[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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296: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/11(月)02:38 ID:tOv9yjbAo(7/9) AAS
 良く言えば前向き、悪く言えば逃避かもしれないが、
さやかは彼が復活の為に必死にリハビリに励んでいると知っている。
 だからこそ、さやかの答えも決まっていた。

「うん……恭介ならきっと出来るよ。あたし、応援してるから」

 さやかは両拳をグッと握って、ありったけの想いを込めて彼女なりに勇気付けたのだが――。

「そんな簡単なものじゃないさ。
最高の音楽がどんなものかなんて僕にもわからないし、
それこそ神か悪魔の力でも借りないと実現できないものかもわからないしね」

 恭介は虚空を見つめ、呟いた。
 さやかの秘めた想いは、完全には伝わらなかったようだ。
落ち込む気持ちもあったが、それよりもある単語が気に掛かった。

「えぇっ、悪魔って……怖いこと言わないでよぉ……」

 悪魔と聞いて真っ先に連想したのは、この二日間に出くわした魔女と魔獣。
 あんなものに恭介が関わるなんて、考えるだけでも嫌だった。比喩だろうとわかっていても。
 昨夜以来、神経過敏になっているのは、さやかも自覚していた。

「はは、実際に契約とかしたんじゃないよ。ただ、芸術や音楽には付き物の逸話ってだけ。
自分を追い詰めて追い詰め尽くした果てに得た極限状態での閃きを天恵って言って、
自分以外の何かの力を借りて出来た気がしただけだと思う」

「だよね……なぁんだ、びっくりするじゃん」
297: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/11(月)02:41 ID:tOv9yjbAo(8/9) AAS
 ほっと息をつくさやか。
 不安は、恭介が軽く笑い飛ばしてくれた。そういえば、そんな話は聞いた覚えがあるような。
やはり杞憂に過ぎなかったのだと気を取り直した。

「でも僕にも似たような経験はある。
頑張っても頑張っても弾けなかった曲が何かの拍子に突然弾けたり、とか。
大げさだけど、そんな時は奇跡が起こってる気さえした。だから真実は誰にもわからない。
ひょっとしたら、天使や悪魔を見た人だっているかもしれないね」

「へぇ……恭介にも、そんな経験あるんだ……」

「勿論あるさ。もっとも、僕はそこまで極限に迫ったことはないけれど。
もし仮に、そんなものが見えるとしたら、それは本当に凄絶な精神状態だろうね。
過去、数多の芸術家や音楽家が狂気に取り憑かれ、身を削り、滅ぼしながらも作品を遺した時みたいに」

 たぶん恭介も同じ。彼は音楽しか見ていない。彼を想う自分の気持ちも見えていない。
 だが、それでもいいと、さやかは思っていた。
 自分のものにならなくても、他の誰かのものにならないなら。
 誰より近くにいられるのなら。

 それでもいいと、思おうとしていた。

 音楽を語る時、往々にして彼は多弁になる。
 芸を極めようとする人は、多かれ少なかれ他人と違うものが見えているのかもしれない。
素養も素質もさっぱりなさやかには些か理解し難い感覚ではあったが。

 内容は理解できなくても、さやかは彼の話が好きだった。
 彼の音楽が好きだった。
 彼が好きだから。
 理由は、それだけで充分だった。
298
(1): ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/11(月)02:53 ID:tOv9yjbAo(9/9) AAS
ここまで。次こそ2話も終わり
恭介や仁美も自分なりに掘り下げられたら
体調不良やらで2週も開いてしまいました
やっぱり切りの良し悪しに拘らず週一は厳守のペースに戻したいと思います

>>273
今のところは内緒、ということで申し訳ありません
ただ、期待させても悪いので、ひとつだけ。翼は出ません、中途半端な扱いになっても嫌なので
外伝などできれば或いはあるかもしれませんが、基本は鋼牙と零と少女に絞りたいと思います

>>288
ペースが遅くて申し訳ありません
自分でもそうしたいのですが、減らし方の加減がわからないというのが正直なところです
なるべく重要な場面を除いて軽く流せるよう努力します
299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/06/11(月)06:31 ID:HR/zfzQAO携(1) AAS
きてるー!
乙なんだよ
300: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/06/11(月)12:40 ID:2BgTqtxP0(1) AAS
乙であります。

