熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ (583レス)
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1: [sage] 2010/12/18(土) 09:58:05 ID:??? AAS
熱帯は野生生物の宝庫という事になっているが、
そこに住んだ事のある日本人の在外邦人曰く「日本の山の方が色々いるって思ったけど?」
と、その実態はちょっと行ったくらいでは簡単に掴めない

それで、もっと詳細な場所に絞って観測したらどうなっているのか?という、
まあそんな情報を積み上げていくスレも、板が更地になって3ヶ月したし、
そろそろあってもいいかなということで立ててみます
559: [sage] 2023/09/24(日) 09:50:39.75 ID:??? AAS
大きなスズメガであるパノプススズメについて調べていたら
英名がmango hawkmothで幼虫の餌がマンゴーとドリアンとマンゴスチンと
後が上記のパルダオとスマック
巨大なガで見栄えもするが現地では害虫だな
560: [sage] 2023/09/27(水) 21:45:32.41 ID:??? AAS
外部リンク:www.instagram.com
パナマで撮影された画像に
「白い帯模様の細いキプリスモルフォ」というのがあった
561: [sage] 2023/10/03(火) 18:05:52.85 ID:??? AAS
日本で戦国~安土桃山時代に使われた火縄銃の球の鉛は
タイの今のカーンチャナブリー県北部のトンパプーム郡の
中央平原のソントー鉱山で採掘されたものであった
現地でビルマからの支配を脱したナレースワン大王も活躍した時代である
(ナレースワン王の映画にも火縄銃が、それも手持ちのハンドガンタイプのものが多数登場するが
下手するとフリントロック銃まで登場する)

一方で火縄銃の引き金にバネをつけて引き金を引いてから点火までの時間を
少しでも早くしようとしたのはこれまたタイ南部のリゴール、今のナコンシータマラート
付近で始まった、らしい

全く関係ないのだが、この両地域とも何故かテナガコガネがいる地域なんだよなあw
特にナコンシータマラートのテナガコガネは遠く離れた台湾のものに
模様やオスの生殖器がやや似ている
カーンチャナブリー北部のテナガコガネはこれより特化が少ないがそれでもミャンマー南東部の個体群と
基本的には同じ特徴を持つ、要するにレーマンテナガコガネに似ている?とされるものである

山など自然が豊かな所に鉱山があり、あるいは山と海に面した深い港もあるところが貿易中継点となって
栄えた、というだけと言えばそれまでだが
ナコンシータマラートのテナガコガネについて「台湾から香木の大径木を持ち込んだ時にウロにでもいたのか?」
という珍説を唱える筋もごく一部にいる
それほどに特異な隔離分布なのである

近世の大航海・戦国時代と物流と、近隣の森林地帯(そのものが香木など産物を多く出した筈である)との関わりとか
もっと素直に昔の第三紀~第四紀の気候・地質の変遷による隔離か、とか、想像するだけなら色々可能である
562: [sage] 2024/01/06(土) 22:50:21.68 ID:??? AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
《ブラジル》棘なし「ペキ」が市場に=知られざるスーパーフード
25年にわたる研究の末、棘のないペキの苗木が今年市場に出回る見込みだ。ペキは中部ゴイアス州特産の果実で、
中心にある種の周りには棘があり、食べる際に注意が必要だが、新しい品種ではその心配がなくなる。
ゴイアス州の育苗業者が生産し、数カ月後には市場に供給される予定だと、5日付CBNサイトなどが報じている。

ペキは、先住民の言語であるトゥピ語で「とげのある皮」を意味し、鋭い大量の棘がこの果物の特徴で、それを噛まずに
注意深く食べる必要がある。それ故に敬遠する人も多いが、くせになる独特の風味があり、
栄養面でも優れており、魅力的な果物であることも確かだ。
 抗炎症作用で知られるオメガ9系の不飽和脂肪酸が豊富で、ビタミンAの前駆体であるカロテノイドやビタミンCが
豊富で、知られざるスーパーフードだ。
563: [sage] 2024/01/06(土) 22:52:24.03 ID:??? AAS
 「従来のペキのようなクセは少なく、優しい味わいだ。ペキ初心者にとっては、棘なしで始める方がはるかに安心して
味わうことができる。そして、ペキ愛好家にとっては、口に含んで果肉の食感を楽しむことができ、さらに堪能することができるでしょう」と述べた。
 棘のないペキは、マット・グロッソ州のある農家が偶然庭先で発見し、Ematerとブラジル農牧調査研究公社
(Embrapa)に協力を依頼したことで研究が始まり、20年経ちようやく結果につながった。

