[過去ログ] ベイシアグループってどうよ42 (952レス)
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586: 2021/02/13(土)13:32 AAS
中国の指導者は常に、アメリカの力を検証し、評価し直してきた。冷戦の終結以降、中国の基本戦略として
「多極性」「国際的な勢力均衡」などの概念が語られてきたが、これらは米中の相対的なパワーバランスを示す婉曲表現でもある。
アメリカの力に対する中国の認識が変われば、基本的に中国の戦略も変わる。
過去30年に2回、こうした戦略の転換が起きている。1回目は天安門事件の後。
ソビエト連邦の崩壊により、中国は冷戦下で擬似同盟関係にあったアメリカを、強力でイデオロギー上の脅威になる敵国と見なすようになった。
これに応じて?小平や江沢民(チアン・ツォーミン)らは、「韜光養晦(才能を隠して、内に力を蓄える)」を掲げた。
この戦略転換の狙いは、地域におけるアメリカの影響力をひそかに鈍らせることだった。
非対称的な軍事力を駆使して、より強大な軍事力を阻止する。通商協定を締結して、経済的な強制力を抑制する。
地域機関に参加して、アメリカ主導のルール設定と同盟構築を阻止する、というわけだ。
2回目の戦略転換は、その20年後に始まった。中国は、2008年の世界金融危機でアメリカが弱体化したと確信。
胡錦濤(フー・チンタオ)は?時代の戦略を修正し、「積極的に何かを成し遂げる」ことを強調するようになった。
その狙いは、地域秩序の構築だった。中国は地域に介入するための戦力投射能力(国外に軍隊を派遣、
展開する能力)を公然と追求しつつ、一帯一路構想と経済外交を通じて他国に影響力を及ぼし、国際機関を構築して地域のルールを定めた。
そして今、3回目の戦略転換が進んでいる。始まりは4年前。イギリスの国民投票でEU離脱が支持され、トランプが米大統領に選ばれた年だ。
世界でもとりわけ強力な民主主義国家が、自ら構築に貢献した国際秩序から離脱していくことに、中国政府は衝撃を受けた。
ただ、国家主義の復活を後押しして中国の再生を促進するという意味で
「トランプ政権とブレグジットは素晴らしいパフォーマンスを披露」したと、中国共産党中央党校の陳積敏(チェン・チーミン)はみる。
続く
外部リンク[php]:www.newsweekjapan.jp
中国の指導者は常に、アメリカの力を検証し、評価し直してきた。冷戦の終結以降、中国の基本戦略として
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