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さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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◆ySV3bQLdI.
[ saga] 2012/05/21(月)02:30
ID:OuKAohIbo(3/8)
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242: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/05/21(月) 02:30:59.29 ID:OuKAohIbo 「何の音……誰かいるの……?」 答えは返らない。 それでも感じる確かな気配と息遣い、薄らと輪郭が見えるような見えないような。 何者かと対峙しているのは間違いなかった。 ――まさかホラーか魔女……!? 想像した途端、全身が戦慄く。まどか自身が、際限なく膨らむ魔物のイメージを闇の中に創り出す。 逃げようにも足が動いてくれない。前にも後ろにも進めず、声を出すことも忘れていた。 無力な女子中学生を金縛りにするのに、魔女も魔獣も必要ない。 ただ闇と少女自身の想像力があれば。 辛うじて、震える足がアスファルトを踏み鳴らした瞬間――。 ニャーッと、間延びした鳴き声。 まどかが目を凝らすと、 「なぁんだ……猫かぁ」 黒猫がまどかをじっと警戒していた。どうやら野良猫が空き缶を転がしただけらしい。 まどかは、ほっと安堵の息を自嘲も込めてついた。幽霊の正体見たり何とやら、である。 が、安心したのも束の間。 「――っっ……!?」 迫る足音を聞き取り、息が止まった。 今度は断じて犬や猫ではない。ふたつの足が地面を踏む音。 再び、まどかの全身を震えが襲った。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332687612/242
何の音誰かいるの? 答えは返らない それでも感じる確かな気配と息遣い薄らと輪郭が見えるような見えないような 何者かと対しているのは間違いなかった まさかホラーか魔女!? 想像した途端全身が戦くまどか自身が際限なく膨らむ魔物のイメージを闇の中に創り出す 逃げようにも足が動いてくれない前にも後ろにも進めず声を出すことも忘れていた 無力な女子中学生を金縛りにするのに魔女も魔獣も必要ない ただ闇と少女自身の想像力があれば 辛うじて震える足がアスファルトを踏み鳴らした瞬間 ニャーッと間延びした鳴き声 まどかが目を凝らすと なぁんだ猫かぁ 黒猫がまどかをじっと警戒していたどうやら野良猫が空き缶を転がしただけらしい まどかはほっと安堵の息を自も込めてついた幽霊の正体見たり何とやらである が安心したのも束の間 っっ!? 迫る足音を聞き取り息が止まった 今度は断じて犬や猫ではないふたつの足が地面を踏む音 再びまどかの全身を震えが襲った
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