[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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305: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2012/06/18(月)00:54:50.37 ID:E+IXGqpEo(1/3) AAS
 マミはそこまでキュゥべえの行動を推察し、そして気付く。
自分の彼を見る目が変わり始めていることに。
咄嗟とはいえ、いや、だからこそ端から訝しんでいたことが衝撃だった。

――何故かしら……今日、あの時まで友達だったはずなのに……

 と、マミは心中で呟き。

――友達……"だった"……?

 またしても自らの変わりように驚き、おののく。
 揺らぎ始めてはいたが、マミとキュゥべえの間には確かな絆があった。
どんな言葉で言い表せばいいのかはっきりしないが、親愛の情が存在していた――はずだった。

 昨日までなら、きっと無理にでも自分を納得させていた。
 しかし今は、それすらも自分が思い込んでいただけ、とすんなり思える。
予てから疑念を感じていたからと言って、不思議なほど簡単に。

 今のマミの状態を一言で表すならば、愛情が薄れているのだろう。
彼に肯定的な――言い換えれば、都合の良い捉え方ができなくなっていた。
 たぶん夕方の鋼牙とキュゥべえの会話のせい。他にはあり得ない。
 あれは、まさしく楔だった。鋼牙の打ち込んだ楔は、本人も気付かぬ間にマミの心に変化をもたらしていた。

 だが、心の変化に思考は追い付かず、マミは混乱する。
 額に手を当て、ふらつく身体をどうにか支える。
 何故、と考えようとすると、頭が軋むように痛く、重い。
 
319: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木)12:32:05.37 ID:Cu6/oaOSO携(1/2) AAS
俺はこれくらい鬱陶しいとは思わないけど
文句とかじゃなく純粋に聞きたいんだけど、マイナスイメージを払拭ってどんな感じ?
425: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/07/09(月)03:26:38.37 ID:c/OVR7AYo(3/8) AAS
 朝、いつもの通学路。
 さやかは軽快な足取りで待ち合わせ場所に向かう。
 表情は明るく、これから始まる一日への活力に満ちている。少なくとも、昨日に比べれば遥かに。
 彼女が立ち直りつつある切っ掛けはいくつかあるが、一番の理由は二人の男性だろう。

 一人は恋心を抱いている幼馴染の少年、上条恭介。
 彼のお見舞いに行き、彼の顔が見れた。彼の願いが聴けた。
 そのせいで新たな悩みが生まれもしたが、やはり彼の存在はさやかの内で大きかった。
諦めずに夢に目を輝かす恭介に勇気をもらえた気がした。

 もう一人は、今現在、さやかが最も信頼を寄せている人物――魔戒騎士、冴島鋼牙。
 出会ったのは一昨日だが、彼には何度、命を救われたか知れない。
 鋼牙の纏う黄金の鎧は、闇の中で眩い輝きを放つ。その光は二度もさやかの心の奥深くまで届いた。
 それは、さやかにとっての光明であり、希望そのもの。
彼が一時でもこの街にいてくれるのなら、どんな災厄が襲いかかろうが大丈夫だと思えた。

 昨日、マミの自宅でホラーと魔戒騎士、魔女と魔法少女について説明を受けた。
 ホラーの真実を知った時は恐怖したが、何もわからないよりかはマシと思うことにした。
知っても知らなくても関係なく、脅威は襲い来るのだ。完全な未知こそが恐ろしい。

 そして、もうひとつの悩みの種である親友、まどかとの関係。
 一昨日の一件以来ギクシャクしていたが、険悪になっている訳ではない。ただ、何となく気まずいだけだ。
 
 それでも、マミや昨日出会った夕木命を間に挟めば、ぎこちなくでも会話になった。
 丸一日が経ってみれば、一昨日の疑念は薄らいでいる。きっと、あれは何かの間違い。
まどかは自分を見捨てて逃げられる娘ではないし、何もかも転校生――暁美ほむらが悪いに決まってる。

 こうと決めたら簡単には変えられないのが、さやかの性格だった。
だが、まどかへの疑惑は固まっていない。故に、これまでの関係と、ほむらへの敵意が勝った。
 あと数日もすれば迷いも晴れ、すれ違いは完全に解消されるだろう。
 その為にも、今日は自分から話しかけてみよう。まずは始めの挨拶が肝心だ、と決意して拳を握った。
442: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/12(木)20:38:29.37 ID:zk1NmA5K0(1) AAS
>>433
やった事ないからわかんないんだけど
どれくらい性格違うの?
470: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/07/26(木)03:25:15.37 ID:EBKYw+nEo(10/10) AAS
ここまで。次は出来れば日曜ですが、たぶん来週
今回、冗長かとも思いましたが、念入りにしたかったので
603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/10(月)09:10:54.37 ID:r7mjdV1j0(1) AAS
なにも問題ないはずなのにレオ法師という呼び方に違和感を感じてしかたがないwwwwww
魔戒法師だからおかしくはないはずなのにwwwwww
611: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/09/13(木)12:03:12.37 ID:U8c11auY0(3/3) AAS
間違えた、≫609だww
674: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/10/15(月)02:18:44.37 ID:QhBuy+iGo(1/5) AAS
 シルヴァの心配を見越したのか、零は走る足は止めず、左手を胸元まで持ち上げた。

「構わないさ」

 言って、口の端を上げる。

「あいつは根っこのところで甘いし、そこまで馬鹿じゃない。
その前に必ず気付く。自分が担がれたってな」

 シルヴァの指摘はもっともだった。
 零も彼女の力は認めているが、杏子を手放しに信用しているとは言い難い。
 強いて理由を挙げるなら、彼女からの信用を感じたから。同時に、自分に対する不信感も。
それらを逆手に取って利用したのだ。 

 たびたび挑まれて何をと思われるだろうが、彼女が毎度それなりに話し合いに応じる事実が、
 多少なりと信用されている証――と受け取るのは自惚れだろうか?
 躾が良かったのか、それとも根の性格が善良なのか。
擦れているように見えて、彼女は純真な部分を残している。

 だが、純粋さは時に足枷となる。
 彼女自身、理屈ではわかっていても、自分がそうである自覚はないようだ。
 でなければ半信半疑でも騙されてはくれない。
人の姿をしたホラーを殺すことに躊躇いを覚えたりしない。

 また、零を信用しきっていないからこそ、言葉を疑い、真の意図に気付けるのだ。 
 杏子を騙すのは心が痛まないでもなかったが、零には使命がある。
迷いを抱えて足手纏いになる可能性がある杏子は、なるべく切り離したかった。
 
『そんなこと言って、本心では彼女が心配だから連れて行きたくないんじゃない?
なら、あなたも充分……』
745: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/11/02(金)00:36:56.37 ID:s/hP1nBF0(1) AAS
とりあえず鋼牙=コンポタだってのは思いついたww金と緑的な意味で。

ほむ「・・・あっ;(また落とした」
レオ「諦めてはダメです!ほむらさん、落ち着いて・・・」
936: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木)00:35:17.37 ID:ICrDo3EJ0(1) AAS
>>935
山刀兄妹奮闘記に一票。
テレビじゃ翼の主役回無かったし、役者さんの都合か鈴ちゃんに至っては出番自体無かったし。
この二人好きなんでもっと活躍が見たかった。
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