[過去ログ] 穂乃果「キュゥゥゥゥ///」【ラブライブ!ss】 (31レス)
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1: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:53:32.83 ID:Crn5cOmT0(1/21) AAS
穂乃果「はわわ....」ドキドキ

雪穂「....」

穂乃果「わ〜....///」ジタバタ

雪穂「....」

穂乃果「キュゥゥゥゥ///」ボッ

雪穂「....ね、ねぇお姉ちゃん」

穂乃果「....ふぇ?」

雪穂「自分の部屋で読んだら?」

穂乃果「どうして?....まさか汗臭い!?」

雪穂「いや、そうじゃなくて....ジタバタしたり、顔を赤らめたりしてるから」

穂乃果「だって....」

雪穂「一応聞くけど、えっちな漫画を読んでるんじゃないよね?」

穂乃果「ななっ、なっ、何言ってるの!?えっちなのって....穂乃果女の子だし....///」

雪穂「え、本当に読んでるの?」

穂乃果「違うよ!いきなりえっちな漫画とかいうから恥ずかしくなっちゃっただけ!」

雪穂「ならよかった。....けど、お姉ちゃんってなんでそんなにピュアなの?」

穂乃果「なんでって....えっちなのは大人になってからだから....///」カァァ

雪穂「あ、また。お姉ちゃんはえっちなものが絡む会話になるとすぐ赤くなるの」

穂乃果「だ、だから仕方ないでしょ!?苦手なものは苦手なの!」

雪穂「ふぅん....じゃあ、そもそも『えっち』って何なの?」

穂乃果「えっ....そ、それは....男の人が女の子のおっぱいを触ったり....///」ゴニョゴニョ

雪穂「ぷっ」

穂乃果「な、なに笑ってるの!?」

雪穂「いやぁ、ピュアだなぁって」クスクス

穂乃果「....穂乃果間違ってたの??...それより、穂乃果一応お姉ちゃんなんだからね!?」ピシッ

雪穂「自分のこと穂乃果って言ってるけど」

穂乃果「うっ....私!」

雪穂「まぁ、そんなところがお姉ちゃんらしくていいんだけどね。で、お姉ちゃんは少女漫画読んでたの?」

穂乃果「え?そうだけど....」

雪穂「へぇ、私は少年漫画派だけど....改めて考えるとお姉ちゃんって女の子らしいなぁ....」

穂乃果「だって女の子だもん!」

雪穂「いや、そうなんだけどさ。....お姉ちゃんはこれを読んでドキドキしてたみたいだけど、どうして?」

穂乃果「お、気になる?」

雪穂「うん。だってえっちな本を読んでるのかと思ってたもん」

穂乃果「違うって........壁ドンとか、顎クイって知らない?」

雪穂「壁を叩くの?一応名前は聞いたことだけはあるんだけど、いまいちわからないや」

穂乃果「違うよ、すっごくキュンキュンしちゃうんだから!」

雪穂「どういうのなの?」

穂乃果「じゃあ雪穂、壁の方に立って」

雪穂「あ、うん」ピョコッ

穂乃果「....」

ドンッ!

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2: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:54:13.96 ID:Crn5cOmT0(2/21) AAS
雪穂「っ!?」

穂乃果「これが壁ドンだよ(イケボ)」

雪穂「えっ....お、お姉ちゃん顔近い....///」ドキッ

穂乃果「雪穂....(イケボ)」

雪穂「うぅ....///」フルフル

穂乃果「....どう?ドキドキ、した?」

雪穂「む........したかも///」

穂乃果「ね?これを、イケメンさんにされるんだよ!?う〜」キュンキュン

雪穂「な、なんかお姉ちゃんがものっそい可愛く見えてきた....」

穂乃果「え....姉妹はそういうのダメだよ....?」

雪穂「違っ....! 恋愛感情じゃなくてさぁ」

穂乃果「んー?どういう意味?」

雪穂「その、なんていうか....まさに純粋無垢な少女って感じで、好感持てる」

穂乃果「ふむふむ....穂乃果って普通じゃないの....?」

雪穂「え?」

穂乃果「....普通にしてるつもりなのに、雪穂は純粋だとか言うし....」

雪穂「あー....えっと....お姉ちゃんは純粋すぎるっていうか....」アセアセ

穂乃果「な、なら海未ちゃんは?ちゅうとかでも破廉恥です!って言うよ?」

雪穂「海未さんは....ちょっと違うんだよ」

穂乃果「むぅ....穂乃果馬鹿にされてるの?」

雪穂「なんでそうなっちゃうのかなぁ....」アセアセ

穂乃果「はぁ....そうだよね....子供っぽいお姉ちゃんなんて嫌だよね....1人じゃ何も出来ないし、頭は悪いし―

雪穂「わわっ、ネガティブなお姉ちゃんなんて見たくないよ!私はお姉ちゃんのこと大好きだから!」

穂乃果「ほんと?」ウルウル

雪穂「うんうんっ!」

穂乃果「っ!....雪穂ぉ!」ギュゥッ!