外部リンク[html]:www.ide.go.jp
第11回 ブラジル――「ツンデレの果実」ペキー
ペキーとはブラジル中西部を中心に広がるサバナ地帯であるセハード(セラード)原産のバターナット科の木のことで、
皮をむくと一見栗のようにも見えるその果実は食用として供される1。絞ってジュースにしたり果実を漬けて「ぺキー酒」にしたりすることもあるようだが、
ほとんどしない果実自体の味に比べて香水のような香りがかなり強いため2、予めスライスしたものを他の食材と共に
調理することも少なくない。よって、ペキーの実を丸ごと食するのは筆者にとって初めての機会であった(写真1、2)。

筆者は少しかじってみることにした。すると…口の中がチクチクしだした。そう、ペキーの実の中心にある種の部分には大量のトゲがあり、
それが筆者の舌に刺さってしまったのである3。  
564: [sage] 2024/01/06(土) 23:01:45.04 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org
Caryocar brasiliense, known as pequi or "souari nut", like its congeners, is an edible fruit popular
in some areas of Brazil, especially in Centerwestern Brazil.

このペキーという種類に限ればサバンナ地帯に多いんだな
樹高10mほど

同じバターナット科でもアマゾンやギアナに行くと35mくらいになるのが多いと
そしてそういうのは木材としても有用とされる
565: [sage] 2024/01/14(日) 10:20:05.89 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org

Parque Nacional Natural Macuira
ナトゥラル・マクイラ国立公園
マラカイボ湖の北の西側に突き出た半島の一部

この地域は砂漠気候にすらなっているほどの乾燥地なのだが
標高700mオーバーの山の一部は山地熱帯雨林や雲霧林になっている
山の稜線を境に砂だらけの地域と森林にくっきりと分かれている

こういう地域の生物の種分化とかが面白い
566: [sage] 2024/01/16(火) 14:23:35.26 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org
ルーセルエコシステム
スマトラ島の北部の低地熱帯雨林
スマトラゾウ、スマトラトラ、スマトラサイ、スマトラオランウータンが同時に生息する

哺乳動物の大型種はスマトラ北部に多いのか
ラフレシアは南部だったかな
ショクダイオオコンニャクはどこでもあったような

スマトラヒラタは北部のものが鋸歯の領域が長くて格好良くて値段も高いw
だがマンディブラリスは中部でエラフスホソアカは南部だったかなあ
コーカサスはスマトラのものが最大と言われがちだが
南部が大きいという場合と中部が細長いという場合がある

チョウだとミランダキシタアゲハは中部に多かったか

マテバシイ属の巨大な葉とドングリの種類もスマトラ中部だったな
マンデリンは北部か

アミメニシキヘビの大物のニュースはスマトラ中部の東側のリアウ州辺りでよく出て来る
567: [sage] 2024/02/07(水) 13:45:59.95 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org
「ウンバン」として紹介されたことがあるウルシ科マンゴー属の果物
embangと書くので注意
BambaganとかMawangともいう

ボルネオ特産で樹高50mにもなる事がある
皮はしっかりして分厚いが「ナイフで切れ目を入れれば手で?ける。むしろ本家マンゴーより剥き易く
ミカンを剥くような感じ。しかしベタベタの汁が出る」

中はほぼマンゴーと同じだが、その皮周りの汁が曲者でウルシ科ゆえの被れを起こす事がある
これにかぶれてしまった後で普通のマンゴーに対してもアレルギーを起こすようになって
どちらも食べられなくなってしまった、という話もある
568: [sage] 2024/02/23(金) 01:00:17.78 ID:??? AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
オオアナコンダの新種を発見、“世界で最も重いヘビ”に隠されていた衝撃の事実
見た目はそっくりだが「遺伝的に深く隔たる」種が存在していた! 南米

