【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 (607レス)
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(7): ◆eAA16RTlRw2e [] 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0(1/17) AAS
◇インフォメーション◇

・概要
 タイトルの通り、魔法の存在するファンタジー世界で生きるスレのPart2です。
 主人公がどのような道を歩むかは安価とコンマ次第です。

・世界観
 ファンタジーです。文明レベルは国や地域によって様々ですが、現存文明のほとんどは魔翌力や魔法を主軸としたものです。
 なお話の都合により設定が一部変更されたり新しく生えたりする可能性はあります。ご了承ください。

・安価について
 安価の連取りは原則禁止です。また内容によっては再安価する場合があります。コンマの連取りは可です。
 なおシステムやルールは途中で変更する可能性があります。ご了承ください。

・注意
 更新頻度と筆は遅めです。そして見切り発車です。展開にガバがあります。
 また、物語の展開や安価コンマの結果によっては、最悪の場合キャラクターが死んだり消えたり闇堕ちしたりすることがあります。
 苦手な方はお気を付けください。

◇用語◇

〈魔法〉
 この世界で生きるための必需技術。
 ほとんどの国や地域に広く普及しており、人々の生活を支えている。

〈魔翌力〉
 習得した魔法を行使するためのリソース。
 この世界のほとんどの生命は生まれながらにこれを保有・生産・出力する能力を持つ。
 魔翌力の保有量・生産量・瞬間出力量は生まれつきの才能によって決まるが、多少は訓練などで伸ばすこともできる。
 魔翌力は一晩熟睡する程度の休息で概ね全回復する。ポーションなどの薬物で即時に回復させることもできる。
 魔翌力を全て失った生命体は死亡する。ただし普通の人間はある程度まで魔翌力が欠乏すると意識を失うため、日常生活において魔翌力枯渇死を心配する必要はない。

〈魔法の属性〉
 大抵の魔法は、火や水などと言った特定の属性を有する。
 属性を持たない魔法は無属性として扱われる。
 属性間に有利不利はほとんどないが、光と闇のように相克し合う関係はいくつかある。
 既存の属性に当てはまらない新属性が発見されることもある。

〈得意属性〉
 ほとんどの生命体は、得意とする魔法の属性を一種類持つ。
 得意属性の魔法は習得コストが低く、行使における燃費が良く、発動する効果・威力も高い。
 そのため、基本的には得意属性の魔法を中心に習得していくのが普通である。
 研究の進んでいない希少属性やユニーク属性の持ち主は独学にならざるを得ない。

 その他質問等あればいつでもお気軽にどうぞ。

前スレ
vip2chスレ:news4ssnip

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583: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 20:43:11.14 ID:6ExWnnbF0(2/14) AAS
―トコナツ火山島 熱帯雨林

 ギーッ! ギーッ! コケーコッコッコッ!

 ザッザッザッ…

イリス「うう、汗で体がベトベトする……。ミスティ〜、氷魔法でなんとかならない〜……?」

ミスティ「仕方ないわね……」キラキラ

 てのひらサイズの氷塊「」ポン

ミスティ「はい、氷」

イリス「ありがと……つめたい……!」

妖精「氷があっても屋外じゃ焼け石に水だねえ……」

ミスティ「密閉空間なら存分に冷やせるんだけどね……」

エバンス「しかし暑すぎないか……? 湿度が高いとは言え、これは……」

猫人の男「火山活動の影響でしょうね。この密林でもあちこちで溶岩が噴き出している箇所があります。例えば、ここにも」スッ

 溶岩の泉「」ボコッボコッ

クロシュ「わ……!」

ミスティ「こ、これが溶岩……! 凄まじい熱だわ……!」

ローガン「落ちればひとたまりもないな……」

レッド「……あ、みんなちょっと待って!」

クロシュ「?」

レッド「溶岩の中に良いものがある!」ピョンッ

 ドボンッ!