雪穂(うっ....やっぱり子供っぽいかも....)

穂乃果「やっぱり雪穂は可愛いなぁ♪」ナデナデ

雪穂「....お、お姉ちゃん好きな人とかいないの?」

穂乃果「へ?」

雪穂「だから、好きな人っていないの?」

穂乃果「ほほほっ、穂乃果が?」

雪穂「うん」

穂乃果「そそっ、そんなのいるわけないじゃん!!///」カァァ

雪穂「へへ、照れたとこ可愛い〜」ナデナデ

穂乃果「も、もうっ!穂乃果はペットじゃないんだから!///」

雪穂「私は可愛いお姉ちゃんでよかったなぁ」ヨシヨシ

穂乃果(うぅ〜....お姉ちゃんとしての立場が....)

雪穂「髪もサラサラ〜」サワサワ

穂乃果「....う、うがぁぁぁぁ!」バッ
3: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:54:41.00 ID:Crn5cOmT0(3/21) AAS
雪穂「わっ、何!?」

穂乃果「穂乃果は雪穂の妹じゃないんだぞぉ!」

ムニムニ

雪穂「あぁぅ....ほっへはふにふにやめへ〜」

穂乃果「この〜」ムニムニ

雪穂「ぅあぅあぅ....うぅっ....うっ....」

穂乃果「ひゃあっ!や、やり過ぎちゃった!?」アセアセ

雪穂「うぅっ....ぅぐっ....」

穂乃果「あ〜ん....ごめんねぇ....」ナデナデ

雪穂「なぁんてね!嘘泣きだよ〜」ニコニコ

穂乃果「なっ....!!!」

雪穂「お姉ちゃんは私が泣いたら優しくしてくれるんだね」

穂乃果「ふ、普段から優しいもん」

雪穂「うん、優しすぎるくらいにね」

穂乃果「....何でそんなに褒めるのぉ....///」

雪穂「可愛いから?」

穂乃果「ぐぬぬぬ....ほ、穂乃果部屋に戻る!!」

雪穂「恥ずかしくなっちゃった?」ニヤニヤ

穂乃果「ちっ、違うっ///」

ガチャッ....バタン

雪穂「ほのかわいい♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果「おはよ〜」

海未「あ、穂乃果。今日は珍しく早いではありませんか」

穂乃果「うん〜....って、ことりちゃんは?」

海未「それが、なかなか来ないんですよ....」

穂乃果「そっかぁ....熱でも―

ブブッ

穂乃果「あわわ....誰だろ....」

海未「あ、私にも来てます。ことほのうみのグループですよ」

穂乃果「ことりちゃんか。どうしたんだろ」

ミナリン♪ : 連絡できなくてごめんね2人とも。ちょっとお熱が出ちゃって....今日はお休みするね(´•ω•̥`)

海未「それは心配ですね」

ほのか☆ : 大丈夫?学校終わったらおうちに行くね?

海未 : 何か甘いもの持っていきますよ

ことり : ううん、2人の気持ちは嬉しいんだけど....熱がひどくて、咳や鼻水もすごいの。うつしたら悪いから、ごめんね?

ほのか☆ : えっ!?そんなにひどいの?....お大事に!

海未 : 体調が優れないのに、わざわざ連絡していただき、ありがとうございます。お大事に。

ことり : うん、ありがとう(*´`)

穂乃果「風邪かぁ、心配だね」
4: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:56:00.40 ID:Crn5cOmT0(4/21) AAS
ことり→ミナリン♪

間違えました
5: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:56:42.55 ID:Crn5cOmT0(5/21) AAS
海未「はい、この時期は気をつけないといけませんね。....さて、学校に行きましょう」

穂乃果「うん!今日は余裕持って登校できるね!」

海未「あなたが寝坊しなかったからです」

穂乃果「たまには―

海未「たまにはではダメです」キッパリ

穂乃果「う....ごもっともです....」

海未「....」トコトコ

穂乃果「....」

海未「....」

穂乃果(ふむ....海未ちゃんは相変わらず自分から話しかけてこないなぁ....よぉし!)

