[過去ログ] マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章 (805レス)
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55: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2013/02/23(土)04:45:17.89 ID:BGorv0Bko(9/9) AAS
ここまで
続きは来週中
言うまでもないことかもしれませんが、映画のネタバレはご遠慮くださいますようお願いします
私も明日には見に行くつもりですが、ここでネタバレすることはしませんので、ご安心ください
65
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/26(火)13:06:34.89 ID:vUtZRkfZ0(1) AAS
動画リンク[YouTube]

遂に3期の映像キタァァァァァァ!!!
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(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/13(水)16:40:36.89 ID:20iokdeAO携(1/2) AAS
>>159
その理屈だと、曲がりなりにも見滝原で魔女狩り続けてワルプルとも戦ったマミも
まるっきり上っ面だけの偽善者ではない、ってことになるが
これ読んでそんな評価をしてる奴は一部のマミ信者だけだろ
176: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2013/03/18(月)04:22:57.89 ID:7w+pZ8Vdo(3/13) AAS
 マミは俯き、沈んだ。
 あれこれ独りで考えていると、どうしても悲観的になってしまう。
 そこへ頭上から軽い調子の声。

「生きる意味なんて考えてる人の方が珍しいよ。
かくいう俺も意味なんてよくわかんないしね」

 だから生きる意味なんてなくたって平気だとでも言うのか。
そんなふうに、気楽に生きられない人間だっているのに。
 最初からないのと、あったものを失うのとでは、大きな差異がある。 
世界が色褪せて、何もかもが無味乾燥に感じられるのだ。

 その気楽さへの呆れは怒りに変わり、ひとこと言ってやろうとマミが顔を上げると――。
 同時に黒い物体が鼻先に突き出された。

「それでも、美味いケーキとお茶があれば、ちょっとは生きてて良かったって思える」

 ふわりと鼻腔をくすぐる香しさ。
 この香りは――チョコレート。
 零が注文していたチョコレートケーキだった。
 
「ほら。マミちゃんも食べなよ」

 いりません、と突っぱねようとした瞬間。

 クゥ〜、という音が。
278: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2013/05/13(月)03:49:52.89 ID:WK12HDz4o(2/5) AAS
 まどかは困ったふうに、小さく笑った。
 当然、さやかとすれ違ったままでいいとは思わない。

 それでも、まどかはこうも思っていた。
 自分とさやかの仲は、これしきで揺らぎはしない。これっきりで終わる訳がないと。
 絆を、友情を信じる。しかし、それは信じたい、積み重ねた時間に縋りたいという願望。
 不安の裏返し。

 この二日、積極的にさやかとの関係を修復しようとしてこなかったのには、もうひとつ理由がある。
 敢えて語らなかったのは、ほむらにも触れられたくなかったから。
 黒い陰を儚い微笑の裏に隠して、自分に言い聞かせるようにまどかは言う。

「大丈夫。さやかちゃんとも時間が経てば、仲直りできると思う。
本当は、すごく優しい娘だから。できれば、ほむらちゃんとも――」

「そう……あなたがそう言うのなら、この件については、もう何も言わないわ」

 言わんとするところを察したのか、ほむらが遮った。
 事実上の拒絶を受けて、まどかは続く言葉を紡ぐ気になれなかった。

「でも、もうひとつ、これだけは覚えておいて。冴島鋼牙――彼は確かに人を守りし者。
絶対の信頼を寄せていい相手かもしれない。あなたが人である限りは」

 唐突に話が変わり、戸惑うまどか。訳もわからず相槌を打つが、最後の一言が引っ掛かった。
 その意味を問う間もなく、ほむらは続ける。

「でも、全能じゃない。事実、彼があの場に現れたのはまったくの偶然。
助けてくれたのも、単なる幸運。二度目、三度目があるとは限らない。
もし私があなたを連れて逃げなければ、彼が来なければ。少しでも歯車がズレていれば、あなたは確実に死んでいた。
巴マミは斃れ、あなたと美樹さやかは手を握り合ったまま切り裂かれ、他にも大勢の人間が喰われたでしょうね」
464
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/11(金)10:26:11.89 ID:NuGLVlhT0(1) AAS
>>1
なにやらマミさんがまたひと悶着ありそうな・・・今度は鋼牙じゃなくて零参戦か?
↑更新速度については自分たちが口出しすることでもないだろう。推敲とかもしなきゃならんのだから急かすのはよくない。
529: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2014/03/08(土)00:31:03.89 ID:7QRuSRZOo(9/12) AAS
「なんてこと……」

 つくづく勘が鈍っていたらしい。
 誰に求めるまでもなく、必要なすべては最初から手元にあった。
 マミは再び呆れ顔で自嘲気味に微笑んだ。

 ともあれ、これさえあれば、まだ戦える。
 勝機はある。
 生き残ることができる。

 あらゆる感覚が研ぎ澄まされる。
 四肢の先端にまで芯が通ったかのよう。
 全身に闘志が滾っているのがわかる。
  
 飛びかかる魔女に怯みもせず、マミはマスケットを構え、正面から片目を撃ち抜いた。
 涙目になって悶える魔女から距離を取り、掌中のグリーフシードに視線を落とす。
 その瞳は穏やかで優しく、どこか哀しげな色を湛えている。

 戦闘中にも関わらず、マミの胸中には奇妙な想いが渦巻いていた。
 最後に補給した日とは違い、魔女とグリーフシードの正体を知ってしまっている。
正直、使うのが恐ろしくて堪らない。
 だからこそ、マミは自身の心を見つめ直そうとしていた。

――私は、この魔女を倒した。冴島さんの助けを借りた勝利だとしても、止めを刺したのは私。
ただ、それは手柄じゃなく、敢えて言葉にするなら業……とでも言えばいいのか。
ともかく私に責任があるのは間違いない。
確信はなくても、魔法少女かもしれないと疑っていながら彼女を倒したのだから――
618: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2014/06/21(土)01:57:08.89 ID:AaHsK9UBo(19/19) AAS
まだあるのですが続きは明日にでも
人物が一人しかいないとセリフが少ないので一レスを短くしました
733
(1): 2015/03/22(日)09:21:18.89 ID:8FXkUGZAO携(1) AAS
頼もしい奴が来たぜえええ!
乙ゥ!!
792: ◆ySV3bQLdI. 2015/11/22(日)01:13:27.89 ID:aOWq9sBXo(1) AAS
ひとまず保守とさせていただきます
年内中に一度はまとまった量を投下したいところ
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