[過去ログ] 沙織「付き合いさねーですけんど…」 (161レス)
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33: [] 2016/03/06(日) 12:29:55.67 ID:vbih/bBj0(1/43) AAS
再開します
34: [] 2016/03/06(日) 12:30:41.06 ID:vbih/bBj0(2/43) AAS
チェイス「味噌も場所によっては白味噌や赤味噌がある、それと同じか。」
Q「それぞれにそれぞれの良さがある、ってね。」
チェイス「個性、か?」
Q「そうとも言うかな、みんな違ってみんないいじゃないけど…みんな違うからこそ一緒に居る意味がある。」
チェイス「……」
Q「はっはっは、これも受け売りなんだけどさ!」
35: [] 2016/03/06(日) 12:32:11.67 ID:vbih/bBj0(3/43) AAS
チェイス「…近所のばあちゃんが似たような事を言っていた。」
Q「お前の居た村の?」
チェイス「ああ、味噌を作ることに関して優れた腕を持っているばあちゃんだ。」
Q「へぇ…」
チェイス「ちなみに俺の味噌漬けの師匠でもある。……変わったな、お前は。」
Q「…?急にどうした?」
36: [] 2016/03/06(日) 12:33:31.94 ID:vbih/bBj0(4/43) AAS
チェイス「いや、変わった。かつて村を数回訪ねて来た時のお前と、今のお前は確実に違う。」
Q「あー、確かにあの頃の俺と比べたら今の俺は変わったように見えるかもね。ある意味半分は正解か、半分はハズレだけど。」
チェイス「どう言う意味だ?」
Q「俺は変わったんじゃねーの。らしくねー自分から、自分らしい自分に戻っただけ。」
チェイス「今のお前が本当のお前、と言う意味か?」
Q「そ、バイクと自由をこよなく愛するお調子者が俺。あの頃はそれをちょっと忘れちゃっててさ。」
37: [] 2016/03/06(日) 12:34:12.96 ID:vbih/bBj0(5/43) AAS
Q「で、勝手にコースアウトしそうになってたところでにーさんの説教食らって目が覚めたってワケ。」
チェイス「………」
Q「…きりたんぽだけでも美味いけど、きりたんぽ鍋にしたらもっと美味いだろ?」
チェイス「ふむ…それは分かりやすい例えだ。」
Q「はははっ、だろ?」
チェイス「ああ。」
Q「>>39」
40: [] 2016/03/06(日) 13:05:51.19 ID:vbih/bBj0(6/43) AAS
Q「で、そろそろ本題行ってもいいんじゃない? 賢狼さんがなんか言ってたとか?それともアマビコの予言?」
チェイス「何故そう思う?」
Q「勘、かな?」
チェイス「勘……生物が持つ理屈では説明できない直感的判断能力…」
Q「俺の勘、当たってる?」
チェイス「………」
41: [] 2016/03/06(日) 13:13:08.05 ID:vbih/bBj0(7/43) AAS
Q「気が変わって話したくなくなったって言うなら別にそれでもいいけど、話したいなら話すことをオススメするよ。」
チェイス「…何故だ?」
Q「1人で抱え込むと視野が狭くなる。先輩プロデューサーからのアドバイスだ。」
チェイス「……」
Q「………」
チェイス「少し長い話になるぞ?」
Q「重要な話?」
チェイス「分からん。」
42: [] 2016/03/06(日) 13:20:58.46 ID:vbih/bBj0(8/43) AAS
Q「なるほど、だからこそ俺の意見を聞こうってか?」
チェイス「ああ。」
