安価とコンマで異世界転生!その10 (999レス)
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393: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/02(木) 03:48:09.36 ID:Z6mMllvN0(1/5) AAS
盗賊淫魔「聞こえているようですね……」

目の前にいるのは、盗賊風の衣装を纏った女性だ
だが、男はその正体に一瞬でたどり着いた

男「お前淫魔だろ、なに企んでやがる」

夢に現れる性質や、特徴的な翼……そして、何度もその仲間に会っていることから、彼女が淫魔であることが分かった

盗賊淫魔「企むだなんてとんでもない……ちょっとお話をしにきただけです」
394: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/02(木) 03:51:28.24 ID:Z6mMllvN0(2/5) AAS
男「……さて、どれのことを聞こうとしているのやら……別に、お前になにか話して俺に得があるわけでもないだろ?」

盗賊淫魔「聞いても怒られなさそうなことを聞くつもりで来てますよ」

男「……仕掛けてこないのか?」

盗賊淫魔「だって、ミルク持ってるじゃないですか。腐ってますけど、まだチーズじゃないんで手出しできないです」

男「ああ、そんなの買ったなぁ……」

盗賊淫魔「まぁ、バリアとしての性能は落ちるので無理やり突破してもいいんですが……私、それやるとお腹壊しちゃうんでやめておきます」
395: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/02(木) 03:54:19.15 ID:Z6mMllvN0(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
396: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/02(木) 19:24:19.58 ID:Z6mMllvN0(4/5) AAS
男「ああ、そうなの……」

盗賊淫魔「それより、あなたが預かっていた人形はどうなったんですか」

男「無事、心を手に入れたが」

盗賊淫魔「まさかとは思いましたが、本当にそうだとは……」

男「聞きたいことはそれだけか?」

そう言って臨戦態勢に入ると、
淫魔はすぐに逃げていった
397: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/02(木) 21:16:54.97 ID:Z6mMllvN0(5/5) AAS
〜翌日・陰週水曜日〜

ぶりっ子「んー……いい朝ですね」

怪盗「今日は決戦ですよ!」

狙撃少女「緊張しますね……」

炎魔「ふっふっふ……ついに私が実力を見せる時が来たようですね!」

男「期待してるぞ」
398: ◆cUhskXlNTw [] 2024/05/03(金) 04:28:31.94 ID:GCx76k+1o(1) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
399: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/03(金) 19:10:03.51 ID:GCx76k+10(1/2) AAS
手早くチェックアウトし、市長に招かれて図書館の地下階段を降りていく
地下水道に入るよりもさらに下に下っていくのだ

市長「この先です」

そこには、傷んだ鉄製の門があった
押し開けるだけで力を使いそうだ

中華「物々しいね、やっぱり」

市長「えぇ、かつてはひどいものでしたから」
400: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/03(金) 20:59:03.42 ID:GCx76k+10(2/2) AAS
氷魔「……行きましょうか……」

やる気「おっす!」

やる気が扉を開くと、擦れた不快な音が鳴り響く
中に入れば、そこはレンガで作られた要塞の一角のような場所だった

ぶりっ子「いますねぇ」

そして、その中心に魔神はいた

>>下1……魔神の姿
401
(1): [sage] 2024/05/03(金) 21:04:25.25 ID:4j2qXZRDO携(1) AAS
オドオドビクビクしながら隅っこに隠れている白い長髪で白い服を来ている少女
402: [sage] 2024/05/03(金) 21:16:29.18 ID:Cj1PeEwM0(1) AAS
>>401 グジョップ!
403: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/04(土) 02:30:27.54 ID:uUObbBs90(1/5) AAS
魔神「……ひっ」

魔神らしきものは、一行が訪れるや否や、部屋の隅っこに隠れてしまった
敵意は一切感じず、不意打ちを狙っているというわけでもなさそうだ

怪盗「……あれ、本当に魔神ですか?」

狙撃少女「あれで、とんでもない力を持っている可能性もあるので油断はできませんが」

男「目的は仲間にすることだ、相手にそのつもりがなさそうなら、こちらから歩み寄ろう」
404: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/04(土) 02:34:04.31 ID:uUObbBs90(2/5) AAS
瓦礫のようなものをどかし、物陰から少女を出す