イリス「うわわ、レッドちゃん!?」

ミスティ「さ、流石バーニングスライムね……」

 ザバンッ

レッド「あったよ〜」モニョモニョ

 赤熱する石「」チカチカ

猫人の男「これは……炎鉱石!」

エバンス「炎鉱石?」

猫人の男「主に火山地帯で採れる、炎の魔力を秘めた鉱石です。特別珍しいものではありませんが、炎魔法の触媒として優秀な適性を持っています」

イリス「でもお店で買うとけっこう高いですよねこれ!」

猫人の男「珍しくはなくとも、産出地が限られている上に採掘も簡単ではありませんからね。それがこうも簡単に採れるとは……」

レッド「えへへ、お手柄かな?」

クロシュ「うん……! おてがら……!」

 ☆炎鉱石を手に入れました

 ◇
584: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 20:43:40.61 ID:6ExWnnbF0(3/14) AAS
―トコナツ火山島 熱帯雨林

 ザッザッザッ…

イリス「ふう、ふう……あとどれくらいで着くんですか……?」

猫人の男「三分の二は越えました。もう少しです」

ミスティ「ソリ移動は楽だけれど、足腰が鍛えられないのは問題ね……」

妖精「飛べない種族は大変だねえ」パタパタ

イリス「妖精さんはずっとパタパタしてて羽が疲れたりしないの?」

妖精「ふふん、そんじょそこらの妖精とは鍛え方が違うからね」パタパタ

エバンス「……」ザッザッ
 エバンスの背負った荷物「」ドッサリ

ローガン「……」ザッザッ
 ローガンの背負った荷物「」ドッサリ

猫人の男「……」ザッザッ
 猫人の男の背負った荷物「」ドッサリ

イリス「うひゃぁ……私たちの分の荷物まで背負ってもらってるのに……!」

ミスティ「肉体派の男は強いわね……」

クロシュ「……」トコトコ

レッド「……」モニョモニョ

イリス「クロシュちゃんとレッドちゃんも、荷物は少なめだけどちっともへばってないね……!」

ミスティ「クロシュはパーティを乗せて一日中泳ぎ続けられる程度の体力があるものね……」

妖精「スライムって種族自体が基本的に頑健でタフだからね。あの子たちと比べても仕方ないよ」

クロシュ「……!」ピコン

クロシュ「えと……じゃあ……わたしが、カタツムリさんになって、イリスさんとミスティさんを乗せるのは……」

妖精「カタツムリじゃ遅すぎるでしょ……」

クロシュ「……」ショボン

エバンス「……女の子陣が疲れてるようだ。どっかで休憩を取れないか?」

猫人の男「それでしたら、そろそろ丁度良い場所があります」

ローガン「丁度良い場所……?」

猫人の男「見えてきました」スッ

 ザッザッザッ サァッ

 温泉地「」モクモク

イリス「わあ……! 密林の中に、こんな開けた土地が……!」

ミスティ「シーサイドホテルに似た三角形の家と……湯けむりだわ!」

猫人の男「ここはトコナツ密林の隠れ家的温泉宿です。少し休憩していきましょう」

 ◇
585: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 20:44:24.72 ID:6ExWnnbF0(4/14) AAS
―トコナツ密林の隠れ家温泉宿

熱帯アルラウネ「いらっしゃぁ〜い。旅人さんが来るなんて珍しいわねぇ〜」ニコニコ

イリス「わあ! 熱帯植物の……アルラウネさん!」

熱帯アルラウネ「うふふ、初めまして。皆さんお泊りかしら?」

猫人の男「いえ、休憩でお願いします。日が暮れるまでには旧トコナツ村に着きたいので」

熱帯アルラウネ「あらぁ、残念……。それじゃあしっかり疲れを取っていってね」

 *

―女湯

 カポーン…

イリス「んぅ〜生き返るぅ〜……」

ミスティ「はぁ……汗でべたついた体が、浄化されていくようだわ……」

スライムクロシュ「〜〜…」デロデロ

妖精「あんまり浸かりすぎないようにね。ここに泊まるわけじゃないんだから、のぼせたら大変だよ」

イリス「でも、気持ち良すぎてぇ……」

ミスティ「くっ……のぼせるまで浸かりたいのに……ある意味残酷な選択をしてくれたわね……」

スライムクロシュ「〜〜…?」モニョニョ?