Q「話す相手は俺でいいの?」
チェイス「分からん。」
Q「分からんって…」
チェイス「相談をする相手を考えたとき最初に思い浮かんだのがお前だった。…聞いてくれるか?」
Q「いいけど条件が一つ。」
43: [] 2016/03/06(日) 13:28:37.57 ID:vbih/bBj0(9/43) AAS
チェイス「何だ?」
Q「たんぽ追加で焼いてくれる?」
チェイス「原田美世の夕食が入らなくならないようにするのではなかったのか?」
Q「いーから、いーから。焼いてくれるの、焼いてくれないの?」
チェイス「………」ったんぽ
Q「オーケー、交渉成立だ。」
44: [] 2016/03/06(日) 13:35:53.49 ID:vbih/bBj0(10/43) AAS
チェイス「お前の「勘」の通り、これから俺がするのは俺1人では解決することができない話だ。だが、賢狼ともアマビコとも関係はない。」
Q「となると?」
チェイス「沙織に関する事だ。」
Q「ふぅん…」
チェイス「お前の力を貸してくれ、Q。」
Q「「ダチ」の頼みなら。」
45: [] 2016/03/06(日) 13:54:16.26 ID:vbih/bBj0(11/43) AAS
トライドロン 車内
沙織「はぁ……助かりました…この恩は一生忘れねっす…」
美世「あははっ、そんな大げさだよ!」
沙織「いえ、美世さんに見つけてもらえなかったらわだすはどうなっていたか……東京は広くて目が回っちまいます…」
美世「まあ、最初は驚くよね。車も人もいっぱいいるし、背の高いビルが立ち並んでて。それから珍しい外車も走ったりしてるしさ。」
沙織「東京でアイドルさやるならこれに慣れなきゃなんねーんですよね…?」
美世「大丈夫、心配しなくてもすぐに慣れるよ。」
沙織「>>47」
48: [] 2016/03/06(日) 14:12:44.63 ID:vbih/bBj0(12/43) AAS
沙織「例のサメ映画の公開イベントも終わったばっかりだってのに、ご迷惑ばおかけして……」
美世「気にしないでいいよ、どうせドライブ…じゃなかった…買い物の帰りだったから!そうだ、何か飲む?」
沙織「いえいえ!そんな…飲みものまでもらうだなんて…!」
美世「お茶でいい?」
沙織「あ、あの……!」
美世「いいからいいから!」
49: [] 2016/03/06(日) 14:23:19.64 ID:vbih/bBj0(13/43) AAS
沙織「………な、なら…お言葉に甘えさせてもらっちまってもいいでしょうか…?」
美世「うん、遠慮しないで!お茶はクーラーボックスの中ね。」
沙織「えっと…わだすの横にあるこの箱ですか?」
美世「そうそう、それそれ。開けて一本取ったらまたしっかり閉めといて。じゃないとカーブを切った時にお茶が全部クーラーボックスから飛び出ちゃうから。」
沙織「は、はい……失礼します…」
カチ カチ ガチャ
50: [] 2016/03/06(日) 14:32:58.21 ID:vbih/bBj0(14/43) AAS
沙織「…!(ど、どれが……?)」
美世「あっ、ごめん!言い忘れてた、沙織ちゃんから見て手前に入ってる赤い水筒がお茶の水筒だから!」
沙織「あ、ああ…」ゴソッ キョロキョロ…
美世「ドリンクホルダーに差して。」
沙織「ど、ど、ドリンクホルダー…?」
美世「目の前にある黒くて穴が空いてるの。」
51: [] 2016/03/06(日) 14:46:15.77 ID:vbih/bBj0(15/43) AAS
沙織「えっと…あっ、これが…?」
ソー…ボス!
沙織「あ、合ってた…!はぁ………あっ!」カチ カチ ガチャ!