なんか恭介が板尾みたいなことを言い出したぞ・・・。
301: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [saga sage] 2012/06/12(火)11:02 ID:wcoHZI830(1) AAS
ヴァイオリンとその奏者とかダース単位でホラーが憑きそうな代物だからなぁ。
割とマジで即魔女になる程の契約をしなきゃ元に戻せない状態になっちゃったりするんだろうか
302: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/12(火)23:50 ID:zls1Vx9o0(1) AAS
そういや、ホラーって倒して魔界に還しても定期的にゲート通って現世に来るんだっけ?
復活する周期って何か設定にあったけ?ハルは結構早く復活してたみたいだが。
303: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/06/13(水)00:51 ID:0P0NBo9P0(1) AAS
パズズとガーゴイルがアップを始めている気がして怖い。
というか魔法少女候補に一人モロクに狙われそうなのが・・・。
304: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2012/06/17(日)23:59 ID:NCqR/890o(1) AAS
 神妙な顔つきで鍵を回して、玄関の扉を開いた。
 出迎える者はなく、室内はシンと静まり返っている。
 つまり見慣れた光景。
いつもなら、どうしようもなく寂しさが襲ってくるところだが、今日のマミは違った。
 
 何故なら、とても大事な――おそらく自分の人生を左右するであろう、重要な問答を控えているからだ。
 手探りで玄関のスイッチを探して明りをつける。暗い各部屋を見遣るが、やはり誰かがいる気配はない。
いや、いたらいたで困るのだが。

 とりあえず、お茶でも飲んで一息つこうかと思い、リビングの電気をつけると――。

「――っ……キュゥべえ……!」

 テーブルの上には、夕方部屋を出た時と変わらぬ様子で白い小動物が鎮座していた。
 意表を突かれたマミが二の句を継げないでいると、

「おかえり、マミ。遅かったね」

 キュゥべえが先んじて喋った。いつものように、表情ひとつ変えず、平然と。
 
「あなた……ずっとここにいたの?」

「そうだよ。酷いなぁ、君が僕を残して戸締まりして行っちゃったんじゃないか」

 などと言っているが、怪しいものだ。
 マミは疑念を抱いていた。神出鬼没の彼なら、この程度は軽く抜け出せるのではないか。
魔女退治に現れなかったのは、鋼牙が同行することでまどかとさやかに危険が及ぶ可能性が低いと考えたのではないか。
或いは、彼の余計な詮索を避ける為に姿を見せなかっただけで、遠巻きから窺っていたのではないか。
だとしたら、まどかとさやかの危機には、必ず現れて契約を迫ったことだろう。
 
305: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2012/06/18(月)00:54 ID:E+IXGqpEo(1/3) AAS
 マミはそこまでキュゥべえの行動を推察し、そして気付く。
自分の彼を見る目が変わり始めていることに。
咄嗟とはいえ、いや、だからこそ端から訝しんでいたことが衝撃だった。

――何故かしら……今日、あの時まで友達だったはずなのに……

 と、マミは心中で呟き。

――友達……"だった"……?

 またしても自らの変わりように驚き、おののく。
 揺らぎ始めてはいたが、マミとキュゥべえの間には確かな絆があった。
どんな言葉で言い表せばいいのかはっきりしないが、親愛の情が存在していた――はずだった。

 昨日までなら、きっと無理にでも自分を納得させていた。
 しかし今は、それすらも自分が思い込んでいただけ、とすんなり思える。
予てから疑念を感じていたからと言って、不思議なほど簡単に。

 今のマミの状態を一言で表すならば、愛情が薄れているのだろう。
彼に肯定的な――言い換えれば、都合の良い捉え方ができなくなっていた。
 たぶん夕方の鋼牙とキュゥべえの会話のせい。他にはあり得ない。
 あれは、まさしく楔だった。鋼牙の打ち込んだ楔は、本人も気付かぬ間にマミの心に変化をもたらしていた。

