[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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480: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/08/04(土)03:41 ID:/EHE1KDLo(7/8) AAS
――まどかが、ああいう娘だって知ってるのに。
仁美と同じ。仁美には信じて、なんて思っておいて、まどかを信じられなかった。
仁美も、まどかも傷つけて……あたしバカだ……。
こんなの、時間が勝手に解決してくれる訳ない。簡単に仲直りなんてできる気しないよ……――

 湧き上がる自責の念を振り切るように、さやかは走り続けた。

 勢いで学校を飛び出して、バスに乗って十数分。
途中、何度も寄り道をしたり遠回りをして数十分。その頃には、街は夕暮れ時を迎えていた。

 オレンジの光が街を染める中、肩を落とし、とぼとぼと歩くさやか。
 憂鬱だった。あんな八つ当たりを見せた後、どんな顔をしてマミに会えばいいのか。
 そして、もしまどかが無理を押して来ていたら。
考えたら不安で不安で、つい意気地なく先送りにしてしまった。

「はぁぁ……行きたくないなぁ……」

 と、今日何十回目かの溜息。
 しかし、いつまでも逃げてばかりいられない。結局、足は約束のオープンカフェに行き着く。
 そもそも、何故マミはわざわざ学校から離れた店を選んだのだろう。腰を据えて話すにしても、
もっと適当な場所がありそうな気がする。
 理由はすぐにわかった。

「あら、美樹さん……よね。こっちこっち」

 外に並んだテーブルの一席から声が掛かった。おいでおいでと手招きしているのは夕木命。
昨日、マミが助けた女性だった。
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