一騎当千、漢の道場 (8レス)
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7: danna 2012/04/01(日)21:04 AAS
やがて神奈が膝をがくがくと震わせてしゃがみこんだ。
デビルはその足を離されてどさりと仰向けに横たわったまま動かないでいる、神奈は上半身を震わせて快感の余韻に浸っていた。
ざわざわと場内がどよめき始める、それでもデビルはピクリとも動かない、神奈はと言えばそのデビルの顔に更に股間を押し付ける。
コーナーポストの横にいる俺には、はっきりと聞こえていた、ぬちょぬちょという湿り気のある音に混じる骨が砕ける音が。
「神奈、やめろ、相手は、デビルはもう戦意を失っている、お前の勝ちだ」 俺の声に神奈の腰の動きが止まった。
「えぇぇ〜、でも神奈まだ何もしてはいないですぅ〜、戦ってもいないうちに戦意喪失なんてありえないですぅ〜」
膨れっ面の神奈を宥めて立ち上がらせるのは困難な事であった、セコンドがリングに上がればその場で負けになる。
「とにかくこっちに戻って来い、俺が後でいくらでも相手をしてやるから、今は我慢して戻って来い」
ぷぅっと頬っぺたを膨らませたその表情は、命を掛けて戦う場所にはふさわしくない物であった。
神奈がコーナーに戻ってきた、その全身からは欲求不満のフェロモンが垂れ流しになっている。
横に立つ俺の鼻腔を直撃するその香りに、股間の逸物が激しく反応を始める、ちらりと俺を見下ろして膨れっ面から笑顔に戻る。
リング上のデビルはピクリとも動かない、レフェリーもいないこの試合では5分のダウンで敗北が決まる。
デビルの顔はぐっしょりと濡れており、天井のカクテル照明にてらてらと輝いている、それを見て神奈が恥ずかしがった。
5分の間、爪先立ちになりコーナーポストの先端に股間を擦り続ける神奈、俺は真横から立ち昇る香りに射精しそうになっていた。
ざわざわとざわめくだけの場内は一つの言葉として聞き取れる物はない、やがて5分のカウントを示す鐘が一度だけ鳴った。
それと共にデビルのセコンドが慌ててリングに上がりその体を担架に載せて場内を後にした。
場内アナウンスが流れる「2分45秒 勝者 剛偉 神奈 フィニッシュホールド… …」
ただのオナニーに大層な技の名前などつけられる筈もなかった。
後日、デビルの死が告げられた、それは神奈には秘密にしておいた。
神奈に持ち上げられたデビルが股間に擦り付けられた時に首の骨が幾つか破壊されていたらしい。
その時にはまだ虫の息であったらしいのだが、その後、神奈の股間に押し付けられて頭蓋骨を割られたのが死因という事であった。
俺があの時、もっと早く神奈を呼び戻しておけばデビルはまだ生きていたかのかもしれない。
だがデビルは生き延びていたとしてもその心は既に死んでいた、女のオナニーにすら耐えられない等、彼の教示が許さないだろう。
今も神奈はペッタリと座り込み、軽く持ち上げた足の裏に2人の漢を弄びニコニコと笑っている。
その周りには疲れ果てて倒れこんだ十数人の漢達、何れもが神奈の遊びに付き合わされた結果である。
ここはその昔、一騎当千、漢の道場と呼ばれ恐れられた場所だった、今ではそんな漢などはいない。
神奈は勝った賞金と掛け金で道場を更に大きくし、自分専用の部屋を作った。
巨大なベッドはふかふかで、神奈の尻の舌に敷かれても潰れる事などはない、十数人の漢達と昼夜を問わずに神奈は遊び続けている。
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