アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】 (969レス)
上下前次1-新
935: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/09(日) 13:44:29.45 ID:JrDgam9Q0(2/6) AAS
後輩「『ワン打法拳』『ストロングゼロ』『魔剣メタボリック』か……」
メガネ「『絶対〇すマン』『すりかえ』『つつく』か……」
シュキィン
妹「! メガネさんの『絶対〇すマン』が光り輝いてる!」
男「あぁ……あのカードは引いた瞬間に効果を発動するカード。勝負が始まるのは『絶対〇すマン』の処理を終えてからだ」
メガネ(『絶対〇すマン』……指定した相手の手札一枚に対し強烈なメタを張れる強力なカード……相手のどのカードを指定するかが、この勝負を大きく左右する!)
メガネ(初っ端だけど、この判断は絶対に間違えちゃいけない。慎重に、観測できる情報を全て確定させてから判断させなくては……)
後輩(つまりメガネくんが……)
メガネ(つまり後輩くんが……)
((『ワン打法拳』の効果を発動できるか……!?))
後輩(僕の手元にはたまたま『↓1』があるけど……メガネくんは何か持ってるのか?)
メガネ(僕の手元にはたまたま『↓2』があるけど……後輩くんは何か持ってるのか?)
後輩が持ってる物『↓1』
メガネが持ってる物『↓2』
(好きな物を書きこんでください)
936(1): [sage] 2023/07/09(日) 15:15:42.74 ID:dYhu12jo0(1) AAS
ツー
937: [sage] 2023/07/09(日) 16:17:16.88 ID:GxwKerYxo(1) AAS
雲呑麺
938: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/09(日) 18:02:24.69 ID:JrDgam9Q0(3/6) AAS
>>936
「ツー」は物じゃないので再安価とさせていただきます。ご了承ください。
後輩が持ってる物『↓1』
(好きな物を書きこんでください)
(物理的に存在する物を書きこんでください)
939: [sage] 2023/07/09(日) 19:05:42.37 ID:2eJvxn9HO携(1) AAS
ワンちゃんのキーホルダー
940: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/09(日) 21:06:04.61 ID:JrDgam9Q0(4/6) AAS
男「後輩とメガネ、それぞれ『ワン打法拳』の効果を使うことはできるのか……」
転校生「メガネ君は確定で使えるだろうね。雲呑麵《ワンタンメン》持ってるし」
妹(なんで持ってたんだろう)
メガネ(僕は『ワン打法拳』をフルパワーで使える……けどそれより重要なのは後輩くんが発動できるかどうか。僕が『ワン打法拳』を使うとしたら『すりかえ』で効果を奪ってからになるからだ)ホカホカ
メガネ(それは『すりかえ』対『ワン打法拳』というターンを作ることを前提にしているわけだが……それが実現してもコストの関係で効果が先に発動するのは『ワン打法拳』(参照:>>752))
メガネ(つまりその時、後輩君が『ワン打法拳』をフルパワーで使っていたなら僕はそのまま負けてしまうというわけだ
)
メガネ(『すりかえ』がテキストを入れ替えるだけでなく、入れ替えたテキストをそのターン中に発動する効果ならこの雲吞麵が活きる可能性も高かったんだけど……贅沢は焼売)ホカホカ
メガネ(さて、後輩君はワンに因んだ物を持っているのか? パッと見、手ぶらのように見えるけど……)
後輩(持っている! ワンちゃんのキーホルダーを持っている!)
