【安価コンマ】オリウマ娘と共に (1002レス)
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693: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 00:03:37.14 ID:Kn5Lwoak0(1/8) AAS
――――水族館を出ると良い感じに日が暮れ、そろそろ晩御飯を食べなくてはいけない時間だった。
……と、いう訳で。
『……すみません、この塩ラーメンと……ウマ娘用のこっちの塩ラーメンを一つ』
折角なので塩ラーメンを食べることにした。普通のヒトが食べるサイズと、ウマ娘用のお値段そのままにボリュームがだいぶアップされたもの。
『ま、ちょっと遅いけどエルムステークスお疲れさま会だな』
パピヨン「え、お兄さんそれ本気で言ってる?アタシの初重賞勝利を、こんなラーメン屋さんで!?」
『……ダメか、やっぱり』
パピヨン「はぁ〜〜〜……ほんっとお兄さんって女の子のこと分かってないよね。もっとムードというか、女の子が喜ぶようなところでやらないと」
叱られてしまった。確かに晩御飯と一緒にお祝い、というのはダメだったか……いや、そういう話じゃないのか、今は。
パピヨン「……ま、今回は許してあげる。アタシも勝てて嬉しいし……今日はビックリなサプライズもあったしね〜」
……水族館でファンの方に出会ってから、妙にパピヨンの機嫌がいい。やはりパピヨンは――そういう応援されるとか、期待されるとかそういうのが……嬉しいんだな。やっぱり。
パピヨン「ちょっと、何その顔。ジロジロ見ないでよ――あ、来た来た!うわでっか!」
『はは、悪い悪い――うわ、すっごいなそれ』
自分の目の前に置かれた普通のサイズと比べて、ウマ娘用のそのサイズは倍近くあった。
――す、凄いな。いやこのサイズも余裕で平らげるのは分かるが――にしても圧巻だ。
パピヨン「…………ま、行ける行ける。それじゃいただきまーす!」
『いただきます』
694: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 00:13:37.02 ID:Kn5Lwoak0(2/8) AAS
パピヨン「――ねえ、もう一軒行こ」
『は?』
――塩ラーメンを食べ終わると同時に、パピヨンは満足そうな顔をしながらそう言う。いやいや、今ラーメンを食べたばかりじゃないか。
パピヨン「塩ラーメンは食べたし、次は味噌がいいな。ねえこの辺りで味噌ラーメンが美味しいお店調べてよ」
『いや、今ラーメン食べたばかり……』
パピヨン「アタシがまだ食べたいからハシゴしようって言ってるの!何回も言わせないでよ恥ずかしい!ほら、アタシのお祝いなんだからこれくらいいいでしょ!」
……いや、まあ。それはまだいいんだが……もう自分は結構満足してるんだよな。これ以上食べれるかどうか……。
パピヨン「…………ぷぷ、食べれないんだったらお兄さんはアタシがおいしそうにラーメン食べてる姿を見てても良いよ?貴重だよ〜?」
『……はあ、分かったよ。じゃあ歩きながら調べようか』
パピヨン「お兄さんわかってる〜!じゃ、行こ行こ!」
――結果、味噌ラーメンもしっかりと平らげスープまで飲み干したパピヨン。
……。やっぱりウマ娘の胃袋は凄いと思い知らされた。
695: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 00:19:07.54 ID:Kn5Lwoak0(3/8) AAS
それじゃあ今日はこれだけです。すみません安価無しで終わりそうなので、札幌から帰って夏合宿合流後、最後のイベント募集安価をやってしまおうと思います。
夏合宿終了後、次レース決め、そしてライムのダートダービーです。忘れないようにしましょう。
ありがとうございました。
★
夏合宿最後の:自由安価下2まで。
