安価とコンマで異世界転生!その10 (999レス)
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419: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/07(火) 01:24:35.02 ID:hhSZ5+6q0(1/4) AAS
入ってきた扉をまた押し開けると、
そこでは市長が待っていた
市長「お久しぶりです」
少女「……え……っと……誰ですか?」
市長「やはり、この姿では分かりませんでしたか」
少女「もしかして……前に来たAIさん?」
市長「ご明察、随分お待たせしましたね……」
少女「なにか、ありましたっけ?」
420: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/07(火) 02:31:51.09 ID:hhSZ5+6q0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
421: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/07(火) 19:41:45.96 ID:hhSZ5+6q0(3/4) AAS
市長「個人的に、待たせたのです。あなたが無害であると確信してから、問題なくあなたを外界に出す方法を模索していたもので」
少女「ええっと……ありがとうございます?」
市長「礼は不要です、私はAIなので」
そう言う市長だったが、
その笑顔にはかつてなく人間味があったように思われる
中華「いやぁ、本当によかった……」
422: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/07(火) 21:00:56.65 ID:hhSZ5+6q0(4/4) AAS
それから全員で市庁舎の応接間に通された
市長「……というわけで、あなたたちが悪人ではないことが示されましたね」
氷魔「……分かっていたんでしょうに……」
市長「まぁ、そう気を悪くなさらず。地下の探索については協力致しますので」
やる気「頼んでおいてなんなんすけど……職務は大丈夫なんすか?」
市長「ご心配なく、ここ数日はタスクが少ないのです」
423: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/08(水) 02:15:40.48 ID:ja/I8XdY0(1/4) AAS
ぶりっ子「それならよかったですぅ」
怪盗「……聞いてませんでしたが、どうやって地下を調べるんですか?」
市長「無論、出向いて実地調査です。人間には備わっていない感知機能があるので、多くのことが分かるか、なにが分からないかは分かります」
狙撃少女「ええっと、さっき連れてきた女の子はどうしましょうか?」
少女「………………」
市長「別の私と一緒にいてもらいましょう。彼女には知るべきことが多すぎますから、ある程度は伝えねばなりません」
424: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/08(水) 02:16:35.26 ID:ja/I8XdY0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
425: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/08(水) 19:03:58.80 ID:ja/I8XdY0(3/4) AAS
それから一行は市長を連れ、地下に戻ってきた
炎魔「私の探知によれば、あっちのほうに魔力が流れてくる根源があるんですけど」
市長「確かにそのようです。しかし、そこに辿り着くことだけができないのですよね?」
男「その通り」
市長「ということは……結界でしょうか」
426: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/08(水) 21:00:41.47 ID:ja/I8XdY0(4/4) AAS
中華「結界だと、なにかあるのかい?」
市長「結界は魔力を発さないので、あることを確定させるのは難しいのです」
氷魔「……しかし……触媒がありますよね……」
市長「そうです、結界を解除するには、結界を貼るための触媒をいくつか破壊するなり、動かすなりしなければなりません」
ぶりっ子「触媒って、どんなものなんでしょう?」
市長「多くの場合は紙切れですが、複数の魔法陣で強力な結界を構成していたり、岩が触媒だったりすることもあります」
427: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/09(木) 01:46:02.46 ID:euoXpo0E0(1/3) AAS
怪盗「なるほど、どうにか探り当てられませんかねぇ?」
市長「これほど大きな地下空間ですから、一人でやった可能性は低いはずです。誰かから聞き出せればよいですが、そうでなければ地道に探すほかないでしょう」
となれば、思い当たる存在がいるだろう
そう、小屋の鉱夫である
狙撃少女「鉱夫には会いましたね。彼がその作業に従事したかどうかは分かりませんが、情報は得られそうです」
428: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/09(木) 02:56:23.69 ID:euoXpo0E0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
429: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/09(木) 18:52:20.62 ID:euoXpo0E0(3/3) AAS
市長「では、会いに行ってみましょうか」
一行は前日と同じ時間帯に小屋を訪ねた
すると、やはりそこには鉱夫がいた
鉱夫「どうした、二日連続で」
男「聞きたいことがあって……」
鉱夫「なんでぇ」
中華「なんか、結界を貼るための触媒が地下にある可能性が高いらしいんですけど、そういう変なもの知りませんか?」
鉱夫「>>下1」