 だが、心の変化に思考は追い付かず、マミは混乱する。
 額に手を当て、ふらつく身体をどうにか支える。
 何故、と考えようとすると、頭が軋むように痛く、重い。
 
306: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2012/06/18(月)03:06 ID:E+IXGqpEo(2/3) AAS
 自分でも気付かぬうちに、秘めていた不満や疑念が表出しているのだ。
 反面、頭ではキュゥべえを信じたいとも思っていた。なにせ彼は、これまで唯一とも呼べる親友だったのだから。
命の恩人でもある彼を裏切りたくなかった。
 だが、信じたいはずが信じられない。感情が拒絶するような感覚に、マミはただただ戸惑うばかりだった。

「それでマミ、僕に何か用なんじゃないのかい?」

 すべて見通したような口振りに、マミは正気に戻ると同時に、再び警戒する。
 全身の緊張と冷や汗、ひりつく喉の渇きは自身に対するものか、それともキュゥべえに対してか。
今のマミには、どちらも理解できないことは確かだった。
 
――だから、私は確かめなくちゃいけない……。

 素直に己が心に従うべきか。
 それとも、心を騙して仮初の友人関係を続けるべきか。
 答えは目の前にある。

 方法は至極簡単だ。一言、尋ねればいい。
 これまでは真実を知るのが怖くて訊けなかった。
彼を信じられなくなったら、真に独りぼっちになってしまうから。

 でも、今なら問い質せる。
 その為の勇気はもらった。
 彼女に――今日、出会ったばかりの新たな友人、夕木命に。

「あのね、キュゥべえ……私、どうしてもあなたに訊きたいことがあるの……」

 ありったけの勇気を振り絞り、キュゥべえに質問をぶつけようとした、その時。
 ふと、マミの脳裏を、ある思考が掠めた。
 それはマミが寄る辺とする勇気の正体だったのかもしれない。
307: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/18(月)03:35 ID:E+IXGqpEo(3/3) AAS
ここまで。もう1レス行きたかったのですが、考えがまとまらないので明日に。
308: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/19(火)02:08 ID:cA/hk6mBo(1/5) AAS
――命さんの存在があったから、私は真実を確かめる勇気を持てた。
 その勇気は、果たして私が思っているほど素晴らしい感情なのかしら――

 一度でも考えてしまったが最後、疑惑は膨らんでいく。
 悪い方へ、悪い方へと、転がるように思い詰めてしまう。 
 
――たった一人でいい。私を愛してほしい。最初は、ただそれだけだったはず。
 なのに私は、命さんがいるからキュゥべえを失っても耐えられると考えてた。
 それは、より満たされる一人と出会ったら、前の一人はいなくてもいいと思っていることにならないの?
 私は、キュゥべえと秤にかけて命さんを選んでいたとでも?

 正体も定かでない謎の生物であるキュゥべえよりも、同じ女性の……ううん、同じ人間だから?
 私に隠し事をしている彼よりも、私を温かく包んでくれる人だから?

 だから、キュゥべえを失っても耐えられる……?

 いなくなってもいい……?

 いえ、むしろ……。

 キュゥべえは……もう、いらない……?――
309: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/19(火)02:10 ID:cA/hk6mBo(2/5) AAS
 マミは愕然とした。
 膝から力が抜け、床にへたり込む。
 自分がよりどころとしていた勇気が、純粋だと信じた想いが、その実エゴにまみれているかもしれない。
そう気付いて、心が激しく揺さ振られた。

 まるで泥沼から抜け出そうと握り締めたロープが、泥よりも遥かに穢れて悪臭を放つ汚物であったかのような。
 そして、気付けば触れた全身までもが穢れ、身体がグズグズと腐り落ちていくような。
 
 それほどまでにマミは"勇気"を信じ、希望を託していた。
 それが偽りだとしたら、もう何を信じたらいいのかもわからなかった。 

「どうしたんだい、マミ」

 混乱の最中でキュゥべえの声も届かなかった。

――こんなこと、如何に彼が不審で、私が不信を抱いていようが、言い訳できる行為じゃない。
 新しい友達ができたからって、数年来の関係で、しかも命の恩人に後足で砂をかけて他人に乗り換えようとしている。
 まるで、古くなった服を想い出と一緒に捨て去るみたいな感覚で。

