[過去ログ] ◆◇【仮病じゃない】うつ病講座◇◆ (836レス)
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(2): 鬱病講座6 04/02/22 21:43 ID:uIqFNklL(5/7) AAS
さてと、5までいったから今日は6です。
●鬱病の治療方法●
鬱病の治療には通常抗鬱薬が用いられます。>>11 で書いた
「神経伝達物質の、セロトニン、ノルアドレナリンに作用して、鬱症状を軽減・
改善するもの。」です。どのようなものがあるかというと
●「SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)」
「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」
比較的最近開発された薬でSNRIの方が新しいです。下の古いタイプの抗鬱剤より
副作用は少ないのですが、その分抗鬱作用は下のものより少々弱いようです。
●「三環系」
最初に開発された抗鬱薬で、薬効果は大きいが、副作用も強い。
(副作用)便秘、排尿困難、口渇、倦怠感、眠気、起立性低血圧など。
「トラフラニール」「アナフラニール」
意欲低下・不安焦燥感を伴い、気が滅入ってる鬱病に効果がある。
「アモキサン」抗コリン作用による副作用(口渇、排尿困難、便秘など)や、眠気が少ないため、比較的症状が軽いときに、処方されることが多い。不安神経症にも有効。
「トリプタノール」
不安焦燥感が強く、気が滅入ってる鬱病に効果がある。催眠・鎮静効果が強い薬なので、眠気などの副作用が出やすい。
●「四環系」
抗コリン作用による副作用は、三環系より比較的軽い。副作用は三環境と同じ。
「ルジオミール」「テトラミド」
不安、焦燥感に有効。眠気はやや強い。口渇、便秘などの副作用は少なめ。
●「その他」
三環系の副作用である心筋障害、不整脈については、比較的安全。抗コリン作用の副作用は軽い。
その他の副作用は三環系と同じ。
「デジレル」「レスリン」
鬱症状の軽い場合に処方される。食欲を抑制する効果もあるので、過食症を伴う鬱症状にも有効。
注意しなければならないのはどの薬も即効性はなく2〜3週間で効果がでます。
副作用で飲むのをやめてしまう人が結構いるのですが飲まなきゃ治りません。
また、体質によって全く効かないものや効きすぎるといったものがあるので医師と
相談しながら自分に合ったものを見つけていくことになります。
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