮賢明にして公正明大
 な上に上記の予知能力を持っていたため、人々はクロクの死後、彼女を裁定者として頼った。
 リブシェは「森の奥で1人の男が家の敷居を作っている、男と共に城を作りなさい」と言った。
 その城はチェコ語で「敷居」を表すプラーフからちなんでプラハと名付けられ、これによって
 プラハとプラハ城の歴史が始まったという。その後も聡明な彼女は善政を続けていったが、
 あるとき裁定に不満を持った人物がリブジェが女の身でありながら自分たちを支配するのは
 納得がいかないと抗議し、リブジェは「鉄の統治(男性による統治)を望むのなら私は降り、
 わが夫となる人物を連れてきてその人物に統治させよう」と言い、透視の能力によって
 プシェミスルという一人の農夫を夫として指定した。
 農夫であるプシェミスルが畑を耕し終わる前に統治者に指定されたことで国はしばしば
 飢饉に襲われ、また人々が選んだ彼の一族の支配は平時には鉄で畑を耕し、戦争の際
 にはその鉄で身を守る、まさにリブジェが予期した通りの鉄の統治であった。

【備考・アピールポイント】:
・チェコの巫女王。高位の千里眼持ってそうってことでキャスター。未来を見通す、裁定者って点でギルと被るし
・陣地作成でプラハ城の逸話が使えそう、他にはスキルには千里眼は持ってるとして効き目に男女差があるノッブ的なカリスマあたり
・宝具は鉄の統治者・プシェミスルロボとか
・型月的には先祖返りかなにかで7世紀の人間ながらに高位の千里眼を持って生まれ、神秘による統治を行ったけど抗議されたことで
西暦の時代には既に無用の長物として疎まれるものだと気付いて退いたって感じだろうか……少なくとも千里眼持ちなら性格捻じれてそう
138: [sage] 2016/12/27(火) 08:36:08 ID:x2ptYoO20(1) AAS
【元ネタ】アーサー王伝説「ペルスヴァル」
【CLASS】セイバー
【真名】ロホルト
【解説】
 アーサー王の私生児ともギネヴィアとの嫡子の1人とも噂される謎多き騎士。
 アーサー王の命を受け巨人の住む森へ踏み入りこれを討ち取ったとされるが、同じく円卓の騎士であるケイに眠っているところを縊り殺され首級を奪われてしまう。
 しかし残された首は何者かに持ち去られ、ケイの居ぬ間に王宮へ告発文と共に宝石箱入れられた状態で送られる。
 そして箱には呪詛が刻まれており、真の殺害者にしか開けられないという。これにより、円卓の騎士ケイの罪は日の下に晒され、王は悲しみに暮れたという。

【備考・アピールポイント】:
・箱の中に告発文と首が入っていた逸話から、現界時には頭が箱で覆われている。曰く「よく覚えてないけど生前に首がなかったので代わりに着けてきた」。ちゃんと中身は入っており箱を外すと武内大好きセイバー顔の美少女。
・個人的解釈ではアルトリアと結婚する前のギネヴィアの連れ子で、アルトリアに褒められたくてアレコレやるがやる気が空回ってトラブルを起こし易いアホの子な設定。
・告発文も決して報復とかではなく単純に巨人殺しの功績が自分のものである事を証明し褒められたかったが故のカウンタートラップだったが、それが余計に円卓の騎士の関係を拗らせてしまう事に。
・裏モチーフは「スプラッターハウス」のリック・テイラーで、恋人のジェニファーと語源のギネヴィアを引っ掛けて考案。巨人討伐の際は竜殺しみたいなデカい鉈を持ってるイメージ。
・宝具は大鉈そのものではなく殺害直前に箱を身代わりに一度だけ蘇生・フェイスオープンして殺害者にだけ特効の必殺のカウンターとか?
139: [sage] 2016/12/27(火) 12:00:09 ID:s1QkGNLU0(1) AAS
【元ネタ】チェコの伝説
【クラス】アサシン、アヴェンジャー
【真名】シャールカ
【解説】
 チェコの伝説に登場する勇女。
 リブシェ以前にボヘミアでは男女は同権であったのだが、彼女の死後に男の権利の
 方が勝るようになり、ボヘミア中の女性が武装蜂起した。
 シャールカもその一人であり、かつて男に裏切られた過去を持っていた。
 シャールカは失恋によって受けた痛手を全ての男に復讐することで晴らそうと考えた
 ある日彼女は、自分の体を木に縛りつけ、苦しんでいるように芝居し、そこにツティーラト
 という騎士が通りかかる。助けられたシャールカは、酒をふるまい、皆がすっかり
 酔い潰れて眠ったのを見はからうと、ホルンの合図で女性軍を呼び、騎士たちを皆殺しにした。
 しかしその瞬間、ツティーラトの誠実さに心を打たれていた、シャールカは激しい
 後悔の念に襲われ、ツティーラトの後を追うために自ら死を選んだ。

【備考・アピールポイント】:
・男絶対殺すウーマン。適正はハニートラップで男皆殺しにしたからアサシン、男への復讐でアヴェンジャー
・宝具は自身を縛り付ける縄と女性軍を呼ぶホルン、対軍アサシンとかになりそう
・今次だとピョートルの工廠に忍び込んだり、ハイクに大軍で襲いかかったりするけど
女性であるモードには勝てない感じ
140: [sage] 2017/01/14(土) 17:58:08 ID:RfeHa6Oo0(1) AAS
【真名】フレデグンド
【クラス】アサシン
【解説】
 ネウストリアの王キルペリク1世の妃。シンデレラの数ある典拠のうちのひとつにも推されている。
 元々はキルペリクの最初の妻アウドヴェラの召使いだったが、美貌で持って愛を獲得し
 狡知によって策を巡らせ、王と王妃の婚姻状態継続が不可能な状態へと仕向け
 妃を修道院へ送ることに成功する。
 しかしキルペリクは異母兄のシギルベルト1世の結婚を羨み、フレデグンドを含む妾を
 遠ざけて、西ゴート族の王女ガルスヴィンドと結婚した。
 ガルスヴィントは同年死去したがおそらくフレデグンドに絞殺されたものと考えられ、
 実際彼女はガルスヴィントの死後に王妃となったとされる。
 ついに王妃の座を手に入れたフレデグンドだったが、シギルベルトの妃であるガルスヴィント
 の妹ブルンヒルドの報復として40年以上にわたる抗争を始めた。
 王妃となったフレデグンドはシギベルト1世暗殺の他、その息子や義理の兄、そして
 ブルンヒルドの暗殺を命じ、また継子が王位を継ぐのを恐れ、かつて王妃の地位にあった
 アウドヴェラを暗殺し、彼女と王の間に生まれた王子を死に追いやるなどの姦計を弄した。
 彼女は後に歴史家に冷酷で加虐的残忍性を持ち、恐ろしさにおいては並ぶものはいない
 だろうと評された。
 またフレデグンドには自分こそ宮廷において女主人として遇されるべきだと主張した
 娘のリグンドに嫉妬し疎ましく思い、財宝によって彼女の気を惹き、宝箱の蓋で
 首を挟んで殺害を試みたがリグンドの召使が駆けつけ失敗に終わったという。
 
【備考・アピールポイント】:
 ・王に愛され姦計でのしあがったシンデレラガール。適性はアサシン、ファニーヴァンプもありえるかも?
 ・スキルは計略とか加虐体質とか……暗殺者差し向ける側で娘殺すのにも失敗してるので気配遮断は低そう。
 ・宝具は絵画に残っている二人の若者にシギベルトの暗殺を命じた逸話と宝箱の逸話あたり
 ・フレデグンドの死後、彼女の息子によってブルンヒルドが凄惨な処刑が行われたらしいのでそれも宝具になり得るかな?
141: [sage] 2017/01/18(水) 23:15:42 ID:k6jPoX1o0(1) AAS
【真名】:ナーダシュディ・フェレンツ2世
【クラス】:ランサー・バーサーカー
【元ネタ】:史実
【解説】:
 ハンガリーの貴族、軍人。「血の伯爵夫人」エリザベート・バートリーの夫。
 優秀な軍人でありオスマン戦争において指揮官として大いに活躍し、
 帝国に支配されていた数々の土地を解放し、英雄と讃えられている。
 敵に対する極めて残酷な処罰方法を好んだため、「黒騎士」の異名で呼ばれた 。
 エリザベートに召使いの折檻を教えたのは彼であり、それがエスカレートした結果、
 殺人までに至ってしまったという説がある。
 チェイテ城は元々彼の居城だったが、オスマン戦争で遠征に行くことが多かったため、
 城の留守をエリザベートに任せていた。
 戦争で付き合う時間はそれほど多くは無かったが、夫婦仲は良好だったようである。

【備考・アピールポイント】:
・エリちゃんの旦那様。幻想の鉄処女みて「美しい」 と興奮するような人
・ヴラド三世を尊敬していたとか……
・クラスはエリちゃんとヴラド三世に倣ってランサーかバーサーカー
142: [sage] 2017/01/19(木) 21:35:32 ID:UjGSMYyI0(1) AAS
【元ネタ】北欧神話 『フンディング殺しのヘルギの歌』
【真名】ダグ
【真名】ランサー アサシン アベンジャー
【解説】
 ヘグニ王の息子。義兄殺しの復讐者。
 シグムンドとボルグヒルドの子にしてシグルドの異母兄にあたるフンディング殺しの英雄ヘルギと、
 前世でも夫婦であり共に転生した、戦乙女ワルキューレでもあるダグの姉シグルーンは愛し合うが、
 父ヘグニは彼女をグランマル王の息子ヘズブロッドと婚約させてしまう。
 それを嫌ったシグルーンはヘルギにヘズブロッドを倒して欲しいと助けを求め、
 これを承諾した彼は兄シンフィヨトリらヴォルスング軍と共にグランマル家と隣国の同盟軍に戦を仕掛ける。
 激戦の末、ヘズブロッドを始めとするグランマルの息子たちと、
 彼女の父ヘグニや兄弟も含む同盟者たちのことごとくが戦死を遂げてしまう。
 ダグだけが命を助けられ、ヴォルスング家に忠誠を誓わされるという屈辱を受ける。
 その後ヘルギとシグルーンは結婚し子も授かるが、ヘグニ一族の唯一の生き残りであり復讐を誓うダグは
 オーディンに生贄を捧げ、願いを聞き入れたオーディンは彼に自身の槍を貸し与える。
 彼はフョルトルンドという森の側で義兄ヘルギをその槍で刺し貫き復讐を果たす。
 だがヘルギを失い深い悲しみに暮れるシグルーンは、夫を殺した実弟をひどくなじり、
 「お前の船は順風を受けても動くな。
  お前を乗せた馬は敵に追い迫られても走るな。
  お前の振りかざす剣はなまくらになれ。
  でなければ、頭に噛みつけ。
  森の狼となって、宝も無く、喜びを無く、食物も無く、屍体を食い散らして腹が裂けてしまえ」
 と呪いをかけて追放してしまう。
 シグルーンは死後、ヘルギと共に何度転生しても英雄と戦乙女として出逢い愛し合い続けた。

【備考・アピールポイント】
・『エッダ』の一篇よりヘルギ殺しのダグ。
・宝具はオーディンより借り受けた『大神宣言(グングニル)』。
・人の身でこの槍を使ったおそらく唯一の人間。よって大手を振ってグングニルを作れる唯一の人物。
・北欧のたぶんにもれず幸運:E確実の不幸な人。だいたい姉のせい。
143: [sage] 2017/01/31(火) 22:52:19 ID:QM9S.5Xs0(1) AAS
【真名】:山田浅衛門吉利
【元ネタ】:史実
【クラス】: アサシン
【解説】:
 江戸時代に 公儀御様御用(こうぎおためしごよう)という刀剣の試し斬り役兼処刑人を
 務めていた山田家の7代目当主。 旧名は後藤五三郎で山田家に養子入りして改名した 。
 吉利は据物斬り以外にも刀剣鑑定に優れ、公儀御用のほかに御三家御用、公儀腰物拝見役を拝命した。
 歴代の山田朝右衛門は刀の試し斬りを行った事から刀剣鑑定も行っていたのだが、
 これは異例の抜擢で 、吉利は家譜に「先祖に先例なき特典なり」と割り注を入れている。
 また、吉利はこれに伴う扶持米を「先祖より浪人の分にて」として辞退している。
 吉利は山田家伝来の名刀「備前長船景光」通称、小竜景光を宮内省に献上した。
 この刀は国宝とされ明治天皇の佩刀となる。
 1869年、吉利は家を長男の浅雄に譲り、隠居して麹町平河町八丁目清水谷上の隠宅へ移った。
 また、その後山田家直伝の山田家家伝の製薬の「山田丸」など、人間の肝臓や脳味噌など
 を材料とした薬の販売を禁止し、吉利は隠居のままに一家を新たに興し、販売禁止の製薬
 「山田丸」のみを吉利の家へと分け、山田家本家から「山田丸」を分離させた。
 吉利の墓は勝興寺と正源寺とにあり、 これは吉利が養子であり、遺言で葬式は勝興寺、
 屍は正源寺としたためで、正源寺は実家の後藤家の菩提寺であった。

【備考・アピールポイント】:
・日本の処刑人「山田浅衛門」の7代目。処刑人だけどサンソンとは方向性が大分違う
・クラスは処刑人かつ刀剣の扱いに長けているのでアサシン
・スキルは刀剣に対する鑑定とか 「山田丸」 作成とか。あと処刑人スキル
144: [sage] 2017/02/07(火) 15:53:01 ID:oUsSYQOE0(1) AAS
【元ネタ】史実
【真名】喜左衛門(きざえもん)
【クラス】アーチャー/アサシン/キャスター
【解説】
 日露戦争で出現した赤い衣を着た謎の日本兵。
 ロシア満州軍の総司令官アレクセイ・クロパトキンの手記には
 「日本の兵隊の中には赤い服を着た者が時々混じっており、いくら撃っても進んでくる。
 しかもこの兵隊を撃つと目がくらむ。赤い服には○に喜の字の印がついていた」という記述が残されている。
 その正体は、“四国三大狸”に数えられ、大気味神社に喜野明神として祀られている大狸・喜左衛門。
 小豆に化けて大陸に渡り、上陸するやいなや豆をまくように全軍に散っていき、赤い衣を着て戦ったという。
 宝永2年に建立された神社であるが、その信仰は明治時代以降も続き、地元の人間から今も愛されている。
 太三郎狸と小女郎狸の三兄妹であり、食物の神、大気都比売(おおげつひめ)に仕えているとされる。
145: [sage] 2017/02/09(木) 02:15:07 ID:hUitpsF20(1) AAS
test
146: [sage] 2017/02/16(木) 23:03:00 ID:CZtqEYK20(1) AAS
【真名】:トリヴィクラマセーナ
【元ネタ】:ヴェーターラ・パンチャヴィンシャティカ(屍鬼二十五話)
【クラス】:セイバー、ルーラー
【解説】:インドの説話集「ヴェーターラ・パンチャヴィンシャティカ(屍鬼二十五話)」に登場する名高い王。
     屍鬼二十五話は死体に取りついたヴェーターラがトリヴィクラマセーナ王に聞かせる25の不思議な物語から成り、
     各話の最後にヴェーターラが問答を仕掛け、王がそれに見事に答えるという形式を持つ。
     問答が24回も繰り返されたころ、ヴェータラは王の智慧と忍耐に感心し、
     修行僧が王を殺そうとしていることを教え、王はヴェータラの言葉に従って修行僧を返り討ちにした。
     修行僧が死んだことで全地上の帝王の位を王が受け取ることになり、ヴェータラは願いを一つ叶えることを申し立てる。
     それに対して王は「ヴェータラと自分の24話に及ぶやり取りと結末の1話が有名になること」を願い、
     ヴェータラは「一連の物語はヴェーターラ・パンチャヴィンシャティカーと言う名で有名になり尊ばれる」と告げて去っていった。
     そこにシヴァが神々と共に現れて王を祝福し、ヴィディヤーダラ族の転輪聖王の地位、そしてアパラージタ(無敵)という剣を与えた。
     その後、王は剣の力で全地を平らげて転輪聖王の位につき、ついにはシヴァ神と合一した。

【備考・アピールポイント】:
・忍耐強く頭もいい王様。インドでは珍しい剣の宝具持ち。
・クラスはアパラージタからセイバーか願いもなさそうだからルーラーか。
・屍鬼二十五話を聞いたり語ったものは即座に罪障から逃れられ、語られる場所では鬼神たちは力を失うらしいからこれも宝具かスキルになるか。
147: [sage] 2017/02/25(土) 15:38:40 ID:NaYk/UsQ0(1) AAS
【真名】イェーガン
【元ネタ】史実
【クラス】ランサー、アヴェンジャー
【解説】
オーストラリア先住民族の一部族ヌンガー族の戦士。
先住民族と入植者の考えと文化の違いの軋轢といざこざの時代の生き、死んだ悲劇の英雄。
西オーストラリアに居住していたヌンガー族の60人ほどの部族に生まれた、イェーガンは
「部族の法によって認められた優れた男」を示す入れ墨を右肩に入れており、部族内で
最も力持ちとしても知られていた。
ある日、農場経営者の使用人が、ジャガイモを盗みにやってきたアボリジニを見つけ発砲した。
撃たれたアボリジニはイェーガンの家族の一員で、父達と共に復讐のため農場の家を襲う。
その家には発砲した使用人とは別の使用人が住んでいたが、ヌンガー族の掟では復讐は
当事者でなくとも同じ部族内の誰かに向けても良いとされていたため槍を振るい殺した。
ヌンガー族にとってこの復讐は正当なものと言えたが、 白人移民者側から見れば、
この事件は無実の者が殺された犯罪行為であった。
その後もイェーガンは二人の作業者を襲い殺し、 巧みに逮捕から逃れていたイェーガンだったが
漁師のグループが彼と仲間2人を巧みにボートまで誘いこみ、水深の深いところへボートを
押しやって、彼らを捕まえることに成功した。
イェーガンは死刑の宣告が下されたが、
移民者のひとりロバート・リオンが彼に文明と
キリスト教を教え込みヌンガー族そのものを白人社会に引き込もうという思惑のもと弁護し
イェーガンを犯罪者ではなく戦時中の捕虜としてそれ相応にあつかうべしとして、
結果イェーガンはカーナック島への追放処分となった 。
しかし、イェーガンが放置されていたディンギーで脱走したためリヨンの目論見は潰えてしまう。
脱走したあとも移住者とのいざこざは続き、槍を使い移民達からさまざまな物を脅し取り、
「ならず者の無謀な蛮勇。かくもつまらなき犯罪。彼は気に障った者の命を奪うことに
ためらいを持たず、いざこざ在るところ常に彼はその先頭にいる」と報じられた。
入植者を何度も襲撃したイェーガンには生死を問わない懸賞金がかけられ、 最終的に
ヨーロッパ人の若者に射殺された。
イェーガンは今やオーストラリアの有名な歴史的人物とされ、 ヌンガーの人々にとって
省8
148: [sage] 2017/02/26(日) 09:55:44 ID:LGb37V7k0(1) AAS
【元ネタ】:史実
【真名】: 松村宗棍
【クラス】:セイバー
 沖縄唐手・首里手の始祖、拳聖と呼ばれる 琉球王国時代の最も偉大な武術家の一人。
 幼少の頃より武に優れ、17、8歳の頃には、すでに武術家として頭角を現し始めたという。
 成人してから薩摩に渡り、示現流を学び、免許皆伝を得たとされる剣術家でもあった。
 また師匠の佐久川寛賀と共に北京へ渡り、勉学のかたわら、北京王宮の武術教官
 「イワァー(違伯)」のもとで、中国武術も学んだとも伝えられ、約一年後に、
 北京で師匠の佐久川が客死したため、遺骨を抱いて琉球に帰国した。
 帰国後、松村は第二尚氏王統の17代尚灝王、18代尚育王、19代尚泰王の三代にわたって、
 御側守役(要人警護職)をつとめ、役職のかたわら、国王の武術指南役もつとめたと言われる。

【備考・アピールポイント】:
・示現流やってたからという申し訳程度の理由でセイバー、素手で戦った方が強いんじゃね?
な書文系サーヴァントってことで一つ
・スキルは剣術や唐手等の武術系の他に指南の心得がありそう
・妻・与那嶺ツルも女流唐手家であったと言われる。
・晩年は、世界遺産に指定している識名園で、後進の指導育成に努め、空手の極意である
「上体は柳の如く、下体は梅木の如し」を後世に残すため、同園に柳と梅の木が植えたとか
149: [sage] 2017/02/26(日) 16:33:26 ID:lyV/ar0c0(1) AAS
【元ネタ】:ギリシャ神話
【真名】:スキュテス
【クラス】:アーチャー
 大英雄ヘラクレスと女怪エキドナとの間に生まれた三男。スキタイの始祖とされる。
 ヘラクレスが十二の試練でゲーリュオーンの牛を追いながら、当時は無人であった
 スキュティアの地にやって来た。
 ところが、折からの冬季で酷寒に見舞わされ、ヘラクレスはライオンの皮を引被って眠って
 しまい、その間に草を食べていた馬がいなくなってしまったため、ヘーラクレスは
 目を覚ますなり馬を探しまわった末、ヒュライアという土地にやってきた。
 この地の洞窟で上半身は娘の姿で、下半身が蛇の姿である怪物に遭遇し、初めは驚いたものの
 その女に「迷った馬を見なかったか」とたずねてみた。
 すると女は「馬は私の許にあるが、そなたが私と交わってくれぬかぎり馬を返さん」
 と言うので、ヘラクレスは渋々了承し、しばらく同棲したあと馬を返してもらった。
 しかし蛇女の腹には3人の子供が身ごもられており、蛇女はヘラクレスにこの子供をどうするか訊ねた。
 ヘラクレスは弓と帯を使って自分の示した仕草をした者をこの地に住まわせ、できなかった者を
 追放せよと伝え、弓と金の盃のついた帯を渡して去っていった。
 やがて3人の子供が成人になると、蛇女はヘラクレスに言われた通り、例の儀式を行った。
 長男のアガテュルソス、次男のゲロノスはヘラクレスが示した仕草をできずに国を放逐されたが、
 三男のスキュテスは見事ヘラクレスが示した仕草ができたので、国に留まり、王になることができた。
 以後、スキュテスの子孫が代々王となり、スキティア人は帯に盃をつけるようになった。

【備考・アピールポイント】:
・ヘラクレスとエキドナの息子とかいう結構ヤバイ出自の人物
・スキルは神性とかヘラクレス寄りになりそう
・スキタイの祖なので遊牧民らしく早駆けの乗法とかでヘラクレスと差別化
・宝具はヘラクレスが残した弓と帯、もしくは武装から憑依経験する能力とか
150: [sage] 2017/02/27(月) 15:46:07 ID:r6MXmp9U0(1) AAS
【元ネタ】『ギガス写本』伝説
【真名】: 隠遁者ハーマン
【クラス】:キャスター
 中世期の現存する最大の写本『ギガス写本』 の制作者とされる人物。
 伝説では写本を書いたのは修道僧としての誓いを破り監禁された修道僧だという。
 この厳しい刑罰を耐えるため、彼は修道院を永遠に称え全ての人類の知識を集めるべく、
 一晩で本を写本することを誓った。 だが、真夜中ごろになって誓いを守れそうに
 ないことが明らかとなり、彼は神ではなく悪魔に語りかけ、自身の魂と引き換えに
 本を完成させてほしいと願った。
 悪魔は写本を完成させ、その修道僧は感謝の意を表すために悪魔の絵を追加した。

