異世界で冒険するノベルゲームを作ったよ! (8レス)
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6: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:11:19.03 ID:A3ZrCAUF 空が反転し、世界がねじれる中―― 空中に浮かぶ島のひとつに、ルイーダは立っていた。 その瞳は光を失い、かつての強さと優しさは影に沈んでいる。 剣を構え、ただ機械のようにヘッポコたちを見つめていた。 「ルイーダさん…っ!おれだよ!ヘッポコだよ!」 だが、返ってきたのは無情な一閃。 剣と剣がぶつかる。風が鳴り、島が揺れる。 「くっ…やっぱり、本当に…記憶が…!」 ロビンが呟く。 「“ボッシュートの因果”に触れた者は、自我を失い、存在の記憶を削られていく。 この空域にいる限り、彼女は永遠に過去の亡霊として…」 「そんなのイヤだあああああああ!!」 ヘッポコが叫ぶ。 「ルイーダさんは、おれに勇気をくれたんだ!“ボッシュート”って力はただ奪うだけのもんじゃないって、教えてくれたんだあああ!」 ルイーダの剣が止まる。 「…ゆうしゃ…?ヘ…ッポ…コ……?」 その瞬間、ルイーダの中に沈んでいた光が、微かに揺れた。 「覚えてる?初めて出会った時、おれビビりまくってた。 でもあんたは、そんなおれを笑って、言ったんだよ。 “ボッシュートされることを怖がるな。大事なのは、立ち上がる力だ”って…!」 その言葉が、空に響いた瞬間―― ルイーダの剣が崩れ落ち、体がふらりと揺れた。 そして、瞳に光が戻る。 「……お前…そんなこと、言ったかもしれないな」 ヘッポコの目に涙が浮かぶ。 「ルイーダさぁあああああん!!」 ルイーダは微笑んだ。 「バカ…お前、ちょっとカッコよくなったじゃないか」 こうして、ルイーダは“記憶のボッシュート”から帰還する。 だがその時、空が再び裂ける。 「ようこそ、勇者。君の記憶も、そろそろ奪わせてもらおうか」 そこに現れたのは、“黒き因果”の化身。 世界の裏側で、ボッシュートの力を操る本当の存在だった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/6
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