699(1): ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 21:18:05.90 ID:Kn5Lwoak0(4/8) AAS
――札幌から帰ってすぐに夏合宿に合流。アタシとしてはもっとゆーっくりのんびりしてから行きたかったけど、お兄さんがどうしてもというので仕方なくすぐ戻ることにしてあげた。
あーあ、もう少し札幌っぽいところ見ていきたかったんだけどなぁ。もっと二人きりで、お兄さんとぶらぶら……。
パピヨン「皆久しぶり〜。元気にやってた?」
シルフィー「あ、パピヨンさん……!」
おお、三人ともいた。このダート三人娘、いっつも一緒にいるじゃん。
ライム「パピヨンさん!エルムステークスはおめでとうございます!重賞初勝利ですね!」
パピヨン「む、この二人のG1勝利組に言われるのはなんか変な気持ち。ね〜マンティ〜?この二人、ちょっと圧が強いし一人で囲まれて怖かったよね〜?」
マンティ「わっ、ひゃ!?パ、パピヨンしゃん……!?」
あー落ち着く……やっぱマンティだよね一番は。ライムもシルフィーもなんかテンション高めで疲れちゃうよ。
マンティ「わ、私も早く重賞に勝利して……み、皆さんに追いついて……み、見せますから……!」
パピヨン「ぷぷぷ。おー頑張れ頑張れ〜。マンティのレースならアタシ絶対応援しに行くからね〜?」
ライム「パピヨンさんが明らかに調子に乗っています……!しかし、どうにもレースに勝っただけの雰囲気じゃないような……」
シルフィー「も、もしかして……そ、そういうことなんでしょうか!」
……ん。なんかシルフィーがあわあわしながらこっちに来る、アタシはいまマンティにハグするので精一杯なんだけど。
700: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 21:26:23.87 ID:Kn5Lwoak0(5/8) AAS
シルフィー「パ、パピヨンさん!そ、その……さ、札幌で……と、トレーナーさんとはどこまで進んだんですか!?」
マンティ「!?」
パピヨン「なっ……は、はぁ!?ちょっとシルフィー、何言って――」
――あ、ま、まずい!この流れ――ライムもマンティも……!
マンティ「ど、どこまで……っていうのは。え、その……パ、パピヨンさん……!?」
ライム「パピヨンさんの事ですから、ちょっとは攻めたんですよね!?」
パピヨン「ちょ、ちょっと待って!は、なに!?その、あ、アタシがお兄さんの事……意識してるみたいな言い方!なんでアタシがあんなお兄さんを!」
この色ボケ恋愛脳ウマ娘三人組!すぐに恋だのトキメキだのに持って行って……!はーやだやだ!そう言うのは好きな男の子にすればいいのに!
全員揃って好きな子がいるのに!なんで別に誰も好きじゃないアタシを!
パピヨン「別になんもないです〜。はー、お兄さんとかそういう対象じゃないんですけど」
シルフィー「て、手とか繋いだりしましたか!?」
マンティ「お、同じ屋根の下で何かトラブルとか……!」
ライム「もしかして安易に人には言えないような……!?」
あー!もう!同期の脳がこんなだとアタシが苦労する!
…………まあ、でも。いや……。
何かこの三人組にお話を:安価直下
1 …………キスとかしたよ〜(嘘)
2 ぷぷぷ、やんやんアタシの口からは言えないから……お兄さんに聞いてね?
3 自由安価(嘘でもほんとでも)
702: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 23:12:53.23 ID:Kn5Lwoak0(6/8) AAS
パピヨン「…………ぷぷ、どんなことしたと思う?」
「「「!!!」」」
パピヨン「えっとぉ……ちょっとアタシの口からは言えないかも。お兄さんも新米トレーナーで、緊張してたのもあったと思うけど、同じ部屋、同じベッド……やんやん」
――アタシの口からはちょっと恥ずかしくて言えないからぁ……お兄さんに聞いてね?