【備考・アピールポイント】:
・悪魔と契約した修道僧。写本は現存し、高さ92cm、幅50cm、厚さ22cm、重さ75kgというアホみたいにデカい代物
・ギガス写本は旧約、新約の聖書を同時に扱う唯一の写本であり、他に古代の歴史や薬物療法、魔法等についても記されている。
・道具作成特化のキャスターになりそう。執筆の速度から高速詠唱、悪魔の加護等のスキルも付く?修道僧だし先例詠唱あたりもアリかも
・宝具ギガス写本は旦那の『螺湮城教本』の如く、本自体が特殊な能力を持つとか、悪魔の能力を絡めるでもいいし
151: [sage] 2017/03/04(土) 18:29:35 ID:fIyL.yrA0(1) AAS
【元ネタ】ネイティブ・アメリカン部族の伝承
【真名】 メドシェルメト
【クラス】 キャスター
 北米の先住民パサマクウォディ族の魔術師であり、敵対するミクマク族のシャーマンの挑戦を
 受けると、ウィーウィルメクに変身した。
 その姿は巨大な蛭で、頭には角を頂き、胴はぎざぎざの歯を備えた吸盤で覆われていた。
 いっぽうミクマク族のシャーマンはキチアトゥシスに変身した。
 その姿は全身が光る鱗で覆われ、頭には鹿に似た角が一対あり、即死効果を持つ猛毒の牙を
 持つ水蛇であった。ボイデン湖において両者が戦うと、水面は巨大な渦巻と化した。
 最終的にはキチアトゥシスの牙はウィーウィルメクには届かず、ウィーウィルメクが
 キチアトゥシスを締め上げながらキチアトゥシスの血を吸う事で勝ち、キチアトゥシスが
 倒れるのを見届けるとウィーウィルメクはメドシェルメトの姿に戻った。人間の姿に戻った
 メドシェルメトは、キチアトゥシスの巨大な亡骸を誇らしげにかざしたという。
【備考・アピールポイント】:
ドマイナーインディアン系キャスター。
巨大ヒルへの変化あたりが宝具、ジェロニモが参考になりそう
152: [sage] 2017/03/07(火) 02:02:35 ID:q8BuzJOE0(1) AAS
【真名】:アドメートス
【元ネタ】:ギリシア神話
【クラス】:ライダー
【解説】:アドメートスはギリシア神話に登場するテッサリア地方ペライの王。
ペライを建設したペレースの子であり、ネメアーの王となったリュクールゴスとは兄弟。
父ペレースの兄弟にアイソーンがあり、したがって、アイソーンの子イアーソーンとアドメートスは従兄弟の関係である。
アドメートスはイアーソーン率いるアルゴナウタイの冒険に参加し、また、カリュドーンの猪狩りにも加わった。

かつてアポローンの息子アスクレーピオスが死者を生き返らせたため、ゼウスは雷霆をもってアスクレーピオスを撃ち殺した。
これに怒ったアポローンは、ゼウスのために雷霆を作っていたキュクロープスたちを殺した。
ゼウスはその罰として1年の間人間に仕えるよう命じた。そしてアポローンが仕えた人間がアドメートスである。
アポローンはアドメートスの牛飼い(羊飼いとも)となり、アドメートスの牛に双生児を産ませて増やした。

アドメートスはイオルコス王ペリアースの娘アルケースティスを愛していたが、
ペリアースは戦車に獅子と猪を繋ぐことのできた者に娘を与えると約束していた。
アポローンはアドメートスのために戦車に獅子と猪を繋ぎ、アドメートスはこの戦車を駆って競技場を一周して、
アルケースティスを妻とすることに成功した。
アルケースティスとの結婚式のとき、アドメートスはアルテミスに生け贄を捧げることを忘れた。
このため、閨房の扉を開くと、部屋にはとぐろを巻いた蛇が満ちていた。
アポローンはアドメートスに、女神を宥めるようにいった。

さらにアポローンは、モイライに乞うて、アドメートスの死期がきたときに彼の父母か妻のうち、
彼のために喜んで死のうとする者があった場合には、その死期を延ばせるように計らった。
アドメートスが死ぬ日が来たとき、父も母も彼のために死のうとはしなかったが、
アルケースティスが身代わりになって死んだ。
このとき、ペルセポネーはアルケースティスを冥府から地上に送り返してやった。
別の説では、ヘーラクレースが死神と闘ってアルケースティスを連れ戻したともいう。

【備考・アピールポイント】
・宝具候補として獅子と猪を繋がれた戦車、アポロンの助力が考えられる
153: [sage] 2017/05/01(月) 21:57:21 ID:3tLSJjL20(1) AAS
【真名】:トマ=アレクサンドル・デュマ(アレックス・デュマ)
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー、ライダー、バーサーカー
【解説】:
 18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍したフランスの軍人。
 白人と黒人の混血(ムラート)であり、文豪アレクサンドル・デュマ・ペールの父。
 アレクサンドル=アントワーヌ・ダヴィ・ド・ラ・パイユトリー伯爵と黒人奴隷のマリー・ゼゼット
 の間に生まれ、トマ=アレクサンドルと名付けられる。
 母の死後、一度は奴隷として実の父に売られるも、父のフランス帰国の際に買い戻され
 私生児として認知される。父に伴い高等な教育を受け、美丈夫として社交界の話題を集めたが
 父と別の女奴隷との結婚に反対したことで父からの援助を打ち切られ、フランス陸軍に一兵卒として
 入隊。その時から、母の姓である「農家の」を意味するデュマを名乗るようになる。
 ルイ16世に竜騎兵として仕え、フランス革命が勃発すると、革命軍の一員として各地で華々しい
 武勲を立て将軍にまで出世する。権力を掌握したナポレオンにも認められ、「黒い悪魔」の異名で
 呼ばれることとなる。
 しかし、エジプト遠征を「ナポレオンの個人的野心に基づくもの」と批判したため、ナポレオンとの
 関係が悪化し、フランスに帰国することとなった。
 帰国中、乗った船が嵐に会いナポリ王国まで流され、捕虜として監禁されてしまう。
 時に食事に砒素を盛られるなど過酷な状況に置かれ、解放された時には心身ともに衰弱していた。
 その後も混血であることからナポレオンに冷遇され、軍隊への復帰を申し出たが却下されてしまった。
 彼の生涯は後に息子であるアレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』を初めとする創作の
 モデルになったとされている。

【備考・アピールポイント】:
Fakeキャスターことデュマの父親。黒人の混血将軍であり黒人差別の撤廃を求め、共和制を信じ時にナポレオンにも反目した
クラスはサーベルを持って描かれるためセイバー、竜騎兵なのでライダー、悪魔と呼ばれた苛烈さと共和制や人権宣言への執着から土方さん的なバーサーカーの三つ
「黒い悪魔」の他にも「チロルのホラチウス・コクレス」、「ヒドラ殺し(ヘラクレス)」、「皆殺しの天使」など様々な異名で呼ばれる
スキルは勇猛か共和制・人権宣言に対する信仰の加護とか
宝具はたくさんの異名や巌窟王のモデルであることに由来した自己強化あたり
154: [sage] 2018/07/31(火) 19:04:37 ID:hbRjOero0(1) AAS
【真名】:森宗意軒
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー、キャスター他
【解説】
 島原の乱における一揆勢の惣奉行、目付、兵糧奉行を務めたキリシタン。
 幼名を傳之丞、若き頃の名を三左衛門と言い、かつては小西行長に仕えた。
 一説には、慶安の変の首謀者である由井正雪の師であるとされる。
 
 文禄・慶長の役では先鋒を務める行長軍の荷物を運ぶ船宰領として挑戦に渡航したが難破し、
 南蛮船に救助されて南蛮へと向かう。その後オランダに6~7年ほど滞在した。
 また中国にも訪れており、そこで入廟老なる者から火術や外科治療、火攻めを学んだという。
 日本へと戻った頃には主である行長は刑死しており、高野山に身を潜めることとなった。
 
 大坂の陣では行長と同じ豊臣方である真田信繁の軍に付き果敢に戦うも落城。
 かつての主君小西行長が治めた地である肥後国宇土の西隣、天草へと落ち延びた。
 そして宗意軒と名を改め、島原の乱まで天草諸島の維和島・上島に住み続ける。
 島原の乱においては一揆勢の惣奉行を務め原城で籠城戦を展開するも敗北。
 皮肉にも、徳川幕府に自陣の城を再び陥落させられる形で彼は内乱の露と消えた。

 現在、宗意軒は地元において「もりすけさん」と呼び親しまれており、
 彼を祀る神社である森宗意軒神社では祈りによって歯痛を癒す、海を渡る、風を起こすなどの様々な霊験が語られている。
 またその数奇な人生から島原の乱を扱った多くの創作で出演するなど、同乱の関係者の中では有数の知名度を誇る。
【keyword】「魔界転生」
 山田風太郎の伝奇小説にして、宗意軒が用いる同名の忍術。原題「おぼろ忍法帖」。
 忍術としては、彼自身の指を生贄となる女性の子宮に仕込んで「忍体」とし、交わった者を忍体より再生させる絶技。
 死の淵にありながら交合しうる程、己の生涯に後悔と未練を抱いた者のみがこの転生を果たすことが出来る。
 転生を果たした者は一月かけて忍体を変質させ、外部からの一閃を経て理性を忘れた「魔人」として誕生する。
 同作のコンセプトは後の娯楽文化に多大な影響を与えており、「ある一つの線をなぞるように斬ることで人が四散する」、
 「肉体を絶たれた以上に関係を絶たれたことに驚愕する」等、TYPE-MOON作品もその例外ではない。

【備考・アピールポイント】
・ひむてんでも「ラノベの主人公みたいな設定の人」と言及された天草四郎の右腕(たぶん)。
省9
155: [sage] 2020/12/30(水) 09:13:42 ID:EiBwMFbo0(1/26) AAS
皆鯖にスレにあったけど候補スレにはなかったので再掲載。

【真名】:モンテスマ一世
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー・バーサーカー・キャスター
【解説】:
モクテスマ一世こと、モクテスマ・イルウィカミナ「怒れる首長・空に矢を射る者」。
強い戦士であり指導者でもあったモンテスマ1世は、アステカの国家を大きく輝かしい
ものへと駆り立てるのに貢献した人物である。彼のことを、不運な孫のモンテスマ2世
と混同してはならない。モンテスマ2世は、スペインのコンキスタドールの手により
崩壊していく帝国を、なすすべもなく眺めていた人物である。

兄トラカエレル夜明け前に生まれ、モクテスマ1世が同じ日の夜明けに生まれて、
トラカエレルが明けの明星に、モンテスマ1世が太陽に例えられている。
王家出身であり、彼の父であるウィツィリウィトル、イツコアトルが皇帝に選出された際、
モンテスマはアステカ軍の指揮官を任されていた。

1440年にイツコアトルの死を受けて、モンテスマは皇帝に選ばれる。
兄トラカエレルはそして誰から見ても献身的に弟に仕えた。モンテスマの戴冠式は多く
の捕虜を生贄にするほどの盛大な儀式であった。

政治的な地位の華やかさにもかかわらず、モンテスマ自身は質素な生活を好んだ。
地味な宮殿に住み、僅か数名の妻しか持たなかった。宗教上の務めや国務のない時間
には、友人や助言者への相談に多くの時間を費やした。

モンテスマとトラカエレルは、アステカの都市テノチティタランの発展に力を注いだ。
多くの発展の中でも水道設備の建設は、街に新鮮な水を豊富にもたらすものであった。
当然テノチティタランは成長を遂げ、市民の空腹を満たすため、新鮮な水と大量の食料
が必要となった。役畜が不足しており、ほんの少量の食べ物でも誰かが背負って街まで
運ばなければならなかった。モンテスマの政府は検査官を雇用し、徒歩距離にある
耕作地には全て作物が植えられているようにした。彼はまた堤防設備の建設を指示し、
洪水被害を緩和してより広い農地を供給できるようにした。

また彼は戦神ウィツロポチトリを含む街の周辺に数多くの神殿を建設。
ウィツロポチトリの神殿には、1455年にワステカの戦争捕虜を数多く生贄として奉献した。
また在位中にアステカの宗教は軍国主義的となり、捕虜となった敵の兵士をよりも多く
省22
156: [sage] 2020/12/30(水) 09:14:52 ID:EiBwMFbo0(2/26) AAS
皆鯖実験スレに解説が載っていたのでこっちにも掲載。

【真名】:テスカトリポカ
【元ネタ】:アステカ神話
【クラス】:バーサーカー、キャスター
【解説】
 アステカ神話における最高神の一柱。
 その名は煙る鏡を意味し、夜空、夜風、北、大地、黒耀石、敵意、不和、支配、予言、誘惑、魔術、美、戦争など数多くの概念を司る。
 同じく最高神の一柱であるケツアル・コアトルとはライバル関係であり、数ある創世神話の一つによると初めテスカトリポカが太陽を司り世界を支配していたが、
 ケツアル・コアトルによってその座を追われた彼はジャガーに変身し住人の巨人達を皆殺しにした後にケツアル・コアトルを太陽の座から蹴り落としたという。
 一方で別の創世神話ではシパクトリというワニの女神を捕らえるためケツアル・コアトルと共闘し、女神の身体から大地を創造した。テスカトリポカはその戦いで片足を無くしたとされる。

【備考・アピールポイント】
マテではケツ姉とキングハサンから言及されてる鯖。ケツ姉いわく近代文明に染まるクソ蜘蛛野郎で汚らわしい最低の姿で現れるとのこと
宝具はケツ姉と同じ太陽暦石とか
157: [sage] 2020/12/30(水) 09:16:20 ID:EiBwMFbo0(3/26) AAS
同じく実験スレに解説があったのでこっちにも掲載。
しばらく候補スレに載っていた解説を載せていきます。

【真名】:カールタヴィーリヤ・アルジュナ
【元ネタ】:インド神話
【解説】
 ヤーダヴァの一部族・ハイハヤ族の王。またの名をサハスラバフ(千腕の)・アルジュナ。
 カールタヴィーリヤは父王クリタヴィーリヤの息子という意味。
 ダッタトレーヤを深く崇めたことで数々の恩寵を与えられ、千の腕を持つようになった強大な戦士である。
 (ダッタトレーヤはブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァが一体となった存在。)
 強壮無比なクシャトリヤの代表として挙げられる。
 レーヴァー河を堰き止め、それが原因で起こった氾濫に激怒した羅刹王ラーヴァナと戦い、勝利したこともある。

 ある日狩りの道中に、聖仙ジャマダグニの家で世話になり、聖仙の所持していた財をもたらす聖牛にてもてなされる。
 ところがカールタヴィーリヤ・アルジュナは欲にかられ、その聖牛を強奪する。
 復讐に来た聖仙の子パラシュラーマによって、その腕のことごとくを切断されて殺された。

 その後パラシュラーマはハイハヤ王の息子たちの復讐により父が殺されたことに激怒。クシャトリヤ大虐殺を行う事となる。
 カールタヴィーリヤ・アルジュナはクシャトリヤ大虐殺の原因と言える。

【備考】
・宝具はほぼ間違いなく千の腕。
・ダッタトレーヤからの恩寵、一時的に手に入れた聖牛がもたらす恵みがスキルになるだろうか。
158: [sage] 2020/12/30(水) 09:20:12 ID:EiBwMFbo0(4/26) AAS
【真名】:長曽弥興里
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー、キャスター、アルターエゴ
【解説】
 江戸時代は寛文頃の刀工、入道名を虎徹と名乗った。長曽弥興里入道虎徹。
 江戸へ移住の当初は、兜や古釘など古い鉄の処理に関する自信から「古鉄」と称していたが、のちにこの字に改めた。
 かの李広が石を『虎』とみて射たところ、矢が石に『徹』った、という故事に因んだとも。
 元々は甲冑師であったが、五十歳ほどで江戸へ移住、刀工に転向した。
 作刀は非凡な切れ味と、見事な彫刻により人気を集めた。
 切れ味は、最上大業物と格付けされ、彫刻内容は剣巻き竜が主だが、浦島太郎・大黒天・蓬莱山・風雷神などもあったとか。

 江戸後期には彼の作刀は大名道具、大名差しと言われる代物となり、上流階級が所蔵する品であった。
 その人気は高いのだが、贋作が非常に多いことで有名であり、興里の銘は偽銘が切りやすかった事もあってか、在銘品ほとんどが偽物だとも。

【備考】
・虎徹(初代本人)に虎徹(贋作概念、贋作を製作した者たち)を混入して、アルターエゴ…なんてのがいけるかも。後述の宝具案で行くなら大黒天成分も混じるかも?

・宝具としては甲冑師でもあった逸話から、公式坂田金時の摂津式大具足・熊野のような宝具にできるか?
 村正が都牟刈村正ならこっちは大黒天虎徹?

・スキル的には道具作成、陣地作成は持っていそう。
 後は虎徹の名の由来で一意専心、贋作概念取り込んだなら自動的且つ勝手に贋作虎徹(切れ味はいい)が出来上がるスキルなんかも?
159: [sage] 2020/12/30(水) 09:21:23 ID:EiBwMFbo0(5/26) AAS
【真名】:ダイダロス
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 ギリシャ神話に登場する高名な大工、工匠、職人、発明家。
 名前は「巧みな工人」を意味し、斧、錘、水準器、神像などを発明したという。
  
 元々はアテーナイで活動しており、人気を集めていた。
 しかし自身の兄弟ペルディクスの息子で弟子のタロースが鋸を発明すると、その才能を恐れて彼を殺し、アテーナイを追放されたという。
  
 その後クレータ島にてミノス王の保護の下、様々な発明品を作った。
 ミノス王の海軍に必要不可欠な軍船のマストと帆を考案し、ホメーロスによれば、王女アリアドネーのために舞踏場も建造したという。
 また、王妃パシパエのための牝牛の模型や、その子ミノタウロス(アステリオス)を封じるための迷宮(ラビリンス)を造った。

 しかしアリアドネーが英雄テセウスに迷宮を脱出する方法を教えたことからミノス王の怒りを買ってしまう。
 もう迷宮の秘密を漏らすことのないようにと、息子イカロスと共に塔に幽閉される。
 そこでダイダロスとイカロスは人工の翼を作りあげ、逃亡を図る。
 しかし人工の翼は、太陽に近付きすぎると溶け、海面に近付きすぎると湿気にやられてしまう代物であった。
 そして逃亡の途中イーカロスは太陽に接近しすぎて、翼の蝋が溶け墜落死してしまう。
 その後、ダイダロスはシチリアまで飛翔し、カミコスの王コカロスの元に身を寄せたとされる。

 ミノス王は逃げたダイダロスを捕まえるため、各国を放浪した。
 彼は「糸を巻き貝の中に通したいが、どうすればよいか」と訊ねて回り、カミコスまで辿り着いた時、ミノス王はコカロスに同じ質問をした。
 コカロスはダイダロスを連れてきて、ダイダロスは蟻に糸をくくりつけ、蜂蜜で誘導し、見事巻き貝の中に糸を通すことに成功した。

 これでミノス王はこの男がダイダロスであることを知り、引き渡しを要求した。
 しかし、ダイダロスを渡したくなかったコカロスは、ミノス王に先に風呂に入ることを勧め、風呂に入っている間、コカロスの娘たちが彼を殺した。

【備考】
・上の解説で挙げた物の他に、ヘラクレスに夜とはいえ生きていると錯覚させたヘラクレスの像、アキレウスの父ペーレウスの剣を作成した模様。
・宝具としては発明品全般を一つの宝具とするか発明する技術そのものを宝具とするかか?
160: [sage] 2020/12/30(水) 09:21:59 ID:EiBwMFbo0(6/26) AAS
【真名】:キュクノス
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 トロイアの南方に位置する町コロナイの王で、ポセイドンの息子。
 一説によると、彼の母カリュケーはキュクノスを浜辺に捨てたが、彼は漁師に助けられた。
 その時、上に白鳥が飛んでいたのでそれに因んでキュクノスと名づけたという。
 女子のような白い肌と美しい髪を持っていたためともいう。

 後にトロイア王ラオメドンの娘(もしくはラオメドンの息子のクリュティオスの娘)のプロクレイアを妻とした。
 彼女との間に、テネースとヘーミテアーという二人の子供をもうけた。テネースはアポロンの息子とも言われる。
 プロクレイアが死ぬと、キュクノスは、トラガソスの娘のピロノメーと結婚した。
 ピロノメーはテネースの美貌を見ると恋に落ち、彼に言い寄った。
 だが拒絶されたので、ピロノメーは笛吹きを証人として、夫に、テネースに犯されそうになったと嘘をついた。
 それを聞いたキュクノスはテネースとヘーミテアーを箱に閉じ込め、海に流した。
 しかしその後キュクノスは真実を知り、ピロノメーを生き埋めにし、笛吹きは石で打って殺した。
 テネースがテネドスで王となっていることを知ると、和解を求め船で赴いたが、テネースはその船の錨綱を切った。

 その後トロイア戦争でトロイア勢に協力し勇敢に戦い、詩人オウィディウスによると1000人を殺したという。
 ポセイドンの子であったので、剣や槍の攻撃を受け付けず、アキレウスとの戦いでも傷つかなかった。
 しかしアキレウスに兜の紐で首を絞められて死んだ。
 その時ポセイドンは彼の身体を白鳥に変えたという。

【備考】
・とりあえず宝具は不死身の肉体か。弱点の部位があるタイプの不死身ではなく、無効にできる攻撃に限りがあるタイプか。
・スキルは神性、美貌を表すスキルあたりか。白鳥になった逸話も盛り込めるかも
161: [sage] 2020/12/30(水) 09:22:35 ID:EiBwMFbo0(7/26) AAS
【真名】:運慶
【クラス】:キャスター?
【元ネタ】:史実
【解説】
 平安時代末期、鎌倉時代初期に活動した仏師。奈良仏師康慶の子である。
 運慶の作風は、男性的な力強い表情、体躯が特徴的であり、様々な変化をつけた衣文なども特色として挙げられる。
 運慶の真作として確認できる最初の作品は奈良・円成寺の大日如来坐像である。

 治承4年(1180年)に平家の兵火により、奈良の東大寺・興福寺が焼亡したことで再興造像に携わる事になる。
 建久7年(1196年)には康慶の主導で、快慶、定覚らとともに東大寺大仏の両脇侍像と大仏殿四隅に安置する四天王像の造立という大仕事に携わる。
 運慶は父康慶とともに両脇侍像のうち虚空蔵菩薩像の大仏師を、四天王像のうち増長天の大仏師を担当している。

 建仁3年(1203年)には東大寺南大門金剛力士(仁王)像を造りあげた。
 運慶、快慶、定覚、湛慶の4名が大仏師となり、小仏師多数を率いてわずか2か月で造立したものであるという。
 この功績により、同年の東大寺総供養の際、運慶は奈良仏師系統の仏師としては初めて僧綱の極位である法印に任ぜられた。

 承元2年(1208年)から建暦2年(1212年)の間は、一門の仏師を率いて、興福寺北円堂の本尊弥勒仏以下の諸像を造っている。
 これらのうち弥勒仏像、日本彫刻史上屈指の名作に数えられる無著菩薩・世親菩薩像が北円堂に現存し、運慶晩年の完成様式を伝える。
 
 最晩年の運慶の仕事は、源実朝・北条政子・北条義時などの鎌倉幕府要人の関係に限られている。
 そのうち実朝の養育係であった大弐局が発願した、神奈川・称名寺光明院の大威徳明王像を造った。
 また、源実朝の持仏堂、北条義時の大倉薬師堂、北条政子の勝長寿院五大尊像などの諸像を手がけている。

【備考】
・宝具になりそうなのは仏像ではあるだろうけどどれか一つというより、作ってきた仏像全体になるか?
 一つに絞るなら有名な金剛力士像になりそうだが
・彫刻技術等がスキルになるか?スキルは仏像作成に特化して宝具が本体のような構成になりそう
162: [sage] 2020/12/30(水) 09:23:08 ID:EiBwMFbo0(8/26) AAS
【真名】:秦河勝
【クラス適正】:セイバー、アサシン、キャスター、ライダー
【元ネタ】:史実、風姿花伝、明宿集
【解説】
聖徳太子の側近として様々な分野で活躍した、太秦を拠点とする渡来人系の豪族。
財政面で聖徳太子を補助し、広隆寺をはじめとする数多くの寺院を建立し、新羅からの使節を迎える外交官としての職務もこなし、武人としては、丁未の乱にて聖徳太子を守護し物部守屋の首級を挙げた他、大生部多を教祖とし富と永遠を謳って人心を惑わした虫神『常世神』教団を打倒し民からの尊敬を集めている。
後世にては、世阿弥ら能楽師からは猿楽能の開祖と崇められ、その中でも金春禅竹は、自著においてアサシンは始皇帝の転生体にしてインドにおけるブラフマンなどと同様の根源存在『翁(宿神)』の化身であると記している。
さらに、近現代においては、日ユ同祖論によってユダヤ人や景教徒(キリスト教ネセサリウス派)とされる他、聖徳太子が擁した原初の忍者『志能便』の一人だとも言われている。
伝説におけるその最期は、聖徳太子死後の蘇我入鹿の迫害から逃れるべくうつぼ舟(窓のない舟)に乗って西に船出するも坂越浦(兵庫県)に漂着し、人ならざる姿を顕し人々に取り憑き祟りをなし大荒大明神として祀られたとある(実際は普通に移住して、晩年を坂越の開拓に尽くしたともされる)。

