[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
上下前次1-新
抽出解除 レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/04/12(木)21:15:26.57 ID:rIKcjx8U0(1) AAS
やっぱ邪美が妥当かなあ。
ただ、近接特化の鋼牙より戦闘スタイル近いし、しかも同じ女性だしで、
余計自分と比べてしまって完膚無きまでに挫折する恐れがw
あと同じ女性でも、烈花は論外だよね…。
励ますどころか、カオルと会った時みたいに「これだから女は…」みたいないらん事言って、
余計に魔法少女との溝を深めそうw
彼女も面倒見は悪くない方だと思うんだけど、千尋の谷に突き落とすタイプだからアレ。
ここは意表を突いてシグトで。
励ますのは無理でも、「あのレベルでも法師として頑張ってる奴が居る」ってのは、
劣等感を抱いてるマミにとって良い刺激に……ならんか?
しかも全然めげないしね、アイツ。
187: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/05/11(金)02:34:54.57 ID:Lb8eNkgno(3/9) AAS
両親を喪った交通事故。
キュゥべえとの契約で生きたいと願い、自分だけ生き長らえてしまったこと。
遠縁の親戚と折り合い悪く、見滝原で独り暮らしてきたこと。
魔法少女として魔女と命を懸けて戦ってきたこと。
五分ほど掛けてマミは語り終えた。
人に語るのは初めてだが、涙は出なかった。淡々と、詰まりもせずに話し続けられた。
すべては過去。何十回、何百回と枕を濡らした夜も、気付けば随分と昔のように思える。
「そう……だったの……」
命が、どうにかといった感じで一言だけ発した。
突然過ぎて何と言ったらいいのかわからないらしい。
どれだけ待っただろう、心の整理がついたのか、命は口を開いた。
「でも、どうして私なんかに、こんな大事な話を?」
「何となく、でしょうか。誰かに聞いてほしかった……いいえ、夕木さんが優しかったから、
つい甘えてしまったんだと思います。ごめんなさい。こんな重い話、聞かされても迷惑ですよね?」
不安げに反応を窺うマミに、命はゆっくりと首を横に振る。
柔らかな光を放つ眼も、唇の狭間から覗く形の良い歯も、今は隠して。
「ううん、とんでもない。嬉しかった。私を信用してくれて話してくれたことも、
私を助けてくれたヒーローが、とっても立派な人だったのも」
「立……派? 私が、ですか? それにヒーローって……」
きょとんと目を丸く、首を傾げて、次々に質問をするマミ。
214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2012/05/16(水)00:56:03.57 ID:1LvWhfGAO携(1) AAS
今のマミさんから見たガロは、自分の目指す理想そのものって感じだしな
理想ってのは必ずしも+に働くわけではないからな…
これからに期待だな
353: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/28(木)03:19:54.57 ID:2bCS3gDYo(7/8) AAS
「あなたが何者で、どこから来て、何の為に契約しているのか。
魔女とは、魔法少女とは、ソウルジェムとは何か。
あなたの口から聞かせてほしい。あなたの言うことなら、私……信じるから」
これまで隠したり、話を逸らしたりはしても、彼は一度も嘘をつかなかった。
また、マミの予想が真実だとしたら、それを知ることは魔法少女にとって絶望の宣告であると同時に、
少なからずメリットにもなる。
どうせ彼は人の心など汲み取ってくれないのだから、損得勘定の天秤さえ動かせば、冷徹に、淡々と語ってくれるだろう。
これまでのような無条件の信頼とは違う。いくつかの材料から判断しただけの冷たい論理。
自分の内に、まだ彼への友情や親愛と呼べる感情が残っているかは、マミにもわからない。
ただ、目の前で装束を身に付け暗に脅迫している時点で、最早そんなものを信じていないのは確かだった。
「わかったよ、マミ。君に本当のことを話そう」
彼の中で天秤の釣り合いが取れたのだろう。キュゥべえがマミを見返して言った。
マミは答えず首肯すると、自分も着席しようと移動する。
その間も、キュゥべえを警戒するのは忘れない。
この部屋でキュゥべえと二人きり。
つい昨日までは、マミが唯一安心できる状況だった。
友達である彼を捕らえようなんて思いもよらなかった。
それを今は自然に警戒している自分に、マミは内心で驚くが、表情を殺すと同時に頭の中から消し去った。
優雅ながらも、決して隙を見せない動作で着席する。魔女と相対するように。
キュゥべえは身動きせず声も発さなかったが、やがて一言。
「ただし――君に、その勇気があるのなら」
マミに意思確認をした。
言うまでもなく、答えは決まっている。
軽く目を閉じ、再び開くと、キュゥべえと視線が交差した。
「いいわ……話して」
マミの長い夜は、まだ始まったばかりだった。
354: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/28(木)03:29:31.57 ID:2bCS3gDYo(8/8) AAS
ここまで第二・2話。まだ次回予告とサブタイトルが完成していないので、明日か明後日あたりに
思えば2話は、バトルも説明もと欲張って詰め込み過ぎたと反省しています
ここまで応援、お気遣いありがとうございました
ちょっと喉の炎症の痛みで集中できなかっただけで、通院した今は問題ありません
>>346
特に意識していませんでしたが、言われてみれば似ているかもしれません
でも、そこに至った経緯で反応は違ってくると思うので、そのへんもご期待下さい
701: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/22(月)17:08:11.57 ID:t99ayoyu0(2/3) AAS
>>700
2chの情報が元だろうからあんま期待しないでおくがほんとなら超嬉しい。
ただ嬉しかったのは分かるがあんまりソース出てない書き込みはしない方が得だよ。
875: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/12/11(火)02:42:01.57 ID:mzUXsX6Bo(2/10) AAS
そう、例えば。
真っ先に挟撃される状況を打破。
その際、突破口となるのは弱い方。少なくとも、さして脅威と見なしていない方。
つまり、狙いは杏子なのだ。
モロクは傷付いた右腕も零を迂回して呼び戻し、
"自身は前を向いたまま"両肩から背後の杏子に火炎弾と氷弾を発射した。
「っちぃ――!」
気付いて跳んだ時には、もう間に合わなかった。
幸い、直撃よりも速く。
残念ながら、効果範囲から逃れるよりは遅く。
外したはずの二つの弾は、壁や床に当たることなく、杏子を中心に周囲を飛び回る。
まるで生きているかのように。コントロールされているとしか思えない。
そもそも軌道からして直線でなく、弧を描いて飛来していた。
故に杏子も避けられ、故に囚われた。
もっと早く、最初の時点で気付くべきだった。
抜け出そうにも、弾は既に目にも留まらぬ速さに達し、
一歩でも踏み出せば、氷漬けになった直後に焼かれるか。
火だるまになったところを砕かれるか。
しかし解せない。
どうして直接当ててこないのだろう。
まさか、足止めさえできれば殺さなくてもいいなんて甘い考えはしないだろうし。
――ま、どうでもいいけどさ……。
考えても無意味だと、弾を叩き落とすべく槍を構える杏子だったが――。
928: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/01(火)01:48:50.57 ID:KgyReanCo(1) AAS
途中までさやかと恭介だと思いこんで読んでた件
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.268s*