義妹 (14レス)
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1: デアカルテ 2005/10/03(月)05:01 AAS
冬休み。今日、6年ぶりに義妹の理子が帰ってくる。
小学校が高学年になった頃、ウチの親が再婚した時に出来た同い年の義妹だ。顔はかなり可愛いかった上に良く懐いて来たので、最初は嬉しかったのだが、なかなかにふてぶてしい(生意気ともいう)性格をしていたので次第に邪険にするようになり、いつしか軽くではあるが理子を苛めるようになっていた。俺は、運動も勉強も人並み以上に出来たので腕力は勿論、勉強でも理子が俺に敵うことはなかった。そう、今まではそうだっだ。
理子は、都内から少し離れた中高一貫の全寮制の共学の私立校を志望し、見事合格したのだ。そこは文武両道を謳っているところで、スポーツも一流大学への進学率も都内では1,2を争うほどだ。
「高校を卒業したら帰ってくるから、待ってなさいよ。勉強でも腕力でもあっと言わせてやるから。」
「はは。やれるもんならやってみな。6年後、もし腕力で負けるようなら何でも言う事を聞いてやるよ。」
「その約束、忘れないでよ。」
そういや、そんな捨て台詞を吐いてたっけ。あれから、俺は勉強もスポーツもそれなりに頑張った。大学推薦は学力で取ったが、中高6年間続けたラグビーのお陰で体力も人並み以上を保っている。まあ、帰ってきたらラガーマンと一般女性の腕力の違いを見せ付けてやろう、そう思った矢先。
省2
2: デアカルテ 2005/10/03(月)05:02 AAS
「帰ってきたか。」
6年前の約束を思い出してよかったかもしれない。それをネタにまた苛めてやれるからだ。だが、その考えが甘いことに気付くのはもうすぐだった。
ガチャガチャ・・・バキッ
ん?何の音だ?
慌てて2階の自室から玄関に降りてみると、そこに6年前とは比べ物にならないほどの美人が立っていた。微かに面影があるので、それが理子だとはわかったが、可愛い系だと思っていた義妹は、美しく変貌していた。スタイルも、コートを着込んでいて体型はわかりにくいが、バストの大きさだけはコートの上からでもわかった。コートの上からわかるぐらいだから相当のカップ数なんだろう。ただ、ガタイがやけに良い気がしたが、それもコート+厚着のせいだろうとその時は大して気にならなかった。
しかし、だ。理子は寮に入っていたので、この家の鍵は持たされていない。母親が専業主婦なので、家を空けることはまずなかったし、理子が卒業までは帰省するつもりはないから鍵は要らない、と入寮時に行ったからだ。
「6年ぶりだな、おかえり。」
省10
3: デアカルテ 2005/10/03(月)05:03 AAS
「あの約束、覚えてる?」
「早速だな。ああ、覚えてるよ。」
さっき思い出したんだけどな。
理子が、靴を脱いで玄関に上がる。何か、微妙な違和感を俺は感じた。
その違和感の正体はすぐに判明した。理子の方が俺よりも頭半分ほど背が高いのだ。俺は、平均よりは低いものの、身長は170cm少しある。つまり、理子は180cm近いということになる。
「取り敢えず、お兄ちゃんの部屋に行こうよ。」
二人揃って、俺の自室に向かう。
省4
4: デアカルテ 2005/10/03(月)05:03 AAS
俺の自室。6畳で机、本棚、ベッドのあるごく普通の部屋だ。俺は椅子に座り、理子はベッドに座った。
ギギィッ・・・
理子が座った途端、ベッドが大きな音を立てて軋んだ。70kg近い俺が座ってもそう簡単には軋まない頑丈なベッドなはずなんだが・・・
「理子。お前、もしかして太ったか?」
後から思えば、立場的に上だと思っているからこそ言えるセリフだ。
「ふふ、どうだろうね。体重は間違いなく増えたよ。」
理子は、妙な言い回しをした。
省19
5: デアカルテ 2005/10/03(月)05:04 AAS
さて、勝負方法はどうしたものか。後腐れがないよう単純な方が良いが・・・
「・・・そうだな。定番の腕相撲はどうだ?」
「え〜、そんなのすぐに勝負付いちゃうよ〜」
「何だ? 言いだしっぺはお前なのに自信ないんだな。」
「ち・が・う・よ。私が簡単に勝っちゃうから詰まんないって言ってるの。」
ちょっとカチンときた。
「良いだろう。腕力の違いを見せ付けてやる。」
省16
6: デアカルテ 2005/10/03(月)05:04 AAS
「お兄ちゃん、気付いてる?」
?