世界で最も重いヘビが大きな秘密を隠していたことが明らかになった。2024年2月16日付けで学術誌「MDPI Diversity」に掲載された
論文によれば、南米にすむオオアナコンダ(Eunectes murinus、英名Green Anaconda)は、実際には遺伝的に異なる
2つの種に分けられることがわかった。両種の見た目は非常に似ているため、専門家でさえ区別できないほどだ。

「遺伝的には5.5%異なります。私たちとチンパンジーの遺伝的差異が約2%だといえば、この違いの大きさが実感できるでしょう」とフライ氏は述べる。

遺伝子データを解析した結果、氏らは、北部と南部のオオアナコンダの明確な違いを発見した。この発見に基づき、氏らは北部で見つかった
オオアナコンダをキタオオアナコンダ(Eunectes akayima、英名Northern Green Anaconda)という別の種に分け、
E. murinusは南部のミナミオオアナコンダ(英名Southern Green Anaconda)としようと提案した。

ry

今回の研究では、キイロアナコンダ(E. notaeus)とダークスポットアナコンダ(E. deschauenseei)、
ボリビアアナコンダ(ベニアナコンダ、E. beniensis)をキイロアナコンダ1種に統合すべきだという主張もしている。
興味深いことに、ベーメ氏はこちらの結論にはあまり同意していない。

 この発見は、オオアナコンダで行われたのと同じ遺伝学的研究に基づいている。しかし、これら3種の場合は
オオアナコンダとは反対に、別々の種とするほど遺伝的な違いは十分大きくないとフライ氏らは主張している。
569: [sage] 2024/03/03(日) 09:56:27.59 ID:??? AAS
外部リンク[html]:www.cnn.co.jp
カエルの体からキノコ生える、初の事例に研究者も困惑 インド

(CNN) インドのカルナータカ州にある道路脇の池で、生物研究者のグループが脇腹から小さなキノコの生えたカエルを発見した。

このカエルは「ゴールデンバック・フロッグ」の一種で、学名はハイララナ・インテルメディア。インド南西部のカルナータカ州や
ケララ州で多く見つかる。小さなカエルであり、成長しても体長は約7.4センチにとどまる。

その後、菌類学者が写真を通じ、カエルの脇腹から生えていたキノコを「クヌギタケ」と特定した。クヌギタケは大抵、
枯れ木の腐った部分に生える。生物の遺体を分解する腐生菌であり、通常は枯死または腐敗した有機物から栄養を取る。
ただ、2023年の研究で、生きた植物を糧に成長する生態に進化できる可能性が判明した。

23年の研究ではさらに、クヌギタケが生きた植物や樹木と共生関係を築けることも示唆された。クヌギタケは宿主の
植物から栄養を摂取することも、宿主に栄養を与えることもできる。樹木の場合、クヌギタケが枯れた枝を
取り除くのに役立つ可能性があるという。

米コーネル大学獣医学部の博士研究員アリッサ・ウェッテラー・カガナー氏は
「菌類は環境の変化に適応するダイナミックな生物。異なる環境や気候で新しい宿主に接触すれば、
私たちが思いもよらない場所で育つのかもしれない」
「他の点で健康なカエルなら、このキノコに皮膚を少々侵されても悪影響を受けず耐えられる」可能性はあると指摘。
一方で、カエルの真菌感染は例が非常に多く、キノコが「皮膚上で大きく成長したり、体内に潜り込んだりした場合、真菌症の症状を呈するかもしれない」とも述べた。
570: [sage] 2024/04/28(日) 20:40:57.90 ID:??? AAS
かつての書籍に「マレー半島東海岸はオサガメの産卵の名産地」と書いてあった

だが1990年代末に保護活動を行ったら孵化温度を上げ過ぎてしまい
爬虫類の多くで低温でオス、高温でメスが生まれる現象がオサガメでも起こって
メスだらけになってしまい、ここで繁殖しなくなってしまった、という

オサガメは遊泳力があるので、条件がおかしいと感じるとすぐに世界の全然違う海域まで
行ってしまうとの事

一方でマレー半島西海岸では昔から多くは無いが、今でも「少しはやって来る」状態で安定している
しかし稀な上陸しかないのでその観察は困難となる
571: [] 2024/04/29(月) 07:58:37.15 ID:8k3Shqmd(1/2) AAS
某情報家