猿楽と忍者の縁は深く、方々を旅する猿楽師は情報収集に適していることから、忍者が諜報の際に多く行った七種の変装「七方出(しちほうで)」の一つに猿楽師が挙げられており、変装の精度を高めるために猿楽師に弟子入りした忍者たちもいたと言われている。
また、猿楽能を芸能として大成させた観阿弥・世阿弥親子は、古くから忍者で名高い伊賀服部家の出身を自称しており、彼らもまた忍者であったと主張する者も存在する。
その他にも、伊賀衆と織田家の間で繰り広げられた第二次天正伊賀の乱を和睦に導いたのは、大倉五郎次なる猿楽太夫であったとされている。

【備考】
宝具は『面霊気』『うつぼ舟』『六十六番の神儀申楽』辺りか?
クラスは六輪一露説からセイバー、忍者の祖だからアサシン、寺院建設や聖徳太子から賜ったとも、秦河勝自ら作成したとも言われる六十六枚の能面の逸話からキャスター、うつぼ舟の逸話からライダーなどなど。
始皇帝の転生体であるという説をクローズアップしても面白いかもしれない。
163: [sage] 2020/12/30(水) 09:23:59 ID:EiBwMFbo0(9/26) AAS
【真名】:ロムス
【元ネタ】:ローマ建国神話
【解説】:
 ローマ建国神話に登場する王政ローマを建国した初代王ロムルスの双子の弟。
 トロイアの英雄であるアエネアスの子・アスカニウスが建設した都市国家、アルバ・ロンガの王家の出身。

 祖父王であるヌミトルが弟のアムリウスに追放され、ヌミトルの息子は殺害される。
 そして娘であるシルウィアは婚姻や姦通を禁じられているウェスタの巫女にされる。
 しかし軍神マルス(あるいはヘラクレス)に見初められ、 双子の子どもを授かる。これがロムルスとロムスである。

 アムリウスの命により、シルウィアは投獄され、ロムルスとロムスはティベリス川に流される。
 双子が流された日ティベリス川は水量を増しており、岸近くのよどみに双子の入ったかごは置かれた。
 かごは流されず、水が引くとイチジクの木のあった岸にあげられた。
 双子は雌オオカミの乳を飲み、キツツキの運ぶ食料を食べて生き延びた。
 そして通りかかった羊飼いのファウストゥルスに拾われる事になる。

 ファウストゥルスの養子としてロムルスとロムスと名付けられた2人は逞しく成長し、 牧夫達の中心的存在となった。
 ある日ヌミトルとアムリウスの諍いに巻き込まれ、自分たちの出生を知ることになる。
 兄弟は羊飼い等を纏め上げ挙兵し、激しい戦いの末アムリウスを討伐することに成功する。
 アルバ・ロンガの王位にはヌミトルを就かせ、投獄されていた実母のシルウィアを解放した。

 そして兄弟は野心を持ち新たな国家の建設を目論んだ。
 この計画をヌミトルも支援し、アルバの人々の一部や仲間の牧夫たちを連れて二人は自分たちの育ったパラティヌスへ向かった。
 ここでロムスとロムルスの間で争いがおこった。ロムスは首都の場所としてアウェンティヌスを望み、ロムルスはパラティヌスを主張した。
 また国の名前をレモラとするかローマとするかの名祖を巡り、更にはどちらが王になるかでも対立が生じた。

 争いは鳥占いで決することとなり、ロムスはアウェンティヌスで、ロムルスはパラティヌスで鳥を待った。
 ロムルスはロムスを欺き、自分がすでに鳥を見つけたと伝えこちらへ呼ぶようアウェンティヌスに使いを送った。
 しかしこの報告を聞く前にロムスは瑞兆とされていた6羽のハゲタカを見つけた。
 その後ロムスがパラティヌスへ赴いたときになってロムルスは12羽のハゲタカを見つけ、見つけた時間か数かでやはり争いとなる。

 そして鳥占いののちロムルスがパラティヌスに城壁を築き始めたところ、これをロムスが嘲り飛び越え挑発を行う。
 都市の境界は聖域とされており、これをまたぐことは重大な冒涜と考えられていた。
 ロムルスは激怒し決闘にまで発展し、ロムルスは最愛の弟を手に掛けることとなった。
 18歳で死んだロムスはアウェンティヌスに埋葬され、その場所は「レモリア」と呼ばれたという。

【備考・アピールポイント】:
省2
164: [sage] 2020/12/30(水) 09:25:23 ID:EiBwMFbo0(10/26) AAS
【真名】:百合若大臣
【元ネタ】:百合若伝説
【クラス】:アヴェンジャー、アーチャー
【解説】
 日本各地、特に大分県や壱岐に伝わる百合若伝説に登場する人物。
 これを題材にした幸若舞、それを読み物として流布させた版本、人形を使った説経操り、浄瑠璃などが存在する。
 この伝説は古代ギリシアの叙事詩「オデュッセイア」がなんらかの形で日本に伝わり、それが翻案された物という説もある。
 伝説の内容は基本的には、蒙古襲来に対する討伐軍の大将に任命され、神託により持たされた鉄弓をふるい、遠征で勝利を果たす。
 部下によって孤島に置き去りにされるも、鷹の緑丸によって生存が確認され、妻が八幡宇佐宮に祈願すると帰郷が叶い、裏切り者を成敗する。
 という物だがバリエーションが多く存在しており、伝説によっては討伐対象が鬼であったり海賊であったりする。

 幸若舞の「百合若大臣」の粗筋は以下の通りである。

 百合若は、日本へ進軍してきた蒙古の大軍討伐を命じられ、当地である筑紫の国司という任地を与えられる。
 そして託宣に従い八尺五寸の鉄弓と363箭の矢を持たされる。
 蒙古軍は、神風に遭って唐土に引き上げており、百合若は船団を従えてこれを追い、ちくらが沖の海上で決戦となる。
 蒙古側は、麒麟国の王が青息を吹いて霧をたちこめらすが、百合若が日本の神々に祈願するとようやく霧が晴れる。
 百合若は矢をほとんど撃ち尽くして奮戦し、蒙古側の四大将の両蔵らを討ち取り、あるいは捕虜とし勝利をおさめる。
 
 百合若は、玄界ガ島に休息の為立寄り、その大力を発揮したときの常として、3日間眠りこける。
 配下の別府兄弟はこれに乗じ、百合若は死んだと偽り、船を引き揚げさせ、百合若を孤島に置き去りにしてしまう。
 別府兄弟は朝廷に戦勝を奏上し、別府太郎は、百合若が配されていた筑紫の国司の役目に任命される。

 別府太郎はさらに百合若の御台所に恋愛を迫るも、御台所は八幡宇佐宮で千部の写経を行っている最中だとし、返答を引き延ばす。
 しかし夫が帰らなければ自殺すると決め、身の回りの物を整理し、飼っている犬、馬や鷹の数々を解き放つ。
 緑丸という鷹は、玄界ガ島まで飛んでゆき、百合若に託されて柏の葉に血で書いた文を持ち帰る。
 御台所は、夫の生存を知り、墨や硯などを鷹に結びつけて送り返すが、鷹はこの重さに耐えかね、遺骸となり漂着する。

 御台所が八幡宇佐宮に夫の生還を祈願すると、その願いが叶い、壱岐の浦にいた釣り人が風で流され、玄界ガ島にいた百合若を発見する。
 百合若は日本の本土に送り戻されるも、そのあまりの変わりように、誰もその正体がわからない。
 別府は余興としてこの男を召し抱えることにし、門脇の翁という者に預ける。

 正月になり、八幡宇佐宮での初弓で、百合若は「苔丸」という名で呼ばれて矢取りの役を仰せつかる。
 面々の弓の技量を嘲弄した百合若は、別府に一矢射て見せよと命令される。
 揃えられた強弓はゆるいと言って、かの鉄の弓をもってこさせ、これを引き絞り自分は百合若であるとの名乗りを上げる。
省5
165: [sage] 2020/12/30(水) 09:26:17 ID:EiBwMFbo0(11/26) AAS
【真名】:モンテスマ二世
【元ネタ】:史実
【解説】:
スペインと初めて接触したアステカ帝国の王。
接触以前はアステカの最大版図を実現し中央集権化を図る王であり税制改革などを行っている。
コルテスと接触した際には予言の内容から彼らがケツァルコアトルと関係があると考え、贈り物やケツァルコアトルの衣装を与えた。どちらもコルテスは喜んだという。
そしてコルテスを倒すだけの軍を動員する事が出来なかったモンテスマは迎合政策を取り、生贄の廃止や神々の像を打ち壊しキリスト教の物と取り換えた。
彼の死には複数の説があるが、対スペインの行動を起こそうとしたアステカ軍をなだめようとしたが民衆に石を投げられ死亡したという説の支持が多いようだ。
現在では旅行者が起こす下痢が「モンテスマの復讐」という通称で呼ばれメキシコ以外でも旅行者下痢の通称として使われる事がある。

【備考・アピールポイント】
モンテスマの復讐による下痢の付与が宝具か?
軟着陸をもくろんでたように思える迎合とその失敗はパリスとサリエリを割ったような物語が作れそうだが・・・
166: [sage] 2020/12/30(水) 09:28:30 ID:EiBwMFbo0(12/26) AAS
【真名】:ジャック・デンプシー
【元ネタ】:史実
【解説】:
ボクシングヘビー級世界王者で、デンプシーロールと前傾姿勢を始めて使った人物。
16歳で家を出たジャックは各地を放浪し賭けボクシングや用心棒として生きていた所を腕っぷしと野獣のような目を見込まれプロボクシングの道を進む。
その後、順調に勝ち続けチャンピオンに挑んださい初回KOで勝たなければファイトマネーは出ないと吹き込まれた彼は徹底的に相手を殴り続け「トレドの惨劇」とまで呼ばれる凄惨な試合を作り出した。
国民的英雄であった防衛側のジェス・ウィラードに勝った獰猛なスタイルで一躍アンチヒーローの座になった。これを機にダウンした相手への追い打ちが出来ないようにルールも変更された。
初回防衛戦ではアメリカであるにも関わらず敵のアルゼンチン選手に声援が飛び交った程である。しかしここで勝った事により名実ともにヒーローとなった。
しかし、王座を失いカムバックしようとした初戦で注意された為、相手が20カウントされて立ち上がりそのまま負けるという「ロングカウント」事件が起きそのまま引退へと進む。
なおアルカポネはこの試合でジャック有利の八百長を組もうとしたが阻止されている。

彼はヘビー級としては恵まれた体格でないものの、前傾姿勢により体重を乗せたパンチを放つ事によりその弱点をカバー。
上半身の回避行動ウィービングにパンチを合わせる事で勢いを増すラッシュ「デンプシーロール」で相手を叩きのめした。

【備考・アピールポイント】
・吹き込まれた逸話から狂化ランク可変型バーサーカーとして作れそう。
・宝具として彼の名前が付けられたデンプシーロールがあるので色々とわかりやすく作れるか。
・没年が80年代と現代に近いのはマイナス点
167: [sage] 2020/12/30(水) 09:29:52 ID:EiBwMFbo0(13/26) AAS
【真名】:郭嘉
【元ネタ】:史実、三国志演義
【解説】
 姓名を郭嘉、字を奉孝。曹操に仕えた軍師の一人。
 最初は袁紹のもとに志願するが彼の人物に失望し去り、その後荀彧の推挙によって、腹心を失って間もなかった曹操に仕える。

 軍師としては物事に深く通じていて、先読みや洞察に長けていた。
 孫策が恨みを買っていながら警戒していないが故に簡単に暗殺されることを見抜いていた。
 また劉備の雄才、人心を得ていることを見抜き、早々に始末することを進言していたことでも知られる。
 曹操が郭嘉に対し、大勢力を有する袁紹への対応を相談した際には、
 郭嘉は「公には十の勝因があり、袁公には十の敗因があります。」と言い、袁紹の劣った所、曹操の優れた所を十ずつ挙げていった。
 
 烏丸討伐の際は「兵は神速を貴びます(兵貴神速)。いま千里先の敵を襲撃するゆえ輜重(前線に輸送、補給する兵糧、被服、武器などの軍需品)は多く、
 有利に彼地へたどり着くことは困難です。しかも奴らがそれを聞けば、必ずや備えを固めることでしょう。
 輜重を残し、軽騎兵を昼夜兼行させて突出し、彼らの不意を衝くべきです」と献策した。
 
 その才能から、曹操からは全幅の信頼を置かれていたが、模範的行動に欠くところがあり、陳羣はよく郭嘉を弾劾した。
 しかし郭嘉は全く意に介さず、曹操も郭嘉の才能を愛していたため、彼を重用し続けた。ただし曹操は公正な陳羣の才能も同じく愛した。

 烏丸征伐後に病を患い、若くして病没する。
 曹操はその死を大変に悲しみ、赤壁での敗北後は「奉孝さえいればこのような敗戦は喫しなかった」と嘆いた。

【備考】
・スキルとしては 軍師の忠言、軍師の指揮や人間観察のような構成になりそう。
・宝具としては兵貴神速の逸話か?
168: [sage] 2020/12/30(水) 09:31:02 ID:EiBwMFbo0(14/26) AAS
【真名】伊能忠敬
【元ネタ】史実
【解説】
 江戸時代の商人・天文学家・測量家。55歳と高齢でありながら僅か17年で日本全国を踏破し、現代の地図と照らし合わせても極めて精度の高い日本地図を作った人物。
 下総国香取郡佐原村の酒造家である伊能家に跡取りとして婿入りした忠敬は天明の大飢饉の際には貧民に米や金銭を分け与え、村から一人の餓死者も出さなさったという。
 その後、江戸で天明の打ちこわしが起きた際にも役人は頼りにならないから農民に金を与え打ちこわしから守ってもらおうと主張し、役人の手を借りずに村を打ちこわしから守った。
 村の窮地を救った忠敬は手持ちの米を江戸で全て売り払い、多額の利益を得た彼は隠居生活を送りながら暦学(天文学)を学んだ。

 暦をより正確なものにするためには地球の大きさや日本各地の経度・緯度を知ることが必要であり、
 江戸から蝦夷地ぐらいまでの距離を測れば正確な値が出せると暦学の師である高橋至時から聞いた忠敬は蝦夷地の正確な地図を作る(というのは口実で子午線の長さを測る)と幕府に願い出た。
 そして作成した地図が高く評価され結果的に日本全国を測量することになるが、測量作業を終え最終的な地図を作成する作業の半ばで病死し、弟子達の手で地図は完成した。享年74歳。

 幕府から薩摩藩の偵察も命令されていたこと、完成した地図は国家機密となったこと、弟子の一人である間宮林蔵は幕府の御庭番(忍者)でもあった事などから、
 伊能忠敬も幕府の下で隠密活動に従事していたのではないかとする説が一部で囁かれている。

【備考】
宝具は地図で自身が通った場所とその周囲の地形をマッピングする感じだと思うけど、
そこから盛るなら地形操作とかされても自動的に地図に反映されたり敵や罠の類も視認さえしてればマッピングの対象となりその現在座標が常に表示されるとか?
スキルは諜報とか黄金律とか
169: [sage] 2020/12/30(水) 09:32:20 ID:EiBwMFbo0(15/26) AAS
【真名】:ランピオン
【元ネタ】:史実
【解説】:
ブラジルの義賊「カンガセイロ」の代表的な存在。
当時のブラジルは大農園経営者が大統領をも左右する特権的地位を持ち、政府の権限すら届かない「王国」を築き上げていた。
全土地の60%を4%の大地主が所有し庶民は小作人として苦しめられ続けた。そこで大地主を倒し小作人を助ける盗賊「カンガセイロ」が貧困層を中心に支持を拡大した。

幸運にも後にランピオンとして知られるビルグリーノは土地持ち農民の子で独学ながら字も読めた。
そんな中近隣住民から土地が狙われた抗争に発展しビルグリーノも応戦。レバーアクションライフルの連射が早く「まるでランプのよう」として大きなランプを意味するランピオンの異名を獲得した。
奮闘むなしく最終的に父が警察に殺害。身寄りを無くした彼はカンガセイロとなりアウトローの道を進む事になる。
軍や警察から盗んだ銃とそれに近い服装で数百人の盗賊団のリーダーからリーダーを受け継ぎリーダーとなった。ある時は警察へのなりすましが成功したともいう。
彼は信心深く多数の宗教的シンボルを身に着け教会への投資も欠かさなかった。容赦もせずに敵とみなしたものには恐怖を植え付けた。
その後の彼の行動は一貫しているとは言えず通算1000人以上の殺害を町や農場で行ったかと思えば、ある町では警察の数名だけを殺し町民から好かれていた巡査部長を解放。映画の上映や若い女性の保護をし他の盗賊から町を守りさえした。
そんな彼も終わりが近づく。政府の反カンガセイロ網は着実に機能しており気が付けば彼の一団のみになっていた。
支持者に裏切られた彼らは警察の待ち伏せを受け死亡。その首は斬首され調べられ30年以上展示される事になった。
盗賊になる男の首には特徴があるはずと調べられたがいたって普通の首だったという。

【備考・アピールポイント】
アヴェンジャーorバーサーカー?どんどん狂化が深まっていくタイプのバーサーカーか。
宝具は異名の元になった連射か。日本wikiでは「真昼のよう」とまでランクアップしてるのでFGOガウェインよろしく陽光付与までさせるか
170: [sage] 2020/12/30(水) 09:34:03 ID:EiBwMFbo0(16/26) AAS
【真名】:サルマーン・アル=ファーリスィー
【元ネタ】:史実
【解説】:ムハンマドの信者の一人でアラブでは世界最初の工兵とされるハンダクの戦いの立役者。
ゾロアスター教の有力者に生まれるがキリスト教に惹かれ家族の投獄も受けながら脱出しシリアへ向かう。
旅をする最中アラブ人にとらわれ奴隷となる。そしてムハンマドに出会い彼の教えに惹かれ帰依するとムハンマドが引き受け金を支払い解放。
塹壕の戦いとも言われるハンダクの戦いでそれまでの一騎打ちの伝統を破る塹壕のアイディアを出しムハンマドに採用。メディナの街の周りを掘り攻城戦の概念の無いメッカ軍を破る事に成功した。
その後、彼は二つのグループに取り合いになるがムハンマドが自分の家族と言う事で終結。
ササニドの総督となるがムハンマドの死と共に姿を消し88歳には戻ってきて別の街の総督になっている。
アリーを推していたとされシーア派では彼の地位は高い。またムハンマドお気に入りの理髪師でもあったようでサルマンが剃った髭が聖遺物として伝えられている。

【備考・アピールポイント】:
塹壕の戦いともいわれるハンダクの戦いの立役者。良くも悪くも一発屋。
塹壕でスキル一つと後は信仰に基づく物だろうか?ムハンマドの髭を剃ったので宝具は斬撃系にもこじつけられる。
171: [sage] 2020/12/30(水) 09:35:23 ID:EiBwMFbo0(17/26) AAS
【真名】:バルバロス・ハイレッディン
【元ネタ】:史実
【解説】近世ヨーロッパにて恐れられオスマンが地中海全てを手に入れるのに貢献した海賊。
四兄弟の三男である彼は若い頃から私掠を生業としており次男のウルージがスペインからムスリムを逃したという行為により英雄になり赤髭(バルバロッサ)の異名を獲得。
その後も他の兄弟に支えられつつ活躍しオスマンの傘下に入った彼は現アルジェリアの大半の支配を確立。
しかしスペインの反撃により命を落とす。そこでオスマン提督としての地位に就いていた彼が兄の異名と事業を引き継ぐ事になる。
占拠されたアルジェからスペイン軍を追い出し連合軍の攻撃にも耐えてみせフランスといった北地中海や
オスマン皇帝スレイマンのオーストリア遠征の隙を突きオスマン領のギリシャすら略奪した。これにより海防強化に迫られたスレイマンは彼を呼び出すことにした。
彼は召喚に応じイスタンブルに向かいその道中で略奪と、居場所が判明したヴェニス提督アンドレアドーリア艦隊と戦闘し7隻と言う少ない戦果を得てトプカプ宮殿に到着。
スレイマン一世は彼を大提督に任命。以後完全にオスマン臣下として振舞うことになる。
戦闘自体は小競り合いのもののプレヴェザ海戦でオスマンの地中海支配の確定や
帰国していたエルナンコルテスが彼への攻撃を止めるよう進言した…などオスマン最盛期の英雄の代表といえよう。
ハイレディンらバルバリア海賊はガレーを好み奴隷貿易で富を成していたとされ、ドン・キホーテの作者が経験者であり彼自身も島丸ごと9000という戦果を誇る。

【備考・アピールポイント】
バルバリア海賊代表として他の海賊との差別化として奴隷略奪が挙げられるだろう。一島丸ごとというスケールの大きさでありジルのような強い外れ枠か?
問題は日本ネット資料が信頼性が無く少し探し一番信用出来るのがwikipediaだった。
172: [sage] 2020/12/30(水) 09:37:57 ID:EiBwMFbo0(18/26) AAS
【真名】:ウェルキンゲトリクス
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー、ライダー?
【プチ解説】:
 ガリア人の一部族であるアルウェルニ族の族長であり、ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア侵略に対して抵抗した人物。
 ガリア諸部族の連合の代表者となり、ガリア各地でゲリラ戦や焦土作戦などを展開し、ローマ軍を苦しめた。
 ゲルゴウィアの戦いでは勝利を収めるものの、アレシアの戦いで突破作戦を決行するも失敗し、部下達の保全を条件に降伏。
 後にカエサルの凱旋式で処刑された。(カエサルは敵を処刑する事は少なかった)
 しかし近代に入るとガリアの自由と独立を求めたフランス最初の英雄、ガリア解放の英雄として評価されるようになった。
 ・スキル候補は破壊工作、軍略辺りか、ガリアの諸部族まとめた辺りからカリスマもあるかも
 ・近世に入ってからジャンヌ同様に祖国愛や愛国心の醸成や発揚の為に祭り上げられた、ヨーロッパの人気漫画「アステリックス」にはウェルキンゲトリクスの姿が投影されているとも。
173: [sage] 2020/12/30(水) 09:40:19 ID:EiBwMFbo0(19/26) AAS
【真名】:河上彦斎
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー、アサシン、バーサーカー?
【簡易解説】
尊皇攘夷派の武士にして幕末四大人斬りの一人。
「人斬り彦斎」「ヒラクチ(蝮蛇)の彦斎」などと呼ばれる。
明治維新後も攘夷を強固に主張しつづけ、藩と新政府に危険視され、斬首された。
身の丈5尺前後(150cmほど)と小柄で色白であったため、女性の様であったという。
剣は我流と言われ、片足を前方に出して膝を曲げ、もう片方の足は膝が地面に着くくらい後方に伸ばし、
片手で刀を抜いて一瞬で斬りつける片手抜刀の達人であったと伝えられている。
(伯耆流居合を修行したという説もある。)
性格は礼儀正しく真面目で温和な人物であるが、反面平気で人を斬る残忍性も併せ持っていたという。
記録に残っている斬った人物で確実なのは佐久間象山だけだが、
あまりに逸話が多く、記録に残っていない人斬りを行っていたとされる。

