1957〜1987年あたりの本格ミステリ作家達 4 (728レス)
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(4): 2010/09/24(金)22:33 ID:tbMTY///(1/5) AAS
落ちてたようなので、初代スレ3氏他多くの方々の帰還を願いつつ立て直してみますた

過去スレの>>1さんの主旨です
>清張以降綾辻以前の本格ミステリは、泡坂・島田・笠井・連城・東野・岡嶋などといった一部を除いて絶版が多い。
>また、名前は知られていても本格ミステリ作家としての認知度が低い作家も多い(笹沢・西村・森村等)。

>この時期に活躍した本格ミステリ作家達のうち専用スレがない作家達の傑作・駄作を紹介して下さい。
>(要するに「ミステリーズ」でやってた「本格ミステリフラッシュバック」のようなものです)

過去スレ
2chスレ:mystery
2chスレ:mystery

前スレ
2chスレ:mystery
699: 2024/08/20(火)05:15 ID:nB6lqguO(1) AAS
過去ログで評価の高い山川方夫のショートショートが2015年の著作権切れで青空文庫に入ってた。
外部リンク[html]:www.aozora.gr.jp
本格ミステリではないけどたしかに「夏の葬列」はよくできているし、ミステリっぽい趣向を楽しめなくもない。この季節に読んで良かった。
そして本格ミステリショートショートの「非情な男」「はやい秋」だけど、前者はミステリとしてはしょうもないなあ。小説としてのうまさは感じるし当時は先駆的だったかもしれんけど、今ならアマチュアがこぞって思いつくどんでん返しなので真相はバレバレ。
くらべて後者は今読んでもうまい。細かい伏線と慎重な記述に感心するし、描写自体がけっこう読ませる。真相が明らかになると闇が明らかになるよくあるパターンの逆で、下卑た物語が不思議な清廉さを帯びる珍しいどんでん返し。

それと国立国会図書館デジタルコレクションで1980年代までの小説がいくつか無料で読めるようになった。
画像をスキャンしているだけなので長編は読みづらいけど評価の高い入手困難な短編を読むには良いね。
ためしに>>32の「伊集院大介の初恋」を読んでみた。正直そんなんできるかい、みたいなトリックだったけど、これだけの動機があったらできちゃうんだよ、みたいな感じで納得させられた。ミステリとドラマが融合して、不思議な初恋の終わりを描いてて面白い。
700: おすすめスレ 2024/08/28(水)21:39 ID:IVW1Mvj/(1) AAS
暑い暑い今年の夏ももうすぐ終わるけど
ピンクレディー人気が頂点を極めキャンディーズが「普通の女の子に戻ります」の衝撃解散宣言をした頃から
同じく「普通の女の子の集団」だったおニャン子クラブが解散し光GENJIがデビューする頃までの10年間を語ろう
1977年夏頃から1987年夏頃までの芸能界
2chスレ:kyon2
701: 2024/09/23(月)23:46 ID:FprHcsOD(1) AAS
陳舜臣のとくぶんこーてきたは
702: 2024/09/29(日)00:04 ID:130dWBIF(1) AAS
桃源亭もよかったは
これはトクマの特撰じやないのな
703
(1): 2024/10/18(金)02:54 ID:4acDdhWw(1) AAS
外部リンク:www.e-hon.ne.jp
この本で紹介された名探偵の短編集成も出尽くしたしね
704: 2024/10/21(月)14:38 ID:OcMEna7u(1) AAS
森村なら「捜査線上のアリア」かな

本人も異色作だってあとがきで言ってるが、確かにこれは森村作品の中では異色作
森村をよく読んでいる人ほど、この生真面目な人がまさかこういう仕掛けで書くとは思わないだろうから、
事前情報なしでは真相は見抜けないと思う

ただ1981年の時点で、これをやったのは大したものだと思うけど、
(辻真先もこういう仕掛けが好きだが、この人はそういうのばかりやっているからバレバレ)
今だと同じような仕掛けを、新本格以降の作家が、もっと巧妙に、もっと複雑にやっちゃっているから、
今読むと仕掛けの構造がシンプル過ぎて、「なあんだ」って感じかもしれない
705: 2024/11/26(火)08:28 ID:i697+oRQ(1/2) AAS
>>697
画像リンク

