【モバマスSS】凛「セ○クスしないと出られない部屋?」 (36レス)
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1: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:12 ID:UcKSJ+fr0(1/34) AAS
※直接的な表現はありません
凛「・・・って何?」
モバP(以下P表記)「いや、この紙にそう書いてある」
凛「それって、今私たちが閉じ込められてるこの部屋と何か関係あるの?」
P「・・・まずは状況を整理させてくれ」
省1
2: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:13 ID:UcKSJ+fr0(2/34) AAS
P「凛、この部屋に来るまでのことは覚えてるか?」
凛「確か、ライブに向けて一人でレッスンをしてたはずだったんだけど」
凛「気が付いたらここで寝てて、起きたら隣にプロデューサーも寝てた」
P「俺も、普通に事務所で仕事をしてたはずだったんだけどなあ・・・」
P「凛は俺より先に起きてたんだよな? 何か変わったこととかなかったか?」
省11
3: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:14 ID:UcKSJ+fr0(3/34) AAS
凛「えっと・・・端的にまとめると?」
P「子作りエッチするかここで一生暮らすか好きに選べ。まあどちらにせよ全部観察させてもらうぜ」
凛「最っ低」
P「ひどっ!? 質問に答えただけなのに!」
凛「あっ、ごめん。プロデューサーがじゃなくてこんなこと思いつく人たちがだよ」
省9
4: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:15 ID:UcKSJ+fr0(4/34) AAS
P「さっきから見回してるけど、監視カメラや隠しカメラが一切見当たらない」
P「俺らの行動自体もそうだけど、セ○クスしたかどうかもどうやって判断するんだ? カメラもないのに?」
P「部屋の鏡もよく見てみたけど、マジックミラーじゃないっぽいし、そうだったとしてもこの部屋全部は見られない」
凛「・・・この紙に書いてあることに、嘘が含まれてるとか?」
P「まあ盲目的に信じるのは危険だろうな。特に最初の一文が嘘だと最悪だな」
省14
5: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:16 ID:UcKSJ+fr0(5/34) AAS
P「じゃあ次は・・・」カキカキ
凛「・・・メモ? 何書いてるの?」
『喉乾いたからペットボトルのお茶2本くれ。伊○衛門で』
ガタンッ
凛「えっ!?」
省9
6: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:16 ID:UcKSJ+fr0(6/34) AAS
P「あと、書いてあった『死角を作る』ってことの意味も分かってきたぞ」
凛「えっ?」
P「さっきの位置で書いたメモが見えるなら、死角があるかどうかなんて観察する側からは関係ない。何をしようが全部丸見えだよ」
P「だからこの場合、俺たちが互いに相手から見えなくなるような場所を作らない、って意味だと思う」
凛「まあ、こんな空間じゃお互い何してるか丸見えだしね・・・でも、なんでそんなことを?」
省11
7: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:17 ID:UcKSJ+fr0(7/34) AAS
〜30分後〜
P「食べながらいろいろ試したけど、少しでもこの部屋で利用価値があるものならだいたいOKみたいだな」
凛「プレミアとか現存するかどうかとか関係ないみたいだね」
P「18金のネックレスはダメだったけど、『凛に似合う落ち着いた色のドレス』『それに合うネックレス』はOK・・・」
凛「18金は2人ともファッション的な意味でも利用価値がないってことじゃない?」
省8
8: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:18 ID:UcKSJ+fr0(8/34) AAS
P「・・・鋭いな。ほんとはあまり話したくなかったんだけど・・・」
P「変に疑われたりしても嫌だしな。えーと、確か、comicア○スリウムだったっけか、俺の部屋にある分と同じもの全部くれ」
ドサドサッ
凛「えっ、なにその・・・なに?」
P「アダルトマンガ雑誌だよ」
省15
9: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:19 ID:UcKSJ+fr0(9/34) AAS
凛「それぞれ詳しく説明して」
P「くっそ、これどんな羞恥プレイだよ・・・まあ脱出の手掛かりになる可能性があるから説明はするけど」
P「まず『趣味』。これはもう男女をそういう環境に放り込んで反応を楽しむっていうだけだな」
P「『脅迫』は、そういう部屋だと信じさせて行為に及んだところを撮影して、それをネタに脅迫する」
P「『生態調査』は、人類より進んだ文明を持った宇宙人が人類を発見して、どんな生態なのかを観察するためにとりあえずオスとメスを放り込んで、って感じか」
省17
10: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:20 ID:UcKSJ+fr0(10/34) AAS
凛「設定が無理やりとか言ってた割に『世界救済』は○なんだ・・・それぞれそう判断した理由を聞いていい?」
P「ああ、まず前提として、ウチの事務所って規格外が多いよな?」
凛「えっ? ああ、芳乃・茄子さん・クラリスさん・晶葉・小梅・志希とか?」
P「あとこずえとかヘレン、ちひろさんとかもそうかもな。なあ凛、感情論を抜きにして、そのメンバー誰か一人でも敵に回せるか?」
凛「絶対無理。アイドルとしてならともかく、なんていうか勝てる気がしない」
省16
11: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:21 ID:UcKSJ+fr0(11/34) AAS
凛「・・・じゃあ、それぞれの場合の、この部屋を脱出するための最善策は?」
P「まず言っておくと、作品の趣旨が趣旨だから、作品中での脱出方法は『セ○クスする』以外にないと思っていい」
P「ただこの状況はアダルト雑誌とは違う。他の脱出方法も十分考えられる」
P「『趣味』『脅迫』『ダンジョンのトラップ部屋』のどれかなら、ウチのアイドルたちが助けに来るのを待つのが最善」
P「『少子化対策』『世界救済』なら、まあセ○クスするのが最善だな」
省14
12: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:23 ID:UcKSJ+fr0(12/34) AAS
凛(・・・・・・あれ?)
