安価とコンマで異世界転生!その10 (665レス)
1-

577: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/11(火) 02:11:34.15 ID:nBlU+hiy0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
578: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/11(火) 18:57:06.17 ID:nBlU+hiy0(3/4) AAS
それから、蘇生術師は一人ずつ蘇生魔法をかけていった
最後に、念のため炎魔にもかけることにした

蘇生術師「きえーい!」

炎魔「ぬはぁーっ!」

その背中からは火柱が迸った
だが、それ以外に変化はなさそうだ

蘇生術師「吸血鬼が闇の力を吸収するみたいな原理だ」
579: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/11(火) 19:32:46.17 ID:nBlU+hiy0(4/4) AAS
蘇生術師は市長から報酬金を貰い、
笑顔で帰っていった

市長「という訳で治療は終わりました。また宿泊部屋にお戻り下さい」

一行は素直に従い、部屋に戻った
そして、夕食が届くのを待つ

>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.市長と話す
9.平成の少女に会いに行く
580: [sage] 2024/06/11(火) 20:00:12.52 ID:0oXVh6uDO携(1) AAS
9
581: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/12(水) 02:25:32.39 ID:aR7SV7zy0(1/3) AAS
男「いるか?」

平成少女「はい、なんですか?」

いつも特に理由もなく他人の部屋を訪ねるのが恒例となっていたが、
今日ばかりは話しておくべきことがあった

男「色々あって、今日は禁域ってところに行ったんだが……それで、面白いものを見つけたんだ」

平成少女「そうですか……ちょっと部屋片付けるので待ってて下さいね……」
582: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/12(水) 02:40:23.79 ID:aR7SV7zy0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
583: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/12(水) 19:18:22.50 ID:aR7SV7zy0(3/3) AAS
しばらくして部屋に通された
市長に貰ったのか、雑貨がいくつか置かれている

男「清潔感があるな」

平成少女「そりゃあ、そうでしょうよ。それより、面白いものってなんですか?」

男「禁域は異空間みたいなところなんだが……そこで、プルトニウムの入った真っ白な立方体を見つけたんだ」

平成少女「プルトニウム?」

男「……お前は知っとけよ……」
584: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/13(木) 01:00:01.82 ID:cU5GJHmJ0(1/3) AAS
平成少女「なんか、サイエンスな感じはしますね!」

男「ああ、危険な物質で、作るのは偶然では難しい」

平成少女「誰かが作ったんですね?」

男「そうだ。そして、危険だから残りかすの部分は廃棄されるんだが……それが、俺たちが見つけたプルトニウムの正体じゃないかと思うんだ」

やけに整然とした立方体の不自然さも、
それが禁域由来でないことを支持しているように思われた
585: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/13(木) 01:03:23.84 ID:cU5GJHmJ0(2/3) AAS
平成少女「つまり……どういうことですか?」

男「誰かが廃棄したんだ」

平成少女「そんな科学技術を持った人がいるんですか?……もしかして、あの市長を制作した方でしょうか?」

男「可能性としてありうるが……市長はプルトニウムのデータは持っていたが、その利用法については知らなかった」

平成少女「へ、へー……」

男「つまりだ、プルトニウムを利用できる世界……俺たちがもといた世界から、あの禁域は繋がっているんじゃないかと、俺は考えたんだ」
586: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/13(木) 19:37:38.26 ID:cU5GJHmJ0(3/3) AAS
すみません寝落ちしました

平成少女「元の世界に帰れるかもしれない……ってことですか?」

男「ああ、そうだ」

平成少女「でも、私たちも違う時代から来ましたし……同じ時間に帰れる保証はありませんよね」

男「その通りだ。そこで、どうしたい?帰りたいのか、そうじゃないのか」

平成少女「>>下1」
587: [sage] 2024/06/13(木) 19:38:50.24 ID:prm8tWr6o(1) AAS
正直な所悩んでいます
588: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/14(金) 01:47:25.22 ID:S9SBUK/Z0(1/3) AAS
平成少女「正直な所悩んでいます」

消え入りそうな声でそう告げた

男「……そうか。たっぷり悩んで欲しい」

平成少女「……急かさないんですか?説得も」

男「俺だってそうだし」

平成少女「……意外です。この世界が好きそうでしたから」

男「ああ、好きだ。……はぁ……いや、それより、君はなぜ?」
589: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/14(金) 01:54:01.75 ID:S9SBUK/Z0(2/3) AAS
平成少女「別に、元の世界でもいい暮らししてたわけじゃないですからね」

