[過去ログ]
さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
295
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga] 2012/06/11(月)02:36
ID:tOv9yjbAo(6/9)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
295: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/11(月) 02:36:33.58 ID:tOv9yjbAo 恭介が首を傾げた。 帰ると言ったにも拘らず、さやかがイスから立たないからだ。 さやかは思い詰めた表情で俯いていたが、やがて意を決して顔を上げた。 「ねぇ、恭介……もしも、もしもだよ? 願いを何でもひとつだけ叶えられるとしたら、何を願う?」 何故か、これだけは訊いておきたかった。 自分の参考にしたかったのもある。 だが、確かめたかった。彼は今、どんな心持ちでいるのだろうかと。 「何だい、急に?」 「あ〜、いや、今日まどかたちと話しててさ。なんとなく、そんな話題になって」 曖昧に答えたが、嘘は言ってないからいいだろう。 まだ首を傾げる恭介だったが、深く追及する気はないようだった。 腕を組んで真剣に考え始める。 「そうだなぁ……」 恭介は十数秒ほど唸ってから、さやかを見る。 「もっともっとヴァイオリンを上手になって、もっと多くの人に聴いてもらうこと、 大勢の人たちを魅了する音楽を演奏することかな。 それでいつか僕だけの最高の音を奏でられたなら……」 答えた彼の眼は輝きに満ちていた。その光は、さやかの懸念を一瞬にして払拭する。 彼は、また弾けたら、などと口にしなかった。 手首から先が動くか動かないかの瀬戸際に立たされているというのに。 少なくとも今は動かせないままだというのに。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332687612/295
恭介が首を傾げた 帰ると言ったにも拘らずさやかがイスから立たないからだ さやかは思い詰めた表情でいていたがやがて意を決して顔を上げた ねぇ恭介もしももしもだよ? 願いを何でもひとつだけ叶えられるとしたら何を願う? 何故かこれだけは訊いておきたかった 自分の参考にしたかったのもある だが確かめたかった彼は今どんな心持ちでいるのだろうかと 何だい急に? あいや今日まどかたちと話しててさなんとなくそんな話題になって 昧に答えたが嘘は言ってないからいいだろう まだ首を傾げる恭介だったが深く追及する気はないようだった 腕を組んで真剣に考え始める そうだなぁ 恭介は十数秒ほどってからさやかを見る もっともっとヴァイオリンを上手になってもっと多くの人に聴いてもらうこと 大勢の人たちを魅了する音楽を演奏することかな それでいつか僕だけの最高の音を奏でられたなら 答えた彼の眼は輝きに満ちていたその光はさやかの懸念を一瞬にして払拭する 彼はまた弾けたらなどと口にしなかった 手首から先が動くか動かないかの瀬戸際に立たされているというのに 少なくとも今は動かせないままだというのに
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 707 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
1.299s*