[過去ログ] 橘「……」 (66レス)
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(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:42 ID:oklvnB2W0(1/50) AAS
※注意※

このアマガミSSの橘さんは色々と最低です。
最低な橘さんがいやだ、という方はブラウザバックを推奨。
後、メインキャラはできるだけ出しましたが……ごめんね、綾辻さん。
さらに言うならば、色々とご都合主義です。
文章力+ストーリー構成力皆無なSSですが、よろしくお願いします。

SSWiki : 外部リンク:ss.vip2ch.com(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:42 ID:oklvnB2W0(2/50) AAS
美也「おはよー! にぃに!」

橘「……」

美也「もう朝食が出来てるぞー!」

橘「……」

タッタッタ……

美也「……元気出すのだぞー! にししし……」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:43 ID:oklvnB2W0(3/50) AAS
美也「今日の朝食は一層とうまいのだ!」

橘「……」

美也「にぃにの卵焼き頂きっ!」

橘「……ごちそうさま」

タッタッタ……

美也「……にぃにからもらった卵焼きは、これまたおいしいのだ!」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:44 ID:oklvnB2W0(4/50) AAS
早速訂正。

「……ごちそうさま」 ×
「……」○

脳内保管をよろしくお願いします。
この時は、少し設定があやふやだったのね。
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:48 ID:oklvnB2W0(5/50) AAS
<ピンポーン

美也「ほいほーい……やっぱり梨穂ちゃんだ!」

梨穂子「おはよう、美也ちゃん。……純一は?」

橘「……」

梨穂子「あっ、純一おはよ……」

橘「……」

タッタッタ……

梨穂子「あ……」

美也「梨穂ちゃん……」

梨穂子「うん、大丈夫、いつもの純一だから……うん、いつもの……」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:54 ID:oklvnB2W0(6/50) AAS
<ガヤガヤ……

橘「……」

梅原「よっす! 大将」

橘「……」コクッ……

梅原「今日も調子いい感じだな!」

橘「……」

梅原「今日も梅原家絶賛のお宝本+ビデオ、じゃんじゃん持ってきたぜ! どうだ?」

橘「……」フリフリ……

梅原「ありゃ、今日もいらねぇか……まぁ、何、借りたくなったらいつでも言えよな!」

橘「……」コクッ……

梅原「(そうか、もうすぐ創設祭の季節か……)」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)00:57 ID:oklvnB2W0(7/50) AAS
ガララ……

橘「……」

梅原「ふぃー、少しゆっくり過ぎたって感じだが、間に合ったぜ」

薫「おっはー」

梅原「よぉ! 奥さんの方も調子がよさそうで!」

薫「最近は夫がしおらしくてさぁ、困ってるのよぉ! ねぇ、あなた?」

橘「……」

薫「あ、その……うん、何時も通りで安心だね」

梅原「ははは……はぁ、まったく、だ」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:00 ID:oklvnB2W0(8/50) AAS
橘「……」トコトコトコ

???「橘君!」

橘「!!」

森島「た、橘君! 話を――」

橘「!!」ビクン!

森島「お願い! 少しでもいいから、話を――」

橘「!!」

キョロキョロ

タッタッタ!!

森島「待って! 話を、聞いて……」

森島「……橘、君」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:07 ID:oklvnB2W0(9/50) AAS
梨穂子「……はぁ」

梨穂子「……分かってる。私じゃあ、純一のキズは癒せないってことぐらい」

梨穂子「……でも、ほっとけないじゃない」

梨穂子「幼なじみで、そして、純一は……」

梨穂子「……」

???「おーい」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:12 ID:oklvnB2W0(10/50) AAS
梨穂子「ふぇ? は、はい……って、どうしたんですか? 部長に、それに先輩も」

瑠璃子「ふぇ? じゃなくて、今日、買い出し当番だから、忘れずになってことだけ言いたかった」

愛歌「……心ここにあらず、だった」

梨穂子「きょ、今日でしたっけ!? す、すいません!」

瑠璃子「どんぴしゃ、か……桜井がお菓子がらみを忘れるほどってことは、また橘ってやつのことか?」

梨穂子「……」

愛歌「無言の肯定」

瑠璃子「……なぁ、桜井。お前がそいつを放っておけないってのは、私だってよくわかる。でもな、それの所為で、お前が周りを心配させてどうする」

梨穂子「じゃあ、純一は誰が救うんですか!!」

瑠璃子「救う救われるの問題じゃなくてだな……」

???「純一って……橘君のこと?」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:19 ID:oklvnB2W0(11/50) AAS
梨穂子「え? ……あっ、確か森島先輩と一緒にいる……塚原先輩、ですよね?」