・クラス適正はアサシン、沖田のようなクラススキルが申し訳程度のセイバー、攘夷を主張しつづける狂化EXバーサーカーか?
・宝具候補になりうるものは見当たらないが、片手抜刀が対人魔剣として扱えるか
・サーヴァント作成には使えないが「るろうに剣心」の剣心のモデルは河上彦斎だとか
174: [sage] 2020/12/30(水) 09:42:00 ID:EiBwMFbo0(20/26) AAS
【真名】:鬼童丸
【元ネタ】:古今著門集
【クラス】:アサシン
【解説】:
 大江山の鬼達の頭領、酒呑童子の息子。
 産まれた時点で歯が全て生え揃っており、幼くして猪や鹿を投石で仕留め食べていたという。

 源頼信によって拘束されていた時、源頼光と顔を合わせることになり、頼光が親の酒呑童子の仇であると知った。
 復讐に燃える鬼童丸はその晩、縛しめの鎖を引き千切り頼光の寝床を覗くと「頼光が鞍馬に参詣する」との情報を得る。

 鬼童丸は鞍馬へ先回りし、放し飼いにされている牛達の内の一頭を殺し体内に隠れ、その時が来るのを待った。

 しかし「鞍馬に参詣する」というのは、鬼童丸の存在に気づいた頼光の策であり、鞍馬には既に頼光一行が待ち構えていた。
 渡辺綱が鬼童丸が隠れている牛を弓矢で射ると、鬼童丸は牛から飛び出て頼光に斬りかかるも、
 頼光に一刀のもとに斬り捨てられ退治された。
175: [sage] 2020/12/30(水) 09:47:02 ID:EiBwMFbo0(21/26) AAS
【真名】:ジョン・ロックフェラー
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー、アサシンetc
【解説】
 19世紀のアメリカ合衆国の実業家にして、20世紀のアメリカ合衆国の慈善家。
 1870年にスタンダード・オイル社を創業し、アメリカ合衆国内の石油の90%を支配下に置いた「石油王」。
 
 複雑な境遇に関わらず幼少期より勤勉かつ真面目であったが父と同じく投機に積極的で、
 1859年に製造委託会社を共同で設立したことを皮切りに躍進する。
 後に精油業で独立し1870年、スタンダード・オイル社を結成するに至った。

 スタンダード・オイル社は結成後すぐさまアメリカ屈指の生産力を誇る石油精製拠点となり、
 1872年に発生した大規模な企業吸収合併である「クリーヴランドの虐殺」を始めとした
 数々の競合会社との合併・連携により大規模な石油流通システムを形成するに至った。
 原油の輸送から精製、そして市場への提供に至るまでを掌握したこのシステムにより
 灯油の品質は向上し、かつ価格は大幅な低下を達成することとなった。
 それらの事業展開はかつての同盟関係にあった企業や州からも敵視されるものであり、
 1882年にスタンダード・オイル・トラストが誕生し、国内はおろか世界の石油産業を
 殆ど支配した状態となってもこれらの傾向は変わることなく続いた。

 しかし1880年代後半に差し掛かると海外での石油産出が始まり、石油事業にも陰りが見え始める。
 同年代初頭から始めていた石油の先物取引を始めとした数々の事業展開をも行っていたが、
 ロックフェラーは同時に引退を考え始め、1902年彼は正式に業界を引退することとなり、
 以降は名目上の社長の肩書きを持つだけとなった。だが引退後も批判の声は相次ぎ、
 ついに1911年、スタンダード・オイル社にもシャーマン法の鉄槌が下された。
 解体命令により同社は37の新会社に分割されたのであったが、彼自身が所有していた同社の4分の1以上の株式は
 そのまま新会社群の株式として引き続き所有し続け、解体後も株式で莫大な利益を上げた。
 37の会社の価値は10年で元の5倍に膨れ上がり、ロックフェラーの個人資産は9億ドルとなった。
 
 16歳で簿記の仕事に就いた頃から続けていた収入を寄付する習慣は実業家時代も続いており、
 石油産業を独占する傍ら、それを通して得た利益を教育・衛生・科学・芸術分野に回していた。
 実質的に引退していた1890年代からの40年間は慈善活動の現代的・体系的なアプローチの構築に
省19
176: [sage] 2020/12/30(水) 09:52:47 ID:EiBwMFbo0(22/26) AAS
【真名】フィリッポス二世
【元ネタ】:史実
【クラス】:ランサー
【解説】:
内憂外患の小国マケドニアをギリシャの覇権を握るまでに成長させた王
周辺諸国の侵略を退け、王座を狙う者も退けた。
実力が付いたマケドニアを戦争に介入させギリシャ一帯を占めるコリントス同盟を結成。
スパルタを除くギリシャを支配しペルシャにも牙を剥こうとしたが護衛に暗殺される。
そして彼について特記すべきはマケドニア式ファランクスの創始であり地中海で200年無敵を誇った程である。
また、彼の残したマケドニアが息子のイスカンダルに受け継がれ大帝国へと発展する礎ともなった。

ポイント
・イスカの親父で無敵を誇る戦術と軍を創設した。
・ヘラクレスの子孫の家系。妻はアキレウスが祖なので神性的にはイスカのが勝るか?
177: [sage] 2020/12/30(水) 09:53:55 ID:EiBwMFbo0(23/26) AAS
【真名】華佗元化
【元ネタ】三国志演義
【クラス】アサシン(キャスター)
【解説】
 中国後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な医師。当時としては非常に珍しく外科手術にも秀でていた。
 麻酔や屠蘇の他に、五禽戯と呼ばれる体操健康法を発明したとされ、民衆から「神医」と呼ばれた。
 その評判を聴いた曹操の典医となり、持病であった頭痛や目眩の治療に当たっていた。
 しかし、華佗は自分が士大夫として待遇されず、医者としてしか見られないことを残念に思っていた。
 そこで、医書を取りに行くといって故郷に帰りそのまま二度と曹操の下に戻って来ようとはしなかった。
 これに怒った曹操は華佗を投獄し、拷問の末に殺してしまった。
178: [sage] 2020/12/30(水) 09:54:26 ID:EiBwMFbo0(24/26) AAS
【真名】セクメト
【元ネタ】エジプト神話
【クラス】バーサーカー、アサシン、(キャスター、ライダー)
【解説】
 エジプト神話にて人類を文字通り殲滅にかかった、獅子の頭を持った恐怖の破壊女神。
 太陽神ラーの右目から生まれ、父の命に従い彼を敬わぬ民衆の殺戮を開始したが、
 困ったことに彼女の生誕当時、彼女と腕力で肩を並べられる者がいなかった。
 次第に殺戮自体を楽しむようになり、父であるラーの意思に反するようにもなった為、
 彼はオシリスらの意見を参考に、彼女の愛飲する血に似た赤いビールを作らせた。
 セクメトはこれを大量に飲んで酔い潰れ、その隙に残虐性を抜き取られ鎮静化した。
 その後一度癇癪を起こしてエジプトから出奔しては、主神たちを大いに慌てさせたという。
 これらのエピソードから、セクメトの像や彫刻は鬼瓦などと同様、魔除けのモニュメントとして
 各地で飾られたり、大規模な船の船首に括りつけられるなど守護女神としての一面を持つ。
 また、セクメトの吐く息は「火の息」と称される、熱病を招く瘴気そのもので、
 彼女を宥め抑えることは医療行為と同義であり、医療の神としても信仰されている。

【キーワード】
『エジプトと猫と女神バステト』
 エジプト神話にはセクメトの他にもネコ科関連の女神が存在する。
 主な2柱に、音楽と癒しの女神バステトと水と湿気の女神テフヌトがいる。
 ネコは古くからアフリカ大陸に生息しており、エジプト文明が成熟していく中で
 愛玩動物として人々の間で飼育されるようになったという。
 エジプト神話の中でもかなり神格の高い、猫の愛くるしさの象徴であるバステトだが、
 以前は雌ライオンとしての性格が強く、その在り方もセクメトそのものであった。
 ネコの飼育が広まるにしたがって、セクメトやハトホルに名を連ねるだけだった
 バステトはいつの間にか神格を高め、セクメトとテフヌトはこれに習合されることとなった。
 
【備考・アピールポイント】
・荒ぶるにゃんこ女神。かなり古い系統の女神だがバステトにお株を奪われ、
 若干名声が落ちているのでギリ拾えるんじゃないかと。
・人類殲滅系神話と八岐大蛇、そしてライダーさん系の魔除け信仰が
省5
179: [sage] 2020/12/30(水) 09:55:52 ID:EiBwMFbo0(25/26) AAS
【真名】:ルサルカ
【元ネタ】:スラヴ神話、『ルサルカ』
【クラス】:アサシン
【解説】:
 スラブ神話の水の精霊で水の事故などて若くして死んだ女性がなる幽霊のように扱われる。
 その美貌で男を魅了し水底に引きずり込む、または踊り狂わせて殺してしまうという。

 ドヴォルザークの歌劇『ルサルカ』では王子に恋をし、人間となったルサールカが登場する。
 魔法使いイェジババに人間の姿に変えてもらうが、それには人間の姿の間はしゃべれないこと
 恋人が裏切った時にはその男とともに水底に沈むという条件があった
 美しい娘となったルサルカを王子は城へ連れ帰り結婚する。
 しかし、祝宴でも口をきかないルサルカを冷たい女だと不満に思った王子は、
 祝宴にやってきた外国の王女に心を移してしまいルサルカは居場所をなくす。
 ルサルカを無下にした王子に水の精は怒り、王子は恐怖のあまり助けを求めるが王女は逃げ去る。
 森の湖へ移されたルサルカに魔法使いは、元の姿に戻すには裏切った男の血が必要だと語り、
 ナイフを渡すも、ルサルカは王子には幸せになって欲しいと思いナイフを捨ててしまう。
 ルサルカを探して湖までやってきた王子は妖精達から自分の罪を聞かされ、絶望的にルサルカを呼ぶ。
 王子はルサルカに抱擁と口づけを求めるが、それは貴方に死をもたらすのだとルサルカは拒む。
 しかし、王子は「この口づけこそ喜び、幸いのうちに私は死ぬ」と答える。
 ルサルカはもはや逆らうことをやめ、王子を抱いて口づけ、暗い水底へと沈んでいった。

【備考・アピールポイント】
・幸薄い美女。ロシア版人魚姫みたいなもん
・南ロシアではルサールカは素晴らしい美少女の姿をしているとされるが、
北ロシアのルサールカは醜い妖怪のような姿だとか……でも巨乳
・ルサールカは精霊だけど『ルサルカ』におけるルサルカは人間になったのでブリュンヒルデやケイローン理論で召喚できるかなぁ……と
・宝具とか性能は静謐みたいになりそう
180: [sage] 2020/12/30(水) 09:58:28 ID:EiBwMFbo0(26/26) AAS
【真名】:伍子胥
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー、バーサーカー、アヴェンジャー
【解説】:
 春秋戦国時代の呉国の文官、兼軍人。
 楚国の名家に生まれるが、奸臣・費無忌の讒言で一族が皆殺しとなり、
 自身も命からがら楚を脱し、それ以降楚に対する復讐を誓うようになる。
 各地を転々としながら最終的に呉国に流れ着き、
 そこで呉の公子のクーデターに協力して公子を王とし、さらに“孫子”として後世に知られる
 孫武を武官として推挙し、この盤石の軍勢を以て一挙に楚を攻略、これを滅亡せしめた。
 その後の呉・本国でのクーデター発生と、秦国からの来援によって楚の復興を許すが、
 呉を大国であると中原全土に知らしめる事にも、楚に対する復讐も成功。
 以降は呉に忠誠を誓おうとした矢先、南方の越国軍に敗北、軍を率いていた呉王も負傷。
 呉王の死によって太子夫差が次の王となると、彼をよく補佐し、父王の仇たる越王勾践を追い詰めるが、
 越側の根回しによって勾践の降伏を受け入れてしまう。
 これによって伍子胥と夫差の間に亀裂が生じ始め(当然これも越の策略)、最終的に夫差から自刃を命じられてしまう。
 自刃のために用意された名剣・属鏤を使者から受け取ると伍子胥は、
 「先王を覇者とした恩があるのに、夫差の奴は奸臣の言だけを取り入れて自分を遠ざける」
 「自分の亡骸から目玉をくり抜いて都城の越方向の門に吊るしてくれ。呉が滅ぶさまを見てやりたい」
 「自分の墓所には梓の木を植えてほしい。呉王の棺用に要るであろうから」と、散々恨み言を連ねて自害した。

【備考・アピールポイント】:
・楚の王都を呉軍が落とした際、すでに薨去していた楚王の墓を暴き、
 楚王の屍を鞭で打った逸話はあまりに有名である。
 この鞭は(恐らく)硬鞭で、全く撓らない(竹刀ないし木刀といった感じ。鉄製か、青銅製の)
 ここら辺がバーサーカー適正

・伍子胥の遺言に激怒した夫差は、遺体を革袋に入れて銭塘江に流した。
 民間伝説では、伍子胥はこの河に身を投げて自殺。
 潮流が高くなった、大逆流が発生した、白馬の引く白木の車に乗った伍子胥の姿が見られた、などの様々な伝承がある。
 ここら辺がライダー適正
181: [] 2021/02/06(土) 12:08:52 ID:iwncsj9s0(1/7) AAS
【真名】:イオ
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】アルターエゴ バーサーカー
【解説】
 ギリシャ神話に登場する女性。
 ヘラに仕える神職だったがゼウスに愛され(意味深)た後、
 ヘラの嫉妬を躱す為に白い牝牛に変えられる。
 しかしヘラはこれを見抜いており、巨人アルゴスに命じて牝牛に変えられたイオをミュケナイの森に幽閉した。

 その後、ゼウスはヘルメスに牝牛を開放するよう命じ、ヘルメスは監守のアルゴスを殺害して牝牛を開放する。
 しかし、ヘラは開放された牝牛の元へ虻を送り、
 虻に追われて狂い回った牝牛はイオーニア湾、イリュリアー、ハイモス山、トラーキア海、スキュティアー、キメリアーと
 各地を彷徨った挙げ句にエジプトの地に辿り着く。

 この地でようやく人の姿に戻ったイオは、ゼウスとの間の子エパポスを出産。
 これを知ったヘラがクーレースに命じてエパポスを攫わせた為、イオは息子の行方を探すために旅立ったが、
 ゼウスがクーレースらを殺害した事が功を奏し、イオはシリアのビュブロス王の下で養育されていたエパポスと再会できた。

 その後、イオはエジプトの王テーレゴノスと結婚。
 また、イオはエジプトの地にデメテルの像を建て、
 エジプト人はデメテルとイオの事を(エジプト神話の)女神イシスと呼ぶようになったという。

 元々は雨をもたらす月の女神の化身だったとも言われ、
 牝牛に姿を変えられたことからエジプトの神牛アピスとも同一視される。

 適正クラスは虻に追われて狂いまわる牝牛の姿でバーサーカー。
 女神デメテル、女神イシス、聖牛アピスの習合としてハイサーヴァント的なアルターエゴ。
 辺りがとりあえず思いついた。
182: [sage] 2021/02/06(土) 12:10:11 ID:iwncsj9s0(2/7) AAS
【真名】:カルキ(リメイク)
【元ネタ】:ヒンドゥー教、仏教説話
【クラス】:ライダー、セイバー
【解説】
 ヒンドゥー教に伝わる維持神ヴィシュヌの10番目にして最後の化身
 「永遠」、「時間」、「汚物を破壊するもの」を意味する名前を持つ
 空飛ぶ白い駿馬に跨った英雄、あるいは白い馬頭の巨人の姿でも現される
 人心は荒廃し、あらゆる厄災が蔓延する末法末世(カリ・ユガ)に再臨し、悪党や蛮族、魔王すら討伐を討伐し黄金時代(クリタ・ユガ)を創世するとされる
 【備考】
・維持神ヴィシュヌ神に最も近い英霊であり、神々より多種多様な武器を授けられた逸話を持つので宝具に「偉大なる者の腕」を加えるのもアリ
・対邪悪や千里眼(超越)の他にもセファールを意識した遊星の紋章などを持たせても面白いかも
・象徴的な剣と白馬はそれぞれ、ナンダーカとデーヴァダタと呼称され、特に剣は無知を破壊する純粋たる炎の聖剣とか
・日本語資料が非常に少ないのが難点
183: [sage] 2021/02/06(土) 12:11:14 ID:iwncsj9s0(3/7) AAS
【真名】:ヴィテケ
【元ネタ】:ディートリッヒ伝説 シズレクのサガ
【クラス】︰セイバー
【解説】:
 ドイツの伝承やスカンディナヴィアのサガに登場する、鍛冶屋・ヴェルムンドの息子
 ヴェテゲは12歳でありながら既に武器の扱いに長けていた為に、戦士になる事を決意
 家に出る前に父親であるヴェルンドに自らが制作したミームングと名馬スケミングを与えている。
 高名な戦士の一人であるディートリッヒ・フォン・ベルンを探す旅に出るが、その途中でヒルデプラントとハイメに出会い友人となった。
 ディートリッヒと決闘を行ったが彼に勝利した殺そうとしたが、ヒルデプラントと申し出により彼と和解し配下となった。
 ヴォルムスの薔薇園ではディートリッヒ側として参戦するも一度は戦う事を拒否するがヒルデプラントのとりなしで巨人と戦い勝利している。
 彼は非常な王であるエルムリッヒ側に付き事実的に主君であるディートリッヒを裏切っており、また彼方側から勝負に挑まれたとはいえ彼の弟であるディートヘアも自らの手で殺害している。
 最後は復讐に燃えるディートリッヒの追跡を振り切った海の彼方へと消えて行ってしまった。

【備考・アピールポイント】:
・ディートリッヒの部下で彼と同格かそれ以上の実力の持ち主。
・宝具案としては父親が鍛えた剣、ミームングか。
・武器の扱いが優れているので技術系スキルとか持ってそう。
・巨人と妖精の血を引いているので混血系のスキルとか出来そう。
184: [sage] 2021/02/06(土) 12:11:45 ID:iwncsj9s0(4/7) AAS
【真名】:死神
【元ネタ】:民間伝承
【クラス】:アサシン
【解説】
 一般的に大鎌か小振りな草刈鎌を持ち、黒を基調にした傷んだローブを身にまとった人間の白骨姿で描かれる。
 その大鎌を一度振り上げると、振り下ろされた鎌は必ず何者かの魂を獲ると言われ、死神の鎌から逃れるためには、他者の魂を捧げなければならない。
 基本的に、死神は悪い存在として扱われる事が多いが、死神には『最高神に仕える農夫』という異名もあり、この場合、死神は、
 「死を迎える予定の人物が魂のみの姿で現世に彷徨い続け悪霊化するのを防ぐ為、冥府へと導いていくという役目を持っている」と言われている。
 「デス」「グリム・リーパー」「ラ・モール」「ゼンゼンマン」や、馬に騎乗したり脚が無く浮いているなど様々な名や姿を持つが、その実態は『死の擬人化』である。
【備考】
・所謂オーソドックスな死神アサシン。
・宝具は鎌で発動したら条件問わず必ず誰か犠牲者が出る(死ぬ運命にある存在がいないと発動しない?)
・「死者を導く存在」から「アサシンを認識=死ぬ運命+死の体験者(サーヴァント等)」であり死ぬ運命にない者はそもそもアサシンを認識すら出来ない?
・死のイメージで絵画『死の舞踏』を参考に出来るなら、存在を認識した者は精神デバフ付与+アサシンから積極的に狙われる?
185: [sage] 2021/02/06(土) 12:12:59 ID:iwncsj9s0(5/7) AAS
【真名】:アイネイアス
【元ネタ】:イーリアス、アイネイアス
【クラス】:セイバー、ライダー、シールダー
【解説】:
 アイネイアスはトロイア王家の人間である。アンキセスと女神アフロディーテの間に出来た、子供である。
 トロイアとアカイア連合軍によって起こされた10年間にも及ぶトロイア戦争で、アイネイアスらトロイア勢は奮戦するが、
 アカイア側の奇策により都市は落城し、戦争に敗北した。
 アフロディーテの忠告にとって老いた父と子のアスカニオスら共にトロイアを脱出する。
 その後、船を建造し、新天地を目指し放浪の旅へと船を進めた。
 新天地イタリアへと辿り着き、神々の介入によって、シチリア島、カルタゴへ流れ着き、女王ディードーとお互いに愛し合う様になったが、
 トロイアの復興するという使命からかイタリアへ再び旅立った、その後シチリアへ向かい女性と老人をそこに残して、イタリア半島クーマエに到着した。
 そこで巫女のシビュラに冥界へ向かう方法を教えてもらいディードー、アンキセスと再会し、今後について予言や振る舞いについて述べた。

 冥界へと帰還したアイネイアスは建国すべき土地へと辿り着きラティヌス王に歓迎を受け彼の娘と婚姻を果たすが不満に思った神々の介入によって、
 かつての婚約者だったトゥルヌスをそそのかし戦争を起こすように仕向けた。
 また戦争の際にアフロディーテが鍛冶神に命じて盾や武器を作らせた。
 アイネイアス率いるトロイア勢と先住民であるラテン勢は戦争をし最終的にはトロイア勢の勝利に終わった。
 アイネイアスはラティウムを建設し、神々によって神の列席として加えれる事になったとも。
【備考・アピールポイント】:
・有名なローマ建国神話に登場する英雄の一人。
・宝具はヴォルカヌスが作った神造兵装である盾や鎧だろうか。盾にはアクティウム海戦までのローマの歴史が入っているらしい。(アキレウスの盾みたいな感じか?)
・スキル案は神々から支援を受けていたので皆鯖アガメムノンとは真逆のスキルだろう。
・冥界への冒険もスキルや宝具になりそうではある。
186: [sage] 2021/02/06(土) 12:14:24 ID:iwncsj9s0(6/7) AAS
【真名】:スリュム
【元ネタ】:北欧神話
【クラス】:エンシェント・ジャイアント/ランサー
【解説】
 神代北欧における九つの領域の一つ、ヨトゥンヘイムを支配する霜の巨人王。
 雷神トールの戦鎚ミョルニルを盗み、返して欲しくば女神フレイヤを嫁に寄越せと要求するが、
 女装したトールと悪神ロキに騙されミョルニルを返してしまい、戦鎚を取り戻したトールによって殺された。

 余談だが、伝承によればヨトゥンヘイムにはスリュムヘイムと呼ばれる自身の名を冠した城があるが、そこの城主はスィアチという名の山の巨人とされる。
 仮説としてはかつてスリュムがそこに住んでいたものの、トールに殺され廃墟となった城をスィアチが占拠したという可能性もあるが、
 北欧神話の文献はその多くが散逸しているため定かではない。

【備考・アピールポイント】
宝具はトールから盗んだミョルニルだけど正当な継承者ではなく召雷スキルも持っていないためマグニよりランクは下がるが、
霜の巨人王として魔力放出(氷)的なスキルは持ってそうだし雷嵐の代わりに氷嵐を巻き起こしたりしそう?スリュムヘイムも解説の解釈で持って来れなくもないかも
他のスキルとしては黄金律、スルトと同じ怪力や巨人外殻があるだろうけど終末は齎していないので怪力は少し下がりそう
クラスは前に作ったマカバイが戦鎚でランサーだったので同じランサーで
187: [sage] 2021/02/06(土) 12:15:04 ID:iwncsj9s0(7/7) AAS
【真名】:スヴィプダグ
【元ネタ】:北欧神話
【クラス】:キャスター、セイバー
【解説】:
 北欧神話の『グローアの呪文』とフィヨルスヴィズの歌』に登場する英雄。
 父は小人であるアウルヴァンディルと母は白鳥の乙女グローア。
 ある日、スヴィプダグは競馬の言いつけで女神メングラッドの愛を得る旅に付けと義理の母に言われ旅に出る。
 旅の途中で彼の母であるグローアをネクロマンシーによって召喚し、彼を守護する9つの呪文を授ける。
 女神メングラッドの求めて9つの世界を旅しヨトゥンヘイムのメングラッドの館へと辿り着いた。
 自らの正体を隠し、館の門番を18の問答をおこない、スヴィプダグは見事に答えてゆく。
 最終門にはユグドラシルの枝に住むヴィゾフニルの肉を番犬に寄越せという問いであり、「殺す武器はレーヴァテインしかありえないしそれを無傷で手に入れるにはヴィゾフニルの羽根を管理するシンモラに渡すしかない」と門番に言われたが、スヴィプダグは他に方法があるはずだ踏み、館の構造や待女から情報を習得し、答える時にメングラッドの運命の相手はいるのかと門番に問うた。門番はスヴィプダグしかおるまいと答えた。
 スヴィプダグは正体を明かし、無事に館へと入るメングラッドの愛を得たのである。
 冬の戦いでは母を辱めた宿敵ハールヴダンに戦いを挑み、冥界から手に入れた勝利の剣でトール神の持つミョルニルの柄を折って撤退させたり、ベリの城に囚われたフレイとフレイヤを救出したり、様々な活躍をした。
 最後には神々の呪いで海竜に化けた所をハディングに殺されたという。
 