妖精「え、レッド? あの子なら溶岩風呂じゃない?」

 *

―男湯

 カポーン…

エバンス「ふぅ……。仕事途中の風呂ってのもなかなか珍しい体験だぜ」

ローガン「だが、体の節々に溜まった疲れが取れていくようだ。もう一踏ん張りするのに丁度良い」

猫人の男「……」

ローガン「……む? どういたした? じっと目を瞑って」

猫人の男「……気にしないでください。これが私の入浴スタイルなので」

エバンス「……もしかしてアンタ、入浴が苦手だったり?」

猫人の男「は、はは……。この私が、水を苦手とするわけがないでしょう。猫畜生ではあるまいし」

エバンス「お、おう……」

ローガン「ところで、レッドくんはどこへ?」

エバンス「ん? レッドちゃんなら女湯じゃねえのか?」

ローガン「レッドくんは男だそうだぞ」

エバンス「えっそうなのか!? クロシュちゃんがレッドちゃんって呼んでるから、俺はてっきり女の子なのかと……」

猫人の男「レッドさんなら、溶岩風呂の方かと……。彼にとっては、この程度のお湯では冷水と変わらないでしょうから」

エバンス「あ、ああ……なるほどな……」

 *
586: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 20:45:52.51 ID:6ExWnnbF0(5/14) AAS
―溶岩風呂

レッド『はぁ〜……たまにはバーニングして溶岩に浸かるのも良いよね……』デロデロ…

炎スライムクロシュ『レッドちゃん』ヒョコッ

レッド『わっクロシュちゃん!』モニョッ!

炎スライムクロシュ『えと……一緒に、いい……?』モニョモニョ

レッド『あ、うん。でも、大丈夫かな……?』モニョモニョ

炎スライムクロシュ『うん。たぶん大丈夫』モニョモニョ

レッド『や、クロシュちゃん自身のこともだけど……。混浴って良いのかなあ……』モニョモニョ

炎スライムクロシュ『?』モニョ?

レッド『えっとね……。多くの知性を持つ種族には、オスとメスが一緒にお風呂に入っちゃダメって決まりがあるんだって』モニョモニョ

炎スライムクロシュ『……そういえば……ローガンさんとエバンスさんは、いつも別のお風呂に入ってた気がする……』モニョモニョ

レッド『うん。だから、ボクとクロシュちゃんが一緒に入ってたら、怒られちゃうかも』

炎スライムクロシュ『……』

↓1〜3多数決 どうしよう
1.他種族の決まりはスライムとは関係ないよね
2.他種族の決まりも守っておこう
587: [sage] 2024/06/16(日) 20:47:28.65 ID:MaPgTQEjO携(1/2) AAS
2
588: [sage] 2024/06/16(日) 20:51:57.55 ID:Hn/hfZyUO携(1) AAS
2
589: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 21:36:33.92 ID:6ExWnnbF0(6/14) AAS
炎スライムクロシュ『じゃあ……やめる……?』モニョモニョ

レッド『うん。その方が良いよ。クロシュちゃんが怒られるのは、ボクも嫌だもん』モニョモニョ

炎スライムクロシュ『わかった……』モニョニョ

 *

―夕方
 トコナツ熱帯雨林

 ギーッ ギーッ ホーウ ホーウ

 ザッザッザッ

イリス「気持ちよかったねぇ〜。やっぱり温泉はどこにあってもいいね!」

ミスティ「そうね……。正直かなり助かったわ」

猫人の男「疲れが取れたようで何よりです。目的地ももうすぐそこですよ」

エバンス「旧トコナツ村ってのは、一体どういうとこなんだ?」

猫人の男「簡単に言えば、古来からこの島に住む民族の村ですね。元々、この島に人が住む場所は旧トコナツ村しかありませんでした」

ローガン「では、今現在最も栄えている麓の市街は?」

猫人の男「元は、島外との交易を行う為の拠点として作られた場所のようです。しかし村から移り住んで商う者が増え、さらに島外からの移住者も増えていき、いつしかあれほどの大きな市場を形成する観光街となった……と聞きます」

