[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む45 (835レス)
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(2): 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む 2017/10/25(水)21:02 ID:W74q7CGQ(22/36) AAS
>>21 つづき
まず、数学セミナー201511月号の記事で、引用していなかった部分を、以下に引用する(^^;

”ばかばかしい,当てられる筈があるものか,と感じられるだろう.
何か条件が抜け落ちているのではないか,と疑う読者もあろう.問題を読み直していただきたい.
条件はほんとうに上記のとおり.無限個の実数が与えられ,一個を除いてそれらを見た上で,除いた一個を当てよ,というのだ.
ところがところが--本記事の目的は,確率99%で勝てそうな戦略を供することにある.
この問題はPeter Winkler氏との茶のみ話がてら耳にした.氏は原型をルーマニアあたりから仕入れたらしい.”
(引用終り)

この部分を掘り下げておくと
1.時枝氏は、この記事を、数学の定理の紹介とはしていないことに気付く
2.”Peter Winkler氏との茶のみ話がてら耳にした.氏は原型をルーマニアあたりから仕入れたらしい.”と
3.まあ、お気楽な、おとぎ話とまでは言ってないとしても、その類いの話として紹介しているのだった

ついでに”コルモゴロフの拡張定理”について、時枝記事は上記に引用の通りだが
1.”確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義されるから,(2)の扱いだ.(独立とは限らない状況におけるコルモゴロフの拡張定理なども有限性を介する.)”と
  そして、”しかし,素朴に,無限族を直接扱えないのか? 扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう.”とも
  記事の結論として、”勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた,といえる.
ふしぎな戦略は,確率変数の無限族の独立性の微妙さをものがたる, といってもよい”と締めくくっているのだった
2.言いたいことは、”コルモゴロフの拡張定理”を使えば、この時枝解法が成り立つという主張にはなってないってこと
3.そして、”コルモゴロフの拡張定理”を使ってブラウン運動を記述できるなら、ブラウン運動こそ、”他から情報は一切もらえない”を実現しているように思えるのだが?

つづく
24
(1): 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む 2017/10/25(水)21:04 ID:W74q7CGQ(24/36) AAS
>>22 つづき
2chスレ:math より
さて、時枝記事についての過去スレの議論をまとめておこう

私スレ主は、時枝解法は成り立たないと思っている。その理由は次の通り

1.時枝自身が「n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって,・・・当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから.」と
  つまり、時枝自身が認めているような、”ランダムな値”が可能なら、時枝解法の反例成立
2.さて数学から離れて、自然界には”乱数”というものがある。 例えば右のサイト 「乱数列」外部リンク:ja.wikipedia.org
  そういうものから、ランダムな値を発生させることが可能だと
3.数学界でも、ブラウン運動の数理がある。>>xxの引用とか、過去スレ 外部リンク[pdf]:www.math.u-ryukyu.ac.jp 数理解析学特別講義?確率微分方程式 杉浦誠 琉球大 2010
  で、「コルモゴロフの拡張定理→ブラウン運動という流れ」が説かれている。強調したいことは、上記の「コルモゴロフの拡張定理を使って、完全にランダムな」状況を構成したと
(引用終り)
以上
605
(3): 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む 2017/11/08(水)17:43 ID:AwbJs1Wu(13/14) AAS
>>601-602
<補足>

1.まず、Hart氏のかのPDFが、パズルであることは、>>596に示した

2.次に、「XOR’S HAMMERのYou and Bobのpuzzle 任意関数の数当て解法」についても、自ら、冒頭に”Here’s a puzzle:”書いてある通り

3.最後に、時枝は、”パズルだ”と書き忘れたんだろうが
1)>>22に書いたように、”この問題はPeter Winkler氏との茶のみ話がてら耳にした.氏は原型をルーマニアあたりから仕入れたらしい.”とある
2)”非可測集合を経由した”確率論(>>20)であり、正当な測度論に基づく確率論でないとあるよ(”測度論的解釈がカノニカル, という証拠はないのだし”)
3)(>>21)”素朴に,無限族を直接扱えないのか?
 扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう.
 番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって,
 その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら,
 当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから.
 ふしぎな戦略は,確率変数の無限族の独立性の微妙さをものがたる,”と書いたが
 「”確率変数の無限族の独立性の微妙さ”などと時枝氏は言ってるが,これは全くの的外れ」だと証明されている(>>32

 ということで、上記3点から、時枝も、原型をルーマニアあたりの(Hart氏のかのPDF同様の)パズルだということ
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