シルフィー「……ライムさん、マンティさん。こ、これは……」
マンティ「そ、そんな、ほ、本当に……!?パ、パピヨンさん……!」
パピヨン「でも、学校には秘密にしてね?アタシも……退学とか嫌だな」
ライム「パピヨンさん……!よし行きますよ二人とも!真偽を確かめに今!」
――ライムに引っ張られるようにシルフィーとマンティも行った。あの三人、やっぱりこういう話題になるとちょっとテンションおかしくなるよね。
パピヨン「ぷ、ぷぷっ……ぷはははは!」
あーおもしろ!お兄さんどうなっちゃうんだろ!
703: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 23:16:23.51 ID:Kn5Lwoak0(7/8) AAS
ライム「失礼します!」
『んあぁ!?す、ステラライム……?』
――パピヨンのこれからのローテを考えようと資料とにらめっこしていると、突然ステラライムが勢いよく入ってくる。
……そして後ろからブラックマンティスに、グリーンシルフィー……パピヨンと仲良くしてくれているいつものメンバー。
『ど、どうしたんだ。パピヨンならキミたちに会いに――』
マンティ「と、とト、トレーナーさん!?あ、あのあのあの……!」
シルフィー「パ、パピヨンさんと何やったんですか……!?」
ライム「う、嘘だとは思います!けど……もし本当に何かしてたら――!」
『なになになに!?は!?は!?』
め、滅茶苦茶グイグイくる!?怖い怖い!何がどうなってこんな――!?
――――結局、三人に事情を聴いて全て彼女の嘘だと教えてあげた。そ、そうですよね〜……みたいな反応をしていたが、半分くらい本気だと思っていた気がする。
……後で呼び出して一回本気で怒らないといけないような気がする。まかり間違って本当にクビとかになったらどうしようか……。
704: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/06/20(木) 23:34:29.61 ID:Kn5Lwoak0(8/8) AAS
パピヨン「あ"〜……っつい!お兄さん暑い!」
『……練習でもすれば少しは暑さも紛れるんじゃないか』
パピヨン「だから今は休憩だって言ってるでしょ!メリハリが大事だってお兄さんそんなことも知らないの?」
……そう言ってもうだいぶここで休んでいるような気もするが、まあ……トレーニングメニューはしっかりこなしているようだし自分が何か言うことでもないか。
パピヨン「札幌も暑かったけど、それでもこっちに比べるとだいぶ涼しかったんだねぇ〜……はー、あっつ」
『……』
……暑そうにしながら胸元をパタパタと動かすパピヨン。取り合えず見ないように目線を逸らしておく。
パピヨン「……ん〜?どしたのお兄さん……あっ」
しまった、パピヨンに感づかれた。にやぁ……っと笑みを浮かべて、彼女はそこからとてとてとこちらに歩いてきて、空いている椅子に腰を掛け隣に座る。
パピヨン「いやぁ〜、ほんと〜に暑いねお兄さん?こうも暑いと、汗かいちゃって……は〜、困っちゃう困っちゃう」
『キミなぁ……はぁ、そういう事は止めた方が良いと何度も』
パピヨン「え〜?アタシは暑いからちょっと服をパタパタしてるだけなんですけど?むしろこんな当たり前なことをそんな風に言うお兄さんの方が……よーっぽどアレじゃない?ぷぷ」
より激しくぱたぱたぱたぱた動かすパピヨン。おそらくちょっとでも視線を戻せば色々と見えてしまうくらい近い場所で。本当にこの担当ウマ娘の活力は何処から来ているのか……少しでもトレーニングにそれを活かして欲しいと思わざるを得ない。
パピヨン「あ〜。暑すぎるし、いったん着替えちゃったりしようかなぁ〜……汗でビショビショだしぃ……」
『…………』
……どうしたものか。
【貴方】は……:コンマ直下。
1 そそくさと逃げる。逃げられるかは分からない。
2 ちゃんと叱ろう。彼女はまだまだ子供だしよろしくない。
3 ……ちょっと驚かすか。
4 自由安価
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