「一部の山地熱帯雨林では低地より腐植質の分解速度が低く
しかも『大型昆虫』が特定の場所に一定数いて、しかもかなりの深さまで上がったり下がったりし続けるため
熱帯でありながら土壌が黒ボク土に近い見た目になる所もある。コーヒー栽培に良い
だがその大型昆虫がいなくなると赤土に戻って行ってしまう」

これは熱帯泥炭というものを学会に知らしめたものに次ぐ大発見だな
572: [] 2024/04/29(月) 20:24:27.55 ID:8k3Shqmd(2/2) AAS
>>180
Doi Puiも場所によるだろうが
かつて地元の人の畑で今はフラワーガーデンになっているあたりは
乾燥化が進み年間雨量1600㎜程度になっている模様
573: [sage] 2024/05/04(土) 02:12:58.15 ID:??? AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
【AFP=時事】顔にけがをしたオランウータンが、自ら薬草を塗って傷を治そうとする様子が観察されたとの報告が2日、
科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」
に掲載された。野生動物が薬草を用いて積極的に治療を行う姿が体系的に記録された初めての事例だという。

研究チームはこのオランウータンが、ツヅラフジ科の「フィブラウレア・ティンクトリア」と呼ばれるツル植物の葉を
かんでいるところを目撃した。この植物は薬効があることで知られ、地元で長らく伝統薬として使われていた。

インドネシアとドイツの科学者による論文は、このオランウータンが「かみ始めた葉を飲み込まずに、指を使って口から
顔の傷へ直接、汁を塗っていた」と説明している。さらに傷口にハエが止まり始めると「傷口全体につぶした葉を塗り、
(むき出している)肉を完全に覆った」。

1週間後には傷口がふさがり、その後、感染症の兆候もなく傷は治癒したという。

外部リンク:en.wikipedia.org
ツヅラフジ科
574: [sage] 2024/06/26(水) 00:35:20.33 ID:??? AAS
「馬上槍試合ゾウムシ」は体重の差が26倍もあると判明、普通は3倍前後、どういうこと?
大型は「ボクサーが体の半分以上の大きさの拳をもっているようなもの」、地球最大級の体格差

 パナマの熱帯雨林でイチジクの木が倒れると、奇妙な形の昆虫がどっと集まってきて戦いを始める。
 英名「ジャウスティング・ウィービル(学名 Brentus anchorago)」で、直訳すると「馬上槍試合ゾウムシ」だ(編注:馬上槍試合とは中世欧州でよく行われた騎士の競技)。
 このゾウムシの頭部は騎士が持つ槍のような形をしていて、オス同士がメスをめぐって争う際に、相手をはじき飛ばすのに使われている。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナショナル ジオグラフィック日本版 6/25(火) 17:52
外部リンク:news.yahoo.co.jp
575: [sage] 2024/07/21(日) 21:44:15.31 ID:??? AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
126年記録が途絶えていた巨大ヤスデ、熱帯雨林で再発見 マダガスカル
7/20(土) 13:26

(CNN) マダガスカル最大の手つかずの森が残るマキラ自然公園で、126年間にわたり記録が途絶えていた
巨大な焦げ茶色のヤスデが見つかった――。そんな研究結果がこのほど発表された。

このヤスデの学名は「スピロストレプトゥス・スキュルプトゥス」。これまでに目撃された最長の個体はメスで、
体長27.5センチに上る。科学的な記録こそ少ないものの、実はこのヤスデは森の全域に生息していることが分かり、研究チームは驚きに包まれた。
576: [sage] 2024/07/21(日) 21:49:04.19 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org
マキラ国立公園はマダガスカル北東部の熱帯雨林地域だな
ちょっと湾になっている地形だから案外年間雨量が多くないかも?

