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さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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◆ySV3bQLdI.
[ saga] 2012/06/11(月)02:25
ID:tOv9yjbAo(1/9)
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290: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/11(月) 02:25:36.50 ID:tOv9yjbAo 夜の病院、廊下を歩く。 病院特有の臭いと混じって、夕食の匂いが漂ってくる。 もうそんな時間かと時計を見ると、もう面会時間はギリギリ。 病院食には食欲をそそられないけれど、空きっ腹に食事の匂いは辛い。 もしかして彼も食事中だろうかと不安を覚えつつも、 それならそれで片手は不便だろうと食事を手伝ってあげるのも有りだろうか。 「ご飯を取って口に運んで、あ〜ん……って何を妄想してるんだ、あたしは……」 さやかは緩んで火照った頬を、ぴしゃりと叩いて引き締める。 途中トイレで身嗜みと髪型を軽く確かめてから、彼の個室の前に立つ。 高鳴る胸を押さえ深呼吸。笑顔を作ってドアを叩く。 「恭介、あたしだけど……」 「どうぞ」 遠慮がちに尋ねると、答えはすぐに返ってきた。 ドアを開くと、ベッドに彼が座っていた。真っ白の患者衣を着た灰色の髪の少年。 さやかの幼馴染の少年、上条恭介が笑顔で歓迎してくれた。 「いらっしゃい、さやか」 「ごっめーん、遅くなっちゃった。ひょっとして、これから晩ご飯? 迷惑じゃない?」 「いや、さっき食べたところだよ」 「そっか、よかった」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332687612/290
夜の病院廊下を歩く 病院特有の臭いと混じって夕食の匂いが漂ってくる もうそんな時間かと時計を見るともう面会時間はギリギリ 病院食には食欲をそそられないけれど空きっ腹に食事の匂いは辛い もしかして彼も食事中だろうかと不安を覚えつつも それならそれで片手は不便だろうと食事を手伝ってあげるのも有りだろうか ご飯を取って口に運んであんって何を妄想してるんだあたしは さやかは緩んで火照った頬をぴしゃりと叩いて引き締める 途中トイレで身みと髪型を軽く確かめてから彼の個室の前に立つ 高鳴る胸を押さえ深呼吸笑顔を作ってドアを叩く 恭介あたしだけど どうぞ 遠慮がちに尋ねると答えはすぐに返ってきた ドアを開くとベッドに彼が座っていた真っ白の患者衣を着た灰色の髪の少年 さやかの幼馴染の少年上条恭介が笑顔で歓迎してくれた いらっしゃいさやか ごっめーん遅くなっちゃったひょっとしてこれから晩ご飯? 迷惑じゃない? いやさっき食べたところだよ そっかよかった
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