 これが……私の本性……?
 本当の私?
 本当の私は、どこまでも臆病で、寂しがり屋で……卑怯で、狡猾で、矮小な人間――
310: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/19(火)02:12 ID:cA/hk6mBo(3/5) AAS
「違う! そんなはずない!」

 自分が酷く醜い存在に思えて、マミは千切れんばかりに首を振った。
 頭を両手で押さえても、頭痛は止むどころか激しさを増す。
 マミは直ちに考えるのを止めた。考えるほど自分が嫌で嫌で堪らなくなる。

 急がなくては。すぐに蓋をして、胸の奥深くに沈めて封印しなくては。
 己の中に、こんな醜い打算があるなんて信じたくなかった。
 こんなの、勇気なんて綺麗な言葉で飾ってはいけない。

 これは闇だ。
 目を背けたい、黒く淀んだ心の闇。
 即ち、陰我。

――これが、こんなものが、私の陰我なの……?
311: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/19(火)02:12 ID:cA/hk6mBo(4/5) AAS
 数分間、マミは頭を押さえてうずくまっていた。
 頭痛が治まり、暗くなっていた視界が光を取り戻すまで。 
 ようやく顔を上げると、キュゥべえは微動だにせずマミを見ていた。

「落ち着いたかい?」

「え、ええ……」

 荒い呼吸を整えて、なんとか一言だけ答える。
 キュゥべえはマミの様子を窺い、少し間を置いて言った。  

「いいよ、マミ。僕に答えられることであれば、何でも答えよう」

 そう言われても、頭が真っ白になって何から訊いていいものか。
 順序立てて考えていた質問も吹っ飛び、心の支えも信じられなくなった。
 いっそ、うやむやにしたくなる。

 だが、無理だ。今さら、なかったことにはできない。忘れ去るなんてできない。
 真実を明らかにしなければ、このままでは一歩も進めないから。
 マミは深呼吸して、最も訊かなければいけない質問を思い浮かべ、口を開く。
  
――魔女の正体は、魔法少女なの?

「私とあなたは……まだ、友達なの……?」
312: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/06/19(火)02:15 ID:cA/hk6mBo(5/5) AAS
ここまで。次は最後まででき次第
アクションやCGで魅せられない分、このへんを拘りたいと思ったのですが
書いてる方も暗中模索な感じです
313: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2012/06/19(火)07:14 ID:5c02bu+AO携(1) AAS
マミさん悪い方向に持ってったらアカンでぇ

乙です
314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/06/19(火)20:13 ID:FIpIrgbC0(1) AAS
乙であります

マミさん本当にQBのこと大好きだったんだな・・・。

あえて阿門法師の名言をのせておこう
「己の友が敵となることもある。その逆もまた然り。」
315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) 2012/06/19(火)20:28 ID:HruP6OoG0(1/2) AAS
DVされてそれでもまだ縁を切れないメンヘラ女みたいだなあマミさん
「さやかちゃんイージーモード」みたいな末路を迎えそう・・・
316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) 2012/06/19(火)20:57 ID:HruP6OoG0(2/2) AAS
いい忘れた乙です
317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/20(水)03:55 ID:ZiE6ZeSSO携(1) AAS
乙です。
人間なんて薄汚くてもいいと思うけどなあ。

