[過去ログ] マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章 (805レス)
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142: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2013/03/11(月)02:20 ID:dcMMMx5vo(2/3) AAS
私のことは私が一番よく知っている。慰めなんか求めていない。
もっとも肯定されても、それはそれで不愉快だったろうが。
零が根拠のない気休めや無責任な精神論を振りかざすなら、すぐにでも席を立つつもりだった。
「自分より自分のことを知ってる人間はいない。
けど、自分のすべてを知ってると思ったら大間違いだぜ?」
「私でも、強くなれると……?」
「さぁ? 俺はマミちゃんのことを全然知らないから」
意味が判然としない内に突き放された。零はマミの望む答えを返さなかった。
そこが零の、命で大きく異なる部分。
零は優しいようでいて、彼もまた一線を引いている気がした。
たった数時間でも、命は必ずマミの欲しい言葉をくれたのに。
しかし、命がホラーだとしたら、それも罠だったのだろうか。
否定したくても、疑心暗鬼を止められない。
わからなくなる。いったい誰を信じ、誰を疑えばいいのか。
――でも、一番信じられないのは私……。
迷ってばかりの私自身。
私は、こんなにも弱い人間だったかしら。いつから、どうして、こうなってしまったのか。
私は、私がわからない――
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