[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/03/29(木)05:00:16.56 ID:ZYfWkqJzo(1) AAS
>>25
使用者の心の在りようで重量が変化するんだから形状が変化してもおかしくないよな
劇中でも特殊な要因で変化してるし
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/04/04(水)22:21:21.56 ID:QEb9vPaDO携(1) AAS
京本さんマジホラーだからな 化粧的なタイプの
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) 2012/04/18(水)21:57:15.56 ID:mGMAxmI20(1) AAS
>>103
それ「騎馬」の間違いじゃね?
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/04/23(月)01:41:56.56 ID:v49YJstb0(1) AAS
乙です
「私が」ですか・・・
悲惨な境遇とはいえ本当に嫌な奴だなマミは
255: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/05/22(火)00:51:50.56 ID:tUUXvMZG0(2/2) AAS
ごめん。>>248じゃなくて>>249だった。
389: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/30(土)23:34:32.56 ID:bC7PH/uK0(2/3) AAS
>>387
お前バカだろ。>>383は、お前のそういう批判意見そのものが畑違いだって言ってんだよ。
「人間の暗黒面を題材にしたパートで〜 」って所の言葉をガン無視して、何身勝手なアンチ意見ぶちまけてんの?

しかも、怪我してるさやか見捨てたほむらや、零に襲いかかった杏子には一切ノータッチでマミだけ叩く徹底ぶり。
ホント気持ち悪いわ。そういう臭い批判はもう聞き飽きたから、>>233>>234を読んで黙っててね?
523: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/08/13(月)03:17:50.56 ID:S3bLBGBqo(4/5) AAS
 強く心に想った瞬間。
 ドンとテーブルが揺れ、左手首が温かい人肌に包まれる。
 そ〜っと目を開くと、手首を握る何者かの手によって、命と引き離されていた。

 弾かれたように、顔を上げるさやか。
 だが、繋いだふたつの手を離したのは冴島鋼牙――ではなく。

 見知らぬ男だった。

 鋼牙と同じく、もう暖かい季節というのにロングコート。ただし、その色は白でなく黒。

 歳はさやかより上だが、鋼牙よりは幾らか若く見える。
鋼牙と大きく違うのは、鋼牙が常にしかめっ面に見えるのに対し、
黒尽くめの青年は正反対に柔和な顔つきをしていた。
 
 隣では、赤い髪の少女が腕を組んで睨んでいる。こちらは、さやかと同年代だ。

「お楽しみのところ悪いけど、ちょっと付き合ってもらえるかな」

 命とさやかを覗き込み、男は言った。
 飄々と、おどけた風な口調は、鋼牙とはほど遠い。
 なのに身に纏う雰囲気は、どこか鋼牙と共通していた。
単に格好が似ているだけなのか、本能的に何かを感じていたのかはわからなかったが。

 だからこそ、さやかは彼が救いの主だと期待していた。
 その瞬間までは。
546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/08/24(金)10:25:42.56 ID:R+fy7GE60(1) AAS
今度の映画と聞いてまどマギのほうかと思って小一時間情報が見当たらなかった俺が通りますよ

同じタイミングで映画とかどこまで相性いいんだよこの2作品・・・ww

あまり牙狼以外で特撮見ないからわかんないけどカカシの中の人はそのスジでは有名な人なのか?

三騎とレオは確定でよかったが、邪烈やワタルが気になる・・・。
565: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/08/29(水)02:40:57.56 ID:xDvK8blDo(4/5) AAS
 極度の緊張から一転して解放へ。
安堵するや否や疲労が押し寄せてきて、さやかはへなへなとその場に崩れ落ちた。

「どういうことだ、おい……まるで話が違うじゃねぇか……」

 へたり込むさやかに目もくれず、杏子は口元を押さえブツブツ何事か呟く。
 誰かに語りかけているのではなく、思考が口から垂れ流しになっている。
しかも、本人はそれに気付いていない。

「まさか……!」

 やがて、杏子の目がカッと見開かれた。どうやら彼女の中で何らかの結論に至ったらしい。
 いったいどんな心の動きがあったのか。
 さやかには知る由もないが、ひとつだけ確かなこと。

 彼女は今、猛烈に怒っている。凄まじい怒りに震えている。
 その顔は真っ赤な髪より赤く染まっていた。

「ぁんの野郎ォッッ……!!」

 杏子がやり場のない握り拳を壁に叩きつけると、鈍い音と共に分厚い壁が砕けて欠ける。
 腫れた拳の痛みで少しは冷静さを取り戻したのだろうか。さやかを振り向き、

「……悪かったね」

 と、ぶっきらぼうに言い放つなり、杏子は走り去った。
 振り回すだけ振り回して去っていった杏子を見送るさやかは呆然自失。
いつも突然に遭遇しては、状況も飲み込めぬ間に翻弄され、気付いたら終わっている。
ここ最近の災禍は、まるで嵐のようで、命があるのが不思議なくらいだった。

