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さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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◆ySV3bQLdI.
[ saga] 2012/10/27(土)03:04
ID:U5eNztmHo(3/7)
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727: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/10/27(土) 03:04:10.73 ID:U5eNztmHo 「あなたと一緒にいた魔法少女。彼女も同行させた方が良かったんじゃない? あなたが連れてくれば、魔法少女一人と素質のある娘一人、食べ損ねた分を補えたのに。 それとも、大事なものほど遠ざけたがるタイプなの?」 「どうかな。あれはあれで、どっちも、あんたよりはよっぽど魅力的だと思うけど」 「そう。残念ね……!」 先に動いたのは命だった。 捕らえられた右足を踏ん張って、左足で床を蹴る。 グッと身を縮めて、抱き着くように。 身体を捻り、爪先を尖らせる。狙いは変わらず側頭部。 足を掴んでいる限り、そこを軸に蹴りの軌道を変化させる。 そんな軽業師のような芸当も、命はやってのけるだろう。 チャンスが一転、裏目に出る形となってしまった。 ならば、と零は捕らえた足を放す。空中で支えを失い、命は大きくバランスを崩した。 すかさず身を屈め、強く一歩を踏み込むと共に、左拳でがら空きの胴を突く。 命は吹っ飛ばされ床を転がるも、転がる勢いのままに立ち上がった。 手応えはあった。打撃は効いているはず。 だというのに、攻撃をした零が右肩を押さえて呼吸を荒げていた。 吹っ飛ぶ瞬間、踵が右肩に振り下ろされていたのだ。 「ちっ……!」 舌打ちして、闇に溶けた命に悔しげな視線を送る零。 これで肩と手、合わせて右腕を封じられた。格闘戦においては、かなりの不利。 敵にしてみれば、この好機を逃す手はない。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332687612/727
あなたと一緒にいた魔法少女彼女も同行させた方が良かったんじゃない? あなたが連れてくれば魔法少女一人と素質のある娘一人食べ損ねた分を補えたのに それとも大事なものほど遠ざけたがるタイプなの? どうかなあれはあれでどっちもあんたよりはよっぽど魅力的だと思うけど そう残念ね! 先に動いたのは命だった 捕らえられた右足を踏ん張って左足で床を蹴る グッと身を縮めて抱き着くように 身体を捻り爪先を尖らせる狙いは変わらず側頭部 足を掴んでいる限りそこを軸に蹴りの軌道を変化させる そんな軽業師のような芸当も命はやってのけるだろう チャンスが一転裏目に出る形となってしまった ならばと零は捕らえた足を放す空中で支えを失い命は大きくバランスを崩した すかさず身を屈め強く一歩を踏み込むと共に左拳でがら空きの胴を突く 命は吹っ飛ばされ床を転がるも転がる勢いのままに立ち上がった 手応えはあった打撃は効いているはず だというのに攻撃をした零が右肩を押さえて呼吸を荒げていた 吹っ飛ぶ瞬間が右肩に振り下ろされていたのだ ちっ! 舌打ちして闇に溶けた命に悔しげな視線を送る零 これで肩と手合わせて右腕を封じられた格闘戦においてはかなりの不利 敵にしてみればこの好機を逃す手はない
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