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さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332687612/
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565: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/08/29(水) 02:40:57.56 ID:xDvK8blDo 極度の緊張から一転して解放へ。 安堵するや否や疲労が押し寄せてきて、さやかはへなへなとその場に崩れ落ちた。 「どういうことだ、おい……まるで話が違うじゃねぇか……」 へたり込むさやかに目もくれず、杏子は口元を押さえブツブツ何事か呟く。 誰かに語りかけているのではなく、思考が口から垂れ流しになっている。 しかも、本人はそれに気付いていない。 「まさか……!」 やがて、杏子の目がカッと見開かれた。どうやら彼女の中で何らかの結論に至ったらしい。 いったいどんな心の動きがあったのか。 さやかには知る由もないが、ひとつだけ確かなこと。 彼女は今、猛烈に怒っている。凄まじい怒りに震えている。 その顔は真っ赤な髪より赤く染まっていた。 「ぁんの野郎ォッッ……!!」 杏子がやり場のない握り拳を壁に叩きつけると、鈍い音と共に分厚い壁が砕けて欠ける。 腫れた拳の痛みで少しは冷静さを取り戻したのだろうか。さやかを振り向き、 「……悪かったね」 と、ぶっきらぼうに言い放つなり、杏子は走り去った。 振り回すだけ振り回して去っていった杏子を見送るさやかは呆然自失。 いつも突然に遭遇しては、状況も飲み込めぬ間に翻弄され、気付いたら終わっている。 ここ最近の災禍は、まるで嵐のようで、命があるのが不思議なくらいだった。 さやかは暫く呆けていたが、いつまでもこうしてはいられない。 のろのろと立ち上がり、汚れを払い、元いた店に戻る。 警戒しつつ物陰から覗き込むと、そこには命も零の姿もなく、 さやかの荷物一式と転がったイス、テーブル上には楽譜だけが置かれていた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332687612/565
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