安価とコンマで異世界転生!その10 (1002レス)
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892: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/22(木) 19:18:14.40 ID:uXXO6bjJ0(3/4) AAS
しばらく待っていると、子供たちは全員やってきた
極北戦士は、仕事もあるので一旦帰るように勧めた

やる気「そういう訳で、子供たちをよろしくお願いするっす」

市長「承りました。移住者を想定したデータも取れますしね……」

平成少女「こんなすぐ会うことになるとは思ってませんでしたよ」

ぶりっ子「ほんとびっくりですよねぇ」
893: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/22(木) 19:21:22.46 ID:uXXO6bjJ0(4/4) AAS
それから一行は、再び石柱の前までやってきた

怪盗「ここから無事に極北に戻れればいいんですけどね」

狙撃少女「知らない場所に飛ばされちゃったらどうします?」

男「……人生、なるようになるさ」

炎魔「非対称な転移装置なんて作らないと思いますけどね〜」

意を決して、取り囲んだモノリスに皆で触れる
するとやはりそれは明滅し、人々を転送していく

>>下1……どこに転移させられた?
894: [sage] 2024/08/22(木) 20:03:03.64 ID:gV1l1802o(1) AAS
元の極北
895: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/23(金) 04:10:07.69 ID:hjkL9UQs0(1/3) AAS
風鳴りと寒気が身を責める
男たちは、元の極北の地へと戻ってきていた

中華「おっ、戻ってこれたね」

氷魔「……助かりましたね……」

やる気「これで、子供たちのことは一旦気にせずに探索できそうっすね」

ぶりっ子「そうですねぇ、この石柱が対称ってことは、極東に行ける転移装置もありそうですしねぇ」
896: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/23(金) 04:56:28.97 ID:hjkL9UQs0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
897: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/23(金) 19:48:23.56 ID:hjkL9UQs0(3/3) AAS
怪盗「ええっと……ここ、それなりの標高ですよね?」

狙撃少女「そうですね、極北でもかなり寒い部類の場所だと思いますよ」

男「もっと登ってみるか」

怪盗「そう!それが言いたかったの!」

寒いというのに、怪盗は元気だった
果たして本当に冷え性なのか、と男は思った

中華「危険だけど、望みがありそうだ」
898: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/24(土) 03:09:59.11 ID:VctvlHuO0(1/5) AAS
一行は恐る恐る登山を再開した
いつ吹雪に襲われてもいいように、
洞穴を一つ一つ数えながら、
確実に雪と氷を踏みしめていく

氷魔「……私が寒いと思ったのは……人生で三度目です……」

やる気「あ、氷魔でも流石に寒いんすね」

氷魔「……私も……人の子なので……」

炎魔「暖めます?」

ぶりっ子「炎魔ちゃあぁぁん……こっちの耐性のない人たちを暖めてくださぁい……」
899: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/24(土) 03:13:45.35 ID:VctvlHuO0(2/5) AAS
炎魔の炎は不思議なもので、
それがなにかを燃やして灰にしてしまうことはなくとも、温かみだけは確かにあった

怪盗「なんか……霧が出てきましたよ?」

狙撃少女「困りましたね……方向感覚まで奪われるのはまずいです」

男「……まぁ、壊れてるけど俺たちにはコンパスがある。地磁気がイカれてなければ帰れるさ」

中華「食材も見当たらないなぁ」
900: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/24(土) 03:46:02.58 ID:VctvlHuO0(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
901: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/24(土) 19:40:03.38 ID:VctvlHuO0(4/5) AAS
相変わらず中華は食材を探している
よく謎の動物や茸を採集しているが、
男たちはそれで腹を壊したことはない

氷魔「……霧を抜けます……!」

怯むことなく進めば、それを抜けることができた
恐れて動きを緩めていれば、
寒さと恐怖に蝕まれていただろう

やる気「ここは……!」
902: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/24(土) 19:43:38.60 ID:VctvlHuO0(5/5) AAS
そこには息を呑むほどの絶景が広がっていた
一行が霧だと思っていたものは雲の層であり、
それを抜けた天空の世界には、
果てなく澄んだ大空のみが雪山から見えていた

炎魔「なんて綺麗!」

ぶりっ子「こりゃいい思い出になりますねぇ!生きて帰れればですけどぉ」

怪盗「……あれ、山の上のほうになにかあるよ?」

狙撃少女「確認しましょう」

狙撃少女はスコープを覗き、
山の上にあるそれを視認した

>>下1……なにがあった?
903: [sage] 2024/08/24(土) 20:41:19.14 ID:GjukUHCko(1) AAS
塔とその頂上で燃え盛る火の鳥
904: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/25(日) 04:15:39.16 ID:qORmWbu40(1/3) AAS
男「どうだ?」