後輩(けどもちろん、わざわざバラすような真似はしないけどね……使う時まで尻ポケットにでも入れておくか)スッ
メガネ(……どこかに隠し持っているかもしれない。最悪の場合も想定しておこう)
941: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/09(日) 21:07:12.24 ID:JrDgam9Q0(5/6) AAS
メガネ(……とまぁ、一応先に確認してみたけど……結局指定するカードは変わらないな)
メガネ「『絶対〇すマン』の効果を発動! 後輩くんの『ストロングゼロ』を指定する!」カッ
後輩「……まぁ、そうだよね」
転校生「まぁ、そうだろうね」
宇宙人「まぁ、そうだろうな」
妹「まっ、そうだよね!」
男「……本当に分かってる?」
妹「おせーて」
男「いいか? 後輩の『ストロングゼロ』はかなり強力なカードなんだよ」
男「まずコスト1でパワーが6(『メタボ』の効果で1ずつ上がってる)その上エナジー+5ってスペックが桁違いなのは妹でも分かるだろ?」
妹「うん……でもその後酩酊して、出すカードを自分の意志で選べなくなるのはきつくない?」
男「それがきつくないんだな。今回の後輩の手札なら……『ストロングゼロ』自身に『魔剣メタボリック』と『ワン打法拳』……高パワーカードだらけだ。この内どれかが一回でも出れば……一発目の『ストゼロ』と合わせてメガネに耐える手段はない。」
男「『絶対〇すマン』以外にメガネが後輩を倒す手段は『つつく』のみ……」
妹「『つつく』は2コストだから一回使うのに3ターンかかって……3パワーだから最低でもそれを2回……」
男「合計6ターン、『溜め』と『防御』しか出ないっていうのは現実的な確率じゃない」
妹「だったら『絶対〇すマン』を連打して、対象のカードが出るのを待つとか……」
男「それでも、勝てる確率は1/3……どう足掻いても後輩の有利は変わらないってわけだ」
男「つまり! メガネにとっての最善は……」
メガネ「君に一度も『ストロングゼロ』を使わせない……!」クイッ
後輩「……ふーん?」
942: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/09(日) 21:07:39.74 ID:JrDgam9Q0(6/6) AAS
メガネ(さぁ、『絶対〇すマン』のドロー時効果も処理して、ようやく1ターン目開始なわけだけど……初っ端から読み合い! 即ち……)
後輩(『溜め』か『防御』か……)
メガネ(『すりかえ』か『溜め』か……)
メガネ(後輩くんが『溜め』で来るなら、こっちは『すりかえ』を出して、後輩くんがエナジーを溜められないようにしたい)
後輩(『すりかえ』で来るなら、『防御』のテキストを押し付けたい)
メガネ(『防御』で来るなら『溜め』……)
後輩(『溜め』で来るならこっちも『溜め』……)
妹「つまり五分の読み合いってことだね!」
男「いや、後輩がかなり有利だな」
妹「え?」
男「何故なら『溜め』で読み負けて『すりかえ』を出されても……効果系統の関係で先に発動するのは『溜め』(参照:>>752)『すりかえ』が発動するのは後輩のエナジーが増えてからだ」
男「そしてエナジーが1つでもあれば『ストロングゼロ』を出すかどうかの読み合いに持って行ける……そこまで読み負けにならないってことだな」
男「更に『防御』で読み負けてもあんまり痛くない。相手のエナジーの使い道は『つつく』だけ……『つつく』で倒そうとしても最短で6ターン、最長で15ターンかかる。その内の1ターンを進められたぐらいじゃ屁でもない」
後輩「つまり、本質的に僕が読み負けることはない……悪いね、随分偏った手札で」
メガネ「いや、むしろ嬉しいよ。やはり君の方が有利でなくてはね……」
メガネ「あの日のリベンジをするなら……! セット!」バッ
後輩「ふっ……強がりを!」
後輩(ここは……このカードで行く!)
後輩「セット!」バッ
1.ストゼロ準備! 『溜め』だ!
2.押し付けて勝ち確定! 『防御』だ!
下1
(1、2のどちらかを選んでください)
943: [sage] 2023/07/09(日) 22:37:29.06 ID:ALIDvFs/O携(1) AAS
1
944: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:29:41.75 ID:a0sjdqFB0(1/14) AAS
ターン[1]
後輩『溜め』
メガネ『溜め』
後輩のエナジーが[1]増える!
メガネのエナジーが[1]増える!