穂乃果「海未ちゃん」

海未「はい?」

穂乃果「昨日の晩御飯なんだった?穂乃果はシチューだったよ〜」ニコニコ

海未「シチューですか。寒いこの時期にピッタリですね♪私は煮込みハンバーグでしたよ」

穂乃果「おぉ!海未ちゃんちのハンバーグ美味しいよね〜」

海未「はい!お母様の作る料理はとても美味しくて....いつか私も同じ味を作れるようになりたいです」ニコニコ

穂乃果(笑ってる....可愛い)

海未「たまにことりの真似をして洋菓子も作るのですが、それがまた難しくて....」

穂乃果「....」チラッ

海未「やはり私には、お菓子は食べる専門の方が向いてるみたいです」

穂乃果「....♪」ピトッ

海未「あっ........どうしたのです?いきなりくっ付いてきて」

穂乃果「何でもないよ〜」ニコニコ

海未「....ふふ....甘えられるのも悪くないですね」クスクス

『お姉ちゃん好きな人とかいないの?』

穂乃果「っ....///」シュパッ

海未「ん、くっついてきたと思ったら今度はものすごいスピードで離れましたね....」

穂乃果(なななっ、なっ、何やってるの!?....好きって....そんな....女の子の海未ちゃんなんか....///)カァァ

海未「....何してるんですか?」

穂乃果(でも....雪穂の言葉が頭から離れなくて....海未ちゃんと一緒にいるとドキドキするっていうか....ぁぁぁぁ///)モジモジ

海未「ん?....穂乃果〜どうしたのですか〜?」ペチペチ

穂乃果「わぁっ!?....どどっ、どうもしないよ!?///」

海未「何もそんなに驚かなくても....考え事ですか?」

穂乃果「う、ううん....ことりちゃん大丈夫かなぁ....なんて」アセアセ

海未「....なぜ、私を見て話さないのですか?顔に何かついてます?」

穂乃果「っ....何でもないの!本当に何でもないの!」

海未「涙目ですけど....」

穂乃果「目にゴミが入っただけだよ!心配しないで!」

海未「そうですか....?なら、学校に向かいましょう」

穂乃果(うぅぅぅぅ....本当に何やってんだろ///)カァァ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:57:09.14 ID:Crn5cOmT0(6/21) AAS
穂乃果「....」ジー

海未「....?」チラッ

穂乃果「....///」プイッ

海未(なんでしょう....)

海未「穂乃果っ♪」

穂乃果「っ!」ビクッ

海未「次は移動教室ですけど....」

穂乃果「あ、そ、そだね〜....さっ、先に行くね!///」テッテッテー

海未(筆記用具を忘れてます....)

海未「穂乃果、お昼一緒に食べましょう」

穂乃果「あー....買ってくるから先、食べてて!///」テッテッテー

海未「えっ....」

海未(鞄からパンが見えてます....)

海未「避けられてるのでしょうか....結局あれから穂乃果は帰ってきません」

海未「何かしましたっけ....身に覚えがありません」

海未「私のことを嫌いになったのでしょうか....」トボトボ

凛「....あ、海未ちゃんにゃ」ニャン♪

海未「穂乃っ....凛ですか。何か用ですか?」

凛「ううん、たまたま通りかかっただけだけど....どうしたの?元気ないにゃ」

海未「いえ....大丈夫ですよ....」

凛「悩み事?凛が力になってあげるよ!ユニットのメ―

海未「放っておいてください!!!」キッ

凛「にゃっ!?」ビクッ

海未「あ....すみません....」

凛「う、うん....イライラしてるのは体に悪いにゃ。牛乳飲んだ方がいいよ?」

海未「はい....ひとりにしてください」

凛「....わかったにゃ。ばいばい」

海未「....」

‥‥

‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

穂乃果「ただいま....」

雪穂「んー、おかえりなさい。こたつ温かいよ」

穂乃果「うん、入る」

雪穂「....?お姉ちゃん今日練習無かったんじゃないの?」

穂乃果「ひとりでハンバーガー食べてきた」

雪穂「ひとりで?」

穂乃果「照り焼きバーガー」

雪穂「へぇ」
7: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:57:41.01 ID:Crn5cOmT0(7/21) AAS
穂乃果「と、チーズバーガー」

雪穂「ん!?」

穂乃果「ポテトもLサイズのやつ....ナゲットも」

雪穂「おっ、お姉ちゃんいつもそんなに食べないよね!?」ビックリ!

穂乃果「うーん....お腹すいてたんじゃない?」グデー

雪穂「すいてたんじゃないって....本当にひとりで行ったの?」

穂乃果「うん」

雪穂「ことりさんは?」

穂乃果「風邪でお休み」

雪穂「なら海未さんは?」

穂乃果「んぁー?」

雪穂「だから、海未さんは?」

穂乃果「海未....ちゃん?....ぁぁぁぁ///」ボッ

雪穂「うん?」

穂乃果「海未ちゃん!?海未ちゃんかぁ....海未ちゃんはね....えっと....///」

雪穂(様子がおかしい....)

