[過去ログ] 富士山大噴火 Stage 13 (771レス)
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31: 続き(新潟県) [] 2018/01/07(日) 15:03:50.28 ID:0rJt0Q2l(3/5)
「論より証拠」しかない

13年11月の西之島の噴火以降、14年10月に伊豆諸島の八丈島(東京の南約287?に位置する)の東方沖でマグニチュード5.9の地震を発生するなど大規模な
熱エネルギーは日本列島に向かって北上している。

12年に発生した青ヶ島(東京の南約358?に位置する)の火山活動と13年に発生した箱根・大涌谷の小規模噴火の時期のずれが約20カ月であった
(青ヶ島と箱根の間の直線距離は約320?)ことから、「日本近海での熱エネルギーの移送速度は1カ月当たり約16?だ」と角田氏は推定する。

伊豆半島周辺では1978年に伊豆大島近海地震(マグニチュード7.0、震源の深さは0?、死者・行方不明者26名)が起きている(73年に西之島が噴火している)。

1930年にも北伊豆地震(マグニチュード7.3、震源の深さは不明、死者・行方不明者272名)が発生している。北伊豆地震は震度6の激しい揺れを伴い地震断層が
掘削中のトンネルを塞いでしまうほどの大地震だった(丹那トントルにその傷跡が残っている)。震源に近い静岡県三島市で震度6を観測したほか、
北は福島・新潟、西は大分まで揺れを感じた(地元では「伊豆大震災」と呼ばれている)。

熱移送説の元となる理論(熱機関説)は既に1960年代後半日本の地震学会で定説になりつつあったが、69年に米国からプレート説が発表されると日本の
研究者はたちまちこの理論の虜になり、日本全体がプレート説一色となってしまった。

日本の地震学界がいまだにプレート説に盲従する現状では熱移送説が日の目を見ることはないだろう。

政府のシンクタンクに身を置く筆者は、熱移送説を広く一般に紹介するため16年7月に角田氏と『次の「震度7」はどこか!』(PHP研究所)を上梓した。

同書の中で角田氏は17年7月に発生した鳥取地震を予測していたが、最も強調したのが「今年後半から来年前半にかけて、伊豆・相模地域で大規模な
直下型地震が発生する」ということだった。

大規模地震の発生を予測することで世の中を騒がせるつもりは毛頭ないが、熱移送説を広めるためには「論より証拠」しかない。「日本の学者が
熱移送説を顧みる日が1日も早く来てほしい」という願いから、拙稿をしたためた次第である。
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