後輩
HP:[5]
エナジー:[1]
状態異常:なし
メガネ
HP:[5]
エナジー:[1]
状態異常:なし
945: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:30:10.14 ID:a0sjdqFB0(2/14) AAS
妹「両者、『溜め』ってことは……」
男「『溜め』に『すりかえ』を使えなかった……メガネの読み負けだ!」
宇宙人「『防御』に『すりかえ』を出してしまった場合、メガネは後輩の『溜め』を止める手段を失う。それでもし後輩がフルパワーで『ワン打法拳』を使えたらそのまま負けだからな……ここは慎重に来たか」
後輩「慎重に来たねメガネくん……僕がワンに因んだ物を持っているんじゃないかと警戒してるのか……」
後輩「それとも、『防御』連打に苦い思い出でもあるのかな?」
メガネ「くっ……!」
後輩(次の2ターン目……『ストゼロ』が使えるようになった僕は読み合いで更に有利だ。相手は『すりかえ』も『溜め』おいそれとは出せなくなったぞ)
メガネ(だが……相手だって『ストゼロ』をおいそれとは出せないはず……こっちには地雷の『絶対〇すマン』があるんだから!)
メガネ(出せないはず……出せないはず、だけど……!)
後輩「セット!」スッ
メガネ「……セット!」バッ
946: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:30:49.50 ID:a0sjdqFB0(3/14) AAS
ターン[2]
後輩『溜め』
メガネ『絶対〇すマン』
後輩のエナジーが[1]増える!
後輩
HP:[5]
エナジー:[2]
状態異常:なし
メガネ
HP:[5]
エナジー:[1]
状態異常:なし
947: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:31:17.37 ID:a0sjdqFB0(4/14) AAS
メガネ「……!」
色眼鏡「相手の『溜め』に対し無意味な『絶対〇すマン』を出してしまった……いや、出させられてしまった。というところでしょうか」
虫眼鏡「くっ……強カードをチラつかされて、守りに入った所を突かれる……手札の差を、これでもか心理戦に活かされていますね……!」
色眼鏡「これで後輩が『ワン打法拳』を使えるようになるまであとエナジー2つ……」
虫眼鏡「いや……『溜め』に『すりかえ』が成功したとしてもそのターンはエナジーを増やされてしまうことを考えると……猶予はあと1ターン!」
メガネ(このターン……後輩くんが『ストゼロ』で来るか『溜め』で来るか……読めなきゃ負ける!)
メガネ(……可能性が高い! 結局、後輩くんがワンに因んだ物を持ってるのかどうか分かんないから断言できない……)
後輩「あ〜暇だしポッケに手ぇ入れよっと」ゴソゴソ
メガネ(あれが何か確かめているのか、ブラフなのか……判別できない!)
後輩(ふっ……自分だけマヌケにもホカホカ雲吞麵を持ってるのをバラしておきながら……相手の持ち物が読めないのは心理的負担だろう)
後輩(既に僕は2連続で読み勝っている! 更に追い詰められた相手に……負ける気はしない!)
後輩「セット!」バッ
メガネ(自分でも分かる。今僕は、既に心理的に敗北している。このままじゃ、勝てない……!)
メガネ「やはり……あれを使うしかないようだね」スッ
後輩「あれ?」
メガネ「初戦で使いたくはなかったが……負けたら元も子もない、出し惜しみはなしだ!」
後輩(まさか……あれをやるのか? データキャラが人生で一回しか使えないあれを……!)
メガネ「今から僕は……データを捨てる」
948: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:31:44.91 ID:a0sjdqFB0(5/14) AAS
ターン[3]
後輩『溜め』
メガネ『すりかえ』
後輩のエナジーが[1]増える!
メガネの『すりかえ』! 後輩の『溜め』と文章が入れ替わる!