キヌゲシファカとインドリがいるので有名か

再発見された大型ヤスデの学名はアルファベット表記でSpirostreptus sculptus
577: [sage] 2024/07/31(水) 11:35:01.16 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org
Arroceros Urban Forest Park
マニラの都市森林公園であるアロセロス都市森林公園
2次林であっても熱帯雨林のマニラだからとにかく植生密度は高い
578: [sage] 2024/08/04(日) 20:43:28.56 ID:??? AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
東南アジアから消えゆく野生のトラ、タイの保護活動に希望

トラの個体数回復が確認された西部森林地帯(WEFCOM)は、11の国立公園と6の自然保護区をまたいで
1万8000平方キロメートルの森林が連なる。同地帯に生息するトラの個体数は、2007年~23年の間に
推定41頭から143頭へと3倍以上に増加した。

この調査結果は7月29日の「世界トラの日」に合わせ、タイ国立公園局と野生生物保護団体WCSの共同研究チームが
科学誌「グローバル・エコロジー&コンサベーション」の電子版に発表した。

個体数の回復はトラだけにとどまらない。併せて発表された調査結果によると、この森林では絶滅危惧種の偶蹄類(ぐうているい)
(トラが獲物としている鹿や野牛などひづめのある哺乳類)の個体数も倍増していることが分かった。

個体数の増加は森林管理の効率化を反映しており、10年以上に及ぶ保護活動の成果だと、調査にかかわったWCSの
専門家ポーンカモル・ジョーンブロム氏は指摘する。
579: [sage] 2024/08/04(日) 20:44:22.61 ID:??? AAS
05年から西部森林地帯の保護プロジェクトにかかわってきたジョーンブロム氏は、状況の劇的な変化目の当たりにしてきたという。

野生生物を脅かす最大級の驚異は密猟であり、対抗するにはパトロールが最も有効とされる。しかし05年の時点では
パトロールの数が限られ、組織化もされていなかった。レンジャーは口頭で管理職に報告していたらしく、データの収集も
記録も行われていなかったという。

西部森林地帯はトラだけでなく、アジアゾウやサイチョウ、牛の仲間のバンテンなど絶滅の恐れがある生物の宝庫でもある。
種の多様性にも富み、哺乳類150種、鳥類490種、爬虫類(はちゅうるい)90種が生息する。

トラの保護活動は小さな孤立した区域で行われることが多い。しかし西部森林地帯では複数の国立公園や保護区が、
広範な範囲をまたぐ森林回廊で結ばれている。繁殖のために300平方キロもの生息地を必要とするトラにとって、これは不可欠だ。

パトロール隊はGPSで正確な場所を特定し、標準化された書式を使って収集したデータをパトロールルートの決定や
野生生物の分布の把握、違法行為の現場特定に役立てている。

07年には自動撮影カメラを設置してデータを収集し、三つの主要保護区をまたぐ個体数の把握に利用できるようにした。
個々のトラは、人間の指紋に似たそれぞれ固有のしま模様で識別できる。

トラの個体数が3.5倍になり、バンテンや鹿の仲間のサンバーが2倍に増えたのは、パトロールの強化が奏功している
証しだとジョーンブロム氏は言い、「トラの保護は、獲物だけでなく生息地も含めて他の多くの種の保護につながっている」と指摘した。
580: [sage] 2024/08/04(日) 20:50:22.65 ID:??? AAS
保護依存種

タイの保護活動の成果には希望が持てる。しかし東南アジア全体では楽観視できない状況にある。

かつて東南アジア全体に広く生息していたトラは、シンガポールとインドネシアのジャワ島、バリ島で20世紀に絶滅し、
近年ではベトナム、ラオス、カンボジアでも野生の個体が姿を消した。

残る少数はミャンマー、インドネシアのスマトラ島、マレーシアの半島部に孤立した状態で生息しているが、
マレーシアでは野生のトラが死んでいるのが相次いで発見され、保護活動家が危機感を強めている。

世界自然保護基金(WWF)のステュアート・チャプマン氏によると、トラは狩猟や密猟などから守るために継続的な介入を
必要とする「保護依存種」にあたる。東南アジアでは個体数が極めて少なく、事故や病気、紛争などによって絶滅しかねない瀬戸際の状況にある。

