[過去ログ] マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章 (805レス)
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609: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2014/06/21(土)01:45 ID:AaHsK9UBo(10/19) AAS
リボンは壁の弾痕から伸びていた。魔女は引き寄せられていたマミに追いつきかけていた。
魔女の部屋は広いが、巨体が高速で飛び回るに充分とは言い難い。
以上の条件が揃った時、何が起こるかは明白。
轟音と激しい衝撃が空間を震わせた。
魔女が顔面を強かに壁にぶつけたのだ。
結界が壊れるかと思うほどの震動。魔女と言えど無傷ではいられないとわかる。
にも拘らず、魔女は悶えもせず、落下するマミを追う。
今やマミは右手にマスケットを一丁握るのみ。
周囲にはリボンも張り巡らせておらず、新たに仕掛けるには時間が足りない。
魔女が一瞬でそこまで考えたかは定かでないが、好機であることは一目瞭然。
それに何より、ほくそ笑んだ敵にからかわれたと気付いたのだろう。
絶対に仕留めるという執念を感じさせるほどに、魔女は加速する。
マミは空中で仰向けになり、右手のマスケットを突き出している。
回避を諦め、反撃を試みる気だ。それしか術はないだろう。
このままでは着地するより早く牙は届き、その身を引き裂く。
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