穂乃果「穂乃果は
雪穂「海未ちゃんが大好き」」

穂乃果「なっ、なっ!?//////」カァァ

雪穂「やっぱり」ニタァ

穂乃果「ゆゆっ、ゆっ、雪穂、なななっ、何っを、言ってるの!?///」グルグル

雪穂「動揺しすぎ」

穂乃果「そんな....穂乃果は
雪穂「海未ちゃんが好き」」

穂乃果「雪穂ぉおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ/////////」ポカポカ

雪穂「いてて....」

穂乃果「はぁ....はぁ....///」ドキドキ

『穂乃果は頼もしいです』

穂乃果「海未ちゃんなんか....」

『あなたの笑顔を見てるとこちらまで幸せになってきます』

穂乃果「別に....」

『穂乃果っ♪』

穂乃果「好きなんかじゃ....///」

『穂乃果と一緒なら....///』

穂乃果「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///////」ジタバタ

雪穂「これは重症だ....」

穂乃果「違うからぁ....違うからぁ....///」バタバタ

雪穂「....お姉ちゃん、自分の気持ちに嘘をついたらダメだよ」

穂乃果「むぐぅ....///」ピタッ

雪穂「お姉ちゃんは海未さんのことが好きなんでしょ?それに、モヤモヤしてヤケ食いしちゃったんでしょう?」

穂乃果「ち、違―

雪穂「違くない!お姉ちゃんさっきからそればっかり!」

穂乃果「ひゃ....」ビクッ
8: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:58:08.80 ID:Crn5cOmT0(8/21) AAS
雪穂「人を好きになることは恥ずかしいことじゃないんだよ?」

穂乃果「....でも穂乃果は....恥ずかしいもん....///」

雪穂「じゃあ、認めるんだね?」

穂乃果「うぅ............うん///」カァァ

雪穂「初めからそうすればいいことを」

穂乃果「こ、こういうの初めてだし....///」

雪穂「....そうだ、お姉ちゃんって付き合ったらどんな感じなの?」

穂乃果「え?」

雪穂「相手にこんなことをしたいとかされたいとか」

穂乃果「えっと....毎日会って、お話して、たっくさん甘えて、手繋いだり、ほっぺたをスリスリしたり....よ、欲張りかなぁ」

雪穂(ほのかわいい....)

穂乃果「でも好きって何なんだろ....この後どうすればいいんだろ....海未ちゃんともお話できてないし....」

雪穂「お姉ちゃんから逃げてるんじゃないの?」

穂乃果「そんなこと....」

雪穂「そんなこと?」

穂乃果「あった....」ウルウル

雪穂「ダメだねぇ....海未さんも気にしてるんじゃない?」

穂乃果「えっ....穂乃果が意地悪してるって思ってるのかな?嫌われちゃうのかな?ね、ねぇ!」ポロポロ

雪穂(だ、ダメだこりゃ....)

雪穂「とりあえず明日は一緒に登校しな?」

穂乃果「えぅ....」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海未(穂乃果....なぜ、私を避けるんですか....)

ミナリン♪:ごめんね、インフルエンザだって....ずっと一緒だった二人にうつってないか心配だよ(´•ω•̥`)

海未(ことりはインフルエンザにかかってしまい、しばらく学校に来れません)

海未(昨日....からですよね。急に避けるようになって、今日も朝は一緒に登校したものの、いつも話しかけてくれるはずの穂乃果が黙り込んでしまって....)

海未(結局、今日も話せずじまいです....)

凛「海未にゃん!」ピョコッ

海未「ぅひゃあぁぁあぁあ!?」ピョーン

凛「あははっ、すごいびっくりしてるにゃ!」

海未「もっ、もう!心臓に悪いです!」

ゴツッ

凛「痛っ....」

海未「まったく.....それより、海未にゃんってなんです?」

凛「ちゃんより可愛いかなぁって」ヒリヒリ

海未「そうでしょうか....」

凛「うん、猫ちゃんのまねっこしてみてよ!」

海未「真似ですか?」

凛「うん!凛みたいに」ワクワク

海未「えぇ....」

凛「ほら、にゃんにゃんにゃにゃーん!って」
9: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:58:38.03 ID:Crn5cOmT0(9/21) AAS
海未「に、にゃんにゃんにゃにゃーん」アセアセ

凛「もっと元気に!にゃんにゃんにゃにゃーん!」ニャ!

