[過去ログ] 魔法少女&怪獣飛翔まどか☆ゴジラオールスターズ2 (1002レス)
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955: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga] 2012/09/08(土)03:17 ID:3MrTEsU60(2/5) AAS
見滝原ビジネス街

緑色の3つ首の巨大な影に対峙して、半壊したビルの上に立つ1人の少女。少女の近くには炎のように紅い巨大な翼竜と、非常に濃い色の藍色の巨大な半魚獣。その少女、あやせルカと紅い翼竜ファイヤーラドンと、藍色の半魚獣ダガーラに金色のエネルギーが吸収された。

あやせルカ「・・・」

グランドギドラ(テュポーン)「・・・」

しかし、そんな物は意にも介さず、あやせルカは左手のサーベルソードと右手の刀を、テュポーンは左の首を上に、右の首を下に構える。

ファイヤーラドン「あ、あたし達、何か通信っぽいので喋れるようになったみたい」

ダガーラ「あ、本当だ」

2体が量子通信に近いもので会話する。

あやせルカ「ファイヤーラドン、ダガーラ、先に仕掛けてくれ」

ファイヤーラドン「はーい!あんたに援護なんて、期待して無いけど、足だけは引っ張らないでよ!!」

ダガーラ「はいはい」

1番先に動いたのはファイヤーラドンだった。左右の翼を一振るいし、斜め前に飛び出し、超音速でテュポーンに迫る。
超低空飛行をするファイヤーラドンから衝撃波が迸り、軌道上の高層ビルを粉砕していく。
その軌道上にいたあやせルカはテュポーンから目を離さず、構えたまま建物から跳んで地面を駆ける。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

超音速で相手に突撃し、翼に纏った刃物のようになった衝撃波で敵の身体を斬り付ける技、マッハ・スペシャル。
それをテュポーンに見舞おうとファイヤーラドンは翔ける。

グランドギドラ(テュポーン)「・・・」

テュポーンの身体の表面がバチバチと紫電を纏う。そしてテュポーンは翼も使い、爆発的な跳躍で、寸での所でファイヤーラドンのマッハ・スペシャルを避ける。
最低限の僅かな体逸らしで避けた。

ファイヤーラドン「ちっ・・・!」

ファイヤーラドンは大きく羽ばたいて上昇、跳躍して下降に入っているテュポーンの頭上を押さえる。

ファイヤーラドン「さぁ、丸焦げにしてやるわよ!!」

ファイヤーラドンの口が開き、内部に紅い光が輝き出す。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエン!!」

間髪入れず、ファイヤーラドンの口からテュポーン目掛けてウラニウム熱線が発射される。
連続する発射音と共に撃ち出される、赤い、ゴジラの放射熱線に匹敵する威力の熱光線。
テュポーンは降り注ぐウラニウム熱線の連射を翼を動かし、最小限の動きで回避する。
ウラニウム熱線が地面に当たって爆発して地面や建物の瓦礫を更に粉砕していく。

ダガーラ「ズシュアアアアアアーーッ!!」

ダガーラは建物スレスレを飛び、テュポーン向けてその斜め下方から、口から光線化したベーレム毒素、噴灼毒撃波を連射し、両肩の尖った口のようなベーレム発射口から超重龍爆炎を発射する。絶妙な角度、相当回避はし難い筈。
テュポーンの体表でバチバチと電流が迸る。そして体表を走る。それは球体のプラズマと化し、爆裂させて身体を押して動かした。噴灼毒撃波が当たらない、超重龍爆炎が外れる。
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