エバンス「なるほどな……。しかしそれなら、旧トコナツ村は観光向けじゃないってことだろ? 俺たち、厄介者扱いされないか?」

猫人の男「その点はご心配なく。旧トコナツ村へは僕も何度か足を運んでいますが、余所者を邪険に扱ったりするような方々ではありません」

ローガン「おお、そうなのか」

猫人の男「はい。こちらから害意を向けたりしない限り、おおらかで気の良い方々ですよ。なんて言っても、あのモーリィの故郷ですから」

エバンス「……それはむしろ説得力が下がったような……」

 *
590: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 21:37:27.86 ID:6ExWnnbF0(7/14) AAS
 ザッザッザッ

猫人の男「……! 見えてきました、あの木のアーチを抜ければ……!」

イリス「ついに旧トコナツ村……!」

エバンス「途中休憩を挟んだとは言え、久しぶりの徒歩行軍は効いたぜ……!」

ミスティ「今夜はゆっくり休みたいわね……」

 ザッザッザッ

クロシュ(わたしたちは、木のアーチをくぐった)

 木のアーチ「」サワサワ

クロシュ(そして、視界に入ったのは――)

 焼け落ちた三角形の家々「」
 焼け倒れたバナナの木々「」
 焼け倒れたココナッツの木々「」
 焼け崩れた畑「」

 溶岩の沼「」ボコッボコッ
 溶岩の川「」ボコッボコッ

猫人の男「なっ……こ、これ、は……!!」ブルブル

イリス「こ、これ……一体、何が……!?」

エバンス「……! 急いで人を探すぞ……! 生きている者を……!」ダッ

ローガン「うむ……! 疲労している者はこの場で警戒を!」ダッ

妖精「まさか……。ううん、まさかじゃない。考えられる理由なんて……一つしか……」

クロシュ「……」

ミスティ「……」

妖精「……はっ! クロシュ、ミスティ……!」

↓1コンマ クロシュメンタル
01-70 フラッシュバック
71-90 耐える
91-00 救援に向かう

↓2コンマ ミスティメンタル
01-20 フラッシュバック
21-50 耐える
51-00 救援に向かう
591: [sage] 2024/06/16(日) 21:38:01.79 ID:ifmm5XgK0(1) AAS

592: [sage] 2024/06/16(日) 21:38:25.33 ID:ACJRgXyDO携(1) AAS
はい
593: [sage] 2024/06/16(日) 21:48:08.17 ID:YLm4K/COo(1/2) AAS
耐えた、耐えてくれた…!
594: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 22:13:24.40 ID:6ExWnnbF0(8/14) AAS
 ―燃える集落

  ゴオオオ……
  メラメラ… パチパチ…

 燃える大人の死体『』メラメラ

 燃える子供の死体『』メラメラ

 燃えるスライムの死骸『』ジュクジュク…

 クロシュ『……』

  ◆

―旧トコナツ村

クロシュ「……」フラッ

妖精「クロシュ!」パタパタ

レッド「クロシュちゃん!」モニョニョ!