706: 2024/11/26(火)08:44 ID:i697+oRQ(2/2) AAS
>>681 『霧に溶ける』は祥伝社文庫が出たばかりだったので外されたようだが、
トクマノベルスの初版(改装新版となっているのは前身のアサヒ芸能出版社の平和新書の再刊だから)には、
後年からの自信に満ち溢れた「著者」の言葉がカバーに添えられている。
当時のトクマ・ノベルスは、初期にはあったこの「著者」の言葉を増刷時に失くしてしまっているせいか、
『霧に溶ける』のこの「著者」の言葉については、その後の各社のどの文庫版でも触れられていない。
707: 2024/11/26(火)12:53 ID:IHAfjyKl(1) AAS
『桃源亭へようこそ』の初出一覧が酷すぎる
編集者がアホすぎる
新保の解説で初出が明記されているけど分かりづらい箇所(書き方が悪い)があってムカついた
708: 2024/11/30(土)11:40 ID:mdjxxjyD(1) AAS
>>703
海野十三の帆船村荘六ものは、創元での2冊に他社から追加
外部リンク:www.e-hon.ne.jp
709: あぼーん [あぼーん] AAS
あぼーん
710
(1): 04/07(月)23:33 ID:77hMgWe6(1) AAS
海渡英祐ってこのスレでもリストに上がってるけど、
行方不明だと聞いたが見つかったんだろうか。一応90歳ということになっているが……
711
(1): 04/08(火)00:21 ID:CrGSz7sO(1) AAS
>>710
まったく情報がないね……
多島斗志之の死亡は確定(『海賊モア船長の遍歴 新装版』著者略歴)したけど
712: 04/08(火)01:31 ID:boBiVuBK(1) AAS
>>711
ありがとう。
この21世紀に、駅前カルチャーセンターで小説講座を開いていたような社会と接点のある作家が、
行方不明ってのもある意味不思議なんですが、いろいろ事情があるのかなあ。

多島氏の方は、失明を理由に家族に迷惑をかけたくないという、……を覚悟した失踪だったっぽいけど。
713: 警備員[Lv.18] 04/08(火)02:42 ID:78JRTriF(1) AAS
……を覚悟というか、人知れず、ひとり何処かで……をするための失踪でしょ
……した後、どうやって……を消して、今も発見されないのか、方法は分からないけど
714: 04/10(木)06:38 ID:P8nxLY0k(1) AAS
乱歩賞作家で国外で行方不明の藤本泉、存命なら100歳越えるけど、
この人の失踪もいろいろミステリアスだなあ。
715: 05/02(金)15:01 ID:0q5Qy91O(1) AAS
ニュースになっていないだけで実際は自殺したミステリ作家も思っている以上にいるんだろうな。
「このミス」の隠し玉に病んだような文章を載せていた作家、もう10年以上消息を聞かないが、お元気だろうか。
716
(1): 05/03(土)10:20 ID:H7JTC+je(1) AAS
鳥井架南子が既に亡くなってるらしいがニュース記事も出なければ推協HPに情報が出ることもない
乱歩賞作家クラスでもこれとはさみしいもんだ
717: 05/04(日)05:44 ID:6dhYdSo7(1) AAS
>>716
乱歩賞獲った小説もいろいろと評価が低かった記憶があるし、
もう引退して何十年も経ってるからなあ、と思ってググったら、結構最近まで細々と仕事してたのね。
2021年のニンテンドースイッチのゲーム原作の仕事とかブログとか。
718: 警備員[Lv.15] 06/09(月)18:57 ID:qW5OiD6/(1/2) AAS
宗田理ってぼくらシリーズの色が強ぎて、子供が主人公の学園ものの作家のイメージがあるけど、
本来はミステリー作家だった、七日間戦争が売れる前には、本格色はほとんどないけど、
ユーモアミステリーや社会派サスペンスをいっぱい書いていた
80年代に七日間戦争を書く前後に結構質の高い作品を連発している

もっともこの人のミステリー作家としての作風と実力は、もう一人の赤川次郎、もしくはレベルの低い天藤真って感じだけど
天藤真自体のレベルがかなり高いから、質的には天藤真には及ばなくてもそんなに気にならないw
ぼくらシリーズ前のミステリー作家としての宗田理について語りたいけど、誰かいませんか?
個人的に好きな作品は、七日間戦争の同年(85年)に書かれた「春休み少年探偵団」「怪盗サンクスの冒険」「ペテン師ファミリー」
デビュー作の「未知海域」や「小説・日米自動車戦争」もライトな松本清張風社会派サスペンスって感じで悪くない
719: 06/09(月)20:45 ID:39Sk/5Kl(1) AAS
動脈列島の代作者ってことくらいしか知らん
720
(1): 警備員[Lv.16] 06/09(月)21:33 ID:qW5OiD6/(2/2) AAS
うそくせー、なーんかうそくせー、宗田理はそんなマニアックな情報しか
知られていないほど地名度の低い作家じゃない
どうせ「俺、こんな業界裏話知ってるぜ」って自慢したいだけでしょ
721
(1): 07/24(木)08:47 ID:UPFBGlTW(1) AAS
1957年から1987年って、ちょうど社会派ミステリがブームだった時期だから、本格ミステリはちょっと影に隠れてた感じだよね。でも、この時期にも素晴らしい本格ミステリ作家さんたちはたくさんいたんだよ。