「私の肘、見てみなよ。力は入れたままで良いから。」
そういわれて、力を抜かずに理子の肘を見る。
!!
唖然とした。何と、理子はテーブルに肘をつけていなかったのだ。テーブルを支点として使っていない、いわゆる空気椅子状態。腕相撲は、肘を支点、手を作用点とするテコの原理を利用したスポーツだ。しかし、理子の腕が全く動いていなかったのは間違いない。
つまり、理子は俺の渾身の力を純粋な腕の筋力のみで押さえ込んでいたことになる。正直、ゾッとした。肘を宙空に置いた状態で微動だにせずに相手の腕力を押さえ込むなんて、どれほどの筋力があれば可能なのか想像も付かない。
省15
7: デアカルテ 2005/10/03(月)05:05 AAS
「あ〜あ。また、スウェットの袖破いちゃった。このサイズは特注だから結構高いのよね。まあ、パンプアップした状態で力瘤を限界まで盛り上げると破けちゃうから仕方ないんだけど。」
そういうと、おもむろにスウェットを脱ぎ始める。スウェットの下の肉体は想像以上だった。適度に脂肪を纏った鍛え抜かれた鋼の筋肉美といったところだろうか。肩や首の筋肉は勿論、上腕は伸ばしたままでもハンドボール大の大きな力瘤が盛り上がっている。それでいて、腰には無駄な筋肉は付かず、くびれているものの、腹筋は堀が深く見事に6つに分かれている。また、恐らく俺の胴より太いであろう太腿も、しなやかさを失っていない。更に特筆すべきは、その豊満なバストだろうか。鍛えられた大胸筋を下地をした爆乳はツンと形良く上向きに張っている。巨大な広背筋と腰の細さに強調された逆三角形のシルエットは、ただただ見る者を圧倒させた。
「何て身体してるんだ・・・いつの間に・・・」
俺はただ、目の前の義妹の変貌振りに唖然とするばかりだ。
「伊達に、日本で有数のトレーニング機材の整った学校選んでないからね〜」
「な・・・お前、そんな理由であの学校を選んだのか?」
「そうよ。学力はともかく、筋力でお兄ちゃんに勝つにはそれなりの環境で鍛えないとね。」
省9
8: デアカルテ 2005/10/03(月)05:06 AAS
「このっ・・・!!」
そう叫ぶや否や、ラグビーで鍛えた低いタックルを理子に仕掛ける。テイクダウンさせてマウントさえ取れば何とかなると思ったからだ。
「くっ・・・・・」
理子の細い腰を見てそこが弱点だと思い、攻めたてたが考えが甘かったようだ。
「あれ? お兄ちゃん、それタックルのつもり?」
理子は、ラガーマンの渾身のタックルを平然と受け止めた。・・・というよりただ立っていた、という方が表現としては正しいだろう。
「確かに、広背筋や太腿に比べれば私の腰は細く見えるかもしれないけど、それでもお兄ちゃんよりはウェストあると思うよ? それに、私の身体はどこをとっても半端な鍛え方はしてないの。」
省8
9: デアカルテ 2005/10/03(月)05:06 AAS
「ホント、お兄ちゃんって軽いのね〜、ふふふ」
70kgの俺を片手で軽々と持ち上げ、しかも平然としている。俺も何とかその掴んだ右手を振りほどこうと両手で理子の前腕を掴むが、ビクともしない。
「はいはい。もう無駄な抵抗はしないの。お兄ちゃん程度の力じゃ、私の片腕の筋力にも敵わないってまだかんないの?もうっ、それっ!」
理子は、ベッドの方に向くとそのまま俺をベッドへ投げつけた。
「うっ・・・・・」
弾力のあるベッドにも関わらず、理子の投げつけた力が強いため、俺の身体にはかなりの衝撃があった。
「さぁ〜、もう私に敵わないのはわかったでしょ?」
省15