クロシュ「……だい……じょう、ぶ……」ググッ

妖精「……無理はだめだよ。あなたはここで休んでいて」

レッド「ごめんね、ボクも人を探してくるから……クロシュちゃんは無理しないで」

クロシュ「うん……」

ミスティ「うっ……」フラッ

イリス「ミスティ……!」

ミスティ「大丈夫よ……。これは違うって……わかってる……」グッ

イリス「う、うん……」

ミスティ「っ……ごめんなさい……まだ、少し目眩がするわ……」

イリス「そ、それならここで休んでいよう……!」

ミスティ「……イリスは……救援に向かって。私は、大丈夫だから……」

イリス「ミスティ……」

ミスティ「お願い……」

イリス「わかった……! 生きてる人、見つけてくるから……!」ダッ

 *
595: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 22:15:22.02 ID:6ExWnnbF0(9/14) AAS
イリス「誰かいませんかー!!」タッタッタッ

エバンス「いたら返事をしてくれー!」タッタッタッ

ローガン「くっ……人っ子一人見当たらぬ……!」タッタッタッ

猫人の男「みんな……頼む、生きていてくれ……!!」タッタッタッ

レッド「溶岩の中も見てみる!」ドボンッ

妖精「くそっ……! 私は……どうすれば良かったの……!?」パタパタ

↓1コンマ
01-60 竜人の少女「ここにはもう誰もいませんよ」
61-90 モーリィ「ここにはもう誰もいないぞ」
91-00 伝説のエイ『……』フヨフヨ
596: [sage] 2024/06/16(日) 22:16:27.66 ID:BtVWpReuO携(1) AAS

597: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 22:51:21.81 ID:6ExWnnbF0(10/14) AAS
モーリィ「お前たち、もうここに着いたのか」スタスタ

ローガン「モーリィ殿!」

モーリィ「ここにはもう誰もいないぞ」

エバンス「しかし、なぜあんたがここに……!」

モーリィ「故郷の危機なら駆け付けて当然だろう。私の飛行速度なら十数分の距離だ」

猫人の男「モーリィ、あなたは……いえ、今は安否確認を。ここにいないのなら、どこに?」

モーリィ「ついて来い」スタスタ

 *

―旧トコナツ支神殿

 エーンエーン… メシハマダカノウ…

若い村民「はぁ……」

老いた村民「畑の様子を……」

竜人の村民「ここにいなさい。人間が出歩ける環境じゃない……」

老いた村民「むむう……」

イリス「ここは……!?」

モーリィ「旧トコナツの支神殿だ。幸い、村民は全員ここに避難できている」

猫人の男「全員……! 全員、無事なんですね……!?」

モーリィ「ああ……。命だけはな……」

エバンス「……何があったんだ? 溶岩の噴出だけじゃ説明が付かないぞ、あれは……」

モーリィ「……火山の魔物だ。強烈に活性化した魔物が、集落を襲った」

妖精「え……。それって……」

モーリィ「ああ……。世界樹の光を喰った≠だ。そいつは」

 ◆
598: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 23:30:45.41 ID:6ExWnnbF0(11/14) AAS
―トコナツ火山島 滞在7日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:鉄の剣      盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

 ◇猫人の男 [砂の学士]
 武:鋭いレイピア   盾:         飾:
 武:         防:硬質革鎧     飾:

 ◇レッド  [最後のバーニングスライム]
 武:         盾:         飾:異国の溶岩
 武:         防:         飾:

◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*3
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
・灼熱を制する方法を探す

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習[2/4](イリス)
……………………………………………………………………………………
□旧トコナツ村周辺
支神殿:避難所、簡易宿泊所、僧堂、書庫、食堂、大浴場、簡易商店
農村部:果樹園、宿屋、温泉、溶岩川、溶岩沼
山間部:熱帯雨林、溶岩川、溶岩沼、トコナツ火山
599: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 23:32:16.68 ID:6ExWnnbF0(12/14) AAS
―朝
 旧トコナツ支神殿 簡易宿泊所

猫人の男「皆さん、おはようございます」ヌッ

イリス「あ、おはようございます」

ミスティ「おはようございます……。モーリィさんは……?」

猫人の男「魔物を討伐しに行くと、単身火山に行きました」

妖精「あいつ……! 世界樹の光を喰った化け物を相手にたった一人でなんて……! バカ……!」

エバンス「くっ、だが俺たちはまだ伝説のエイを見つけてねえ……!」

ローガン「……昨日は疲れ切っていたのだ。仕方あるまいよ」

レッド「じゃあ、早く見つけて、モーリィさんを追いかけなきゃ……!」

クロシュ「……」

妖精「……」

妖精(私とクロシュとレッドの三人なら、今すぐにでもモーリィを追うことができる……でも……)

妖精(この三人が加勢して化け物相手に戦況が変わるかどうかは、なんとも言えない……)

妖精(でも、悠長に事を進めていたら……モーリィが危ない……)

妖精(うう、どうする……!?)

