第22回参議院議員選挙(2010年) (8092レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

リロード規制です。10分ほどで解除するので、他のブラウザへ避難してください。
7627
(2): 2010/07/14(水)12:29 AAS
外部リンク[htm]:www.yomiuri.co.jp
簗瀬氏 去就巡り協議も

 民主党の現職・簗瀬進氏の参院選栃木選挙区での落選を受け12日、関係者らは今後の対応を協議した。

 同党の県選出国会議員は、同日午後、宇都宮市内で会合を開いた。関係者によると、今回の選挙での敗因分析などを行った後、簗瀬氏の今後の去就が話題となった。多くの議員からは「まだがんばってほしい」などと、政治活動を続けるべきとの発言が相次いだ。簗瀬氏は「気持ちはありがたい」などと答えたが、進退について明言はしなかったという。

 また関係者によると、簗瀬氏は支援者へのあいさつ回りの際に弱気な発言もあったという。

 この日簗瀬氏は約20年にわたり、毎週月曜朝にJR宇都宮駅前などでほぼ欠かさず行っていた街頭演説を行わず、敗戦のショックの大きさをうかがわせた。

(2010年7月13日 読売新聞)

外部リンク:www.shimotsuke.co.jp
<審判 検証2010とちぎ参院選>(上)「民主党」 政権与党の強み生かせず
(7月13日 05:00)

 「勝てた選挙で負けた」。12日午前零時すぎ、民主党の簗瀬進氏(60)の選挙事務所で、同党県議は無念さをかみしめた。

 3選を目指した参院予算委員長の「よもや」の敗北。当選者とは4892票差。支持者が引き上げ、静まりかえる室内のテーブルには、赤飯のにぎりめしが大量に積まれたままだった。

   ■  ■

 首相交代による内閣、党支持率のV字回復で勢いに乗るかに見えた民主党は、菅直人首相の消費税増税発言から失速。世論調査では公示直後に優勢だった簗瀬氏は、投開票日まで1週間を切って、自民党新人の上野通子氏(52)にほぼ並ばれた。

 消費税について簗瀬氏は「響いたと思う。衆院選マニフェストとの整合性が、なかなか伝わらなかった」と述べた。だが「票差はわずか。運動量次第で逆転できた」とみる関係者は少なくない。

 「自民党の動きが10だとすると、民主党は1にも満たない」。公示後、民主党県連幹部は県南の会社社長から警告されたという。

 総合選対委員長を務めた谷博之参院議員は「勝って当然という雰囲気が当初はあった」とした上で、「選対として最後まで危機感を持っていたが、締め切れなかった」と悔やんだ。

 簗瀬氏陣営の戦略が後手に回ったのも現実だ。上野氏の猛追を感じ取り、選挙戦終盤の7日夜には緊急選対会議を開き、電話戦術の徹底や遊説先を大票田の宇都宮にシフトするなど対応に追われた。

 県医師連盟は簗瀬、上野両氏を推薦したが、ある支部に民主が推薦を依頼したのは公示日直前。支部長は「自民は1カ月前に県議3人が依頼に来た」と苦言を呈した。同連盟10支部のうち芳賀郡市が上野氏だけの推薦を決めるなど、自民傾斜も止められなかった。

   ■  ■

 民主県連は衆院議員を県内5地区に配置して参院選を戦った。だが野党時代からの課題である地方での足腰の弱さを克服できないまま、政権与党の強みも生かせなかった。

 簗瀬氏が上野氏の得票を上回ったのは宇都宮、鹿沼、小山市、高根沢町など6市町のみ。民主党系県議を輩出する地域と重なる。

 「物量戦になったら自民にかなわない。実動部隊の地方議員を増やすしかない」。陣営幹部は課題を挙げる。

 民主党県連幹部は12日、緊急会議を開き「このままでは来春の統一地方選に影響が及ぶ」と危機感を共有した。「逆転負け」を教訓に態勢を立て直せるか。民主党県連は正念場を迎えている。
7638
(1): 2010/07/14(水)17:37 AAS
>>7589 >>7601 >>7627-7628など

外部リンク:www.shimotsuke.co.jp
<審判 検証2010とちぎ参院選>(中)「自民党」 劣勢逆転、陰に「運動量」
(7月14日 05:00)

 立候補を表明してから何度も人前で涙を流した。しかし意外にも、歓喜の輪の中で主役の自民党新人、上野通子氏(52)は泣かなかった。

 12日未明の選挙事務所。民主党の重鎮、簗瀬進氏(60)を接戦の末に下した逆転劇は、当事者らにとっても「奇跡」だったに違いない。同日午前の記者会見でも「まだ実感がわかなくて」と照れ笑いを浮かべた。

 ■  ■

 県議を2期7年務めたとはいえ、地盤の宇都宮市以外では知名度は低い。この1年間で自民党県議4人がみんなの党に移り、同党の渡辺喜美代表の地盤の県北部で、自民党の基礎票を失った。自民党の支持率が上向きかけた6月、民主党は鳩山政権から菅政権に代わり支持率がV字回復した。