【備考・アピールポイント】:
・9つの世界を旅したという逸話で、単独顕現に近い単独行動などが出来そう。
・母を一時的に復活させた交霊術をスキルに成りえるか。
・トール相手に逃げ出さずに戦っているので勇猛や神に対してアドバンテージを持つスキルがありそう
・宝具は母が授けた9つの呪文と冥界から取ってきた勝利の剣、死因である海竜化も出来そう。
・勝利の剣はフレイの剣だとか言われているが同一のものかは分からない。
188: [sage] 2021/03/12(金) 20:47:24 ID:t5oCZQ3.0(1/33) AAS
過去スレからの候補。
【真名】: 趙嫗
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー
【解説】:
 趙嫗(ちょうおう、ちょうく、チュウ・アウ 226年?ー248年?)は3世紀ごろのベトナムの反乱指導者。
 越南九真郡の女傑(「嫗」というのは「女性」という意味で本名ではない)。
 バ・チュウ(チュウ夫人)とも表記される。
 本名は趙氏貞、または趙貞娘だとされている。

 248年、23歳のときに兄・趙国達らとともに呉に対して反乱を起こした。
 趙嫗は「麗海婆王」と呼ばれて恐れられた。
 象にまたがって民衆を指揮したとされる。
 はじめは連戦連勝で九真の呉軍を蹴散らしたが、交州刺史陸胤が兵を率いてくると半年にわたる激戦となり、最後は河に身を投げたとも、象に踏まれて死んだとも言われている。
 陸胤は趙嫗が生娘であることを知って素っ裸になり、趙嫗が恥ずかしがったところを打ち破ったという話がある。

 趙嫗は身長9尺で、3尺もの乳房を持ち、それが鎧におさまらなかったために肩にまわしていたという。

 バ・チュウは九真(クーチャン)(現・清化(タイン ホア)省農貢(ノン コン)地区)の人で、小さい頃父母を亡くし、国を憂う兄と共に育った。
 バ・チュウが二十歳になった頃、兄の趙国達が良縁を捜し、嫁がせようとしたが同意せず、
 「私は強風に跨り、荒波を踏みつけ、東海の鯨を切り刻み、呉軍を討伐して山河を取り返し、奴隷の境遇から民衆を救い出したい。他の人の真似をして頭を垂れ、腰を屈めて侵略者の婢妾になるのはまっぴらだ」
と言い、それ以後は山に入り一○○○名以上の義勇兵を集め、日夜軍事訓練に励んだ。
 二四八年、兄が鋒起し九真郡庁を襲撃した時、バ・チュウが駆けつけ、蕊翹将軍と称して五メートルの長い乳房を両肩に振り分け、黄色い衣をまとい、象に乗って疾走し、敵をなぎ倒した。
 兄はバ・チュウが卓越した戦略家であることを見てとって、鋒起軍勢の首領とした。

【備考・アピールポイント】:
・象さんライダー
・宝具候補は乗っている象か。
・男性に対して免疫ないのでそれらのデメリットスキルがありそう。
189: [sage] 2021/03/12(金) 20:51:59 ID:t5oCZQ3.0(2/33) AAS
【真名】:アステロパイオス
【元ネタ】:ギリシャ神話、イーリアス
【クラス】:ランサー
【解説】:
 河神アクシオスの子でありトロイア戦争の際トロイアに味方したパイオニア最強の戦士であり全トロイ勢の戦士の中で最も長身だった。
 両効きであり二本の槍を自在に操って戦った。
 河神スカマンドロスにより勇気を吹き込まれトロイア戦争最強の英雄アキレウスと戦い、二本の槍の投擲によりアキレウスを傷付けることに成功する。
 アキレウスも槍を投げるがアステロパイオスはこれを回避する。
 手持ちの武器が無くなった両者は互いの武器を使って戦おうとするが、地面に刺さったアキレウスの槍を抜くことが出来なかったアステロパイオスは自身の槍を持ったアキレスに突かれて死亡する。
 ピロストラトスの『ヘーローイコス』によればアステロパイオスはへクトートル以上にアキレウスを追い詰めた戦士であるとされている。

【備考・アピールポイント】:
・二つの槍を持つランサー。
・宝具候補は勿論二つの槍だろう。
190: [sage] 2021/03/12(金) 20:52:58 ID:t5oCZQ3.0(3/33) AAS
【真名】:パルメニオン
【クラス】:ランサー、(ライダー)
【元ネタ】:アレクサンドロス・ロマンス
【解説】:
 古代マケドニア王国の武将で、ピリッポス二世、アレクサンドロス三世と二代の王に仕える。
 ピリッポス二世治世下で、王よりも年長の彼はすでに王と宮廷の信任を得ており、
 イリュリアやトラキアとの戦でも将軍として功を挙げた。
 また、ヘタイロイの練兵・指揮にも実力を発揮し、サリッサを装備したマケドニア式ファランクスと
 テッサリア騎兵を用いた包囲を組み合わせた鉄床戦術を得意とした。
 アレクサンドロス治世下、ペルシア遠征でもそマケドニア軍の副総司令官を任され、
 アレクサンドロスの勇名を高めるような場面こそ多い物の、その存在感は健在であった。
 だが、軍と宮廷で存在感を放ち過ぎる老将は次第に疎まれてゆき、
 彼の息子の一人ニカノルが病死したのを契機として、冤罪を擦り付けられて暗殺された。

【備考・アピールポイント】:
 どっちかというと騎兵だが、ランサーでも行けない事はない
 (なお、騎兵の持つ槍はサリッサではなくクシュストンという槍の模様。クシュストンも結構長い)
 先述のとおり、ピリッポス王治世下では抜群の存在感を発揮して、ピリッポスからは「唯一無二の将軍」とまで評され、
 彼の娘と結婚して姻戚関係を結ぶ将兵・貴族もいたほどであった。
 上記のことから確実にカリスマ持ち、ピリッポスが思い描く用兵戦略を実行できることから軍略か指南の心得なども持っていると思われる
 宝具はサリッサを構えるマケドニア式ファランクスの槍衾。
 ぐだお版レオニダス同様、数10ターンほど耐えれば騎兵による挟撃が行なわれる的なやつ。
 (ガウガメラでは壊滅しかけてるので防御力は上がらないと思う)。
 物量攻めなので、物理防御力特化の兀突骨メタにも成りえるだろう。
191: [sage] 2021/03/12(金) 20:53:52 ID:t5oCZQ3.0(4/33) AAS
【真名】:ヒュー・グラス
【元ネタ】:史実
【クラス】バーサーカー
【解説】:
 西部開拓時代の罠猟師、冒険家。
 アイルランドからの移民で、その前半生はよく分かっていないものの、
 海賊や先住民の奴隷となるなど波乱を極めたとされ、歴史の表舞台に姿を現したのは1821年。
 その翌年にW・H・アシュレー将軍の仕事を受け、北米西部で大規模な罠猟遠征を慣行。
 探検隊の一員として参加したグラスは、先住民の襲撃を受けて足を負傷。
 隊は先住民のさらなる襲撃を避けて、二手に分かれることとなるが、
 グラスは合流までの過程で運悪く子連れの熊に出くわし重傷を負う。
 隊長のアシュレーはグラスの死を見届けて埋葬をするよう有志を募り、
 J・ブリッジャーとT・フィッツパトリックの若者二人が引き受けるが、
 二人は任を放り出してグラスの荷物を奪い、死んだことにして隊に合流した。
 ところがグラスは死んでおらず、折れた脚に添え木をし、熊の皮を体に巻き付けて体力回復を待った。
 ある程度回復すると筏を拵えて川を下り、道中は草の根や野牛の生肉を喰らって飢えを凌ぐ。
 友好的な先住民と出会った際に熊皮を化膿した傷口に縫い付けてもらい、
 武器と食料も貰い、320㎞先のフォート・カイオワまでの道のりを六週間掛けて進んだ。
 生還後は傷と体力が治るのを待ち、ブリッジャーとフィッツパトリックへの復讐を胸に再び冒険に出るが、
 少なくとも史実に於いてはこの復讐は果たせなかったようである。
 だがこの逞しい逸話は米国で大変な人気を誇り、数多くの小説や劇・映画などで取り上げられている。

【備考・アピールポイント】:
 凄まじすぎる生存能力
 物語の中では復讐心を糧に生き延びたように語られることが多いが、
 実際にはそんなどころではなく、ただただ生きるのに必死だった模様
 熊皮はグラスを襲い、仕留められた熊のものかどうかは不明。だがそうだったらいろいろ面白い
 ジキルとハイド的な獣性をその身に宿すバーサーカーを想定している
192: [sage] 2021/03/12(金) 20:56:03 ID:t5oCZQ3.0(5/33) AAS
【真名】野見宿禰
【元ネタ】『日本書紀』『播磨国風土記』
【クラス】:キャスター
【解説】:
 相撲と埴輪の起源となった強力無双の勇士。
 天穂日命の14世の子孫である第13代の出雲国造。またの名を襲髄命。弩美宿禰。
 垂仁天皇の時代、「我こそは日本最強と豪語する当麻蹴速に勝る者はいないのか?」と
 天皇にご下問された臣下のひとりが推薦し出雲国より召喚される。
 天皇の御前、角力を取るや蹴り技の応酬の末に倒れた当麻蹴速の腰を踏み砕き殺し、
 日本最強の力士(ちからひと)となる。
 勝利の褒美として当麻蹴速の所有していた土地を与えられ、以後垂仁天皇に仕えた。
 また、「我が皇后の葬儀だが、常々殉死の風習を良くないと思っているがどうすればよいか?」
 という天皇のご下問に、出雲国の土部100人を呼び寄せ、
 人や馬の形をした土物(はに)を作って人の代わりに埋葬することを提案。
 天皇はこの案を喜んで直ちに裁可し、その土物を『埴輪』と名付け、殉死の風習を廃止するとともに、
 その功績を讃えて新たに鍛地を与えて土部の長に任命、土師臣(はじのおみ)の姓も与える。
 それ以後、子孫である土師氏は代々天皇の葬儀や古墳の造営を司ることになった。
 播磨国の立野で病により死亡し、その地で埋葬され、のちに相撲の神としてなど各地で祀られる。
 土師氏から改姓した後裔氏族、菅原道真や毛利元就らの始祖。

【備考・アピールポイント】:
・倭姫命を調べてて目に留まった SUMOU の神・野見宿禰(のみのすくね)
・人同士の最古の相撲取りだけど、突っ張りや取っ組みでは無く、なんと“蹴り技”主体
・手は土を捏ね、脚で武芸を極めた、脳筋どころかクラフト系も政をいけるインテリファイター
・神主してたこともあるらしいし埴輪軍団製作キャスターとしてどうか
193: [sage] 2021/03/12(金) 20:58:41 ID:t5oCZQ3.0(6/33) AAS
【真名】:ハリー・フーディーニ
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、アヴェンジャー、(バーサーカー)
【解説】:
 「脱出王」の異名をとる、20世紀のアメリカで一世を風靡した奇術師・俳優。
 その異名通り脱出芸を得意としており、手錠外しはもちろんの事、
 トランクやミルク缶、挙句の果てには凍った運河からの脱出もこなした。
 弟やいとこ、妻もマジックに精通し、腹心のウォルター・B・ギブソンも
 俳優であるなど、身内にもパフォーマーが多く存在した。
 特に妻であるベスをアシスタントとした、トランク脱出を瞬間移動へと昇華させた入れ替わり奇術は「メタモルフォーゼ」として有名である。
 一方オカルトを好んでおり、最愛の母の死後は心霊術に傾倒するも、自身の生業ゆえかこれがトリックであることに気づいてしまう。
 以降は「インチキな」オカルトを暴くことに熱心になり、超能力や心霊術のイカサマを暴露するサイキックハンターとしても知られることとなる。
 そして奇術師としての才覚から、これらの暴いていった「超能力」にアレンジを施すことで自身の芸のレパートリーに加える事もあった。

 「偽の」オカルトを暴きながら亡き母の言葉を偽りなく聞き届ける。
 「真の」オカルトを求めるも、それが叶う事はなかった。
 1926年、「どんなに腹を強く殴られても無事」というパフォーマンスにて、準備段階で強く腹部を殴打される。
 その後遺症の急性虫垂炎で死去、満52歳。
 生前、妻のベスに「死後の世界ががあるのなら、必ず連絡する」と伝えたが、母同様、現世に対してコンタクトすることは一切叶わなかった。

【備考・アピールポイント】
・「脱出芸」「メタモルフォーゼ」「サイキックハンター」等宝具化、スキル化に困らない技多数。
・高ランクの「仕切り直し」「鑑識眼」や、黒バスの灰崎のような「技の奪取」といった作りこみも可能。
・「死後のフーディーニをインチキオカルトから守護した」妻のベスを絡ませる要素はあるが、ネタ鯖化のリスク高。
・陸上競技に造詣があることから、筋力はさておき高い敏捷が期待できる。
・死因を逆説的に捉えれば、準備をすれば腹部殴打も平気で耐えられることから耐久のステに+が付与できる。
・クラス適正としては奇術師であることからキャスターが筆頭候補であるが、
 結果としてであるにも関わらず「ただの」サイキックハンターとしての側面を祭り上げられたことからアヴェンジャー、
 オカルトを愛してやまないのにオカルトを滅ぼしてしまう「自己矛盾型」としてのバーサーカーも候補にあがる。

・生前からラヴクラフトのネタにされたことに始まり、近代の人間ながら国内外を問わず創作に多く、特にその名をモチーフとして登場する。
 日本でいえば星新一の「殉教」や、「ダブル・フェイス」の主人公の名前のもじり、アサシンクリードシリーズなど。
 子供向けでも「ポケットモンスター」や「仮面ライダーゴースト」に登場するため何気に若い世代にも馴染みの深い人物である。
省2
194: [sage] 2021/03/12(金) 21:03:31 ID:t5oCZQ3.0(7/33) AAS
【真名】:ギュスターヴ
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー、アサシン
【解説】:
 中部アメリカに位置するブルンジのタンガニーカ湖およびルジジ川に生息するナイルワニ。
 性別は雄。完全な成体で年齢は100歳以上とする説もある。
 全長は600cm以上になると言われる巨大ワニで、体には機関銃や拳銃による幾つかの弾痕があるものの致命傷には至っていない。
 内戦中に川に遺棄された戦死者の遺体を食べたのをきっかけに人も襲う様になったと思われ、現地人や関係者によると、ギュスターブの犠牲者は300人を超えると言われている。
 また、人だけではなく住民の家畜の大型の牛や馬なども単体で水中に引きずり込み捕食する。
 2008年を最後にギュスターヴの目撃証言は無く、その生死は不明である。

【備考・アピールポイント】:
・割と最近まで存在していたワニ。
・銃に撃たれても平気という事から神秘を帯びていない攻撃は一切無効というスキルか宝具を持っていそう。
・サーヴァントを食す事でそのサーヴァントが持っていたスキルを限定的に使えるという事も出来そう。
195: [sage] 2021/03/12(金) 21:05:17 ID:t5oCZQ3.0(8/33) AAS
元の長いので分割。
【真名】:デメトリオス・ポリオルケテス
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー
【解説】
 アンティゴノス朝マケドニアの攻城王。
 ディアドコイ中で最も偉大な最年長者と呼ばれ、当時最大の勢力を誇った、
 隻眼王アンティゴノス・モノフタルモスを父に持ち、共にディアドコイ戦争を駆け巡った。
 大型艪船や攻城具などの開発に非凡な才を発揮し、
 攻囲・攻城戦を得意としたことから“攻城者(ポリオルケテス)”と副名された。
 その生涯を通じて他に類を見ないほどの浮き沈みの激しい栄光と失脚を繰り返し、
 絶体絶命の危機にあってもすぐに勢力を盛り返し、何度もチェックをかけるが、
 最後は三年間の幽閉生活の後に獄死する。

【備考・アピールポイント】
攻城戦と機能美と造形美を兼ね備えた大型戦道具作りが得意なファザコンぎみのめげない派手好きな長躯のイケメン。
おそらく現代に召喚されたら戦艦・戦車好きのミリオタになるであろう人。
皆鯖にもいるプトレマイオス1世に勝利したこともあり、それなり以上にはできるが、
セレウコス、プトレマイオス、カッサンドロス、リュシマコスらが結託した反アンティゴノス同盟相手は無理ゲー。
逆にそうでもしないと彼らが勝てなかったと仮定したら相当な強キャラ。
実際ディアドコイ制覇に幾度もチャックまでは行ってる。ただしチェックメイトまでは至らない。
諸王の中でもリュシマコスとは生涯を通しての完全な敵同士で、大の犬猿の仲。
アンティゴノスの系譜はただひとりを除いて親族殺しをしたことがない、当時そして現代としてもすげー系譜。
親友を父王が殺すと聞いて、二人きりになると後ろ手で槍の石突で地面に逃げろと書いて逃がしたカッケー話もあり、
友情にも篤いんで、まず余程のことが無い限りマスターを裏切る心配はない。

軍隊の装備の方が指揮よりも優れた将軍。
演奏や金銀細工なんかには興味無いが、軍艦や大型機械の製作やそれを眺めるのが大好き。
莫大な軍費を投資し作られた、一六層艪船や一五層艪船の海上兵器、
ヘレポリスら陸上兵器は巨体と美観を誇るだけではなく、優れた速力や戦闘力をも保ち、
敵側まで感服させ、宿敵リュシマコスですら見せてくれと頼み込むほど。
ただし湿地だけは簡便な。
196: [sage] 2021/03/12(金) 21:05:49 ID:t5oCZQ3.0(9/33) AAS
宝具候補は“都市を破壊するもの”攻城塔『ヘレポリス』

ロドス包囲戦で使われた最大サイズのヘレポリス
・台座は正方形で最下層の各辺は48ペーキュス(約21.6m)
・高さは66ペーキュス(約29.7m)ないし約45m
・最上層は一辺9mで上にいくほど細く狭い
・内部は9層と最下層1層からなり、各階に上り用と下り用の階段有り
・窓からはバリスタやカタパルテスなどあらゆる種類の飛び道具が発射可能
・あらゆる種類の戦闘を心得た兵士で充たされ、城壁に接すると架け橋を下ろし城内に突入
・外部の前面と側面には耐火用の鉄板、各階に内部からも開閉自在な飛び道具防止に前面が羊の毛皮で覆われた窓
・表面を鉄板で補強した大きさ直径4.5m、幅1.5mの車輪を左右それぞれ4輪設置
・舵のついた車軸により方向を自由自在に変え、前進だけでなく真横移動も可能
・最下層は動力室になっており、全軍から選ばれた屈強の兵士3400名が櫂のような棒で操作

ただそれだと芸が無いんでヘレポリスは【weapon】に入れて、他の攻城具とかも総動員した包囲攻撃宝具希望。
通常攻撃は姐さんのカルヴァリン砲みたいに内蔵投擲兵器だけ展開すればよさげ?

死亡後発動宝具で空中庭園と同じく世界の七不思議のひとつ、ロドス島の巨像が一定時間暴れるとかも有り?

・職人ゾイロス製の重さ約18.8kg、約15m離れた場所からカタパルテス用の矢を受けても
 やっと鉄筆でつけたような弱い擦り傷がつく程度の高い防御力を誇る鉄の鎧を着用
・前代未聞の掟破りであるが、本来なら最低一年以上かかるエレウシスのデメテルの密教の儀式を短縮に短縮し、
 一月足らずで秘儀を受け、最高の位を授けられた
・カタペルテスの発射物が顔に中って顎から口に入り、危く生命を失うかけるも後に復活。
・顎をカタペルテスの矢で貫かれて重症を負ったにも拘わらず、攻撃の手を緩めずに再びテバイを陥落させる
・鎌をつけた戦車の突進を躱して潰走させる
・やたらと上り下りの激しい波乱に満ちた運勢の人生

ステータスはオールC以上はありそう。
【身長・体重】は伝承上では身長が低いはずのイスカが212cm・130kgだとすると、
長身だったアンティゴノス父ちゃんはこれよりデカイはずなので少なくとも200cm以上?
スキル候補としては戦闘続行と仕切り直しは鉄板として、軍事系の道具作成と芸術審美が微レ存?
カリスマと軍略は微妙かもしれない。
魔術も強引にではあるけど最高位を得てるんで、ある程度は看破できそう。
197: [sage] 2021/03/12(金) 21:08:37 ID:t5oCZQ3.0(10/33) AAS
【真名】:デルピュネー
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:キャスター
【解説】:
 ギリシャ神話に登場する上半身が人、下半身が蛇もしくは竜の姿をした女怪。
 エキドナとテュポーンの間に生まれた子供とされ、テュポーンがゼウスに勝利した際に、
 ゼウスの手足の腱を奪い、コリュキオンと呼ばれる洞窟に隠した。この洞窟の番人をしていたのがデルピュネーだとされる。
 しかし、ヘルメスとパーンに騙されて、ゼウスの腱を奪われ、結果テュポーンは回復したゼウスと再戦し敗北した。
 一説にはデルピュネーはデルポイの語源とされ、神託所では大地母神をデルピュネーと呼んで崇めていた、ピュートーンの前に神託所の番人をしていた、巫女の一人であり、アポロンが神託所を手中に置くためデルピュネーを殺害したといった多くの説が語られるなど、デルポイの神託所との関わりが深い。

【備考・アピールポイント】:
・カドモスとギリシャ被りになるが竜巫女系キャスターでデルピュネーを推薦
・テュポーンとエキドナの娘とされる半人半竜、巫女とする説もある。
・メディアが披露する魔術「コリュキオン」の元ネタ、洞窟コリュキオンの番人
ベル王を撃つハイクがテュポーンを倒したゼウスと重なるとされているため繋がり
雷系のルキウスに対しては雷神を洞窟で捕えていたことから有利?
・カドモスには特攻がかけられ、モードと出会ったら竜なんで好かれて百合の園展開とか
198: [sage] 2021/03/12(金) 21:10:28 ID:t5oCZQ3.0(11/33) AAS
【真名】:服部正成
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン・ランサー
【解説】:
 2代目『服部半蔵』。
 徳川十六神将が一人で、伊賀衆・甲賀衆の指揮を執った。
 戦国大名の徳川家康に武士として仕え、その槍働き「鬼半蔵」の異名を取るほどの実力で、家康より槍を贈られた。
 明智光秀による「本能寺の変」により、堺に居た家康及び重臣達に危機が訪れると、先祖が伊賀出身の正成は、伊賀・甲賀の土豪達と交渉し、家康達の警護させ無事に三河へと送り届けた。
 武将として名を上げた正成は、父の保長が伊賀出身の忍という縁より、徳川家に召し抱えられた伊賀忍者達の頭領となり、戦では伊賀衆を率いて家康の勝利に尽力した。