まあマミさんもまだまだ夢見たい年頃なんだもんね。
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/21(木)10:42 ID:AMzw3+FG0(1/2) AAS
「大魔神カノン」のヒロインみてえですげえ鬱陶しいな…マミさん
これ本当に今のマイナスイメージを払拭する事が出来んのか?
例に挙げた作品みたいにほぼ終盤じゃ意味ないぞ
319: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木)12:32 ID:Cu6/oaOSO携(1/2) AAS
俺はこれくらい鬱陶しいとは思わないけど
文句とかじゃなく純粋に聞きたいんだけど、マイナスイメージを払拭ってどんな感じ?
320
(3): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/21(木)16:59 ID:AMzw3+FG0(2/2) AAS
何というか彼女のプラス面みたいな物が殆ど見えてこないんだよな
誰かのためとか言いつも所詮は建前でしかないって感じだし
そうじゃない人間に会ったら劣等感まるだしで周りに当たり散らして
真実に目を向けるかと思いきや結局またうじうじしているだけだし
鋼牙にたいして「彼女達はもう巻き込まれてる元々」とか言ってただけに余計に
誰かを守る元々よりも自分をよく見せたいプライド保ちたいだけの小賢しい嫌なキャラにしか見えない
321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木)21:05 ID:9RBfZiEYo(1) AAS
比較対象が鋼牙だったらそりゃそうなるわ
322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木)21:49 ID:80T3vFQq0(1) AAS
>>320
所詮は自分のちっぽけな自我が大事な女なんだよ
3周目で仲間、それも元弟子を撃ち殺しているのがマミだろ?
情報で揃った後に見直すとあれは尚更酷いわ
ほむらや杏子と違いこいつは正義を盾に自分を正当化しようとするから性質が悪い
こいつの優しさなんて自分を良く見られたいだけ見せ掛けだけでしかないからな
これほどまでに独善的で偽善者といい言葉が似合う奴はそうそういないわ
3話のインパクトで同情やあまりボロださないうちに死んだから美化されたんだよ
生きてたら醜態晒しまくってボロクソ叩かれてるキャラだよ
まあ近い内に自分のエゴを改めて突き付けられる形になるんだろうけど
その時が色んな意味で今から楽しみだわww
323: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/06/21(木)22:46 ID:trZW6/QEo(1) AAS
お前らマミさんに親でも殺されたか
324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/21(木)22:57 ID:s+AtaEVEo(1) AAS
>>1

何かもうわざとやってんじゃないかと思えてきたわ、この流れ。
長いうえに乙の一言すら書いてないレスは、大体こんなんばっかだから読み飛ばすようにしてる。
325
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/21(木)22:57 ID:Cu6/oaOSO携(2/2) AAS
>>320
なるほど。でも、そんなとこも可愛いよ、俺はね
根が善人だから悩むとも言えるし
それに、まどマギで面倒臭くない少女はいないからな
まぁ、SSにそんな本気で憤らないってのが一番大きいが
つまり力抜けよと
326: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金)01:45 ID:PogRxhGuo(1) AAS
そもそもまどかにまともなキャラが一人でもいたか?って話になるから不毛なだけ
327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/22(金)02:05 ID:eWDUL0bD0(1) AAS
自分を押し付けてくるエゴイストだらけだもんな
まどかの願いですら。結局はまどかのエゴが具現化しただけの世界という意見もあるし
純粋なヒーローとのクロスだからそれが余計に浮き彫りになるのかもしれないな
だから尚更それにイラつく奴が出てくると
328
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/22(金)03:57 ID:CYvDBPouo(1) AAS
まーた変な流れになってんのな…。
とりあえず三重県の人、話題転換よろしく。
329
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/06/22(金)07:55 ID:syW7nWrAO携(1/2) AAS
幼い頃から葛藤や絶望に苦しめられながらも現実を見据え己を律し幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた大人の鋼牙と、超常の力を得て間もない上にその力の本質を知らず理想のために一途に突っ走っていた少女たちが対比されるんだから、子供の無知無力さや割り切れなさ、理想と現実のギャップ、コンプレックスとかが浮き彫りになるのはごく自然だろ
イラつくとこじゃなくて、むしろそこが見所だと思うんだ
330: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) 2012/06/22(金)11:16 ID:4GsMXD/q0(1) AAS
>>329
だからこそ好き嫌いが別れてるんだと思う
鋼牙が大人の対応しているだけに矮小さや未熟さが余計に際立つんだろう
二次創作に限らず実際の作品でもそういう未熟さがあるキャラって賛否が多いだろ?
例を挙げるんならペルソナの順平、ゆかり アビスの親善大使とか
ガンダムでもカミーユや種キャラとか エヴァ(旧)のシンジやアスカとかも
大概悲惨な環境でこうなるのも無理ないっていうけどそれでも賛否が激しかったでしょ?
大概は>>325みたいに生暖かい目で許容するか、>>320みたいな反応かで意見が別れる
331: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/22(金)15:02 ID:6aN6rnIw0(1) AAS
マミさんはこれから先どう転んでもまともな姿が想像出来ないんだよな
絶望するか「もう誰も信じない」ってなって人間不信にますます拍車をかけて
闇堕ちする事しか考えられない
鋼牙達が何を言おうが受け入れるとは到底思えないし、むしろ憎しみさえ抱きそうな気がする
332
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/22(金)16:55 ID:M0+xx95U0(1) AAS
そこで零ですよ。あいつ実は作中一番孤独ってものをわかってると思う。帰るところはないし、守りたいものは既に奪われてるし。
書いてなんだけど、すごい悲惨なやつだな。
333
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/06/22(金)17:39 ID:syW7nWrAO携(2/2) AAS
絶望しか見いだせないような状況から這い上がる姿や未熟なキャラが成長する姿にはカタルシスを感じるし、足掻いてなお悲劇やビターで終わったときには同情や想像力を掻き立てられる
だから設定や論理が破綻している場合でない限り、キャラの造形や心情は連載中に言う文句ではないよ。