男「……そうか。こっちにいれば、望みはあるだろうな」

平成少女「そう……だといいんですけど。怖いです」

男「市長を頼ろう。彼女ならきっと、守ってくれる」

平成少女「私が怖いのは、そのことなんです」

男「市長は悪いやつじゃないと思うが……」

平成少女「そうではなく、環境に失望し、諦めていた私にチャンスがある……その状況でもなにもできずに、ただ庇護されるだけの無能だったらと思うと、私は……」
590: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/14(金) 01:55:57.05 ID:S9SBUK/Z0(3/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
591: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/14(金) 20:04:04.72 ID:HUF2XCe7O携(1) AAS
慣れない環境でメンタルが不安定になっているのは言うまでもないが、そもそも彼女本人がネガティブな性質のようだ

男「……つまり、自分に自信がないんだな」

平成少女「軽く流してくれますね……」

男「いやいや、そういうわけじゃないさ。自分でもやれるってとこを見せられれば、自分に自信が持てるんだろ?」

平成少女「まぁ、そうですが……」
592: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/15(土) 00:44:42.97 ID:UJsusuxM0(1/4) AAS
男「どうだ、モフモフやもちもちを世のため人のために役立ててみるとかは」

平成少女「確かに、私の言うことは聞いてくれますが……」

男「それは自分の力じゃないって言いたいんだろう?」

平成少女「……はい」

そのくらいは考えたことがあるのだろう
だからこそ、男はその不安に向き合うことにした

男「俺だって、かつてはなーんもできない人間だった。でも、仲間を集めて……そらなりにやれる雰囲気を出してた」

平成少女「へぇ、そうなんですね」

男「やれる雰囲気で、必死に頑張ってたら……実際、それなりにやれる人間になった!神を宿すこともできる!」
593: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/15(土) 01:52:30.71 ID:UJsusuxM0(2/4) AAS
力説して見せると、少女も少しは心から聞いてくれているようだ

平成少女「なんでもいいから、やれってことですか?」

男「そうだ、自分はやれるんだと思うことが大切だ」

平成少女「……そう、ですか」

男「……ま、平成15年の人間なら、頑張りすぎないことの大切さは分かってるだろ?やりたいようにやればいいさ」
594: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/15(土) 01:53:18.45 ID:UJsusuxM0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
595: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/15(土) 19:55:51.55 ID:UJsusuxM0(4/4) AAS
平成少女「……分かりました」

男「嫌になったらどうにか俺に連絡つけてくれ。帰れるかどうかやってみる」

それから男は自分たちの部屋に戻った
どうやら、もう夕食は届いているようだ

やる気「お、戻ってきたっすね」

男「すまんな、ちょっと話しすぎた……それで、夕食の献立は何かな?」

やる気「>>下1っすよ」
596: [sage] 2024/06/15(土) 20:11:38.29 ID:K0Trh5hDO携(1) AAS
お寿司
597: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/16(日) 03:29:44.35 ID:n3xV5Qrj0(1/5) AAS
やる気「お寿司っすよ」

男「おっ、マジか!いいね!」

テーブルの上には、大量の寿司が並べられていた
専用の容器に入ったそれらの彩りは眩しく、
鮮度も良好であることがうかがえる

ぶりっ子「すごいですよねぇ。それに、どうやって新鮮な魚をここまで運んできたのかも気になりますぅ」
598: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/16(日) 03:33:48.78 ID:n3xV5Qrj0(2/5) AAS
確かに、この街はかなり内陸の位置にある
いくら運送ギルドが急いだとしても、
これだけの鮮度の魚を用意するのは難しいはずだ

市長「お答えしましょう」

モニターに表示された無機質な顔が喋り出す
しかし、市長と付き合う中で、
不気味さは感じなくなっていた

怪盗「びっくりした……」

市長「養殖によって、魚は調達しています。ただし、スペースの都合上……あまろに広い距離を動き回らなくてはならない魚や、まだ養殖法が確立していない魚はご用意できませんでした」
599: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/16(日) 04:30:32.28 ID:n3xV5Qrj0(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
600: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/16(日) 19:02:49.84 ID:n3xV5Qrj0(4/5) AAS
狙撃少女「お寿司……食べたことないです!」

男「……それにしても、見事な出来だ。素晴らしい職人がいるのだろうか?」

市長「文献を参考に、私が握りました」

炎魔「なんでもできますね!」

市長「お褒めにあずかり光栄です」

市長は愛想よく笑ってモニターを切った
601: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/06/16(日) 19:49:53.60 ID:n3xV5Qrj0(5/5) AAS
それから、一行は寿司を食べ始めた
この世界における寿司といえば、海沿いの街でしか食べることのできない料理であり、そのくせ高い
なので、寿司を食べられるのは非常に貴重な経験なのだ

中華「やっぱり、市長は料理もできるんだね」

氷魔「……なにか……できないことはあるのでしょうか……?」

やる気「あー、それ気になるっすね」

ぶりっ子「欠点の一つでもあったほうが、可愛げがありますよねぇ」
1-
あと 64 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.223s*