沙織「ふぅ……すみません…何もかんも慣れねーもんばっかでバタバタしちまって…」
美世「最初から慣れてる人なんかいないよ。ふたがコップになるから注いで飲んでね。」
沙織「ありがとうございます…」
クルクルクルクル…カパッ
沙織(あっ、ええ香りばする…)
スポ トクトクトクトク ボス
52: [] 2016/03/06(日) 14:58:41.82 ID:vbih/bBj0(16/43) AAS
沙織「ペットボトルじゃねーんだな…」ボソッ
美世「意外だった?」
沙織「あっ…!え、えっと…ペットボトルがえかったとか言う意味じゃなぐて…その…都会の人ってペットボトルを……な、何でもねっす!」
美世「あははっ、できるだけ地球には優しくするようにしてるんだ!地球に優しくしないと『究極の鮫』に襲われちゃうもん♪」
沙織「『究極の鮫』は人間の環境破壊の産物…なんでしたっけ…?」
美世「奏ちゃん曰く、米軍の極秘実験ぐらい定番らしいよ。」
沙織「は、はあ…」
美世「>>54」
55: [] 2016/03/06(日) 15:15:18.74 ID:vbih/bBj0(17/43) AAS
美世「他にも色々やってるんだ。おにぎりを直接買ったり、詰め替え容器を利用したりね。」
沙織「そ、それはわだすもやってます。」オズオズ
美世「沙織ちゃんも?」
沙織「わだすも自然にはできるだけ優しぐするようにしてるんです、ばあちゃんにそう教わったもんすから。」
美世「他にはどんなことをしてるの?」
沙織「野菜は包装さされてねーのを買ったり、とかですかね。あはは、単純に包装されてる野菜ってのが慣れねーってのもあるんですけど…」
56: [] 2016/03/06(日) 15:24:39.45 ID:vbih/bBj0(18/43) AAS
美世「他には、他には?」
沙織「使ってねー部屋の電気は消すとか、破けた服は繕って使うとか…あー、あとそれから洗い物の時は水を一回一回きちんと止める、とか。」
美世「それから?」
沙織「行き先が遠い場所でねーときは歩いて…」
美世「うっ、耳が痛い……」
沙織「あっ…す、すいません…!えっと…」
57: [] 2016/03/06(日) 15:37:17.85 ID:vbih/bBj0(19/43) AAS
美世「なーんて、実はこのトライドロンはZEVなんだ!」
沙織「ぜ、ぜぶ…?」
美世「zero-emission vehicleの頭字語でZEV、無公害輸送機器のこと!あたしさ、車が大好きだからちょっと近所に行くのにもつい車を使っちゃうんだよね!でもさ、それって地球に優しくないでしょ?」
沙織「まあ……」
美世「考えたんだ、どうしたらいいかって!そこで思い付いちゃったんだ、ZEVなら好きなだけ乗り回せるじゃん、って!だから…作っちゃった♪」
沙織「へぇ…作っ…作っちゃった?!」
58: [] 2016/03/06(日) 15:43:44.08 ID:vbih/bBj0(20/43) AAS
美世「趣味なんだ、車いじり!」
沙織「いじくるって範疇さこえてると思うのは…わ、わだすが田舎者だからなんでしょうか…?」
美世「んー、東京だとわりと普通かな。」
沙織「東京…なんて恐ろしいところだべ…!」
美世「って事はない♪」
沙織「へっ?」
美世「冗談♪」
59: [] 2016/03/06(日) 15:53:24.24 ID:vbih/bBj0(21/43) AAS
沙織「じょ、冗談だったべか……」
美世「ごめんね?」
沙織「はぁ…信じちまうところでした…」
美世「このトライドロンが自作ってのはホントだけど♪」
沙織「えっ…?」
美世「ふふっ、すごいでしょ?」
沙織「……」ポカーン
美世「>>61」
62: [] 2016/03/06(日) 16:03:58.42 ID:vbih/bBj0(22/43) AAS
安価把握
・中型四輪
・中型大型二輪
・トライドロン
一時中断します
63: [] 2016/03/06(日) 20:55:33.86 ID:vbih/bBj0(23/43) AAS
再開します
64: [] 2016/03/06(日) 20:56:07.61 ID:vbih/bBj0(24/43) AAS
美世「好きこそ物のって言うでしょ?」
沙織「は、はぁ…」
美世「あたしは車のことになるとエンジンがかかって脳細胞がトップギアになるの、一番苦労したとこは…変形機能かなぁ…」
沙織「変…形…?」
美世「機会があったらそのうち見せてあげるよ。あっ、信号赤だ。」グッ
ウゥゥゥゥン…キィィィ…ピタ
美世「さ、今度は沙織ちゃんの番だよ。」
沙織「へっ?…な、何がですか?」
65: [] 2016/03/06(日) 20:56:53.68 ID:vbih/bBj0(25/43) AAS
美世「好きなものについて語るのが。沙織ちゃんの好きなものが知りたいんだ。」
沙織「わだすの好きなものなんか聞いて…どうするんですか?」
美世「ただ知りたいってだけじゃダメ?」
沙織「だ、ダメじゃないですけんど……そんな人様に自慢できるようなことは…」
美世「まあまあ、いいから聞かせてよ。タクシー代だと思って、さ♪」
沙織「………」
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