メインキャラの思考や行動が正しいわけでもないし、素で理想的でない思考言動をするかもしれない、かつその負の面を含めてキャラの造形かもしれないし
だからこそ葛藤や誤解に苛まれることもあるし、それを乗り越えるという見せ場も生まれる

少なくとも現時点では鋼牙との対比によるマミの暗黒面が現時点でのテーマであり肝であって、それを読ませる作品なんだろうと思うよ

だからマミの暗黒面に対して心配や嫌悪を抱くことが、物語に感情移入してる上での反応ならある意味作者の意図の通りなんだろうけど、「こんなマミは鬱陶しい、イラつく」って暗黒面そのものを否定してるなら、視点というか読み方がズレているんだと思う

いや、読み方や感想なんて自由だし、「作者の意図なんか他人に分かるわけねェだろゴルァ!」って人もいるけどね
でも論文にしろ物語にしろ、程度の差はあれど、描きたい、伝えたい、主張したい、あるいは表現したい何かがあるからその体をなしているわけだし、それを読み解くのが国語力だしね

三行でまとめると

面白かった
>>1
続き楽しみ
334
(2): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/06/22(金)18:07 ID:Xq6z2rf10(1) AAS
≫328

悪い、すぐにはネタをおもいつかなんだww

零くんはなにげにメンタルは鋼牙以上だよね。
鋼牙より社交的ではあるし。

二期の零エピが全部精神にくる話だったことからも伺える。まぁ重蔵は別としてww

特に「果実」の小さいころから見守ってた子に
「私はあなたを絶対許さない」とか言われてそれでもなお「あの子の未来の笑顔を守れた。それでいい。」と言えるんだから。

でも零も一期・白夜を経て鋼牙やザルバ、カオル、ゴンザに邪美、翼と得て精神的に初登場時よりすくわれたはずだ。
・・・のわりには時系列では一期よりさらに前のはずの「果実」の回想にて「気をつけっ!礼っ!・・・のレイだよ♪」とか言えるわけだがww

あと全然関係ないが・・・

バルチャスについて。

小説による補足。
バルチャスを制する者即ち最高の魔戒騎士の素質アリ。という格言。
正しくはバルチャスを制する者即ち最高の魔戒騎士の師匠の素質アリということ。
それを阿門法師より聞かされた大河さんは師匠としての自信を取り戻した(バラゴが暗黒に堕ちたことでだいぶ参っていた。一時は鋼牙の師を辞めようとしたほど。)。

