[過去ﾛｸﾞ] 「お別れをしたのさ」富野作品統合スレPart1 (1001ﾚｽ)
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49: ニア ◆NieA/SZ37Q 2006/02/24(金)14:48 ID:??? AAS
ブレンパワードに向けて---富野の意地---
富野監督が休業したのは、オウム真理教による事件のころ
このような事件が起こってしまった責任が自分にあると富野監督は考えていたようだ
なぜ監督がそう考えるのかは想像するしかないが、「現状」に対する「問題提起」を行った富野監督
からすれば、オウムの「行動」はその「解答」として受け取れたのではないだろうか？
逆襲のシャア何が正しいかを提示するようなことをせず、「誰もが間違っているという現状の中で自分なりに行動する」
人々の生き様を描いた作品であったが、それが皮肉にも「間違っている奴をこらしめるためなら核兵器を使ってもいいんだよ」
という曲解を招きかねない結果となった
逆襲のシャアの富野監督はこの「地下鉄サリン事件」の責任が自分にもあると表明している
その後富野監督は逆シャアの作り直しとも言うべき作品を世に送り出すことになる
これこそが「ブレンパワード」である
作品の立場を明確にするかのように、ヒロイン宇都宮比瑪は核ミサイルにこう叫ぶ
「こんなもの、なくったって人は、生きてゆけます」
こうまでしなければ伝わらないというのも悲しい
はっきりと態度を表明することをためらわず、われわれは宇都宮比瑪のように声高に叫びたい
「核兵器なんていらないんだ！」
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