ひびき「ええ。……私も、少し橘君に用事があるんだけれど……彼に何かあったの?」

梨穂子「へ? もしかして……森島先輩も、あのことを知らないん、ですか?」

ひびき「……あのこと?」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:25 ID:oklvnB2W0(12/50) AAS
二年前、クリスマスの日に、純一はあこがれの人に告白しようと、決意したんです。

色んな人とかに、デートスポットとか、プレゼントとか、よく調べて、下準備に張り切ってました。

そしてクリスマス、夕方の公園で待ち合わせて、そしてその憧れの人と合流したんです。

けど……振られました。

そこまではいい、そう、そこまでは……。
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:31 ID:oklvnB2W0(13/50) AAS
でも、年明けの新学期、純一には悪夢が待っていた。

ある女子の集団が、純一の振られた時の様子を、見ていたんです。

そしてその情報は、学校中にばら撒かれて……。

純一は……体のいい、笑い物にされました。

これが……純一のトラウマの一つ。
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:35 ID:oklvnB2W0(14/50) AAS
そして、もう一つは、塚原先輩はよく知っていますよね?

去年の創設祭、クリスマスの日。

純一は、新しい環境になってからは、新しい生活を送ろうって、前向きになってました。

そして、新しい恋もしました。

森島先輩に、です。

ちょっと変なところもあるけど、純一は、まっすぐで、そして優しくて、なによりひたむきで……素敵な人ですから、私でも分かりました。

森島先輩も、多分、純一のこと、好きなんだなーって。
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/03/26(月)01:37 ID:8XikNZIAO携(1) AAS
一昨日リアルでフラれた俺が支援
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)01:49 ID:oklvnB2W0(15/50) AAS
>>15

大丈夫、俺は出会いすらないから。支援ありがとうございます。

ちょいと外せない電話が
20分ほど待って下さい。
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) 2012/03/26(月)01:53 ID:GI5F3LXyo(1) AAS
アマガミスレも久々やな
楽しみにしとるで!
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:01 ID:oklvnB2W0(16/50) AAS
よかった、10分ほどで片付いた。
それでは、再開
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:02 ID:oklvnB2W0(17/50) AAS
森島先輩に必死にアプローチして、そしてまた、創設祭……クリスマスの日に、待ち合わせをしました。

でも、待ち合わせ場所に、森島先輩はずっと来なかった。

その代わりに、森島先輩の取り巻きを名乗る集団が来ました。

そして、その集団に言われたんです。

「森島先輩は、純一と会うことを拒んでいる。元より付き合う気もない。ただ、暇つぶしに付き合っただけ」

「こうして待ち合わせをすっぽかしたのも、笑い物にするためだ」って。

これが……純一の、もう一つのトラウマ。
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:08 ID:oklvnB2W0(18/50) AAS
ひびき「……一つ目はここで初めて聞いた。でも、二つ目は知ってる。はるかに待ち合わせ場所変更のデマを流して、二人をすれ違いにさせて、二人が付き合うのを妨害したっていう話」

ひびき「はるかも、橘君のこと、お互いが好きだったから、なおさらよく思わない男子達がいた。……あの後、そのことを知った時のはるかは、私が気押しされるぐらい怒ってた」

梨穂子「……じゃあ、その後のことは、知らないんですね?」

ひびき「……その、後?」

梨穂子「……その男子達から、いじめを受けていたんです」

ひびき「え……!?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:18 ID:oklvnB2W0(19/50) AAS
梨穂子「人付き合いはよかったんですけど……その所為で、女子からは少しもててたんですよ。その上で、森島先輩とも恋仲に近くなっていたから、妬みが加速したんです」

梨穂子「何より、一番ひどかったのは……妹の美也ちゃんにも手が出されたことですね。そのことを知った時の純一は、もう、見てられなくて……」

梨穂子「でも学年が変わってからはそれも収まりました。けれど……キズは深すぎたんです」

梨穂子「一つ目のトラウマがあって、純一の心は、もう壊れる寸前まで追い詰められていたんです。だから、高校生になって、立ち直ろうと必死だった」

梨穂子「そのキズは、新しい友達や、好きな人……森島先輩の存在があって、癒えていった。けれど……二つ目のトラウマ、去年のクリスマス関連の騒動で、キズがさらに抉られる結果になってしまった」