 さやかは暫く呆けていたが、いつまでもこうしてはいられない。
のろのろと立ち上がり、汚れを払い、元いた店に戻る。
 警戒しつつ物陰から覗き込むと、そこには命も零の姿もなく、
さやかの荷物一式と転がったイス、テーブル上には楽譜だけが置かれていた。
658: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/10/04(木)00:32:50.56 ID:ewlDX3wM0(1) AAS
△本編しか見ていない人向けの補足△

電車のホラーとは小説に登場した【列車ホラー・ヴェル】のこと。
列車に化け、車内に手下を憑依させた人間を乗せておくパズズ、ゲノシカ系のホラー。
遠い町へ出かけていた鋼牙は帰りに列車に乗ったが、ザルバがホラーの気配を察知する。
不思議とその周りだけ邪気が無い紳士(【試練】でカオルに壁画の修復を依頼した幼稚園の園長)
と大河や魔戒騎士、ホラーについての話をし、ホラーの正体に鋼牙が気付くと本性を現し、鋼牙を襲う。
結局は園長を別の列車に逃がされ、陰我消滅される。

が、実は本編にちゃっかり出ていたりする。総集編【約束】のラストのシーンで崩れ落ちる列車が出てくるシーンがそう。
666: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/10/09(火)03:11:10.56 ID:PFShUIago(5/7) AAS
「やれやれ、あんこちゃんを置いてきたのは失敗だったかな」

 立ち上がって走り出した零は、付かず離れずの距離を保ちつつぼやく。
それが冗談めかして言っているのだと、シルヴァにも理解できたが、
それにしてもわからないことはある。 

『ゼロ……あなた、どうして彼女を?』

 杏子の力量は零も認めるところである。
 彼女が零を目の敵にし、殺意すら見せたことも、零が誰より知っている。
 それを嘘をついてまで杏子を置いてきた。後で烈火の如く怒るのは目に見えているのに。
 
「言ったろ? あんこちゃんはなかなか使えそうだって。
いい囮になってくれたよ」

『はぁ……彼女、また怒るわよ……?』

 少女とホラーを切り離し、杏子を遠ざける。なおかつ零は何の説明責任も負わないで済む。
 一石三鳥。考えようによっては冴えた手かもしれない。

 この女は化物だと公衆の面前で指摘する訳にもいかず。
かと言って見知らぬ男に、いきなり友人と離れろと言われて、はいそうですかと頷くだろうか。
もっとも、さやかの様子では杞憂だったかもしれないが。
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(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/25(木)12:40:22.56 ID:gEPkncmL0(1) AAS
前のスレが見れない。
735: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/28(日)10:51:15.56 ID:HOY2gT2DO携(1) AAS
乙です!

生身無茶苦茶戦闘は結構本編でもやってるから大丈夫かと。

そういや鋼牙と零の戦闘スタイルって、

鋼牙=静
零=動

って感じな気がする。
750: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/11/06(火)03:15:48.56 ID:VPkeJGs0o(2/9) AAS
 零は切り払い、或いはかわして、モロクにあと一歩まで接近したところで反転。
クルリとモロクに背を向け、首元目掛けて迫る腕を右で牽制しつつ、後ろ手で左の剣を刺した。 
 胸を突かれ、姿に似つかわしくない女の叫びが迸る。
 
 苦痛に満ちた悲鳴も、耳に届いても心に響くことはない。
 冷徹にバックキックで剣を引き抜き、前転で腕を潜り抜け、仕切り直す。

――勝てる……!

 一連の攻防の中で零が得たものは確信。
 右手が負傷していても、自分が圧倒しているという手応え。
 後は右手が回復次第、鎧を召喚して勝負を決める。

 冴島鋼牙が一度は倒したホラーだ。
 あの頃の鋼牙の力量を、既に零は凌駕している。
もっとも、鋼牙は更に先へ行っているのだから慢心できようはずもないが。
 
 零に油断はなかった。
 ただ、この時は意識から外れていた。

 人は短い生涯の中で成長し、経験を次の世代に伝え、
そうして魔戒騎士の知恵と技は連綿と受け継がれていく。
 だがホラーもまた封印の度、魔戒騎士との戦いの記憶を持ち越し、
より悪辣に、より狡知に長けて、この世界に再び現れることを。

 それも油断と言えるかもしれないが、この目で見てきたのだ。
数多の戦いを切り抜け、強大なホラーを滅してきた騎士でさえ、
些細な歯車のズレから格下のホラーに敗れる場合もあると。
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