後輩
HP:[5]
エナジー:[3]
状態異常:『溜め(すりかえ)』
メガネ
HP:[5]
エナジー:[1]
状態異常:『すりかえ(溜め)』
949: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:32:10.49 ID:a0sjdqFB0(6/14) AAS
メガネ「……よしっ!」
後輩「……マジかい」
妹「メガネさんがデータと引き換えに読み勝った……!」
宇宙人「『溜め』を奪われた形になるな」
転校生「ああ……そして引き換えに『すりかえ』を手に入れた……ここからが第2ラウンドだ」
妹「え……どういうこと?」
転校生「もし後輩君の『溜め(すりかえ)』がメガネ君の『絶対〇すマン』に当たったらどうなると思う?」
妹「えっと……分かった! 『溜め(絶対〇すマン)』とターゲットカードの『ストロングゼロ』が同じ手札になるから、対消滅して消える!」
転校生「ブッブー、そうはならないんだ。何故なら『すりかえ』で入れ替わる文章は”一つ”だけだからね」
妹「あっ……」
転校生「『溜め』は効果が一つの文章で完結しているから効果テキストを丸々入れ替える形になったけど……『絶対〇すマン』のような効果テキストが長いカードなら話は別。「そのカードにこのカードを出すと勝負に勝つ」という文章だけ『すりかえ』てやれば……」
妹「『絶対〇すマン』はメタカードじゃなくなる……!」
転校生「そうなればあとは『ストゼロ』飲んでやりたい放題。『ストゼロ』に対する絶対的なメタカード、に対する絶対的なメタカードを後輩君は手に入れたってことさ」
色眼鏡「だが逆に『溜め(すりかえ)』に『防御』を押し付けてやれば……そのメタカードを更に無効にすることができる。そうなればついに五分!」
後輩(そこに対して『ストロングゼロ』を当てれば、僕が有利な運ゲー)
メガネの(そこに『絶対〇すマン』で勝ち)
後輩(そこに『溜め(すりかえ)』でほぼ勝ち)
メガネ(そこに『防御』で五分)
宇宙人「この読み合い……大体五分!」
950: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:33:07.05 ID:a0sjdqFB0(7/14) AAS
後輩(今のメガネくん相手に五分じゃあ、ちょ〜っと心もとないな……)
後輩(ってなわけで、かますか……盤外戦術!)
後輩「おっ?」ツルンッパキッ
メガネ(後輩くんがいきなりバランスを崩してその場に尻餅をついた)
メガネ「わっ、大丈夫か?」
後輩「いって……! ポケットの中のキーホルダーが身体に刺さって……!」スッ
メガネ「!」
メガネ(犬……いや、ワンちゃんのキーホルダー!)
後輩「……あっ!」ササッ
メガネ(一瞬しか見えなかったけど……あれはワンちゃんのキーホルダー! やはりワンに因んだ物を持っていたのか……)
メガネ(……まぁ『溜め』を奪った今はもうあんまり関係ないな。それよりもこのターンの読み合いに集中しないと……!)
後輩「セット」スッ
メガネ(! もう決めたのか……ここは相手にとっても重要な場面のはずだけど……)
後輩「ふんふ〜ん」
メガネ(なんだあの緊張感のなさは……読めない!)
メガネ「……セット!」バッ
951: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:33:36.74 ID:a0sjdqFB0(8/14) AAS
ターン[4]
後輩『防御』
メガネ『防御』
後輩
HP:[5]
エナジー:[3]
状態異常:『溜め(すりかえ)』
メガネ
HP:[5]
エナジー:[1]
状態異常:『すりかえ(溜め)』
952: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:34:10.63 ID:a0sjdqFB0(9/14) AAS
男「『防御』」
虫眼鏡「対」
メガネ「『防御』……!?」
妹「……あれ? このターン後輩先輩の選択肢は『ストゼロ』か『溜め(すりかえ)』って話じゃなかった?」
宇宙人「……そのはずだな」
妹「えっと、これどっちが読み勝ったの?」
転校生「どっちも何もアドバンテージを得ていない……というか試合そのものにまったく進展がない1ターンだね」
妹「ってことはこの『防御』連打したら……引き分けになる?」
宇宙人「いや、確かに後輩の『防御』はメガネの『防御』と『絶対〇すマン』両方にあいこをとれるが……『溜め』『つつく』を出されれば『防御』連打は容易く崩れるぞ。引き分けはありえん」
妹「え……じゃあ『防御』なんてあいこか負けしかないじゃん! なんでそんな弱い選択肢を増やすようなマネ……」
転校生「それは……弱い選択肢を増やしたかったんだろうね」
メガネ(やられた……!)