【備考・アピールポイント】
・恐らく忍者としては最高レベルの知名度を持っている反面、本人は忍者でないため無辜の怪物に似たスキルや宝具が付くかも?
・忍者では無いが、伊賀越えの働きから影働きは高いと思われる為、話術や情報抹消辺りは付けれそう。
・槍の実力や伊賀衆を率いて戦った等、武将としての実力も有り。
・徳川家に対する忠誠心は高いため秩序っぽい?
・宝具候補は戦闘離脱・回避系の「神君伊賀越え」、忍者としての世間のイメージの「服部半蔵」、忍びの頭領として「伊賀衆召喚」辺り?
199: [sage] 2021/03/12(金) 21:17:18 ID:t5oCZQ3.0(12/33) AAS
【真名】 アラジン
【元ネタ】千一夜物語
【クラス】キャスター
【解説】
 母に生計を頼って遊びほうけていた貧しいシナの若者アラジンは、叔父だと名乗るアフリカの呪術師に唆され魔法のランプを探しに洞窟に潜る。
 その魔法のランプの周りにはアラジンしか通り抜けることができない結界があることを知りアフリカの呪術師はアラジンに近づいたのだが、ランプを手に入れたアラジンは他の宝も優先して出てこようとしなかったため、怒ってアラジンをランプごと洞窟に閉じ込めてしまう。
 困ったアラジンが呪術師からお守りとしてもらった指輪をこすると指輪の魔神が出てきてなんでも願いを叶えてくれるという。
 「洞窟から出してくれ」と頼むと、アラジンは無事脱出し母の元に戻ることができた。
 なんだかんだで結局ランプしか持ち出せなかったアラジンは、ランプを磨いて売ろうとしてさすると、今度は指輪の時よりも巨大な魔神が出てきた。
 ランプの魔神も「なんでも願いを叶えてあげる」というので、物品を出してもらい売り生計を立て商人として成り上がるうりに、やがて帝王の娘と結婚する。
 その後、ランプの入手失敗を悔んだ呪術師が戻ってきて、アラジンの繁栄を聞く。
 怒った呪術師は計略を用いランプを入手し王の宮殿を自分の家の位置まで移す。
 王はアラジンが妖術を使ったからではないかと思いアラジンを処刑しようとするが、アラジンを慕う人々の嘆願で、宮殿を捜索するための40日の猶予を得る。
 アラジンはあてなく捜索をしていたが、やがて指輪の魔神を思い出し、彼の力をして宮殿の位置を探し当てる。
 宮殿では姫の協力のもと、呪術師を殺し、ランプを取り戻すことに成功する。
 宮殿を元の位置に戻したアラジンはその後は善政を敷き大いに人々に慕われた。

【備考・アピールポイント】:
・宝具は魔法のランプ。魔神を主軸して戦う感じだろう。
200: [sage] 2021/03/12(金) 21:19:16 ID:t5oCZQ3.0(13/33) AAS
【真名】:薬丸兼武
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー
【解説】:
 江戸時代後期の薩摩藩の剣客。家伝の剣術に示現流を取り入れた「野太刀自顕流(薬丸自顕流)」
 を立ち上げ、示現流から独立し薬丸自顕流の初代師範となる。
 薩摩藩士・久保之英の子として生まれるが、剣術家・薬丸兼富の養子となり薬丸家を継いだ。
 薬丸家は代々、東郷示現流の門人だったが、家伝として野太刀の技を持っていた。
 兼武は当時最強とうたわれ、次々と他流試合を申し込まれたが決して断らず、ことごとく打ち破り
 勝利を重ねる。
 そのため弟子が増え、ついに「野太刀自顕流(薬丸自顕流)」は独立を果たすが、
 この独立は弟子の移動があるなどして円満なものではなく示現流当主や薩摩藩主・島津斉興の
 覚えも悪く、自顕流は異端の流派として忌避されるようになり、兼武はかつて実兄が流された
 屋久島へと遠島となり、その後も藩に赦されることはなく屋久島の栗生で病死した。
 兼武は特に小太刀を得意としたとされ、他流試合の逸話も小太刀によるものが多く
 小太刀の木刀で明珍作の兜を斬ったという信じがたい話もある。
 尚、その際に「明珍の鎧兜をたのみにしてまないたになる人ぞかなしき」という歌を読んだという。
【備考・アピールポイント】:
・示現流の東郷が出てきたので薬丸自顕流の候補も試しに出してみる。
・薬丸自顕流を独立させた人 兼陳とか兼慶とかもいるが薬丸といえばこの人のイメージ。
・スキル候補は藩や示現流に反目したことから反骨の相スキル、剣術家として優れた才を持つので心眼などの技量系スキル。
・木刀で兜を斬った逸話とその際に読んだ歌を合わせて、武器に防御破壊の効果を付与する低ランクのエチャントとか。
・宝具は自顕流の雲耀だろうけどどういう解釈になるか……猿叫をトリガーとした自己暗示によって「俺自身が雲耀となることだ」するとか?
201: [sage] 2021/03/12(金) 21:20:13 ID:t5oCZQ3.0(14/33) AAS
【真名】:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
【元ネタ】:史実、クトゥルフ神話
【クラス】:キャスター 、バーサーカー
【解説】:
 クトゥルフ神話の創始者とでもいえる小説家。
 1890年生まれであり、後に体系化され、様々な形で広まっていく事になる。
 フランソワ・プラレーティがなんか変なところに繋がってできた本、
 ルルイエとはクトゥルフ神話に出てくる地名である。

 クトゥルフ神話は後々の世に色々な形で広まっており、
 ラブクラフトの名前はそこそこに知名度が高い。

【備考・アピールポイント】:
・名前だけはそこそこ有名。名前を聞いてあの人かというだけにはわかりやすい。
・無辜の怪物系かあるいは本当に魔術師関連にするかで意見が分かれると思う。
 自分的には無辜の怪物系にしてしまうのが、すっきりするかなとは思う。
・宝具は、クトゥルフっぽいのを呼び出しか、あるいは後の世に広まってから後付された設定からの
 『過去の書き換え』っぽい系統かな(月島さんっぽいの)?
・アンデルセン・シェイクスピア・デュマとの区別の為に、マスターを嫌っている系統のサーヴァントにする?
202: [sage] 2021/03/12(金) 21:24:31 ID:t5oCZQ3.0(15/33) AAS
【真名】:アルノルト・パウル
【元ネタ】:史実? ヨハン・フルッヒンガーの報告書
【クラス】:バーサーカー、アサシン
【解説】:
 ことの起こりは、傭兵アルノルト・パウル(?~1727)が干草を運搬する車から転落し、首の骨を折って死んだことから始めまる。そして、このアルノルトがヴァンパイアとなったために、何人もの犠牲者が出たという報告が、当局に寄せられたのだ。報告書を読んだ地方最高司令部の将官達は、早速事件を調査すべく、数人の将校と医師をメドヴェキア村に送りこんだ。
 傭兵仲間の証言によると、アルノルトは生前、トルコの支配下にあったセルビアのゴサワ近くでヴァンパイアに取り憑かれたが、そのヴァンパイアの眠る墓の土を食べ、血を体に塗ることで身を守ったと話していたという。そのアルノルトが死んでから20~30日が経過した後、彼に襲われたと証言する者達が現われ、実際に死者も4人出ていたのだ。
 この凶行を終わらせるために、メドヴェキアの村人達は、彼の墓を暴くことにした。その村人達の証言によれば、アルノルトの死体にはどこにも腐敗の兆候は見られず、目、鼻、口、耳から鮮血が見られたという。さらにアルノルトの屍衣や死体を包んだシーツ、そして柩までもが、血に濡れていた。また、爪ははがれ、新しい爪が生えていたという。
 村人達は風習に従って心臓に杭を突き刺した。すると呻き声が上がり、アルノルトの死体から大量の血液が噴出したという。次に村人達は、アルノルトに襲われて死んだ犠牲者達の墓を暴き、同様の処置を行った。また、村人達は、アルノルトは人だけでなく、家畜も襲って血を吸い、その家畜を食べた村人が、この2~3ヶ月で17人も死んでしまったのだと証言している。村人達は、こうして死んだ者もいずれヴァンパイアになると主張した。
 派遣された将校達はこれらの証言を元に早速死んだ者の墓を暴き、柩の中を調査した。調査結果は報告書としてまとめられ、同時期に死亡しつつも普通に腐敗している例と共に比較検分された。こうすることで、ヴァンパイアと呼ばれる奇怪な現象が現実に起きていることを強調しているのだといえる。
 「ヴァンパイア化」の状態を示した遺体はというと、その地方に住むジプシー達によって、頭を切り落とされ、体と共に焼かれ、灰は川に流すといった処置が施された。
【備考・アピールポイント】:
・アルノルトが襲った牛を食べた村人が5年後に吸血鬼化して暴れ出したと言う記述もある。
・宝具候補としてはアルノルドの手で殺された者は同じく吸血鬼の特性を与える
・スキル候補は吸血、戦闘続行だろうか。
203: [sage] 2021/03/12(金) 21:26:53 ID:t5oCZQ3.0(16/33) AAS
【真名】:命蓮
【元ネタ】:信貴山縁起
【クラス】:キャスター
【解説】:
 信貴山縁起とは、『源氏物語絵巻』『伴大納言絵巻』『鳥獣人物戯画』とともに、日本四大絵巻物のひとつとされている。
信貴山縁起は主に信貴山中興の祖といわれる命蓮上人の事績について描かれている。
 命蓮上人は9世紀末~10世紀前半の僧で、幼い頃から信貴山に籠もって修行をし、毘沙門天を信仰していた。その聖は人里
に出てくることもなく、秘法によって鉢を飛ばして食物を運ばせていた。あるとき山城国・山崎の長者の家に鉢を飛ばしたが、家人が鉢に何も入れずに倉の隅に放置し、倉の鍵をかけたまま忘れてしまった。すると鉢が倉から飛び出し、そのまま倉を乗せて天空高く飛び上がった。長者は、供を引き連れて空飛ぶ倉のあとを追った。
 やがて倉は山を越え谷を越え、聖の住まいの横に着陸した。倉を追って聖のもとに辿り着いた長者は、「どうか倉を返していただけないだろうか」と交渉を持ちかける。
 それを聞いた聖は「この倉は返すことができませぬ。ですが倉の中のものはお返しいたしましょう」と答える。
 しかし倉の中には千石もの米俵があり、どうやって屋敷まで持ち帰ったものかと思案する長者に、「この鉢の上に米俵をひとつ置きなされ」と聖が助言する。長者のお供の男がその通りにしてみると、鉢は米俵を乗せたまま、またもふわりと舞い上がった。
 倉の中から他の米俵も次々飛び出て、鉢のあとに続いた。
 鉢と米俵はあたかも雁の群れのごとく飛び行き、無事長者の家に戻ったのであった。
 またある時、醍醐天皇が病に伏せり、加持祈祷や読経が行われたが一向によくならない。
 ある人が大和の信貴(しぎ)という山に不思議な秘法を使う徳の高い聖がいると言うので、ならば召して祈祷を行わせようということになり、蔵人が遣いに出された。
 聖のもとに着いた蔵人が、帝のご病気のために都に参じて祈祷してほしい旨を告げると、聖は「わざわざ参らずともここで祈祷をいたしましょう」と答える。
 蔵人が「いったいどうやって祈祷の効果を確かめればいいのか」と問えば、「わたしが祈祷をしたならば、帝の御許に剣の鎧を纏った護法を遣わせましょう。
 夢にでも幻にでもそれを帝がご覧になれば、お知らせくだされ」と言うので、蔵人は都に戻りそれを帝に伝えた。
 3日ほど経った昼頃のこと、帝が微睡んでいると、きらきら光るものが目に入った。
 これが聖の言っていた剣の護法かと気づくと、たちまち帝の病は快癒した。
【備考・アピールポイント】:
 ・鉢に宿った法力を倉や米俵に伝播させたともとれる逸話を拡大解釈して、ピョートルが展開した船団の一部の制御を乗っ取らせたりしたい。
 ・遠隔地からの祈祷による治癒能力に着目して、術の射程と精度を大幅に向上させる陣地宝具「信貴山(仮)」を持たせてみるとか。
 ・剣を鎧のように纏った「剣の護法」に近接戦ガチらせたい。何でその名前と見た目で原典に戦闘描写ないんだ。さすがに今次の三騎士相手は
  難しくても荒れ狂う竜相手に時間を稼いだり、探り合いの段階で敵勢力に手の内晒させたりぐらいはできないだろうか。
204: [sage] 2021/03/12(金) 21:31:17 ID:t5oCZQ3.0(17/33) AAS
【真名】:デウカリオン
【元ネタ】:ギリシア神話
【クラス】ライダー
【解説】:
 プロメテウスとプロノイエの子でプティーアの王。
 人間に嫌気がさしたゼウスが絶滅させようとして大洪水を起こし、世界の全てが水に流された。
 デウカリオンは父プロメテウスの忠告に従い方舟を作り、デウカリオンと妻のピュラーのみが助かった。
 その後、ゼウスに生贄を献げ、テミスに祈りを捧げた。
 人間が全て滅んだことを知った2人はテミスに人間の種族を復活させる方法を聞き、テミスに「爾らの大いなる母の骨を歩を進めつつ背後に投げよ」と告げられる。
 2人は地上の岩の塊(大いなる母の骨)を歩みつつ背後に投げるとそこから新しい人間の種族が生まれ出た。

【備考・アピールポイント】:
・ギリシア神話版のノア。方舟を作り大洪水から逃れた。
・ギリシア神話で有名な英雄たちが集う「英雄の時代」の人間を産み出した。
205: [sage] 2021/03/12(金) 21:34:37 ID:t5oCZQ3.0(18/33) AAS
【真名】:ジャック・チャーチル
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー、アーチャー、バーサーカー
【解説】:
 イギリス陸軍の軍人。渾名は「マッド・ジャック」、「ファイティングジャック」。
 第二次世界大戦において長剣、ロングボウ、矢を持って戦ったことで知られる。
 信念は「士官たる者、剣を持たずして戦場に赴くべきではない」。
 大英帝国統治下の香港に於いて産まれる。1926年に士官学校を卒業、ビルマで軍務に就く。
 この時ジャックは無線を習うためだけにインド・カルカッタ(ビルマから2,000kmも離れている。つまり往復4,000km)に自転車で行くという凶行に出ている。 …が1936年に一旦軍を理由は戦争ができるから。退き、新聞編集者となった。
 ちなみに除隊の理由はあんまり楽しくなかったからだそうで。第二次世界大戦が始まると軍務に復帰。
 理由は戦争ができるから。1940年5月、彼の所属する部隊がドイツ軍と戦闘に及んだ際、ジャックは攻撃開始の合図としてロングボウで矢を放ち、敵の下士官を倒した。
 これにより彼は第二次大戦中に弓でもって敵を殺傷した記録上唯一のイギリス軍人となった。
 その後、コマンド部隊に志願する。
 当時彼はコマンドの意味するところを知らなかったが、危険な任務に就くことは理解しており、そこに興味を惹かれての行動であった。
 戦後はサーフィンに凝り、セヴァーン川において巨大な潮津波を乗りこなした最初の人物となった。
 1959年に退役。1996年にサリーで生涯を終えた。
【備考・アピールポイント】:
・第二次世界大戦の英雄で唯一セイバー適性持ってそうな人。多分狂喜スキルも持ってる。
・ちなみに、「士官たる者、剣を持たずして戦場に赴くべきではない」という台詞は「剣は士官の正装だ」という考えとも「もしも弾切れになった時に頼れるから」とも言われる。
・また士官にとっての帯刀は、士官は命令を出したり、集団を統括する立場上恨まれやすく(特に軍隊は理不尽なことが多いので)、部下に殺害されたり、そうでなくても襲われた例はゴロゴロある。
・また、実戦において恐怖心から逃亡しようとする兵士を殺害する為にも使用される。
206: [sage] 2021/03/12(金) 21:38:25 ID:t5oCZQ3.0(19/33) AAS
【真名】:ウルバヌス二世
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、ルーラー
【解説】:
 11世紀末のローマ教皇。
 本名はウード・ド・シャティヨン(或いはラゲリウスのオド)といい、クリュニー修道院の院長を務めたきっかけで、
 クリュニーと関わり深い教皇、グレゴリウス七世にローマへ招かれ、教皇の右腕として活躍。
 外交手腕に長け、グレゴリウスの次の教皇ウィクトル三世が短い治世を終えると間もなく教皇に選出される。
 教皇となってからもその外交手腕を用いてグレゴリウスが成そうとした多くの改革を達成したが、
 その功績以上に、イスラム世界からの圧迫を受けていた東ローマ帝国の救援要請を受ける、
 ……という名目でクレルモン教会会議にてヨーロッパ諸侯に対して、巧みな甘言を駆使して十字軍運動を呼びかけた。
 人々はウルバヌスの演説に熱狂し、かくして十字軍による殺戮の道が開かれた。
【備考・アピールポイント】:
・元の文はアピールが無いので転載者自身が書き加えています。
・十字軍の発端となった人物。
・扇動系のスキルか実験鯖のペリクレスの宝具などから演説を聞いた人物を十字軍の兵士化。
・また、信仰系スキルとかも持ってそう。
207: [sage] 2021/03/12(金) 21:46:45 ID:t5oCZQ3.0(20/33) AAS
特殊な鯖なので元分も少し掲載。元分は解説のみなのでそれ以外は転載者が付け加えました。
スレが変わったので守屋の解説再度貼っとく。ついでに同一視されてる神々について追記
【真名】:物部守屋大連(洩矢神)
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、アーチャー
【解説】
 物部守屋大連。弓削大連。飛鳥時代の豪族。萩野大明神。
 排仏派として蘇我馬子と敵対し、穴穂部皇子の下で三輪逆を殺すなど暗躍していったが、
 用明天皇崩御に乗じて穴穂部、宅部の2皇子を殺されると、皇族や諸豪族と結託した馬子に討伐された。
 その戦いの際には自宅の榎に登って雨の如く射掛け、兵も強壮で討伐軍は3度を退却を迫られた。
 結局は太子と馬子の祈願と迹見赤檮の矢によって敗死したが、
 死後悪禽(啄木鳥)となって四天王寺を襲った、落ち延び「萩生翁」と自称したなどの伝説が残り、
 また名称の音の一致や神話的混同を受け、諏訪の洩矢神と同一視もされる。

【備考・セールスポイント】
・現代の言葉で言うと極右な人になるだろうか
・物部氏は元々兵器の製造・管理を管掌し、石上神宮も物部氏が祭祀しヤマト政権の武器庫としての役割も果たしてきたと考えられ、また物部氏の祖神であるニギハヤヒが十種神宝を伝えてたりするのでエミヤやギルや皆鯖ヒトラーみたいに宝具大量に持ってるかも。
・あと諏訪の洩矢神と同一視され、その洩矢神はミシャクジ様と、ミシャクジ様は建御名方神と同一視されてるからキャス狐みたいな神の化身として作れなくもないかも。
・守屋と同一視される洩矢神、ミシャグジ様、建御名方神について、洩矢神は長野県諏訪地方を中心に信仰を集めた土着神。
・建御名方神が侵入し、争いになった際には鉄輪を武具として迎え撃つが、建御名方神の持つ藤の枝により鉄輪が朽ちてしまい敗北した。
・以後、洩矢神は諏訪地方の祭神の地位を建御名方神に譲り、その支配下に入ることとなったという。

・ミシャグジ様は少なくとも縄文時代頃から続くかなり古い神様で起源は定かで無い。
・塞の神(境界の神、すなわち、大和民族と先住民がそれぞれの居住地に立てた一種の標識)と言われ、神徳は生誕、農作、軍事など様々だが、祟り神や男性器の象徴ともされる。
・この神を祀っていた神社では、神官に憑依して宣託を下す神とされ、ミシャグジは漢字表記では御射宮司、赤口、御射軍神など二百種類以上ある。
・当初は主に石や樹木を依代とする神であったとされているが時代を経るにつれて狩猟の神、そして蛇の姿をしている神という性質を持つようになったと言われている。
・建御名方神は大国主神の息子で軍神や山神や風神や農耕神や狩猟神として信仰されている。
・武御雷神に相撲を挑んで負けてしまい、諏訪まで逃れた。
208: [sage] 2021/03/12(金) 21:53:01 ID:t5oCZQ3.0(21/33) AAS
元文はアピールポイントがないので転載者が付け加えていただきました。
【真名】:ノルナゲスト
【元ネタ】:「ノルナゲストの話」(『オーラヴ・トリュグヴァッソン王の最大のサガ』挿話)
【クラス】:キャスター
【解説】:
 北欧の短い散文であるサットルのひとつに登場する楽士。名前は「ノルンの客」という意味。
 デンマークのある貴人の家に生まれる。誕生時に三人のノルニルが現れ、うち二人から美しい姿と勇敢さ、楽人の才能を与えられた。
 しかし、三人目が来訪を怪しんだ人々に押されて転んでしまい、それに怒った三人目からはその場で燃えている蝋燭が尽きるより長くは生きられない呪いを受ける。
 蝋燭は年長のノルンが消し、母親が隠して彼が成人になるまで保管した。これらの出来事がその名の由来となった。
 成人した後この出来事を話されたあと蝋燭を渡され、以後自身で管理するようになる。
 それから年を取らずに楽士として国々を巡るかたわら、各地の戦に参じて手柄を立てた。
 約三百年の時を生き、その生涯の中でファフニール殺しのシグルズ、毛ズボンのラグナルの次男ビョルンとその兄弟、ハーラル美髪王などといった名だたる英雄を見聞し、共に過ごした。
 その際、英雄所縁の品々を蝋燭を入れた袋に収集していった。
 彼は最期にノルウェーのオーラヴ・トリュグヴァッソン王の屋敷に招かれ、そこで過ごした。
 キリスト教に改宗した王の信仰を古の北欧の神々へ戻そうと手を尽くすが挫折し、自身も洗礼を受け改宗する。
 王はキリスト教の神が彼を異教の神々の呪いから守ってくれると言い、そこでノルナゲストは蝋燭に灯をともす。
すると蝋燭が短くなるにつれ急速に老いていき遂には白骨になり、蝋燭が尽きると共にその命運も尽きた。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補の蝋燭は皆鯖のメレアグロスが参考に出来そう。
・英雄所縁の品々を所持している事から本家イアソンみたいな感じで戦闘に参加するという事も出来そう。
209: [] 2021/03/12(金) 21:55:47 ID:t5oCZQ3.0(22/33) AAS
【真名】:フレグ
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】:
 チンギス・ハンの第四子トルイの子で、イルハン朝の始祖。
 1253年にモンケ・ハンの命を受けた中東方面への征西を開始し、アムダリヤ川からシリアまでのイスラム圏諸国を粉砕し尽くした。
 モンケが没すると、一度はカラコルムに戻ろうとするも、クビライとアリクブケが帝位継承戦争を開始すると本土には戻らず、イランでイルハン朝を建国。
 ジョチ・ウルスから派遣された軍勢が相次いで不審死し、当主ベルケ及びジョチ・ウルスとの対立が激化したことも本土へ戻れない理由だった。
 ジョチ・ウルスとの幾度かの衝突の後、1265年にクビライ主導のクリルタイが開催されることとなった最中、フレグは48歳で急死。
 彼と争ったベルケも、彼の死後の混乱を衝こうとカフカズを南下中に急死した。