パチ版台詞予告による補足
翼「実はバルチャスは苦手なんだ・・・」
あれ、翼修練場の導師に・・・。大丈夫か、白夜騎士ww
335
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) 2012/06/22(金)19:05 ID:LMCRik9j0(1) AAS
>>333
まどマギはそれとは逆だからな
多少マシになったとはいえ改変後の世界であっても結局さやかは
失恋してそれをバネにして前を向いて成長しないまま終わったからな
他のキャラもそんな感じで終わりがくるまで使命に殉ずるだけで精神的に成長したって感じでもないし
乗り超えられない絶望が目の前に口を開けてるってテーマで
ほむらの「悲しみばかりを繰り返す元々」の台詞を象徴するように
世界観や登場人物共に終始後ろ向きな作品だからな
後ろ向きな考え方で絶望に向かうキャラばかりだから先行きに不安を感じる人が多いんだろう

共通する部分が多いと言われてるけどそこらへん牙狼とは全く逆だよ
7話の「魔戒騎士は俺の代で途絶えても構わない!!」の台詞のように
復讐と使命だけが生きがいの頑ななだった男が
一人の人間との出会いを通して少しずつ変わって行く話だからな
鋼牙だけでなく他のキャラもそんな感じで
いかに描写や世界観が凄惨でも作品全体のテーマが前向きだからな
>>109を象徴するように同じようなでも
それに対して掲げた答えや捉え方があまりにも違いすぎる
336: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/23(土)03:31 ID:eiPfvZjSO携(1) AAS
>>334
翼wwww
337: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/23(土)12:32 ID:MnwGNDZj0(1) AAS
>>334
確かに言われてみると、バルチャス無双する翼とか全く想像できないな。
駒に力を込めるのは上手いだろうだけど、大局を見据えた戦略とか搦め手とか考えるの超苦手そうだしww
逆に邪美あたりは、バルチャス超強いんだろうなあ……。

でもホラ、素質はあくまで素質だから。素質が無くたっていいじゃない!頑張ったっていいじゃない!
何が言いたいかというと、シグトはきっと大器晩成型。そう信じてる。
338: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/23(土)16:20 ID:gutsH/yY0(1) AAS
>>335
まどかの最終回は殻を突き破ったというよりは
殻をまた新たな殻で覆いつくしたっていう感じだからな
339: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/06/23(土)17:46 ID:wdxUu9cz0(1) AAS
≫337

邪美は子供のころ鋼牙にわざと負けられてたらしいww
阿門法師が一番上手いっぽいからその弟子の邪美もそうである可能性は高いなww

翼「俺の負けだ・・!」
ワタル「修行が足りん(赤酒グビリ)」
という光景が用意に想像できるww
340: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/24(日)09:30 ID:X2ByS88D0(1) AAS
バルチャスで思い出したが、阿門と大河ってバルチャスで負けたほうが寿命10年差し出すって賭けやってたよな。
双方同意なら寿命を譲渡する術とかあるのかねぇ?
白夜で翼が「死者を蘇らせるのは掟違反」って言ってるが掟が無けりゃ蘇生自体は可能って見方もできるし法士って結構万能?
341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/06/24(日)09:58 ID:V8x4Dbl00(1) AAS
最有力説・・・阿門法師の嘘
ゲームをより面白くするための演出なんじゃないかな。そうでもしないとああいう流れにはならない。
でも霊魂を呼び出す術があるくらいだからやろうと思えばできるだろうね。

そりゃやろうと思えば人の命終わらせる刻印使えたりとかホラーを一網打尽で消滅させるメカとか作れるんだし万能だよね。
342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/06/24(日)10:07 ID:wzlVB/gAO携(1) AAS
「掟で禁じられている」って聞くと、死者の蘇生術があったとしても、倫理面よりもむしろ術の方法やコストとかに問題がありそうに思えるな
いずれにせよ失った命は二度と還らないから、人の命が無為に奪われないように戦うのが「守りし者」なんだろう
343
(2): ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2012/06/25(月)02:16 ID:k/TZ03YCo(1) AAS
>>298にはああ書きましたが、今回はまとめて行きたいので延期します
ちょっと体調不良で遅れていますが、月曜か火曜にはおそらく
344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/25(月)02:26 ID:aE7eNtsSO携(1) AAS
>>343
待ってるけど無理すんな
345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/25(月)03:05 ID:rDeis6Lm0(1) AAS
のんびり待ってますから体調管理を優先してください
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