メガネ(さっきまでの理論で言えば……僕にとって『溜め』なんて『ストゼロ』にも『溜め(すりかえ)』にも負ける最弱のカード、出すはずのないカードだった)
メガネ(それでも後輩くんが『防御』を連打してくるというなら、こっちも勝利するために出さざるを得ない……最弱の『溜め』を)
メガネ(なんてことだ……弱い選択肢が増えたのは……僕!)
転校生「この『防御』で『溜め』を誘うという策……これだけだったなら、まだ効果は薄かった。さっきまでのメガネ君の視点なら、『ストゼロ』に読み負けた場合と『溜め(すりかえ)』に読み負けた場合に偏りがあったからね。敗北するか、不利になるか……」
転校生「偏りがあるということは、その裏をかきにいけるということ。メガネ君ほどのプレイヤーなら新たな読み合いのヒントになったかもしれない」
転校生「だが今はそれもありえない。何故ならどっちで読み負けても必敗だと知ってしまったから……!」
男「メガネは後輩がワンちゃんのキーホルダーを持っていることを知った……一度でも『溜め』を奪い返されれば、フルパワーの『ワン打法拳』を撃たれることを理解してしまった」
男「つまりさっきのすってんころりんは……わざと! サラっとよくやる……」
転校生(知りたがっている時には隠して不安を煽り、知らなくていい時に見せつけて萎縮させる……情報戦、心理戦の鬼)
転校生(この余念のなさ……さすがは無添高校のエースだよ、後輩君)
953: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:34:41.12 ID:a0sjdqFB0(10/14) AAS
メガネ「くっ……」
メガネ(どのカードを選べばいいか分からない……『防御』連打を突破するには何回も『溜め』をしなくちゃいけない……がそれはあまりにも危険……ここは安全に……いやそもそも安全択なんて……)モヤモヤ
後輩「おぉ〜悩んでるねぇ。折角知りたかったポッケの中身が知れたのに……」チャリチャリ
メガネ(この……いけしゃあしゃあと……ん?)
メガネ(あのキーホルダーよく見たら……そういえば、さっき転んだ時の音も……)
妹「……! ちょっあれ、後輩先輩のキーホルダー、チェーンが……わぷっ」グイッ
男「声が大きい! 控えからの明らかな助言は失格だぞ!」
男(あの時に傷がついたのか……! まずいぞ)
男(後輩があれに気付かなきゃ……負ける!)
メガネ(後輩くんがあれに気付かなければ……勝てる!)
メガネ「……セット!」スッ
後輩「セット」スッ
954: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:35:08.09 ID:a0sjdqFB0(11/14) AAS
ターン[5]
後輩『防御』
メガネ『溜め』
メガネのエナジーが[1]増える!
後輩
HP:[5]
エナジー:[3]
状態異常:『溜め(すりかえ)』
メガネ
HP:[5]
エナジー:[1]
状態異常:『すりかえ(溜め)』
虫眼鏡「早速『溜め』か……!」
色眼鏡「読み勝ったからいいものの、あんなハイペースで大丈夫か、メガネ……」
後輩(……かかったか!?)
後輩「セット!」バッ
メガネ「セット!」バッ
955: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:35:50.39 ID:a0sjdqFB0(12/14) AAS
ターン[6]
後輩『溜め(すりかえ)』
メガネ『溜め』
メガネのエナジーが[1]増える!
後輩の『溜め(すりかえ)』! 後輩の『溜め』と文章が入れ替わる!