少女「……………………」

やはり、襲ってくることはなかった
それどころか体が震えており、表情も明らかに怯えていることを表していた

中華「というか、どう見ても女の子だよね」

白髪で長髪の少女は、今すぐにでもその場から逃げ出したそうな表情をしている
だが、その人数差と部屋の死角のなさから、なにもできずにいるようだ
405: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/04(土) 02:35:28.00 ID:uUObbBs90(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
406: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/04(土) 19:43:34.03 ID:uUObbBs90(4/5) AAS
氷魔「……ぞろそろと取り囲むのもよくなさそうですね……」

やる気「そっすね、誰か代表して話したほうがいいんじゃないすか?」

炎魔「はい!私!私いきます!」

ぶりっ子「元気ですねぇ、いいんじゃないですか?」

少し話し合いをして、やはり炎魔が行くことになった
407: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/04(土) 19:45:52.62 ID:uUObbBs90(5/5) AAS
炎魔「はーい、お話いいですか?」

少女「……………………お話……?」

炎魔「そうです!まずはお話をして、それから仲良くなるのが人間のやり方です!」

少女「……そう……なの……」

うつむきがちだが、話すことはできるようだ

炎魔「じゃあ、そうですね。……なんであなたはここにいるんですか?」

少女「>>下1」
408: [sage] 2024/05/04(土) 19:54:35.43 ID:osWD3zCW0(1) AAS
も、もともと『シズオカ』にいて、魔神さんの力を引き継いでしまって…
409: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/05(日) 04:41:47.78 ID:OdJLHjC50(1/3) AAS
少女「も、もともと『シズオカ』にいて、魔神さんの力を引き継いでしまって…」

炎魔「なんですかそれ?」

少女「あぁ……土地の名前です……」

炎魔「それで、魔神の力を引き継いでしまったために封印されていたんですね」

少女「そ、そうなります……」

炎魔「……しかし、随分若いですね!何年も経過したようには見えませんよ」
410: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/05(日) 05:11:14.51 ID:OdJLHjC50(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
411: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/05(日) 19:38:10.91 ID:OdJLHjC50(3/3) AAS
少女「そうなんですか……?」

炎魔「ええ、お世辞ではなく、本当に少女の姿をしているので!」

少女「でしたら……それも魔神の力なのかもしれませんね……」

少なくとも、年単位で時間は経過しているようだ

炎魔「ところで、これまでに色んな人がやってきたかと思いますが……大丈夫でしたか?それほど気弱だと、不安ですね」

少女「>>下1」
412: [sage] 2024/05/05(日) 19:45:58.57 ID:RZt09s+DO携(1) AAS
今はどちらもいないですけど、大きいモフモフさんやもちもちさんが一緒だったのでなんとか……
413: [sage] 2024/05/05(日) 19:49:03.31 ID:vT4utCtR0(1) AAS
…ぜ、前回お会いした方達は問答せずいきなり襲ってきたり、下卑た顔で、が、体を、そ、それでとても、とても恐ろしくて(グズグズポロポロ)
414: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/06(月) 03:31:49.69 ID:wNIHbh6C0(1/5) AAS
少女「今はどちらもいないですけど、大きいモフモフさんやもちもちさんが一緒だったのでなんとか……」

炎魔「えっ、あいつらそういう存在だったんですか!?」

少女「少し前に、小さな姿に分裂して……ここから出ていったんです」

炎魔「……どうしてでしょうね?」

少女「……ここで暮らすのには飽きたのでしょう。なにもないですし……私は封印をかけられているので出られませんが……」
415: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/06(月) 03:34:53.07 ID:wNIHbh6C0(2/5) AAS
そこまで言われると、
思い出したように表情を変えて炎魔は語りかけた

炎魔「そう、それです!外に出るつもりはありませんか!?」

少女「……うぅん……出てみたい気持ちもありますが……怖いですね……外……」

炎魔「確かに、あなたは外では魔神として恐れられていますが……その姿を知る者はいません。少なくとも、討伐されるようなことはないはずです!」

少女「そうですか……?」

炎魔「まぁ、かわいいですから……変なのに絡まれたりするかもしれません。だけど、私たちがいれば絶対安心です!守ってみせますよ!」
416: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/06(月) 03:36:32.63 ID:wNIHbh6C0(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
417: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/05/06(月) 19:54:57.41 ID:wNIHbh6C0(4/5) AAS
少女「……強いんですか……?」

炎魔「そりゃ強いですよ!フェニックスの力がありますからね!」

少女「ふふ……面白い人ですね」

どう見ても信じていないが、
個人的な信用の方は勝ち取れたと見える
やや不服ながらも炎魔はそれを受け入れた

炎魔「……ま、それでいいでしょう!では、私たちと行きますよ!」
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