西部森林地帯の発表についてチャプマン氏は、「何十年も保護活動を継続してこうした結果を出したタイは素晴らしい」と評価する。

タイ国立公園局の最新調査によると、タイの野生のトラの個体数は179~223頭と推定され、22年の148~189頭に比べて増加した。

パトロールをさらに強化して資金が増えれば西部森林地帯のトラは増え続けるとジョーンブロム氏は言い、「タイだけでなく、
近隣国でも自然や保護区への介入モデルとして大いに参考になると思う」と期待を寄せている。
___

インドでは増えていると情報があるが
東南アジアではタイ以外で絶滅または激減

スマトラはまだかなり多かったはずだが
タイも増えたとはいえ、自分は500頭って聞いてたのに野生で223頭!(飼育個体が2000頭いるwだが亜種間雑種だらけ)

タイ西部の> 11の国立公園と6の自然保護区をまたいで1万8000平方キロメートルの森林が連なる

この地域って草原や乾燥林から湿潤林まで様々な環境が繋がってるような所だよなあ
共生が欠かせない
581: [sage] 2024/09/03(火) 04:55:47.05 ID:??? AAS
>>385
ナコンシータマラートがAfのままで
同じく乾季が短いとされたサムイ島もAfになった

だがチュムポーンは以前より若干乾燥気味かも知れん

ところでバンコクの1991~2020の年間雨量平均が1700㎜を超えている
>>549に従えば300mもあれば日によっては水蒸気が凝結するだろうし
現在のバンコクは300mオーバーのビルが増えつつある

熱帯の多量の水分を山地で受けるカオヤイ、ナコーンパノムなどで雨量が増えると言われていたが
もし高層ビルがその水を奪ってしまうとなると、ちょっと問題が起きるかも知れん
582: [sage] 2024/09/03(火) 13:04:17.42 ID:??? AAS
外部リンク:en.wikipedia.org
Hala-Bala Wildlife Sanctuary
s a wildlife sanctuary in Thailand, considered to be one of the richest forests of Thailand in the southernmost part of the country.
It is dubbed "Amazon of Asean".[1] It was officially established in 1996. Its area is about 270,725 rais (about 167.244 mi2)
which covers the area of Titiwangsa Range and is adjacent to Belum-Temengor Reserve of Malaysia.[2]

The Hala-Bala Wildlife Sanctuary is a preserved forest comprising two forestland: Hala forest in Betong district in Yala province
and Chanae district in Narathiwat province, with Bala forest in Waeng and Sukhirin districts in Narathiwat province.

For Waeng people, it is called "Bala-Hala", but for locals in Betong, it is called "Hala-Bala".

まあマレーシアの生物要素が国境超えてタイに入って来てる所も一部あるってだけだ
危険とされるヤラー県だからウロチョロできる所でもない
「アセアンのアマゾン」なんて名前が付いているのかw
ボルネオやスマトラにそれっぽい所はまあもっとあるだろう

>>55>>360
タイではこの辺りだけアカエリトリバネアゲハがいるという事になる
一部文献でアカエリトリバネアゲハがミャンマーにいると書いてあってどこなのかと思ったら
今のモウラミャイン周辺だというw
雨量はヤラー県の2.5~3倍くらい多いかも知れんが乾季が3ヶ月以上あってアカエリトリバネアゲハが生息できるような所ではない
583: [sage] 2024/09/08(日) 03:46:37.24 ID:??? AAS
外部リンク:ja.wikipedia.org
2008年のアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)によると、ツパイ目の一種ハネオツパイは、ヤシ科のブルタムヤシ(英語版)の花や花芽から分泌される蜜が発酵して
最大数%のアルコールを含むようになった液体を、主要なエネルギー源として日常的に摂取していることがわかり、飲酒の習慣を持つ動物として話題となった[7]。

ブルタムヤシ Eugeissona utilis

外部リンク:en.wikipedia.org
Eugeissona is a clustering genus of flowering plant in the palm family native to Borneo, Thailand and Malaysia.
The six monoecious species provide a wide range of local uses and are commonly called bertam or wild Bornean sago.

The sago made from E. utilis trunks forms the staple of the Penan and Punan diet. The seed's endosperm and
the pollen are also known to be consumed. The leaves are used in roof construction, various thatchings, and the manufacture of blinds.
The stilt roots of some species are made into walking sticks and toys, while the petioles are fashioned into darts for blowgun hunting.
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