[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/05/18(金)22:58:06.24 ID:oj1TAtkJ0(2/2) AAS
それメシアフラグじゃないですか、ヤダー
しょうがないマミさんには魔女化して貰ってまどかとさやかに魔法少女の末路を身を持って実践して貰おう
そうしたら鋼牙だって積極的に関わろうとするだろうし
243: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/05/21(月)02:34:23.24 ID:OuKAohIbo(4/8) AAS
 ホラーだろうか。それとも魔女?
 人間同様に二足歩行する魔女がいないと言い切れるほど、まどかは魔女を知らない。
或いはもっと現実的な恐怖、不良や変質者かもしれない。既に普通の通行人という可能性は、頭から消え去っていた。

 隠れる場所もなく、頼れるのは後方にある街灯のか細い明りのみ。欠け始めた月も、今は雲に隠れて光は届かない。
 思考を恐怖で塗り潰されながらも、まどかはどうにか覚束ない足取りで後退る。
その間も、足音から一瞬たりとも目を離さない。

 まるで熊か何かから逃げてでもいるかのよう。
 だが最悪の場合なら、向かってきているのは獣よりも遥かに恐ろしい怪物だ。
 視線を外したり、しゃがみ込んでしまえば、待つのは絶対の死。生存への一縷の希望が冷静さを保たせていた。 

 もう少しで街灯という辺りで、足音が加速した。後退を悟られたのだ。
 つまり、まどかの存在に気付いている。
 背筋を悪寒が駆け上がった。
 ならばこちらもと急いで離れようとしたが、足が縺れて転んでしまう。

「ひゃっ――」

――もう駄目!
 
 終わりかと絶望しかけるまどかに足音は更に近付き、その姿が明かりに照らされ出した。
337: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/23(土)12:32:18.24 ID:MnwGNDZj0(1) AAS
>>334
確かに言われてみると、バルチャス無双する翼とか全く想像できないな。
駒に力を込めるのは上手いだろうだけど、大局を見据えた戦略とか搦め手とか考えるの超苦手そうだしww
逆に邪美あたりは、バルチャス超強いんだろうなあ……。

でもホラ、素質はあくまで素質だから。素質が無くたっていいじゃない!頑張ったっていいじゃない!
何が言いたいかというと、シグトはきっと大器晩成型。そう信じてる。
345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/25(月)03:05:53.24 ID:rDeis6Lm0(1) AAS
のんびり待ってますから体調管理を優先してください
368: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/30(土)02:09:17.24 ID:GONWpbJyo(2/3) AAS
次回予告(牙狼ver)



何も失うものがないという孤独。
それでも、土壇場で己を衝き動かすものは残っている!

次回『孤影』

最期の慟哭、それを聴くのは誰だ!


453: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2012/07/18(水)02:34:35.24 ID:tqjH1JxGo(5/5) AAS
進んでないですが、ここまで。日曜までにもう一回くらい投下したいと思います

>>431
今のところ考えていません
プレイしていないのに設定だけ拾うのも抵抗がありますし
でも、より良くできると思ったらあるかも
878: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/12/11(火)02:50:31.24 ID:mzUXsX6Bo(5/10) AAS
 肌を焦がす熱気と、肌を刺す冷気。
 それらが徐々に強まっていくのが、目を閉じても感じられた。
 近付いてくる炎弾と氷弾。 これは獲物を捕らえておくだけの生易しい物ではない。
 さしずめ、炎と氷の牢獄。じわじわと責め殺す為の拷問に等しい。

 にも関わらず、幻の中の男女は、陽の光を浴びながら愛を語らっている。
 二人はあまりにも場違いで、それは却って不気味で異質な印象と、恐怖を杏子に与える。
 こんな幻を見せる意味がわからなかった。

 この幸せに満ちた光景を見ながら死んでいけというのか。
 寄り添う恋人たちを羨みながら、妬みながら。
 こんな、寂しい暗闇の中で。

 或いは、焼かれ、凍らされたとしても、
魔法少女の肉体は杏子を簡単には死なせてくれないかもしれない。
 だからこそ、ホラーは回りくどい方法を取ったのかも。

 だとしたら零が敗れた時、ほど良く仕上がった身体と魂は、
さぞやホラーにとって上等な食事となるのだろう。

 死よりも辛い末路を想像する杏子の心に、仄かな影が差し始める。
 それは夜の闇よりも暗い影。
 魔法少女を魔女に変える、絶望という名の影。
 絶望に誘われそうになる杏子の前には二つの選択肢があった。
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.411s*