【備考・アピールポイント】:
・アッバース朝を滅亡せしめたバグダードの戦いでの悪名は高く、
・投石機の他、中国人技術者が操作する攻城用の火器を運用。
・市街の破壊には、軍勢に組み込まれていたキリスト教徒のグルジア人も加わった。
・その度を超えて残虐な殺戮は「鳩の飛行を攻撃する飢えたハヤブサ」とも「荒れ狂う狼が羊を襲うよう」とも言われ、街や文化は徹底的に破壊された。
・殺戮被害者は、明らかに誇張であろうが200万人が殺されたとする文献もある。
・どちらにせよ最低20万人は殺されたようであり、イスラム教圏は回復不能なほどの大打撃を被った。
・その惨状は「アリストテレスとペリクレスのいるアテネが核兵器によって消滅する様」と評された。
・バーミヤンの徹底破壊同様、死体が大量に転がるバグダードは凄まじく臭かったという。
・多くの敵から「甘言を持って騙す」、「策謀ばかり使う」と評される通り、フレグ本人はあまり正面からの大会戦を好まない慎重主義とも圧倒的な彼我の差で押し潰す戦法を多く取っていた。
・アッバース朝最後の君主、ムスタアスィムの処刑は貴人を葬る馬群による踏みつけだったとも、ムスタアスィム自慢の財宝を満載した部屋に監禁し、「大好きな財宝を食糧とするがよい」と餓死するまで放置したとも。
210: [] 2021/03/12(金) 22:00:48 ID:t5oCZQ3.0(23/33) AAS
【真名】:ヤン3世ソビェスキ
【元ネタ】:史実
【クラス】:シールダー
【解説】
 ポーランドの王。在位1674年-1696年。
 華々しい戦歴から国王に選挙され、当時無敵を誇ったオスマン帝国を退けてオスマン帝国に「レヒアの獅子」と呼ばれて畏れられた英雄である。
 地方の名門家に生まれ、大学を卒業した後には、兄と共に見聞を広める為の西ヨーロッパ旅行へ出発し、多様な経験を積む。
 1648年にに帰国した後はポーランド・リトアニア共和国の軍に所属し、目覚ましい戦功を挙げて瞬く間に出世し、1674年には自由選挙で圧倒的勝利を収め、王位に着いた。
 当時は大洪水時代と呼ばれる戦乱によって国内は荒廃しきっており、加えて近隣諸国との政争と、大国オスマンの侵攻も脅威であり、ヤン3世の治世は苦難の連続だった。
 1683年の第二次ウィーン包囲では、当時無敵を誇ったオスマン帝国をヤンの軍略によって撃退し、ヤンは救国の英雄に留まらず、ヨーロッパのキリスト教世界を守った英雄として、大きな名声を勝ち得た。
 しかし、その後は政治的敗北が続き、17世紀の覇権国だった共和国とオスマン帝国は共倒れすることになり、晩年のヤンは心臓発作に倒れて半隠棲状態の生活を送って、1696年の66歳の時に何度目かの発作でなくなった。
 ヤン3世は1679年に焼失したポーランドの天文学者であるヘヴェリウスの観測施設の再建に協力したため、ヘヴェリウスが制定した星座の一つはヤン3世を記念して「ソビエスキのたて座」 と名付けられた。
【備考・アピールポイント】:
・シールダーでヤン3世ソビェスキ作りたい。
・今次は太陽や月のバックアップ受けるのがいるし、こっちは星(たて座)で。
・ヨーロッパのキリスト教世界を守った英雄なのでアリーともいい対比になると思う。
・オスマン帝国からウィーンを守った英雄。
211: [sage] 2021/03/12(金) 22:05:06 ID:t5oCZQ3.0(24/33) AAS
【真名】ユディト
【元ネタ】旧約聖書外典『ユディト記』
【クラス】アサシン
【解説】
 ユディトは旧約聖書外典の1つである「ユディト記」に登場する女性である。
 アッシリアの王ネブカドネツァルは自分に非協力な諸民族を攻撃するため、将軍ホロフェルネスをイスラエルへと派遣する。
 ホロフェルネスはベトリアの町を占領する。水源を絶たれたため町長オジアは降伏を決意するが、ユディトが主への信頼を説き説得する。
 ユディトは自身を着飾り、アッシリアの兵士たちをその美貌で魅了しホロフェルネスの元へと近づくことに成功する。
 ホロフェルネスは酒宴へとユディトを誘い、兵士たちと共に葡萄酒を飲み泥酔するがただ一人何も口にしなかったユディトはホロフェルネスの短刀を奪い
 それを持って彼の首を切り落とした。
 その後将軍を失ったアッシリア軍は敗退し、ユディトは平和となったべトリアの町で105歳で天寿を全うした。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補は兵士を泥酔させた葡萄酒とホロフェルネスの首を落とした短刀だろう。
・美貌で魅了した事から魅了スキル持ちかそれらの派生スキル持ちであろう。
212: [sage] 2021/03/12(金) 22:07:08 ID:t5oCZQ3.0(25/33) AAS
【真名】:シャルル七世
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン、バーサーカー
【解説】:
 百年戦争末期、ヴァロワ朝第五代フランス国王。
 「勝利王」と「よく尽くされた王」という二つの通称で呼ばれる。
 ジャンヌ・ダルクの活躍によってランス大聖堂で正式に王として戴冠した。
 コンピエーニュの戦いでジャンヌが捕虜となり、火刑に処された後も英国に対して勝利を重ね、英領の大半を奪取して百年戦争に終止符を打った。
 ジャンヌ・ダルクを見殺しにした王と言う汚名を被せられことが多いが、在位中に復権裁判を行なって彼女の無罪を証明しており、さらに百年戦争で荒廃した国内の復興にも努めているなど、ただ尽くされただけの暗愚と決めつけるには早計過ぎるほどの功績を残している。

【備考・アピールポイント】:
・ぐだおのムック本にてバーサーカークラスに予想されていた鯖。
・暗愚と決めつけるのは早計だが、ジャンヌを助けなかった理由も、助けようとしたのか、身代金を渋って本当に見殺しにしたかさえ分からず仕舞い。
・また、愛妾を水銀で暗殺したとされる噂が囁かれたり、
・即位前の段階でブルゴーニュとの要らぬ対立を招くなど、完全無欠の名君というわけでも勿論ない。
・宝具は何か迷ったけどその複雑極まる“特異な人格”が宝具になりそう。
・(アルスラーン戦記のラジェンドラのような、神算鬼謀の持ち主でなければ真意を読めない的な)
213: [sage] 2021/03/12(金) 22:08:25 ID:t5oCZQ3.0(26/33) AAS
【真名】累
【元ネタ】真景累ヶ淵他、累物
【クラス】キャスター、アサシン
【解説】
 累物と呼ばれる一連の作品群に登場する怨霊。
 その容姿の醜さから夫に殺害され、後にその夫の娘に乗り移り、自らの供養を求め苦しめる。
 しかし、祐天上人により解脱、昇天することとなった。
 また、彼女の母の前娘である助とも瓜二つである。
 多くの作品の題材となっているため、その来歴や結末、人生は様々なものがある。
【備考・アピールポイント】:
・蘇生、憑依系の逸話が応用できる。
・様々な作品の中に登場するため、宝具やスキルに幅が出る。
・復讐者ではあるがあくまでも犠牲者の弱い立場で動ける。
214: [sage] 2021/03/12(金) 22:11:45 ID:t5oCZQ3.0(27/33) AAS
【真名】:ナラム・シン
【元ネタ】:史実・伝説
【CLASS】ランサー、アーチャー
【解説】:
 アッカド王朝の大王。四方領域の王。
 大規模な遠征を繰り返しアッカド帝国の最大版図を築いたが、そのために反乱の続発に悩まされ、王朝が傾く原因をも作った。
 またメソポタミア史上初めて自らを神とした王でもある。
 マニシュトゥシュの息子にして世界の王サルゴンの息子として生まれ、王位に付くまでの経緯は明らかではないが、盛んに遠征を行っていたと思われる。
 彼はその治世の間にエラム地方や、アナトリア半島南東部、地中海地方に遠征を行ってアムル人を討ち、祖父サルゴンを上回るアッカド史上最大の領土を築き上げた。
 しかし大幅に拡大した領土では反乱が相次ぎ、領土各地で反乱が発生したために1年間に9回の戦闘を行ったという。
 この反乱の鎮圧成功を高らかに謳い上げ、以後碑文などに記す自分の名前に
神を意味する発音しない限定符「ディンギル」を付けるようになる。
 伝説ではナラム・シンがエンリル神殿を破壊したために、神々は怒り神罰として山の大蛇グティ人をアガデの地に送り込んだ。
 このためにアッカド王国は滅亡することになった、という説話が残されており、グティ人の侵入によるアッカド朝末期の混乱をナラム・シンと関連づけ、王朝の破壊者として扱われることも多い
 
【備考・アピールポイント】:
・鶴嘴と鋤で神殿壊す土木的ランサー。あと戦勝記念碑に槍が描かれたりしてるからギリOKかなーと。
・また同じ記念碑に弓を携えた姿として描かれているのでアーチャーでも大丈夫か。
・今次だと修道院やら碑石やらを容赦なくぶっ壊す。でも神罰には弱いから脱いだ後の女神ブリギッドにやられそう。
・あと怒った神に山の大蛇グティ人を差し向けられてるから兀突骨も苦手そう。
・宝具候補は記念碑に描かれた冠だろう。
215: [sage] 2021/03/12(金) 22:12:55 ID:t5oCZQ3.0(28/33) AAS
【真名】:紀昌
【元ネタ】:名人伝(列子)
【クラス】:アーチャー
【解説】:
 邯鄲に住む弓の名人であったが師である飛衛を倒さねば一番の名人になれないと彼を襲う。
 その後、失敗した紀昌は彼を恐れた飛衛の案により仙人である甘蠅に師事する事になる。
 戻ってきた彼は飛衛の足元にも及ばない名人の顔つきをしていたが弓を射る事は無かった。
 その必要すら無かったからである(不射之射)
 その後、ゲイと養由基の二人と共に星に光を灯しながら矢を放ったり、盗賊を殺気で転ばせ落としたりするようになった。
 老いた彼は弓の存在を忘れる程に弓から離れていたがそれでさえも「忘れる境地の名人」として逆に仕事道具を手にする事を皆は恥じたのだった
【備考・アピールポイント】:
・弓を持たないけど射撃は出来るアーチャー。
・荘子の達人程それを見せびらかさないものだという思想を中島敦が列子の弓の名人と合わせた結果生まれた哲学野郎。
・普段は殺気ビームで本気を出すと弓を持って来るのがいいか。
・てかこれ強すぎるのどうなのって流れと逆行してるなダメじゃん
216: [sage] 2021/03/12(金) 22:16:03 ID:t5oCZQ3.0(29/33) AAS
【元ネタ】史実
【クラス】セイバー、キャスター、アヴェンジャー
【真名】メアリ・テューダー
【解説】
 メアリ1世、ブラッディメアリーの名で知られるイングランド女王。
 父親のヘンリー8世の再婚により、一時は庶民にまで身分が落ち、義妹エリザベスの侍女になった事もある。
 身分を回復したのは、父ヘンリー8世が晩年になってからの事である。
 彼女の最も有名な逸話が、即位後に行った宗教政策である。
 実母キャサリンによって敬虔なカトリック教徒に育てられていた彼女は、宗教政策でプロテスタントを迫害し、多くの信者を処刑した。
 これが後に都市伝説となる異名「ブラッディメアリー」の発端である。
 スペインの血を引く彼女は、後にスペイン王太子フェリペ(後のフェリペ2世)と結婚するが、これが原因でフランスとの戦争に巻き込まれ、大陸に残っていた最後のイングランド領カレーを失った。
 実母キャサリンを王妃の座から追いやったアン王女の娘である義妹エリザベスを生涯恨み続けており、唯一の後継者であったにも関わらず、死の前日になってようやく後継者に指名した逸話もある。
 不幸な人生を歩んだ彼女だったが、その原因の殆どが父親の再婚や夫フェリペとの結婚など、つくづく男運がなかった女性である。

【備考・アピールポイント】
・都市伝説「ブラッディメアリー」の語源となった事から『無辜の怪物』スキルを取得可能。これで戦闘能力は得られる。
・父やアン王女、義妹エリザベスへの恨みが強く、これも宝具やスキルに仕えるかも。
・宝具はエリザベスと同じくカーテナ?性質はかなり異なりそう
・不運続きの人生を送ったので、幸運はかなり低い
217: [sage] 2021/03/12(金) 22:18:04 ID:t5oCZQ3.0(30/33) AAS
【元ネタ】『マハーバーラタ』
【クラス】アサシン
【真名】ドゥルヨーダナ
【解説】
 パーンドゥ五兄弟と対立し、バーラタ戦争を引き起こした。
 盲目の王ドリタラーシトラとガーンダーリーの間に生まれたカウラヴァ百王子の筆頭であり、様々な凶兆から、生まれながらに王国を滅ぼす不吉の子とされたが、父の愛情からそのまま育てられた。
 長じてのちパーンドゥの息子達である五王子とドゥルヨーダナ達クル王国の百王子は対立を深め、 ドゥルヨーダナは様々な策謀を弄して五兄弟を害そうとするも失敗、仲裁により王国は二つに分割され、一方をパーンダヴァの長兄ユディシティラが、一方をドゥルヨーダナが収めるも相手の繁栄に 嫉妬し、叔父シャクニの勧めで賭博によってユディシティラの王国を十三年間奪うことに成功する。
 期日が来た後、パーンダヴァ・カウラヴァはそれぞれ諸王・郎党を率いた大戦争に突入
するが、 ドゥルヨーダナ率いるカウラヴァは優れた戦士や友人、弟達を失っていき、軍勢も壊滅する。
 ドゥルヨーダナもビーマに棍棒戦を挑まれ、かつて己がパーンドゥ五兄弟の妻ドラウパディーに 太腿を見せつけ辱めた応報により、ビーマに禁じ手の下半身への攻撃を受け、大地に沈む。
 しかしドゥルヨーダナは十三年間最高の幸福の内に全世界を統治し、正々堂々と戦いに
敗れた自分は 天国へ昇ることを誇り、逆にパーンダヴァは卑怯を積み重ねて得た王国
を治めるが良いと嘲笑った。
 その後アシュヴァッターマンによるパーンダヴァ軍壊滅の報を聞いた瀕死の悪王は満足して絶息し、王族の本分を尽くしたことによって、天界へと昇った。

【備考・アピールポイント】
・『マハーバーラタ』における倒される側の王様。パーンダヴァに対しては悪い人だが、国民とバラモンに対しては
何一つ悪事を働かず父の様に頼りにされてた。
・さんざん策謀練った末に、正々堂々と戦って負けた良く分からない人。
・カースト全盛の時代に「英雄の出自を問う意味は無い」と言い放つカリスマ性やカルナにその場でポンと
一国を与える気前の良さを持つ。
・身分制度に捉われずカルナに目を付け、全力で投資するあたり優れた先見性もある。
・カルナとの絆は深く強いものでカルナは自身の素性を知った後もドゥルヨーダナに最期まで忠実に仕え、カルナがアルジュナに殺された際、ドゥルヨーダナはかつてない程に悲嘆に暮れたという。
・毒を盛って眠らせた相手を縄で縛りあげガンジス河に投げ込む、燃えやすい素材を用いて宮殿を建てさせ火を付けて殺すなどの策謀も行ったが、正面から戦っても棍棒術において比類なき戦士であり、ビーマを圧倒するほど強い。
218: [sage] 2021/03/12(金) 22:19:27 ID:t5oCZQ3.0(31/33) AAS
【真名】マアト
【元ネタ】エジプト神話
【性別】女性
【クラス】ルーラー
【解説】
 「正義」「秩序」「真実」といった概念を名に冠する、エジプト神話における「正しさ」の女神。
 頭部にダチョウの羽根を立てているが、これは冥界の審判において「真実の羽根」と呼ばれるものである。
 この羽根を天秤の片方に、裁かれる死者の心臓をもう片方に乗せることで審判が行われるが、穢れを吸収した心臓は重くなってしまうため、裁かれた死者が罪人であれば心臓を載せた皿が下がってしまう。
 釣り合った、もしくは軽かった心臓の持ち主はそのままオシリスに謁見し、彼の守護する死者の楽園に招かれるが、重かった心臓はキメラ様のアミメット(♀)に心臓を食われ、罪人の魂は消滅する。
 この審判には測量役のアヌビス、書記役のトト、処理役のアミメット、他死者の付添・裁判の監視役等多数の神が関わっているが、マアト自身は羽根、すなわち自身の分身を捧げているのみである。
 
 当神話においては珍しい概念の女神であり、あらゆる聖域や万人の心のなかに存在するとされている。
 名前が名前なだけに、「神」の決定詞をつけないと女神としてのマアトと表現されない。
 例として、「マアトとゲレグ」と呼ばれる正直者と嘘つきの兄弟の寓話では男性の名前としてマアトは扱われている。
 
【備考・アピールポイント】:
・マアトちゃんは正義。
・概念の女神という性質上、非情に柔軟な形をとれるサーヴァント。
・また、オシリスの没後冥界に下る際には「地上のマアトは死んだ!」と言い残したり、政情が荒れる度に「マアトが死んだ!」と嘆かれるため兄貴に次ぐネタ枠にもなりうる。
・「マアトの奉献」と呼ばれる体育座りのようなポーズでしばしば描かれる。 
・FGOを触っている方であればアサシン式の最終再臨絵を思い浮かべるとイメージしやすいかと。
219: [sage] 2021/03/12(金) 22:25:08 ID:t5oCZQ3.0(32/33) AAS
元文では考古学定な見解について書かれていなかったので書き加えさせて頂きました。
【元ネタ】「封神演義」史実
【真名】 帝辛
【クラス】バーサーカー
【解説】
 殷朝の第30代帝であり、最後の帝。
 いわゆる殷の紂王(ちゅうおう)として暴虐な政治を行なった帝とされ、美貌を持ち、弁舌に優れ、頭の回転が速く、力は猛獣を殺すほど強かった。
 それゆえ臣下が馬鹿に見えて仕方なく、諫言を受けても得意の弁舌で煙に巻いてしまった。
 帝辛の増長はつのり、神への祭祀をおろそかにし、重税をかけて天下の宝物を自らの物にし、尤渾や費仲と言った佞臣を重用し、妲己と言う愛妾に溺れ、日夜宴会を開いて乱交にふけり周の武王に滅ぼされた。
 夏桀殷紂(かけついんちゅう)と呼ばれ夏の桀と共に中国の暴君の代名詞となった。
【備考・アピールポイント】:
・スキル候補は 狂化、精神汚染、話術、黄金律(偽)
宝具候補は酒池肉林 固有結界を作り、赤王的なあれで一時的に自分の思うがままの世界を作る。
・中国の暴君。精神汚染+狂化はエリちゃんみたいな感じで
・史記では暴君とされているが殷墟から出土した甲骨文からは普通の王様だったらしい。
・史記に描かれている暴君の一面から無辜の怪物も持たせられそうだ。
220: [sage] 2021/03/12(金) 22:29:47 ID:t5oCZQ3.0(33/33) AAS
元文は解説のみなのでテンプレに合う様に加筆しました。 
また、アピールポイントもないので転載者が書き加えました。
【真名】:岳飛
【元ネタ】:史実
【クラス】:ランサー
【解説】:
 南宋初に活躍した名将。後世において、関羽と並ぶ格を以て祀られている。
 農民出身ながら文武両道に優れ、義勇軍に参加したことから頭角を現し、中国に侵入した金軍を相手に連戦連勝を重ねる。
 しかし、主戦派の彼は和平派のトップであった秦檜と対立し、秦檜は謀反の罪を岳飛にかぶせ投獄した。
 これに対し、当時岳飛と並ぶ名将として知られた韓世忠が証拠を問いただすと、秦檜は「莫須有(あったかもしれない) 」と答えた。
 このような理由に韓世忠は激高するも、岳飛は遂に謀反の罪を受けて刑死した。
 なお、岳飛を主人公とした演義文学『説岳全伝』において、彼は大蛇が変じた瀝泉槍という槍を操り、その槍を失った後に刑死することとなる。
 実際に、岳飛を始祖として後世に伝わる武術「岳家拳」においても槍術は重要な地位を占めている。
 また、『説岳全伝』において岳飛は釈迦如来が宋王朝を守るために下界に遣わした大鵬の化身とされる。
【備考・アピールポイント】:
・関羽と並ぶ中華の大英雄。
・官僚の嫉妬によって殺されてしまうのは型月英雄っぽい?
・宝具候補は大蛇が変じた槍だろう。
・スキル候補には岳家拳などもあげられる。
221: [sage] 2021/03/13(土) 14:04:07 ID:fyc7DhW20(1/6) AAS
過去スレからの転載
【元ネタ】:史実
【真名】:サルゴン
【クラス】:セイバー
【解説】
 紀元前24世紀にアッカド帝国を建国した、古代メソポタミアの王。
 古代オリエント政治史上最も重要な王の一人
 人類史上初の帝国建設者であり、サルゴンは「正しき王」「世界の王」という意味を持つ。正しい表記はシャル・キーンという。
 ちなみにギルガメッシュは紀元前26世紀ごろの人物。
 主神エンリルと、女神イアンナ(イシュタル)に仕える女神官(神殿娼婦?)の間に生まれたといわれる。
 子を産むのを禁じられていた女神官はサルゴンは籠に入れられユーフラテス川に流されたところを庭師に拾われ育つ。
 これは英雄の出生によくある「捨て子伝説」の原典であるという。
 王が溺死するという夢を見たことで暗殺の危機にさらされるがイアンナにより全て失敗に終わり、権力闘争の混乱に乗じて王位を簒奪。
 その後は古く有力なシュメールの諸都市を次次に平定し、メソポタミアの覇権を掌握した。
 更に西方に大遠征を行い、その範囲は「上の海」(地中海)と「銀の山」(タウルス山脈)にまで達した。
 一説によれば彼の勢力はキプロスやクレタ島にも及んだという。これは当時の常識を超えた長征であり、
 これらの地域は多くのメソポタミア人にとって異世界に等しいものであったと思われる。
 遠征から帰還すると、帝国の新たな首都としてアッカドを建設し、東はエラム(ザグロス山脈方面)、南はオマーンやバハレーンまで勢力を拡大。
 海上交易を奨励し、彼の時代にメソポタミアの諸都市は大いに繁栄した。

 実に34もの戦を勝ち抜き、17以上の国々を平定したという。
 その強さの秘密は5400もの常備軍を編成していたためらしい。
 策謀に富み圧政も敷かず国を繁栄させ、戦争で大敗することもなく必ず戦果を持ち帰るなど大往生を遂げている。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補には、ウルクの城壁を破る際に用いたとされる斧。征服者としての逸話も合わせれば対城宝具といえるだろうか。
・また暗殺から守り世界の王に任命するなど、イシュタル神からはかなりの寵愛を受けている。
・この女神は王権を授与する神とされ、拡張主義の時代には同じ役目のあるエンリルと交代するのだとか。
・時代が進んだとはいえウルクに攻め入ってるが、あの宝物庫は暴けたのか……
222: [sage] 2021/03/13(土) 14:08:49 ID:fyc7DhW20(2/6) AAS
【真名】 加藤清正
【元ネタ】史実
【クラス】:ライダー、キャスター
【解説】
 安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将・大名。
 刀鍛冶の息子として生まれるが父が幼いときに死去。
 母が羽柴秀吉の生母である大政所の遠縁の親戚であったことから、秀吉に小姓として仕える。
 中国経略中の秀吉が冠山城を攻めたとき、清正は城に一番乗りを果たして奮闘した事を皮切りに「賤ヶ岳の七本槍」の一人として様々な武功をたてる。
 秀吉の九州征伐後は肥後北半国を与えられ熊本城を居城とした。
 肥後における治績は良好で、田麦を特産品化し南蛮貿易の決済に当てるなど、商業政策でも優れた手腕を発揮した。
 文禄・慶長の役では、朝鮮へ出兵した。朝鮮の民衆から「鬼(幽霊)上官」と恐れられた。
 なお、朝鮮出兵中に虎退治をしたという伝承が残り、そこから虎拳という遊びの元になった。
 セロリを日本に持ち込んだとされており、セロリの異名の一つが「清正人参」である。
 秀吉が死去すると、五大老の徳川家康に接近し、家康の養女を継室として娶った。
 関ヶ原の戦いでは九州に留まり九州の西軍勢力を次々と破った。戦後の論功行賞で、小西旧領の肥後南半を与えられ52万石の大名となる。
 最期は家康と豊臣秀頼との会見を取り持つなど和解を斡旋したが、帰国途中の船内で発病し熊本で死去した、享年50。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補には長烏帽子形兜 -、 清正は身の丈六尺三寸(約190cm)の大男であったが、長烏帽子形兜(ながえぼしなりかぶと)という変わり兜を被ることでさらに背が高く見えたという。浮世絵の武者絵では、この兜と蛇の目紋は清正を表すシンボルだった。
・他の宝具候補には片鎌槍 - 天草一揆討伐で激戦中に所持する十文字三日月槍の片刃が折れてしまった(または朝鮮の役での虎との戦いで噛み折られてしまった)が、片鎌槍と称して愛用を続けた、という伝説がある。愛用の槍は八十姫の輿入れ道具として持ち込まれ、紀州徳川家に伝えられた。
・ライダークラスの宝具として帝釈栗毛(たいしゃくくりげ) - 清正の愛馬。帝釈とは仏教の守護神帝釈天のことで、体高は六尺三寸あったという巨大な馬。
・キャスタークラスでは熊本城が宝具候補になるだろう。
223: [sage] 2021/03/13(土) 14:10:17 ID:fyc7DhW20(3/6) AAS
【真名】:アショーカ王
【元ネタ】:史実、伝説
【クラス】:ランサー、ライダー、キャスター、バーサーカー、ルーラー
【解説】:
 インド最初の統一帝国、マウリヤ朝の第3代国王。
 釈迦が予言した、古代インドの思想における理想的な王「転輪聖王」だという。
 伝説によれば父王の死後、異母兄弟99人を殺して王位につき、即位後も些細な罪で500人の大臣を斬首、500人の宮女を火刑にする。
 彼の通った所はすべて焼き払われ草木が一本も生えていない、といわれるほどの残忍な振る舞いにより「残虐王」と呼んで恐れられた。
 統一事業を完成するべく、インド東南にあって抵抗を続けるカリンガ国に兵を進め、10万人を殺し、15万人を捕虜にするという大成果をあげる。
 (あるいは15万の捕虜のうち10万人を殺した)
 しかし戦禍によってその数倍の人々が死に、 多くの人が住処を失い、飢餓・悪疫による凄まじい惨状に深い悔恨をもたらした。
 その後はかつての罪を懺悔し、仏教に深く帰依し、戦争と征服を否定。
 過酷な政治を改めて「ダルマ(法)」による統治を志し、その信条を刻んだ石柱を王国全土に建立する。
 公共事業と社会福祉に力を注ぎ、仏教を振興し(ただし他の宗教も認めた)、諸国に使者を派して平和を説き、広く仏教を宣布した。
 晩年、反乱をおこした息子によって幽閉されて餓死するが、その時最後まで残った瓜を二つに割り半分を貧者に施与するよう遺言したという。