 劣勢をはね返した原動力は、県議会最大会派・自民党議員会を中心とした県議30人の豊富な運動量だった。県議選を来春に控え、まるで自分の選挙のように活発に動いた。

 県連会長の茂木敏充衆院議員は「これほど県議が動いた選挙を見たことがない」と感心した。上野氏は県連初の公募で選ばれた候補者でもある。「自分たちの候補者との意識を党員が共有できた」と、公募効果を振り返る。

 頻繁に独自の世論調査を行い、弱点をみつけては運動員を集中的に送り込んだ。選挙戦の最終盤には人気の高い小泉進次郎衆院議員を応援弁士として宇都宮市に招き、数千人規模の集会を演出した。

 ■  ■

 こうした作戦が功を奏したことに加え、公明党と公示後に結んだ水面下の選挙協力も大きかった。

 公明党の県内の基礎票は10万票と言われる。下野新聞社が今回の参院選で行った出口調査によると、同党支持層の71・9%が選挙区で上野氏に投票。簗瀬氏は10・9%だった。選挙協力を結ぶ前の序盤の世論調査では「上野氏に投票する」と答えた同党支持層は16・6%で、簗瀬氏は31・5%だった。調査結果からは、形勢が完全に逆転した様子が浮かび上がる。

 「比例代表で上野氏の個人票を公明党に回すことを条件に、選挙区で上野氏に投票することにした」。公明党関係者はこう明かした。自民党側も「一定の協力はいただけた」と認めた。

 比例代表の県内得票数で、自民はみんなの党、民主に次いで第3党に甘んじた。党勢回復には遠い状況だが、上野氏の逆転勝利は「県政与党」の底力を強烈にアピールした。

 [写真説明]数千人の聴衆を集めた小泉氏の応援演説。上野氏勝利を予感させる潮目となった=9日午後、JR宇都宮駅西口
7749: チバQ 2010/07/16(金)23:29 AAS
>>7627>>7638
外部リンク:www.shimotsuke.co.jp
<審判 検証2010とちぎ参院選>(下)「みんなの党」 渡辺氏と党に存在感
(7月15日 05:00)
 「十分に役割を果たせた」

 12日午前零時すぎ、宇都宮市内の選挙事務所。みんなの党新人の荒木大樹氏(39)は支持者を前に、落選にも胸を張った。

 荒木氏は当選した自民党新人の上野通子氏(52)、次点の民主党現職の簗瀬進氏(60)に及ばなかった。だが、得票数22万4529票は、昨夏の衆院選でみんなの党が獲得した県内比例票を上回っていた。

 ■  ■

 県政界でほとんど知名度がなかった荒木氏。選挙期間中、その演説に立ち止まる有権者は多くなかった。ただみんなの党の「アジェンダ」(政策課題)を記したパンフレットには、老若男女を問わず手を伸ばした。

 菅直人首相の消費税増税発言を批判すると「(有権者の)反応が変わった」(荒木氏)。「増税の前にやるべきことがある」は渡辺喜美みんなの党代表が強調したフレーズだ。その渡辺氏ら党幹部も頻繁に本県入りして後押しした。

 渡辺氏のおひざ元の栃木選挙区での戦いは、荒木氏にとって渡辺氏の「代理戦争」の位置づけだった。

 立候補表明が公示3週間前と出遅れた。人手も時間も足りず、関係者は「選挙活動では1市町当たり最低3日はほしいが、1日で2市町を回らざるを得ないような状況だった」と振り返る。

 それでも無名の新人が22万票余りを獲得し、県北6市町では得票数がトップ。さらにみんなの党の県内での比例代表得票数は約29万7千票と民主、自民を上回った。荒木氏陣営の戦いは、同党と渡辺氏の存在感を示すのに十分なものだった。

 ■  ■

 みんなの党は参院選での躍進を背景に、来春の県議選で地方の強化を図り、次期衆院選につなげる考えだ。渡辺代表は県議選に関し、2けたの候補者擁立を明言している。

 同党関係者によると、既に宇都宮市や県南地区など複数の選挙区で、候補者の検討作業に着手した。この関係者は「早ければ今秋にも立候補表明の動きがある」とも明かす。

 民主党県連は当初、5月に県議選第1次公認候補を決め、9月に全候補者の選出を終える方針だったが、参院選対応で作業は遅れている。同県連幹部は「みんなの党が参戦すれば、現職も気を抜けない」と警戒する。

 一方、自民党県連幹部は「県議選は党より人物本位。地元密着度が高い人ほど有利だ」と、参院選栃木選挙区を勝ち抜いた勢いや底力を理由に、強気の姿勢を示す。

 参院選を通して「戦国時代」に突入した県政界。みんなの党は県議選で、地方での真の力を試される。

 [写真説明]みんなの党の荒木氏(左)の応援で本県入りした同党の渡辺代表(右)。荒木氏は渡辺氏の「代理戦争」とも訴えた=6月25日午後、宇都宮市内

 (この企画は参院選取材班が担当しました)
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ アボンOFF

ぬこの手 ぬこTOP 0.079s