[過去ログ] 【原発】原発情報4174【放射能】 (830レス)
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809: >>790(東京都) [sage] 2024/08/20(火) 20:01:02.94 ID:H5ZNZzqM(3/11)
「津波対策不十分との認識なかった」 東電株主訴訟、元常務初の尋問 東京高裁(福島民友)
外部リンク:www.minyu-net.com
>東電の小森明生元常務(71)は本人尋問で「(事故当時)第1原発の津波対策が不十分という認識はなかった」と述べた。
>同訴訟で小森氏への尋問が行われたのは初めて。
(中略)
>小森氏は本人尋問で、最大15メートルを超える津波の試算がありながら対策を講じなかった点を「津波評価には十分な知見が必要で、東電だけで判断するのは難しかった」と弁明。
(中略)
>事故前に津波の想定などを話し合った会議や、専門家らの意見を踏まえ「第1原発の津波対策は不可避」とした社内文書については「記憶がない」とした。

武藤元副社長の証言、弱点くっきり 添田孝史('21.7.21 Level7)
外部リンク:level7online.jp武藤元副社長の証言、弱点くっきり
>前回は武藤栄・東電元副社長への裁判長らによる怒涛の補充尋問について触れたが、今回はその口火を切った原告側からの反対尋問について、いくつかのテーマについて見ていく。
(中略)
>武藤氏は「津波については2008年6月の会議で初めて聞いた。推本《地震調査研究推進本部》の予測の根拠がわからないので、土木学会に検討してもらうことにした」と証言している。
>しかし部下が残したメールや議事録と矛盾する内容が多いことや、土木学会と推本の予測の扱いに不合理な違いがあることを、原告側の海渡雄一弁護士と甫守一樹弁護士があぶり出していった。
(中略)
>武藤「いや、一切知りませんでした」「ここまで読まなかったということかもしれません」
>甫守「この次の会議も、それから次の次の会議も同じような記載が登場してるんですけども、いずれも読まなかったですか」
>武藤「いずれにしても、その溢水勉強会というのは事故のあとになってそういうのがあったという話を聞いて、あ、そんなのがあったんだというふうに私は思いました」
(中略)
>甫守「武藤さんは主査だったわけですけれども、こういった記載までは読んでいないということですね」
>武藤「どこまで読んだかというのはちょっと記憶がありませんけれども、認識はしてなかったと思います」
>会議の主査や責任者を務めながら、重要なリスク管理表に何度も登場している津波リスクについて「まったく読んでない」「認識していない」という言い訳は(以下略)。
(中略)
>武藤氏は2008年7月、「推本の予測の妥当性を、土木学会に数年かけて検討してもらう」という判断をした。その不自然さがどこにあるのかも、反対尋問で鮮明にされた。
>一つは、「長期評価の根拠を地震本部に行って確かめてこいというふうに、なぜ指示されてなかったんですか」(海渡)という疑問だ。
(中略)
>土木学会内で津波を検討する部会は、電力社員らが大半を占め(以下略)。そして工学系の学会のため、「どこで地震がおきるか」について専門知識のある地震学者はわずかしかいなかった。
>一方、地震本部は、当時のトップレベルの地震学者を揃えていた。どこで地震が起きるのか、という地震学の問題について、どちらに聞くのが適しているかは明らかだからだ。
>もう一つの疑問は、武藤氏は「推本が福島沖に津波を想定した」根拠にはこだわった一方で、土木学会がそこに想定していない理由については、理解しようとさえしていなかったことだ。
(中略)
>武藤氏は、推本の専門家がまとめた予測については根拠を疑った。一方で土木学会については「専門家が作ったものだから」「役員には無理」と根拠を問わず、そっくり取り入れた。
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