クロシュ「……」

クロシュはどう思う?
↓1〜3 多数決
1.三人で向かうのが良いと思う(居残り組も急いでエイを探す)
2.エイを見つけてからみんなで向かうのが良いと思う(本日の自由行動安価へ)
600: [sage] 2024/06/16(日) 23:33:26.32 ID:MaPgTQEjO携(2/2) AAS
1
601: [sage] 2024/06/16(日) 23:33:56.54 ID:YLm4K/COo(2/2) AAS
くっそ悩みどころさん……
1で
602: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 23:58:56.33 ID:6ExWnnbF0(13/14) AAS
クロシュ「……わたし、行ける」

妖精「!」

イリス「クロシュちゃん! まさか――」

レッド「ボクも、モーリィさんにはたくさんお世話になったから……あの人を助けに行きたい……!」

ミスティ「レッドも……!」

妖精「……そうだね。ここで日和ってたら……この島に一番必要な人を亡くしてしまうかもしれない。なら……」

ローガン「……クロシュくんたちがそう決めたのであれば、私は止めぬ。だが、絶対に無茶はしないでくれ」

ミスティ「……悔しいけれど、そうする他ないみたいね……。自分の弱さが恨めしいわ……」

エバンス「すぐにエイを見つけて追うから、それまで絶対に死なないでくれよ……!」

イリス「危ないと思ったら、本当に無理しないでね……! 妖精さん、お願い……!」

妖精「うん、わかってる。クロシュもレッドも、モーリィも、死なせないよ。でもまあ戦力に不安があるのも事実だから……あなたたちもすぐに追って来てよね、ほんと」

猫人の男「申し訳有りません……。モーリィのこと、お願い致します。僕たちもすぐに追いますので……!」

 ☆クロシュ、妖精、レッドの三人でトコナツ火山へ向かいます

 ◆
603: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/06/16(日) 23:59:32.71 ID:6ExWnnbF0(14/14) AAS
というわけで本日はここまでとなります。次回、トコナツ火山へのダンジョンアタックとなります

クロシュちゃんとレッドちゃんの混浴展開は回避されてしまいました。女の子のクロシュちゃんと男の子のレッドちゃんが一緒にお風呂に入るというのは人間から見れば不健全なのかもしれません。なお当のクロシュちゃんは、他種族の決まりも一応守ろうとは思いつつも、どうしてそれが許されないことなのかはまだよくわかっていないようです

そしてやや急展開ぎみではありますが、ついにトコナツ火山へダンジョンアタックすることとなりました。三人だけなので少し心配ですが、居残り組もなるべく急いで追ってきてくれるでしょうし、たぶん大丈夫でしょう。クロシュちゃんたちのデロデロ溶岩の中での活躍をごきたいくださいませ

それでは本日もありがとうございました。次回も恐らく土日ですが、よろしくお願いいたします
604: [sage] 2024/06/17(月) 00:07:55.84 ID:RA91NrzPo(1) AAS
乙乙
スライムの性別って何なんだろうね
605: [sage] 2024/06/17(月) 03:07:31.02 ID:YjlQqzSzO携(1) AAS

正直この3人で行くのは不安しかないな…
606: [sage] 2024/06/17(月) 22:46:34.75 ID:uxQDwbipO携(1) AAS

クロシュちゃんカタツムリ好きなんかな?
607: [sage] 2024/06/18(火) 21:51:36.52 ID:YnUhLA2s0(1) AAS
確認だけどモーリィと猫人の関係って上司と部下のような関係でいいのかな?
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