凛(これって、何の手掛かりもなく一週間経ったら、プ、プロデューサーとセッ
P「ところで凛?」
凛「ひゃいっ!?」
P「おおう、どうしたそんなに飛び上がって」
省15
13: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:23 ID:UcKSJ+fr0(13/34) AAS
凛(・・・絶対にプロデューサーはこっちを見ないと思ってても、やっぱり恥ずかしい)
凛(壁が透明なトイレで用を足すのって違和感も凄いし、さっさと済ませよう)ゴソゴソ
凛(・・・・・・)
凛(・・・・・・あっ!?)
凛(し、しまった、これ、音聞こえてるんじゃ!?)
省6
14: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:24 ID:UcKSJ+fr0(14/34) AAS
〜数時間後〜
P「ふう、こんなもんか・・・疲れた」
凛「ごめんね、力仕事は任せっきりで」
P「いやいや、凛にタンスやベッドなんか持たせてどこか傷められたら大問題だからな」
凛「それにしても、タンスや棚を仕切り代わりに使う案は失敗だったね」
省14
15: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:25 ID:UcKSJ+fr0(15/34) AAS
シャアアアアアアア・・・
凛(・・・先にシャワー浴びてきたら? って言って、ベッドに座って待ってるこの状況って)
凛(なんていうか、え、えっちなホテルみたいな・・・)
凛(・・・考えないでおこう)
P「ふー、さっぱりした」
省6
16: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:27 ID:UcKSJ+fr0(16/34) AAS
シャアアアアアアア・・・
凛(さっきのお手洗いの時も恥ずかしかったけど、これも・・・相当恥ずかしい)
凛(プロデューサーがちょっとこっちを見たら、素っ裸の私が見られちゃうんだよね・・・)
凛(・・・さっさと済ませちゃおう)
凛「お待たせ・・・あれ、今見てるのって私たちのライブブルーレイ?」
省14
17: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:28 ID:UcKSJ+fr0(17/34) AAS
凛「それにしても、お腹空かない?」
P「ああ、さっきの海鮮丼食べてからけっこう経ってるしな」
凛「じゃあキッチンもあるし、何か作ろうか」
P「ん? さっきのみたくそのまま料理を要求すればいいんじゃないか?」
凛「時間もあるし、ちょっと料理の修行もしようかなって。レシピ本も手に入るしさ」
省6
18: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:28 ID:UcKSJ+fr0(18/34) AAS
凛「プロデューサー、そこのバターとって」
P「はいよ。あとドレッシング自作したんだけど味見してくれ。ほれ」
凛「ん・・・うん、酸味が効いてて美味しい」
P「よかった。じゃあ次にスープ仕上げちまうな」
凛(・・・キッチンで二人で並んで料理、なんか、楽しいな)
省5
19: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:29 ID:UcKSJ+fr0(19/34) AAS
P&凛「「ごちそうさまでした」」
凛「あ、お皿洗うからそのまま置いといていいよ」
P「いや、せっかく一緒に料理したんだし、皿洗いも一緒にやりたいと思ってな」
凛「そう? じゃあ、一緒に洗おうか」
P「ほんとは全部ダストシュートに放り込んで、使うたびに新しい食器用意させるとかも考えたんだけど」
省9
20: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:30 ID:UcKSJ+fr0(20/34) AAS
P「さて、一通り今日やるべきことはやった感じだけど・・・」
凛「うん・・・ふぁあ・・・」
P「ん? 眠くなってきたか? ってもうこんな時間かよ。こんなところにいると時間の感覚なくなるな」
P「それに今日はいろいろあったし、早めに休もうか。死角どうこうの関係で照明は消せないっぽいけど」
凛「そうだね」
省17
21: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:31 ID:UcKSJ+fr0(21/34) AAS
P「それじゃあ、おやすみ、凛」
凛「おやすみ、プロデューサー」
P(・・・・・・)
凛(・・・・・・)
P&凛((寝られるわけがない!!))