例えば、鮎川哲也さんとかはまさに本格の大家って感じだよね。「ペトロフ事件」とか「黒いトランク」とか、トリックがすごいって評判だし。あと、土屋隆夫さんも忘れないでほしいな。「影の告発」とか、心理描写が深くて読み応えあるんだよね。

それから、この時期だと、もう少し後の新本格につながるような萌芽が見られた作家さんもいるよ。例えば、泡坂妻夫さん。この方の作品は、遊び心満載で、トリックも独創的なものが多いから、「DL2号機事件」とか読むと、本格ミステリって奥深いなあって思っちゃう。高木彬光さんも「刺青殺人事件」とか、この時代の代表作として挙がるかな。

他にも、この時代を「本格ミステリ不遇の時代」なんて言う人もいるけど、そういう中で地道に、でも確かに本格ミステリを書き続けていた作家さんたちがたくさんいたんだよね。もし興味あったら、「本格ミステリ・フラッシュバック 1957-1987」っていう本とかも参考になるみたいだよ。この時期の本格ミステリを深く知るにはいいかもね。
722: 07/24(木)11:26 ID:jhx7taE4(1) AAS
宗田理のミステリ作品は3氏が以前レビューしていたね

>>720
嘘臭いもなにも、本人が代作したと発言しているのよ
723: 07/24(木)15:14 ID:NEiTZiQG(1) AAS
>>721
『刺青殺人事件』は1948年の作品で(1年前に江戸川乱歩に見せている)
世代が違うと思うけど…
724: 07/24(木)16:17 ID:1VaU5xdT(1) AAS
AIだぞ
725: 警備員[Lv.33] 08/10(日)12:04 ID:RjX+sq2d(1/2) AAS
清張先生の諸作と水上勉の飢餓海峡を読んで思ったが、本格冬の時代の社会派推理小説の探偵役(=刑事)って、
笑っちゃうくらい「推理」なんてしないよな、刑事が刑事の勘wで、思いついた犯罪シナリオを
「お前がこういう動機でアリバイ工作して殺したんだろ」って犯人に迫って自白に追いやるみたいなパターンが多すぎ
当時トップレベルの清張と水上でさえこうだったんだから、他の雑魚たちのレベルは推して知るべしだな
当時の映画やドラマもこんなんばかり、はっきり言って社会派推理小説にまともな「推理」とか「論理」なんて無いな
726: 警備員[Lv.33] 08/10(日)12:05 ID:RjX+sq2d(2/2) AAS
そんな中で、当時、ちゃんと証拠を元にしたロジックによる推理やトリックをコツコツ書いていた鮎哲や高木彬光が貴重な存在だったのと
後年の新本格の連中に尊敬されていたのも分かる気がする
横溝も、田舎の旧家のおどろおどろしい因習の雰囲気の人ってイメージが強いけど、決して論理を軽んじてはいない
山田風太郎も忍法帖だと奇想の人だけど、ミステリーを書く時はそこはおろそかにしていない

森村誠一や西村京太郎あたりからかな、社会派にも推理やトリックを入れねばならぬ、って信念をもった作家が出て来たのは
量産作家になる前の若い頃のこの二人はこのままじゃミステリーは駄目だって気概があったと思う
島荘やアリスや禿人も森村を尊敬しているってコメントを残していたし、綾辻も(昔の)西村を尊敬していたらしい
727: 08/10(日)23:11 ID:QdFl8JW7(1) AAS
高木彬光は社会派に迎合して本格書かなくなっただろ
728: 08/23(土)22:06 ID:04s4Ga25(1) AAS
人形後の神津物はどれもひどい
誘拐や黒白の囮みたいに迎合した方が面白い
鮎川の場合新本格に影響を与えた星影物に推理はあるか?
毎回種明かししかしてないぞ決め打ちじゃん
昭和30年代デビューといえば佐野と仁木か
まあ小粒ではあるな
あと社会派のブームって昭和30年代でおわってるぞ
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