430: [sage] 2024/05/09(木) 20:18:35.31 ID:uD0P5k4DO携(1) AAS
そういや虹色に光る変な石を見かけたな
431: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/10(金) 02:15:18.91 ID:8r4iBx8E0(1/3) AAS
鉱夫「そういや虹色に光る変な石を見かけたな」
氷魔「……回収しなかったのですか……?」
鉱夫「若造ならやりかねんが、俺はやらんさ。派手な鉱石にゃ、きつい毒があるのも多いからな」
それは、多くの犠牲者を見てきた眼だった
ぶりっ子「ちなみに、どこにあるかは分かりますかぁ?」
鉱夫「そうだな……分からん。だが、ここの地下は広いようで狭いし、狭いようで広い。歩き回ればいずれ見つかるんじゃないかと俺は思うぜ」
432: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/10(金) 03:09:18.43 ID:8r4iBx8E0(2/3) AAS
得られたヒントは、触媒の見た目だけだった
しかし、確実に前進している
一行は小屋から出て、地下水道の探索に戻った
市長「石が触媒とは、面白いですね。なぜ光っているのかは分かりませんが」
怪盗「気を隠すなら森の中……地下なら石があっても普通ですからね」
狙撃少女「絶対見つけます」
433: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/10(金) 03:22:10.61 ID:8r4iBx8E0(3/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
434: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/10(金) 19:19:38.02 ID:W0d7aHJMO携(1/2) AAS
だが、地下の地図があるわけではない
市長もその全貌を解析できていないので、
闇雲に歩き回ることだけが、今できることだった
男「あれ、もしかして……」
だが、意外にも一つめのそれは見つかったらしい
そこに現れたのは、虹色の石を持ったゴブリンだった
中華「ちょっといいかい?」
ゴブリン「オマエラ ダレ」
435: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/10(金) 21:52:12.98 ID:W0d7aHJMO携(2/2) AAS
彼は両手で大きなそれを抱えながら聞いてくる
氷魔「……私たちは……冒険者です……」
やる気「で、さっきゴブリンに話しかけたのが魔王っすよ」
中華「やる気もでしょ」
ゴブリン「ソウカ」
ぶりっ子「で、今私たちはその虹色の石を探してるんです!どうにか譲ってくれませんかねぇ」
ゴブリン「>>下1」
436: [] 2024/05/10(金) 22:29:13.92 ID:ASbnfUWW0(1) AAS
やってもいいがその代わり処女をよこせ
437: [sage] 2024/05/10(金) 22:30:48.53 ID:OVBZKhm70(1) AAS
「コトワル、アイテガマオウドノデモオオカシラサマカラソムクリユウニナラン」
438: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/11(土) 04:57:45.84 ID:uTLNDPyc0(1/3) AAS
ゴブリン「やってもいいがその代わり処女をよこせ」
彼はゴブリンの言葉でそう喋った
ぶりっ子「え?なんですかぁ?」
中華「ひどいねこりゃ」
しかし、魔王の力を持っている中華とやる気には聞き取ることができた
言わぬが花ということもあるので、よほどぶりっ子が聞きたがらなければ二人はその発言について教えることはないだろう
439: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/11(土) 05:01:27.13 ID:uTLNDPyc0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
440: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/11(土) 19:55:08.13 ID:uTLNDPyc0(3/3) AAS
怪盗「無理そうなんですか?困りましたね」
やる気「なんならぶんどってもいい気がするっすね」
狙撃少女「え……今日はなんだか暴力的ですね」
中華「まぁ、やむなしかな……」
男「だが、強奪というのはやはり傲慢な気もするな……」
441: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/12(日) 04:04:59.52 ID:TvumZdZm0(1/3) AAS
ゴブリン「コレ タイセツ」
ぶりっ子「そうなんですねぇ」
市長「……仕方ありませんね。ゴブリンさん」
ゴブリン「?」
市長は一歩、歩み出てゴブリンに話しかける
市長「確かにその石……大変価値のあるものです。ですが、その状態ではまったくもって高級ではありません」
442: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/12(日) 04:10:50.40 ID:TvumZdZm0(2/3) AAS
ゴブリン「ホントウカ?」
市長「ええ、それは破砕して、粉末にしたときに価値が出るのです」
ゴブリン「フーン」
市長「ですから、私たちがそれを破壊して差し上げます」
ゴブリン「……ワカッタ」
彼女はうまくゴブリンを言いくるめられたようだ
443: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/12(日) 04:16:54.80 ID:TvumZdZm0(3/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
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