[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む76 (1002レス)
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491
(7): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/09/01(日)07:41 ID:dvD9YE7H(6/39) AAS
>>488
ピエロちゃんの話は素朴すぎる(^^

(引用開始)
>「複数列の決定番号の大小」比較の確率計算のところの可測性が問題視されていますw(^^
P(d1>d2)が計算不能でも
P(d1,d2のいずれかをランダムに選択した方>他方)=1/2 が言える。それがランダムの定義だから。
サル畜生が理解できていないだけ。
(引用終り)

1)ヒルベルト空間を知っているだろ? 無限次元ベクトル空間に内積を導入したもの(下記)
2)平たく言えば、内積が絶対収束する完備距離空間に制限して扱い易くした、無限次元ベクトル空間と言える
3)では、「内積の絶対収束」という制限を外すとどうなるか?
 例えば、要素1からなる無限次元ベクトル
 ベクトルv=(1,1,1,・・・・)
 この内積は、|v|=1+1+1+・・・ →∞
 となり無限大に発散してしまう
4)このような、素朴な無限次元ベクトル空間で、2つのベクトルv1とv2との大きさを比較した
 ベクトルの大きさは、内積で定義する。一般に、内積は無限大に発散し、大小比較ができない!
5)ピエロちゃんの素朴なお話の反例が構成されました! QED

(参考)
外部リンク:ja.wikipedia.org
ヒルベルト空間
(抜粋)
ユークリッド空間の概念を一般化したものである。
ヒルベルト空間は、内積の構造を備えた抽象ベクトル空間(内積空間)になっており、そこでは角度や長さを測るということが可能である。
ヒルベルト空間の各元は、平面上の点がそのデカルト座標(直交座標)によって特定できるのと同様に、座標軸の集合(正規直交基底)に関する座標によって一意的に特定することができる。このことは、座標軸の集合が可算無限であるときには、ヒルベルト空間を自乗総和可能な無限列の集合と看做すことも有用であることを意味する。

つづく
492: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/09/01(日)07:42 ID:dvD9YE7H(7/39) AAS
>>491

つづき

動機付けとなる例
ノルムの和(これは実数を項とする通常の級数)が
Σ k=0〜∞ |xk| < ∞
なる条件を満たすとき、絶対収束するという[1]。
スカラー項級数の場合と全く同じく、絶対収束するベクトル項級数は
|L −Σk=0〜N xk|→ 0 as N→ ∞
なる意味で、このユークリッド空間の適当な極限ベクトル L に収束する。
このような性質(絶対収束級数は通常の意味でも収束する)は、ユークリッド空間の完備性 (completeness) として表される。

定義
H がヒルベルト空間であるとは、H は実または複素内積空間であって、さらに内積によって誘導される距離関数に関して完備距離空間をなすことを言う[2]。

量子力学
ディラック[41]とフォンノイマン[42]によって発展した量子力学の数学的に厳密な定式化は、量子力学系の取りうる状態(より正確には純粋状態)が、状態空間と呼ばれる可分な複素ヒルベルト空間に属する単位ベクトル(状態ベクトルという)によって(位相因子と呼ばれるノルム 1 の複素数の違いを除いて)表現される。

量子状態の時間発展はシュレーディンガー方程式によって記述され、そこに現れるハミルトニアン(全エネルギーに対応する作用素)は時間発展を生み出す。

二つの状態ベクトルの間の内積は確率振幅として知られる複素数になる。量子力学系の理想的な測定の間で、系が与えられた初期状態から特定の固有状態に崩壊する確率は、初期状態から終期状態の間の確率振幅の絶対値の平方によって与えられる。
測定の結果として可能なのは、作用素の固有値であり(これは自己随伴作用素のとり方を説明する)、全ての固有値は実数でなければならない。与えられた状態の可観測量の確率分布は対応する作用素のスペクトル分解を計算すれば求められる。
(引用終り)
以上
493: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/09/01(日)07:48 ID:dvD9YE7H(8/39) AAS
>>491 タイポ訂正

 この内積は、|v|=1+1+1+・・・ →∞
 となり無限大に発散してしまう
  ↓
 この内積は、|v|^2=1+1+1+・・・ →∞
 となり無限大に発散してしまう

だな(^^;
分かると思うが
494
(3): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/09/01(日)07:56 ID:dvD9YE7H(9/39) AAS
>>491 補足
> 4)このような、素朴な無限次元ベクトル空間で、2つのベクトルv1とv2との大きさを比較した
> ベクトルの大きさは、内積で定義する。一般に、内積は無限大に発散し、大小比較ができない!