後輩
HP:[5]
エナジー:[3]
状態異常:なし
メガネ
HP:[5]
エナジー:[3]
状態異常:『すりかえ(溜め)』『溜め(すりかえ)』
虫眼鏡「『溜め(すりかえ)』対『溜め』!」
色眼鏡「言わんこっちゃない!」
後輩(僕の手に『溜め』が戻ってきた……これで僕の勝ちだ!)
後輩「セット!」バッ
メガネ「セット!」バッ
956: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:36:19.80 ID:a0sjdqFB0(13/14) AAS
ターン[7]
後輩『溜め』
メガネ『防御』
後輩のエナジーが[1]増える!
後輩
HP:[5]
エナジー:[4]
状態異常:なし
メガネ
HP:[5]
エナジー:[3]
状態異常:『すりかえ(溜め)』『溜め(すりかえ)』
957: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/10(月) 23:36:45.88 ID:a0sjdqFB0(14/14) AAS
後輩(さぁ……これでエナジーが4)
メガネ(『ワン打法拳』が……来る。だけどここまでは計算通り)
後輩「だけどここまでは計算通り……か?」
メガネ「……!」
後輩「データを捨てるとか言っておきながら中途半端な奴だよなぁお前も」
後輩「けど、よかったよ。お前が本当に計算をやめて普通に読み合いを仕掛けてきていたら……どこかで普通に負けていたかもしれない」
後輩「だけどお前は計算をやめなかった……だからお前は理屈を頼った! 僕が敷いた理屈を……な」
メガネ「それはどうかな……」
メガネ「敷いた理屈に間違いがあれば……脱落するのは先を歩く君の方だ……違うかい?」
後輩「ふっ……」
メガネ「ふふふ……」
妹「え、何、どゆこと」
転校生「どうやら……お互いがお互いを操っていたつもりみたいだね」
転校生(だが……どちらかは”操っていたつもりだっただけ”……それがどっちなのか……今に分かる)
メガネ「僕はデータを取り戻す! セット!」バッ
後輩「さぁ、答え合わせだ!」
後輩(ワンちゃんのキーホルダーを持ちながら下1のスピードで腕を振って、『ワン打法拳』を……)
後輩「セット!」
1.全力
2.中くらい
下1
(1、2のどちらかを選んでください)
958: [sage] 2023/07/11(火) 00:00:54.10 ID:u4kAuHje0(1) AAS
メガネくんリベンジの1
959: ◆R39XEzWXr6 [saga] 2023/07/11(火) 23:51:40.38 ID:CIJL0Kha0(1/6) AAS
後輩「緩く振ったんじゃ審判に「スイング」と認めてもらえないだろうからな……ここは思いッッッきり!」
後輩「うおらぁッ!」バオッ
ブチィッ
後輩「……ブチ?」
後輩(振るう前より軽くなったキーホルダーを見れば……そこにワンちゃんは居なかった)チャリ
メガネ「やはり……これで」ヒュンッパシィッ
メガネ「計算通り……!」スッ
後輩(ワンちゃんは……奴の手元まですっ飛んでいた!)
ターン[8]
後輩『ワン打法拳』
メガネ『溜め(すりかえ)』
転校生「ワンちゃんが吹き飛んだ状態でセットが完了した……ね」
妹「後輩先輩やっぱり気付いてなかったんだ……ワンちゃんのキーホルダーが、全力スイングに耐えられないくらい傷付いてたこと!」
男「……!」
メガネ「セットの瞬間、既にワンちゃんは君の手から離れていた……つまり! 『ワン打法拳』の効果は発動していない!」
メガネ「そして僕は『溜め(すりかえ)』でその効果を奪い……0コストで連打する! 雲吞麵を振って、パワー8で!」
メガネ「君に耐える術はない! 僕の勝ちだーっ!」
後輩「く、くそーっ!」
後輩「……な〜んちゃって、やはりお前はそう”勘違い”したな……僕の計算通りに!」
メガネ「何……!?」
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