狙撃少女「塔、ですね……いえ、それだけじゃありません」

中華「こんな所に塔?しかもそれだけじゃないの!?」

狙撃少女「火の鳥が……煌々と……燃え盛っています」

氷魔「……そ……それは……まさか……」

やる気「ついに辿り着いちまったっすね、フェニックスの元に……!」
905: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/25(日) 04:35:11.70 ID:qORmWbu40(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
906: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/25(日) 19:44:43.04 ID:qORmWbu40(3/3) AAS
ぶりっ子「え……行きます……?」

怪盗「行くしかないでしょう!」

狙撃少女「この目標を果たせば、とりあえず積んであるタスクに集中できますしね」

ぶりっ子「わ……分かりましたよぉ……怖いなぁ……」

一行はさらに斜面を登り続け、
天を衝くそれの入り口までやってきた
ごうごうと不死鳥の鳴き声が響き渡る
907: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/26(月) 03:34:30.77 ID:Wv94amqa0(1/4) AAS
青銅製の門は重く冷えていて、
数人がかりで押して開いた

怪盗「さて……やっぱり、一筋縄ではいかなそうですね」

狙撃少女「螺旋階段にでもなっていれば楽だったのですが」

中は入り組んでおり、
まさにダンジョンの様相を呈している

炎魔「燃えてきましたね」
908: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/26(月) 04:07:28.15 ID:Wv94amqa0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
909: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/26(月) 19:54:49.09 ID:Wv94amqa0(3/4) AAS
男「というか、空間おかしいな」

外から見るとひどく劣化した塔だったが、
中に入れば瑕瑾は見られない
また、広さも外見から予想されるそれを逸脱している

中華「なにが起きてもおかしくないね」

>>下1コンマ……探索判定
1〜20……階段発見
21〜40……魔物出現
51〜60……極光カウンター+1
61〜80……トレジャー!
それ以上……!?
910: [sage] 2024/08/26(月) 20:46:40.47 ID:lP/wrZKCO携(1) AAS

911: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/26(月) 22:05:07.02 ID:Wv94amqa0(4/4) AAS
丁度抜けてましたが極光カウンターのほうでした

探索を始めると、
薄暗いダンジョンに突如オーロラがかかった

氷魔「……どういうことですか……これは……?」

やる気「綺麗っすけど……ここ屋内っすよね?」

???「ようこそ、不死鳥の尖塔へ」
912: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/27(火) 03:58:31.75 ID:8wYBVUbr0(1/4) AAS
そして、オーロラから人型の存在が現れた
全身に外套を纏い、仮面を被っており、
その性別や年齢が一切分からない

ぶりっ子「あ……あなたは?」

極光「名に頓着はしない。一意に定めたければ極光と呼ぶといい」

怪盗「敵ですか?それとも……味方?」

極光「少なくとも味方ではない。今はね」
913: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/27(火) 04:16:18.80 ID:8wYBVUbr0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
914: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/27(火) 19:52:20.80 ID:8wYBVUbr0(3/4) AAS
そう言ってその存在は空間から消滅した
どこかから流れてきたオーロラも消え去り、
寒々しい暗闇に戻ってしまった

狙撃少女「なんだったんでしょうか」

男「なぜ宣言したのかは分からないが、味方じゃないことは明言された。……気をつけよう」

一行は気を引き締めて探索に戻った

>>下1コンマ……探索判定
1〜30……階段発見
31〜50……魔物出現
51〜60……極光カウンター+1
61〜80……トレジャー!
それ以上……!?
915: [sage] 2024/08/27(火) 20:50:14.35 ID:XT5H9ieDO携(1) AAS
はい
916: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/08/27(火) 21:19:26.48 ID:8wYBVUbr0(4/4) AAS
???「ボゴッ……ボゴッ……!」

ひたすら歩き続けていると、
水中で溺れるような音を漏らしながら、
鈍い光を放つ『ドラゴン』が現れた

中華「な……なんだ!?」

それがドラゴンであると思ってしまったのがなぜなのか、男には分からなかった
ゲル状の肉体を透明で伸縮性のある皮膜が覆っており、そこら中が膨張したり縮小したりしている
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