ここ
>>444より 確率論の専門家さん ID:f9oaWn8A
スレ20 2chスレ:math
532 返信132人目の素数さん 投稿日2016/07/03(日)ID:f9oaWn8A
> 2個の自然数から1個を選ぶとき、それが唯一の最大元でない確率は1/2以上だ
残念だけどこれが非自明.
hに可測性が保証されないので,d_Xとd_Yの可測性が保証されない
そのためd_Xとd_Yがそもそも分布を持たない可能性すらあるのでP(d_X≧d_Y)≧1/2とはいえないだろう
(引用終り)

この、”そもそも分布を持たない可能性すらある”は、
単にビタリの意味の非可測だけではなく
”無限大に発散”する非可測の可能性をも、含意していると思うよ(^^
511: 2019/09/01(日)09:24 ID:CU1S7ZwH(3/24) AAS
>>491
>4)このような、素朴な無限次元ベクトル空間で、2つのベクトルv1とv2との大きさを比較した
> ベクトルの大きさは、内積で定義する。一般に、内積は無限大に発散し、大小比較ができない!
時枝解法の大小比較の対象は自然数の値を持つ決定番号であり、自然数全体の集合 N は大小関係について全順序集合なので却下w

このバカはなんで無限次元ベクトル空間の話なんて持ち出したんだ? バカの考えることは意味不明過ぎw
517
(1): 2019/09/01(日)09:43 ID:uj+Nfmst(15/51) AAS
>>491
>ヒルベルト空間を知っているだろ?

知っていても時枝記事では使わないよ

下手な考え休むに似たり
526
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/09/01(日)10:11 ID:dvD9YE7H(13/39) AAS
>>491 補足追加
> 4)このような、素朴な無限次元ベクトル空間で、2つのベクトルv1とv2との大きさを比較した
> ベクトルの大きさは、内積で定義する。一般に、内積は無限大に発散し、大小比較ができない!

同様のことを、時枝の決定番号(下記ご参照)について考えてみよう
1)
問題の数列
s = (s1,s2,s3 ,・・・,sd ,***)
代表の数列
r = (r1,r2,r3 ,・・・,rd ,***)
ここで、dの後の***の部分が一致しているとする
2)
差を作ると
s-r = (s-r1,s-r2,s-r3 ,・・・,s-rd ,0,0,0,・・・)
と、dの後の部分が0になる
3)
これは、丁度多項式環のd次多項式同様だ(下記)
そこで、多項式環からランダムに多項式を1つ取り出したらどうなるかを考える
多項式環の次元は可算無限であることに注意しよう(下記)
4)
さて、順に次元を大きくして考えていくとする
確率を考えるので、多項式の係数には、サイコロの目1〜6を入れるとする
1次多項式a0+a1xに対して、2次多項式a0+a1x+a2x^2を考えると、その場合の数の比は6倍
同様に
n次多項式a0+a1x・・+anx^n に対して、
n+1次多項式a0+a1x・・+an+1x^n+1を考えると、
場合の数の比は6倍

つづく
582
(2): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/09/01(日)18:24 ID:dvD9YE7H(27/39) AAS
>>563 補足

>>541>>548
ID:w/GSsWbvさんの
”え?ランダムの定義ってなに?そこでのPって何?正確に述べてみて。”
”で、確率ってなんなんだ?確率測度のことなら、それはそもそも存在するのか?ってのが疑問なだけなんだが。
一般用語で適当に述べるんじゃなくて、数学で扱えるような用語・定義が知りたいだけ。”

ここ、下記の確率論の専門家さんの言っていることと同じでしょ(^^;

(>>494より)
>>491 補足
> 4)このような、素朴な無限次元ベクトル空間で、2つのベクトルv1とv2との大きさを比較した
> ベクトルの大きさは、内積で定義する。一般に、内積は無限大に発散し、大小比較ができない!

ここ
>>444より 確率論の専門家さん ID:f9oaWn8A
スレ20 2chスレ:math
532 返信132人目の素数さん 投稿日2016/07/03(日)ID:f9oaWn8A
> 2個の自然数から1個を選ぶとき、それが唯一の最大元でない確率は1/2以上だ
残念だけどこれが非自明.
hに可測性が保証されないので,d_Xとd_Yの可測性が保証されない
そのためd_Xとd_Yがそもそも分布を持たない可能性すらあるのでP(d_X≧d_Y)≧1/2とはいえないだろう
(引用終り)

この、”そもそも分布を持たない可能性すらある”は、
単にビタリの意味の非可測だけではなく
”無限大に発散”する非可測の可能性をも、含意していると思うよ(^^
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