海未「にゃんにゃんにゃにゃーん!」ニャ!

凛「うむ、やっと笑ったにゃ」

海未「は、はい?」

凛「凛知ってるよ、穂乃果ちゃんと上手くいってないこと」

海未「え....」

凛「でも、しょんぼりしてたら何も変わらないにゃ!2人とも大事なお姉ちゃんだから元気ないのは嫌!」

海未「....とは言っても....どうすれば....」

凛「喧嘩しちゃったのかにゃ?」

海未「喧嘩....したことないです」

凛「....いつもしてる気が....」

海未「違うんですよ。自覚があるんです....ああやって言い合うことに幸せを感じてること....仲直りの必要がないくらい、軽く重いものなんです」

凛「軽いのに重い?意味わからないにゃ」

海未「....確かに、穂乃果はマイペースでだらしないところもあって、つい口を開いてしまいます。でも、そうして面と向かって言葉をぶつけ合うことが楽しいんです。大切な人ですから」

凛「....難しくて何言ってるのか分からない....」

海未「えっと....喧嘩っていうより、ただのじゃれ合いだと考えているんです。私は穂乃果たちくらいしかお友達がいませんし、昔から一緒だったっていうのもあって、余計に....うっ....」ウルッ

凛「わ、どうしたにゃ!?」

海未「ごめっ....んなさい....」ポロポロ

凛「あわわ....落ち着いて....」アセアセ

海未「うぅっ....ひっく....」ポロポロ

凛(なんか泣いちゃったにゃ....)

‥‥

‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

海未「....」ズズズ

凛「お茶美味しい?」

海未「....」コクン

凛「落ち着いたかにゃ?」

海未「....はい」

凛「....大きな妹みたい」

海未「そうですね、こんなことで泣いて、馬鹿らしいですよね」シュン

凛「え!?そ、そんなことないにゃ!」

海未「....」ウツムキ

凛「....結局どうしたの?穂乃果ちゃんと何かあるんでしょ?」

海未「....避けられてます」

凛「避け....うそ!?穂乃果ちゃんが海未ちゃんを!?」

海未「そうです....もしかしたら知らないうちに傷つけたのかもしれないですし....嫌われたのかと思うと....」ウルウル

凛「あわわ、泣かないで」ヨシヨシ

海未「....ふぅ...すみません」

凛「大丈夫。凛もかよちんと話せないのは悲しいにゃ」ナデナデ

海未「わかってくれますか?」
10: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) [saga] 2015/12/17(木) 01:59:12.23 ID:Crn5cOmT0(10/21) AAS
凛「うん、大切な人と話せないことより辛いことはないもん....あとラーメンを一ヶ月食べれないことも。」

海未「ラーメン....あなたらしいですね」クスクス

凛(よかった、また笑ってくれた)

海未「....避けられてる理由が本当にわからなくて....聞こうとしても逃げられて....」

凛「にゃ....」

海未「朝も距離をとられて....授業中もチラチラこちらを見てると思って私も見てみると顔を背けたり....」

凛「ん?」

海未「教室で話しかけても、焦ったようにどこかに行ってしまいます....」

凛(これは....凛でもわかるにゃ....海未ちゃんって....)

凛「鈍感だにゃ!」

海未「え....?」

凛「大体、何もなしに友達思いの穂乃果ちゃんが人を避けたりするわけないんだよ」

海未「ち、ちょっと凛、何を言ってるかわからないです....」

凛「要するに、穂乃果ちゃんは....」

海未「穂乃果は?」

凛(いや、これは言ったらだめだ....それなら)

凛「やっぱなしにゃ。海未ちゃん、海未ちゃんって穂乃果ちゃんのことどう思ってる?」

海未「穂乃果のことを?」

凛「うん」

海未「....大切な幼なじみです。穂乃果がいなかったら今の私はいません」

凛「....もっと他に思ってることとかないの?」

海未「他に?....えっと....穂乃果がいないと胸が切ない気持ちになったり....何気ない会話が楽しかったり....たまに無性に会いたくなってしまったり....メールでのやりとりで返信が来ないと心配になってしまったり....意味もなく名前を呼んでみたくなったり....って、友達に対してのごく普通の感情だと思いますが?」

凛「....!?」

海未「....?」

凛「ただの友達?」

海未「幼なじみです」

凛「ただの幼なじみ?」

海未「大親友です」

凛「ただの大親友?」

海未「え......大親友以上の言葉を知りません....」アセアセ

凛「ふむふむ....鈍感にゃ」

海未「ええっ!?」ガビーン

凛「ことりちゃんや凛にも同じこと思うの?」
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