10: デアカルテ 2005/10/03(月)05:07 AAS
「で、そこで約束の話。まさか、まだ私に敵うなんて思ってないよね?」
・・・ぐっ・・・・・
決して貧弱ではないラガーマンの俺の身体が貧相に見えるぐらい極限まで鍛えられた理子の筋肉美。全身を鋼の筋肉で覆われつつも腰のくびれもあって女性らしさも失っていない完成されたフォルム。俺が敵う要素は残念ながら見付からない。
「ふふふ、そんなに緊張しない〜。別に取って食おうってわけじゃないんだから。」
また、あの「妖しい笑み」だ。妖艶と言った方が正しいか。
「お兄ちゃんには、これからずっと私のストレスの捌け口になって欲しいの。」
「ストレス?」
省8
11: デアカルテ 2005/10/03(月)05:08 AAS
「ん〜〜、一度、本気に近い力で人を抱き締めてみたかったんだよね〜。」
理子は呑気にそんなことを言っている。が、抱き締められた方は堪ったもんじゃない。
「や、やめ・・・ぅがぁぁぁっぁっっ!!!」
意識が怪しくなってくる。あまりの激痛に気を失いそうだ。柔道の絞め技ならともかく、まさか、ただ抱き締められた痛みで「落ちる」日が来ようとは・・・
「あれ? 目がトロンとしてるけど、もう限界? 情けないの〜」
理子が嘲笑しながら、俺は限界寸前で解放された。
「まあ、これからいつでも苛められるから今回はこの辺で勘弁してあげる。それから言っとくけど私、”S”だから。告白したからって舐めてると本気でシメるよ。」
省7
12: デアカルテ 2005/10/03(月)05:08 AAS
「しかも、お兄ちゃん。パパが取ってくれたマンション、2LDKだって知ってた?」
「2LDKだって!?」
確かに、マンションは大学に近ければどこでも良い、と親父に任せっきりだったが・・・まさか・・・。
「その、まさかよ〜。お兄ちゃん一人の為に2LDKのマンションなんてパパが奮発してくれるワケないでしょ。わ・た・しと一緒に住むのよ。大学の4年間。」
またしても、妖艶な笑み。どうやら理子はこの笑い方が好きなようだ。”S”だと言っていたが、あながち間違いではないようだ。
「春になれば逃げられると思った〜? お兄ちゃんみたいな良いオモチャ、逃がすわけないでしょ〜。ウチの高校の運動部と比べても、そこそこ身体は頑丈みたいだし。お兄ちゃんに苛められてたのは小学校高学年の間だけだったけど、倍返しでしっかりと苛め返してあげるから。」
・・・・・・・・・。もう、言葉が出ない。
省2
13: デアカルテ 2005/10/03(月)05:09 AAS
「・・・返事がないわね。まだ、今の立場を理解してないのかしら・・・」
そういうと、理子は俺の背中に両腕を回す。天国のような爆乳の弾力感と、締め付けてくる豪腕の地獄の苦しみが同居したベアハッグが再開される。
「ぐぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
「お兄ちゃん、返事は?」
悶絶しそうなので、とてもじゃないがこんな状態で声なんて出ない。しかし、理子が許してくれそうな気配はない。
「見せしめにアバラの一、二本は覚悟しなさい?」
更に力が込められる。
省7
14: デアカルテ 2005/10/03(月)05:11 AAS
最初は殺伐とした方向に持って行こうと思ってたんですが、微妙にほのぼの?した話になってしまったかもしれません。まあ、たまにはこういう方向性もアリということで一つご容赦を・・・
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