省16
22: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:32 ID:UcKSJ+fr0(22/34) AAS
〜翌朝〜
凛(・・・ん)
凛(あれ、ここどこだっけ・・・ !?)
凛(な、なんでプロデューサーがベッドに!? ・・・あっ)
凛(そっか、昨日から、閉じ込められてるんだっけ・・・)
省14
23: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:32 ID:UcKSJ+fr0(23/34) AAS
P「え、なにこの旅館の朝飯みたいな凄いの」
凛「いや、なんか興が乗っちゃってさ」
P「でも1時間でできる料理じゃないだろこれ」
凛「それがさ、あの搬入口がすっごい便利で、仕込みが必要な食材とかもしっかり処理済みで出してくれるし」
凛「仕上げだけして盛り付けして、くらいだからそんなに手間はかかってないよ」
省9
24: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:33 ID:UcKSJ+fr0(24/34) AAS
凛「・・・・・・」
P「・・・・・・」
凛「・・・一週間、経っちゃったね」
P「・・・そうだな」
凛「ねえプロデューサー、その、今も最初の方針が最善で間違ってないよね?」
省11
25: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:34 ID:UcKSJ+fr0(25/34) AAS
凛「あ、戻ってきたね。隣座っていいよ?」
P「ああ」
凛「・・・ねえプロデューサー、あんまり気にしなくていいよ?」
P「いや、でもそんなわけには」
凛「正直、プロデューサーが最初の相手なら別にいいかな、って思ってるし」
省19
26: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:35 ID:UcKSJ+fr0(26/34) AAS
P「少しは落ち着いたか?」
凛「うん・・・ありがと、プロデューサー」
凛「それと、思いっきりひっぱたいちゃって、ごめん」
P「いや、まあありゃしゃあないだろ」
凛「しゃあない・・・? そう思うってことは」
省10
27: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:36 ID:UcKSJ+fr0(27/34) AAS
凛「プロデューサー、私、プロデューサーのことが、好き。大好き」
P「えっ」
凛「いつか、私がそういうことをするなら、初めてはプロデューサーみたいな人・・・ううん、プロデューサーがいいなって思ってた」
凛「正直、シチュエーションとかいろいろ考えたこともあったし」
凛「でも、こんなことがきっかけで、プロデューサーの本心を無視して結ばれるとか絶対したくない。死んでもイヤ」
省9
28: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:37 ID:UcKSJ+fr0(28/34) AAS
P「・・・凛」
凛「なに?」
P「凛の初体験は、こんなところでってことになっちゃうけど・・・」
P「無事に帰れたら、凛の理想通りのところに行って、理想通りのことをしよう」
凛「・・・・・・」
省10
29: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:37 ID:UcKSJ+fr0(29/34) AAS
P「ほれ。中身見てみ? 本当は凛に見せるつもりはなかったんだけど」
凛「こ、これ・・・」
P「指輪の見積書だよ。額が額だから早めに見積もり取って準備しとかないと俺の給料じゃどうにも」
凛「・・・『Rin』っていう刻印の、デザイン」
P「ああ・・・いつか、凛に渡すつもりだったものだ」
省6
30: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:38 ID:UcKSJ+fr0(30/34) AAS
凛「や、あんっ、プ、プロデューサー、そんなところっ」
P「ちょっと我慢しててな、しっかり濡らしとかないと痛いだろうし」
凛「だ、だめっ、何か、なにかきちゃうっ、ふあぁっ!」ビクンッ
凛「〜〜〜〜っっ!!」ビクビクッ
凛「はぁっ・・・はぁっ・・・ち、力、入んない・・・」
省5
31: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:38 ID:UcKSJ+fr0(31/34) AAS
ガチャンッ
P&凛「・・・え?」
32: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:39 ID:UcKSJ+fr0(32/34) AAS
凛「ねえプロデューサー」
P「どうした?」
凛「私の見間違いじゃなかったら、部屋の扉が開いてるように見えるんだけど」
P「奇遇だな、俺もだ」
凛「・・・どういうこと?」
省8
33: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:40 ID:UcKSJ+fr0(33/34) AAS
P「・・・それで、どうする?」
凛「・・・どう、って?」
P「・・・続き、する?」
思いっきりひっぱたいた。
だけど、その後ちゃんと約束守ってくれたから、許してあげた。
34: ◆P1ZZk9vB9M 2021/08/13(金)02:40 ID:UcKSJ+fr0(34/34) AAS
以上で完結です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
天原さんの常人には思いつかないような奇抜な発想力が羨ましいです。
「貞操逆転世界」とか「異種族レビュアーズ」とか超面白かったです。
35: 2021/08/13(金)03:03 ID:D7rdJBCDO携(1) AAS
乙
次は生理が来てない子でよろ
36: 2021/08/14(土)06:03 ID:bLtHccUY0(1) AAS
まゆならすぐ終わりそう
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