梨穂子「……過度なストレスと、そのストレスを抑え込んでいた反動で、純一は……心の病を抱えました」

ひびき「……」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:26 ID:oklvnB2W0(20/50) AAS
梨穂子「……しゃべれなくなって、対人恐怖症にもなってしまったんです。特に、女子相手にはひどくて……」

梨穂子「それはもう、妹にすら口をきかなくなって……私も、何回殴られたり、怯えられたり……」

梨穂子「最近はそうでもなくなったんですけど……学校の女子には、まだ……」

梨穂子「まともにコミュニケーションがとれるのは、多分、梅原君ぐらいかと思います」

梨穂子「今でも、森島先輩に拒絶された、と純一は勘違いをしたままです」

梨穂子「これが、今の純一の状態。真実」

梨穂子「先輩がこれを聞いて、どうするか……それは、私の知るところではないです」

梨穂子「けれど……私はこう思っています」

梨穂子「森島先輩の存在が、中学生時代のキズを癒したのは事実です」

梨穂子「私じゃ、純一のキズは癒せない。多分、純一を救えるのは……」

ひびき「はるか……か」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:32 ID:oklvnB2W0(21/50) AAS
森島「……はぁ」

森島「……怒ってるん、だよね」

森島「分かってる。私がどうこうした、じゃなくて、私があなたを求めたから、あなたは傷ついた」

森島「もう好きじゃ、ないよね?」

森島「……でも、せめて……あなたの言葉が、聞きたいのに」

ひびき「……はるか」

森島「あっ……」

ひびき「また、不安そうな顔してた」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:44 ID:oklvnB2W0(22/50) AAS
森島「……あはは、ちょっと、考え事をね?」

ひびき「……橘君」

森島「!」

ひびき「……諦めきれないんでしょう? だから、彼を見つけるたびに、あなたは必死に追いかける」

森島「けれど……逃げられる」

ひびき「……ねぇ、はるか」

森島「ひびき、ちゃん?」

ひびき「……これから、彼のことについて、大事な話をする。これを聞いて、どうするかは……あなた次第」

ひびき「でも……あなたの保護者として、これだけは言わせてもらいます」

ひびき「絶対に……後悔しないように」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:47 ID:oklvnB2W0(23/50) AAS
俺は、後悔しないように生きてきたはずだ。

でも、行動の先に待っていたのは、計りようのない、もっと大きな絶望。

どうしてこうなったのか、俺にもわからない。

十分に傷ついた。

その傷を隠そうと、必死にしがみついてきた。

でも、また傷ついた。

もう、壊れそうでしょうがなかった。

そして、もっと傷ついた。

耐えられず、ガラスのコップようにパキッ、と割れた。

切り口はあまりにも綺麗で、周りすら傷つけてしまうものだった。

もう使えないコップは、捨てるしかない。

そう、もう、捨てるしか……。

もう、誰にも必要とされていないなら……。
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/26(月)02:51 ID:oklvnB2W0(24/50) AAS
七咲「(美也さん、今日も元気がなかった)」

七咲「(正確には、随分と前から……)」

七咲「(理由は知っている。けれど、私にはどうにもできないものだった)」

七咲「(あの眩しい笑顔が、本当にもろくて、今にも壊れそうで……)」

七咲「(けれど、転校生である中多さんに気を使うほど優しい)」

七咲「(何かすればいい、という問題かもしれないが……)」

七咲「(私の取り柄と言えば、水泳ぐらいしかない)」

七咲「(……暗い話題はやめよう。今日は気分転換に、夕方のランニングを決行することにした)」

七咲「(今日は部活が休みなので、暇つぶしにではあるが……寒空でランニング、というのもなかなかいい。さて、次のコースは……)」

・海沿いを走ろう
・山の近くを走ろう

寝てないことを祈って安価
選択肢は2つ

>>30
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/26(月)02:55 ID:UIVV5bc9o(1/5) AAS
ksk
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/26(月)02:55 ID:UIVV5bc9o(2/5) AAS
ksk
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/26(月)02:56 ID:UIVV5bc9o(3/5) AAS
ksk
30
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/26(月)02:56 ID:o/LyVQS/0(1/3) AAS
・山の近くを走ろう
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/26(月)02:56 ID:UIVV5bc9o(4/5) AAS
海沿い
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