 『父王とは仲が悪く軍も武器も与えず反乱鎮圧に向かうよう命令されるが、神々が大地を割って軍と武器を与えた』
 『転輪聖王』チャクラヴァルティン。七宝と四徳を備える。
【備考・アピールポイント】:
・端的に言うと征服事業は辞めて国内の秩序と民の幸福に尽力しような人
・転輪聖王と本人の偉業を鑑みると仏法の概念相手に叩き込む攻撃になるのかな
レーザー発射。着弾した相手の煩悩を焼却して征伐する非暴力征伐宝具
・アショーカピラーもあるし、ランサー枠もあり?
・スキルはインド統一したからカリスマB、神々の加護、菩提樹の悟りも持ってそうだが虐殺をしているのでランクダウンか?
・神々から与えられた軍勢も宝具候補になるか。
224: [sage] 2021/03/13(土) 14:21:33 ID:fyc7DhW20(4/6) AAS
【真名】:メローラ
【元ネタ】:メローラとオルランドの物語
【クラス】:ランサー
【解説】:
 騎士物語『メローラとオルランドの物語』の主人公、アーサー王の娘メローラ。
 美貌と賢明さを合わせ持ち、多くの者達に求婚されていたメローラは
 ある日宮廷を訪れたテッサリア王トロアスの息子オルランドと恋に落ちる。
 求婚者の一人であるスペインの王子マドール卿はこれを知って嫉妬し、
 領土の半分を代金としてマーリンに差し出しオルランドを監禁するよう依頼した。
 恋人を救い出すには呪文の力に守られた洞窟の岩を打ち砕くロンギヌスの槍、
 洞窟内を占め足取りを止める魔術の闇を打ち払う美しきカーバンクル、
 オルランド自身を呪いから解き放つトュイスの豚の脂が必要となる。

 男装し探索の旅に出たメローラは『青い武装の騎士』として知られるようなっていた。
 彼女は槍を保管するバビロン王の代理騎士としてその敵アフリカ王を打ち負かし、
 褒賞として王よりロンギヌスの槍と忠実な従者レヴァンデルを与えられる。
 次に訪れた豚脂の持ち主アジア王には囚われてしまうが、守衛ウラヌスの助力で脱出し、
 彼の助言を受けてアジア王が狩りに出ている隙に脂を盗み出す事に成功した。
 最後にカーバンクルで身を飾るヴェローナ姫とその父ナラシンガ王を罠に誘い出すも
 一同は打ち解け合って友となり、宝石は平和の裡にメローラへと引き渡された。
 帰国したメローラはオルランドを助け出し、二人はアーサー王の祝福のもと結婚して
 テッサリアへ行き幸福に暮らした。レヴァンデルとヴェローナ姫もまた結婚したという。
【備考・アピールポイント】:
・アーサー王の娘とロンギヌスの槍持ちなので強く出来そうではある。
・宝具候補はロンギヌスの槍、カーバンクル、トュイスの豚の脂などか。
・男装した逸話があるので男装系スキルなどを持たせられそう。
225: [sage] 2021/03/13(土) 14:26:13 ID:fyc7DhW20(5/6) AAS
【真名】:ロウヒ
【元ネタ】:カレワラ
【クラス】:キャスター
【解説】
 フィンランドの叙事詩「カレワラ」の登場人物。
 暗くて寒い闇の土地ポホヨラを女だてらに執り仕切る老獪な魔術師。娘や村の女は美人が多い様子。
 ある日流れ着いたワイナモイネンに『サンポ』を作ってもらえるよう交渉を呼びかける。
 鍛冶屋イルマリネンを紹介され、サンポを作ってもらえたロウヒは、サンポをポホヨラの岩山に隠した。
 『サンポ』とは奇跡の道具、何もないところから麦粉と塩と金を作る臼の機械で、
 その日からロウヒとポホヨラの地に大いなる豊穣を与えたため、ロウヒは大喜びだった。
 だがしばらくしてワイナモイネンとイルマリネン、それにレミンカイネンを加えた三人の一行が
 サンポの返却を要求しにポホヨラへと乗り込んで来る。当然ロウヒはこれを拒否して戦いの様相を呈する。
 だが、カンテレの音色に晒されたポホヨラの民は眠りに落ちてしまい、サンポはその隙に奪われてしまった。
 しばらくしてレミンカイネンの音痴な歌のお陰で目を覚ましたロウヒとポホヨラの民は追撃に乗り出す。
 このときの戦いで劣勢に苛まれたロウヒはせめてもの腹いせにと、サンポを破壊し海中に没させた。
 サンポは海の神のものとなり、海中と、更に欠片の流れ着いたカレワラの地に恵みを与えたという。
 こうしてポホヨラからサンポの恵みが奪われてしまったためカレワラの民を深く憎んだロウヒは
 カレワラに幾多の災厄を差し向けるも、全ての謀略はワイナモイネンとイルマリネンによって打倒される。
 多分一番物凄く巻き込まれ体質だった人。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補になりそうなロウヒの能力
 ・大鷲(背中に千人乗れるサイズ)になれる変化能力。
 ・疫病を司った精霊の娘が産んだ、9人の「疫病そのもの」の子供を敵地に送る
・子供の名前は疝痛、痛風、瘰癧、腫物、疥癬、癌腫、鼠疫、
・それに名無しの低地の至るところを悪くする湖水の魔術師の9人
・ものすごく大きな金色の毛皮…もとい、熊を召喚できる。
・太陽と月を盗み深い石山(童話だとあかがね山という名前)に幽閉、世界から光を奪う。(原作では普通に人間姿のまま太陽と月を盗んだっぽいが童話だと鷲の姿で太陽と月を盗んだ)
・このうち疫病はワイナミョイネンが呪術で対抗して追い払い、毛皮…もとい、熊は意気揚々としたワイナミョイネンと村人の騙まし討ちで討ち取られるのだけれど、太陽と月の盗難だけは苦戦してた。
・幽閉されてる場所までは辿り着けたのに、牢を閉じる魔法の鍵をワイナミョイネンといえど解除できなかったから。
・結局ロウヒから自主的に太陽と月を返却させることで事件は解決したのだけれど、宝具化するならこの太陽と月を盗んだ技術でどうだろう?疫病の娘や熊の召喚は魔術でもいけそうだ。
省5
226: [sage] 2021/03/13(土) 14:29:53 ID:fyc7DhW20(6/6) AAS
【真名】:ホグニ
【元ネタ】:北欧神話
【クラス】:セイバー、バーサーカー
【解説】
 美しき女神フレイアが、ドワーフよりブリーシンガメンを受け取る代償として、その身体を差し出した。
 それに激怒したオーディーンは、その罪への罰として、「二人の王を未来永劫戦わせよ」とフレイアに告げる。
 それに選ばれたのが、このデンマーク王ホグニと、サラセン王ヘジンであった。
 フレイアは謀略をもって二人を戦わせようとするが、二人は一度友情を結ぶ。
 しかし、更なるフレイアの企みにより、二人は決定的な決別を起こし、
 ダーインスレイヴを抜いたホグニと、万能の霊薬を飲み永遠に蘇るヘジンは、
 世界の終わり・・・ラグナロクまで争い続けることとなった。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補はダーインスレイヴ
・一度抜くと人の命を奪うまで鞘に戻らないという点に尽きるが,ほかにも「攻撃では遠慮を知らない」「かすり傷でも負おうものなら,その傷は治らない」等
・ラグナロクまでに戦い続ける事から戦闘続行と理性を失っている事から高いランクの狂化など持っていそうだ。
227: [sage] 2021/03/19(金) 08:48:06 ID:6JFRZi/60(1/8) AAS
【真名】:太公望、呂尚
【元ネタ】:封神演技、史実
【クラス】:ライダー、キャスター
【解説】:
 別名、太公望。封神演義の主人公にして、伝説の軍師。
 32歳の頃から40年間、原始天尊の元で仙人となるために修行をするが、才能がなかったため下山することとなる。
 商の朝歌で占い師の仕事をしていたところ、やって来た妖怪の王貴人を倒す。
 妖怪退治の功績により紂王に仕えることになるが、その暴政に反発し、出奔する。
 周へ向かった姜子牙は、周を治めていた姫昌に見出され、仕えることとなった。
 姫昌の死後、太子姫発を助けながら、暴虐の限りを尽くす紂王を打つべく商王朝との戦争を開始する。
 その際、商王朝についた仙人や道士たちとも戦い、仙界の封神計画を完成させていった。
 商王朝討伐後、斉の国を与えられ、そこを治めたという。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補1『打神鞭』
容姿:長さ三尺六寸五分の木製の鞭、21に分かれた節に四道の符印が施されている
周の軍が九竜島の四聖を相手に苦戦している時に太公望が元始天尊から授かった二つの宝具の内の一つ。
天に投げ上げれば人間の精神を打ち据え、仙人の頭を打ち割る力がある。
封神傍に名の記された相手を打つ事が出来、84の神を破る事が出来る。
逆に封神傍に名がない相手には全く効果が無い。
また使い手の太公望の修行が足りない為か、宝具同士の戦いになるとやや弱い。
・宝具候補2『杏黄戊己旗』
周の軍が九竜島の四聖を相手に苦戦している時に太公望が元始天尊から授かった二つの宝具の内の一つ。
外見はただの旗だが、地に突き立てれば高さ二丈となって誰も抜き取る事が出来ない。
無理に抜こうと試みれば身体が動かなくなる。
敵の仙術を無効にし、邪悪な気を鎮圧する働きがある。
三仙島の三仙姑が太公望に対して混元金斗を使った時も杏黄戊己旗で難を逃れた。

・宝具候補3『四不相』
容姿:麒麟の頭、豸の尾、龍の身体を持つ一角獣
太公望が九竜島の四聖と戦った時に馬が役に立たなくなった事があり、元始天尊から賜った乗騎。
五色の雲に乗って飛び、どんな妖怪も恐れないと言う。
省17
228: [sage] 2021/03/19(金) 08:48:45 ID:6JFRZi/60(2/8) AAS
【真名】:荘周
【元ネタ】:荘子
【クラス】:セイバー、アサシン、キャスター
【解説】:
 老子とともに“老荘”と並び称される思想家。宋の人。
 老子同様、荘子の思想は無為自然を基本としているが、
 彼の性格が反映されたためか政治的要素がほとんど組み込まれておらず、
 尚且つ世俗的な価値観は無意味であると説き、
 森羅万象が等価値で、善悪美醜などと言う概念は取り払い、
 全てを自然の流れに任せることを理想としていた。
 楚をはじめとして、数多の国が彼を召し抱えようと動くも、自由でいたいが為にそれらを徹底して断り、
 生きながらにして仙人のような生涯を送った。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補『三つの剣』
 趙の恵文王は剣士を重用し、また彼らに死闘をさせることを好んでいた。
 そのために趙の国力は衰え、それを憂いた大臣が荘子を剣士として紹介した。
 恵文王が「先生はどのような剣を用いるか」と尋ねると荘子は
 “天子の剣”、“諸侯の剣”、“庶民の剣”と言って、それを順に解説して王を論破した。
 王は自身の愚行に気付き、意気消沈して三ヶ月以上謹慎した。
 剣士らは用いられなくなったことに絶望し、自殺したという。
・『胡蝶の夢』
 荘子はある時夢をみた。
 蝶になって空を飛びまわる夢だ。自身が荘周と言う人間であったことを忘れるほど自由な。
 だが、一たび目覚めてみると自身が蝶になる夢をみていた荘周か?
 今まさに荘周になる夢をみている蝶か? その境界が分からなくなったという寓話。
 荘子が主張する無為自然の象徴とも言える一説であると、広く知られている。
229: [sage] 2021/03/19(金) 08:49:20 ID:6JFRZi/60(3/8) AAS
【真名】:ユオン・ド・ボルドー
【元ネタ】:フランスの素材
【クラス】:アサシン
【解説】:
シャルルマーニュの息子を殺害してしまい、難題を押し付けられた人物。
元々ギエンヌ公爵の息子で幼い頃に父を亡くしていたため、母の領地であるボルドーで生活していた。
ところが、シャルルマーニュの息子シャルロとその奸臣が、ユオンとその弟を殺害してギエンヌを奪おうと計画し、弟に怪我を負わせた。
そこで、ユオンは相手がシャルルマーニュの息子と知らずにシャルロを殺してしまう。
はじめ、事件のことを知ったシャルルマーニュはむしろユオンの行為を賞賛したが、殺されたのが息子だと知って激怒し、ユオンを殺そうとする。
ユオンの叔父らのとりなしもあって、ユオンは「スルタンの宮廷に行き、スルタンの食事中に姿を見せ、その近くにいる最も身分のある賓客を殺せ。そして、スルタンの娘に3度キスをしろ。さらに、貢物としてスルタンのあごひげ一掴みと、歯を4本持って来れ」という条件と引き換えに許されることになった。
旅の途中、ユオンは妖精王オーベロンに出会い「象牙でできた魔法の笛」と「魔法のカップ」を与えられた。
オーベロンの助けもあって、旅はかなり順調に進んでいた。しかし、ユオンは夢で見たスルタンの娘の美しさに恋をしてしまう。
そのため、スルタンの宮殿で「イスラム教徒なら入ってもよい」と言われたとき、つい信者と偽って入場してしまう。後悔したユオンは第2の門で自分がキリスト教徒だと名乗りなおして先に進んだが、
一度でもユオンがキリスト教徒として恥ずべき行いをしたため、その直後に危機に陥ったユオンが角笛を吹いてもオベロンは助けに現れず、ユオンは監禁されてしまった。
しかし監禁中のユオンは、やはり夢でユオンを見て惚れこんでしまっていたスルタンの娘を説得し、キリスト教徒に改宗させることに成功した。さらに愛し合う2人は、一緒に逃亡することにも成功した。
この時点で果たしていない条件は、スルタンの歯とあごひげの入手であったが、運良くスルタンが死んでしまったため、ユオンらは死体から歯とひげを採取すると、美しい花嫁とともに帰国するのであった。
【備考・アピールポイント】:
・宝具は穏やかに鳴らせば音を聞いた人間を躍らせることができ、強く鳴らせばオーベロンが助けに来てくれるという「象牙でできた魔法の笛」と善良な人が手に取ると中にワインや食料が出てくるという「魔法のカップ」
230: [sage] 2021/03/19(金) 08:50:35 ID:6JFRZi/60(4/8) AAS
【真名】:レンミンカイネン
【元ネタ】:カレワラ
【クラス】:セイバー
【解説】:
 フィンランドの叙事詩「カレワラ」の登場人物。
 貧しい出自の生まれながら男前で有能な青年。だが、気性が荒く女癖も非常に悪いのが玉に傷。
 太陽や月の神々が求婚するほどの名家の美女キュリッキを篭絡して嫁に迎えるが、
 その彼女をナンパしていた最中の片手間に彼女の住んでいた村娘全員と一晩を共にしている。
 しばらくキュリッキと仲睦まじく暮らしていたレンミンカイネンだったが、ちょっとしたイザコザが起こる。
 そこから四度にも渡るレンミンカイネンのポホヨラへの挑戦が始まった。

 一度目はキュリッキに代わる嫁を得ようとして。だがこの時、彼は呪矢で殺されてしまう。
 母の尽力の甲斐あってレンミンカイネンは命を取り戻し、その場は帰参することになった。

 二度目はイルマリネンとロウヒの娘の結婚式に招待されなかったとき。
 腹を立てていたレンミンカイネンはロウヒの夫を殺し、魔女の怒りを買ってしまう事態を招く。
 慌てて逃げ出したレンミンカイネンは、母の薦めで離れ小島に隠れ、島の乙女たちと三年の月日を過ごす。

 三度目は離れ小島から帰参した直後。潜伏中に故郷が襲撃にあったことを知ったレンミンカイネンは
 槍使いの友人ティエラを誘ってポホヨラへ逆襲に向かう。だが、魔女の妨害を受けて旅は頓挫する。

 四度目、自力で進めないレンミンカイネンはワイナモイネンとイルマリネンのサンポ奪還の一行に便乗する。
 このときレンミンカイネンはワイナモイネンには劣りながらも血気盛んな戦士として活躍する。
 だが、帰還途中に禁じられていた歌を歌ったせいで一行に最後の最後でとんでもない災難を招く。
【備考・アピールポイント】
・セイバーでレンミンカイネン
・宝具は全ての悪にたとえられた(中世では”悪”とは”強さ”を意味する言葉でもある)魔神ヒイシが鍛えた剣
231: [sage] 2021/03/19(金) 08:51:21 ID:6JFRZi/60(5/8) AAS
【真名】:張良
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、アサシン
【解説】:
 漢帝国に仕えた臣で、蕭何・韓信と並ぶ劉邦三傑が一人。
 もとは戦国七雄が一国、韓の名士の一族であるが、秦によって韓は滅ぼされてしまう。
 官位に就いていなかったために生き延びた張良は、秦と始皇帝に深い怨念を抱き、復讐を誓う。
 全財産をはたき、家族さえも蔑ろにして反乱因子を募り、怪力無双の男を雇って、
 一度は始皇帝暗殺を実行するが失敗。
 指名手配を受け、身を隠している間に、隠者(仙人とも)黄石公から太公望・呂尚の兵法書を受け取る。
 十年間身を隠しているうち、黄石公に示唆された「十年後に覇王を助ける」という進言を頼りに、
 楚で反秦運動が苛烈なものとなった時にその人物を頼りに駆けつけるが、
 その道すがらに、当時はほとんどギャングであった劉邦一向に出会い、
 その並々ならぬカリスマ性を見抜いて門下に加わる。
 そこから項羽らとともにあっという間に秦を滅ぼすと、楚漢戦争では軍略面で脆弱な劉邦を、
 他の三傑とともによく助け、遂には劉邦を覇者へと押し上げた。
 晩年は呂后の粛清を恐れてか、神仙に傾倒して家に引きこもる日々を送っていた。
 司馬遷が彼の肖像を見て「まるで婦女子だ」とこぼしたほどの容姿であることでも知られる。
 それにしても、色々な意味で劉邦のチート抱え込み率は凄まじいとしか言いようがない。
【備考・アピールポイント】:
・経歴からアサシンにも出来そうな軍師系サーヴァント。
・アサシンの場合は始皇帝暗殺未遂の時に使用した鉄槌か。
・宝具の候補は黄石公から託された兵法書、または後世に手に入れた黄石。
・四面楚歌を奏でた逸話も宝具候補に出来そうか。
・スキルは陳宮のを参考に出来そう。
232: [sage] 2021/03/19(金) 08:52:05 ID:6JFRZi/60(6/8) AAS
【真名】:ゾロアスター、ザラスシュトラ
【元ネタ】:史実?
【クラス】:キャスター
【解説】:
古代ペルシアで栄えたゾロアスター教の開祖。伝説的な預言者にして魔術師。
紀元前630頃に出生。生まれ落ちた際に泣き声をあげず、逆に笑っていたという。
そのためか救世主とも、不吉な子とも見なされていた。
彼の父親は後者であり、不吉をもたらす前に焼き殺そうと試みたが、いくら試しても火は点かなかったという。
七歳の時にも『邪眼』を行使する魔術師に狙われ、呪殺されそうになった。
しかしザラスシュトラは『邪眼』ならぬ『吉眼』の持ち主であった。
これを持って彼は呪いをはねのけ、敵を失神させ、さらに真言(マントラ)を唱えることで相手を死に至らしめた。
かくて無事に成人したザラスシュトラは、三十歳でアフラ・マズダの啓示を受け、ゾロアスター教を興すのである。
ゾロアスター教はいまなおインドを中心に十万人もの信徒を持っている巨大宗教。
創始者である彼の信仰は計り知れないものとなっているようだ。
【備考・アピールポイント】:
・ちなみにこのおっさん、吉眼を持つとか言っているが、実際は邪眼だったという説がある。
・呪いを打ち消したわけではなく、呪いを相殺した、という解釈だそうだ。
もしそれがありなら、かなりおもしろいキャスターになると思うんだが。
233: [sage] 2021/03/19(金) 08:52:45 ID:6JFRZi/60(7/8) AAS
【元ネタ】シャーナーメ
【真名】ジャムシード
【クラス】:ライダー、ルーラー
【解説】
700年の統治を敷いた、シャーナーメの聖王。アヴェスターのイマ王に相当する。
名は「輝けるジャム」を意味し、悪魔や鳥や妖精たちを従えたとされる。
悪魔の征服を完了した父タフムーラスの偉業を完全に受け継ぎ、武具の作成、四階級の制定、
緒施設の建設、宝物の確立、医療の開発を成し遂げ、世界の黄金期を築き上げた。
その絶大な知性から全てを解き明かし、神託も絶えることなく、全ては輝かしくあった。
燦然と飾らせた玉座を、悪魔に天空に挙げさせ、天より至上の黄金時代を齎すが、
やがて増長し、己を神と呼ばせたために神の加護を失う。
蛇王ザッハークに王位を追われ、最後は鋸によって二つに割かれて死んだという。
【備考・アピールポイント】:
・『ジャムの酒杯』ガラスで出来た美しい杯。世の中で起きるあらゆる事を映し出す
・『ペルセポリス』後のダレイオス1世が建設した宮殿群。ペルシア語でタフテ=ジャムシード(ジャムシード王の玉座)
234: [sage] 2021/03/19(金) 08:53:50 ID:6JFRZi/60(8/8) AAS
【真名】刑天
【元ネタ】中国神話
【CLASS】バーサーカー
【解説】
中国神話に登場する巨人。
西域の異民族を従えていた大将で、音楽官として炎帝神農に仕えていた。
炎帝と黄帝はそれぞれ世界の半分を支配していたが、全主権を求めて争いが起こる。
火の武器を使う炎帝は水の武器を使う黄帝に打ち負かされてしまう。
しかし、忠義深い刑天は、その後も一人黄帝に立ち向かった為に、
頭を切り落とされ、常羊の山に埋められてしまった。
それでも刑天は戦うことを諦めず、両乳首を目に、臍を口にして生き延び、
頭の無い姿のまま戦いの舞を踊り、斧を持ち盾を構えて暴れ続けた。
以後、刑天という名は『頭を切り落とす』と言う意味で使われている。
【備考・アピールポイント】:
・刑天って頭がある状態で召喚されるのか?
ある場合だと理性があって、無くなって初めて狂化するとか?
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スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.258s*