相川七瀬の思い出 [346898498]

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10倍がゆは鉄則じゃない離乳食､WHO推奨の方法は

赤ちゃんの離乳食で悩んだ経験はありませんか。なかなか食べなくて焦ったり、進め方に戸惑ったり、様々な情報を前に混乱したり……。1児の母である記者も苦労しました。離乳食をうまく進めるコツはないものか、医師に取材すると、意外な事実が見えてきました。
記者が長女に離乳食を与えていたのは約3年前。そもそも準備するのが負担だったうえに、スプーンを口に持って行っても押し出され、「育児書やネットで見た通りにならない」と不安になるばかりでした。「なんで食べないの？」と声を荒らげてしまったことや、一生懸命作った食事を捨てるときの徒労感は今でも思い出せます。
2015年に厚生労働省が行った乳幼児栄養調査を見ると、親の7割超が離乳食について「困ったことがある」と回答しています。「離乳食を作るのが負担」「赤ちゃんが小食や偏食」「母乳やミルクをよく飲み、食事が進まない」と内容は様々です。
長野県佐久市にある佐久医療センターの小児科医、山本歩さんも、外来でこうした悩みに接しています。離乳食でつまずいたことで育てにくさを感じ、育児に悩むケースもあるといい、「最初の食事を親子で楽しく進められるような支援や情報提供はとても大切だと感じています」と話します。
そんな思いから19年、地元の小児科医で手がける医療情報発信のプロジェクト「教えて！ドクター」を通じ、離乳食についてのリーフレットを作成、佐久医師会が運営するサイト（https://oshiete-dr.net/oshietedr/pdf/別ウインドウで開きます）やSNSで公開しました。
体重が増えない、生後9カ月を過ぎても食事を受け入れないといった場合には小児科の受診を勧めていますが、「離乳食に画一的なやり方はなく、一人一人の発達に合わせて進めてほしい」と山本さんは言います。
リーフレットに盛り込んだのが、「授乳を食事に置き換える」のではなく、「授乳だけでは足りなくなってきた栄養を食事で足す」という考え方です。
世界保健機関（WHO）は「補完食」として提唱しています。日本でも、離乳食の指導のもとになる厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」に、19年の改定でこうした考え方が盛り込まれました。
「補完食」って何？
では、「補完食」とは一体どんな食事なのか？内科医で、「赤ちゃんのための補完食入門」を出版した相川晴さんに聞きました。
育児サイトなどで、最近「補完食」という言葉を見かけます。離乳食とは違うのですか？
WHOが推奨する赤ちゃんの食事で、日本の離乳食にあたります。母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんが成長し、家族と同じ食事を取れるようにという目的は同じです。
ただ、考え方が従来の離乳食は少し違います。離乳食は、言葉のニュアンスからも食事が始まったら授乳をやめなくてはと思われがちです。
補完食は、授乳だけでは足りなくなってきた栄養を補うという考え方で、授乳は続けながら、食事を足していけば良いというものです。
離乳食は長年日本で行われてきた方法です。それに従った方が安心だと思いますが……。
そうですね。でも補完食と離乳食、否定し合うものではないのです。実際に、日本にも補完食の考え方はだんだんと採り入れられてきています。
日本の離乳食は、厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」が指導の基本になっていますが、ここにも19年の改定で、補完食の考え方が盛り込まれるようになりました。
また、ガイドでは、「離乳の完了は、母乳やミルクを飲んでいない状態を意味するものではない」とも明記されています。
離乳食と補完食、より近づいてきているのですね。具体的な進め方に違いはありますか。
生後5～6カ月で始める離乳食は、まずおかゆから、次は野菜、そして卵や白身魚……と徐々に食材を増やすことになっています。
どの時期に何をあげるか、かなり細かなスケジュールを示されることが多く、その通りに進まなくて悩んでしまう親も多いと思います。
一方の補完食は、栄養とエネルギーのギャップを補うというポイントを意識する必要がありますが、食材の順番というのはありません。
ギャップとは？
赤ちゃんの成長とともに、母乳やミルクでは不足してくる栄養素があります。
なかでも大切なのは鉄分です。母乳育児の赤ちゃんは特に、生後6カ月ごろから鉄分が不足し、鉄欠乏性貧血になってしまうことがあります。そのため鉄分を多く含む赤身の肉や魚、レバーなどを早い段階で与えます。
離乳食で示される順番通りに進めていくと、こうした食材はかなり後の方になると思います。
他にもポイントはありますか。

http://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1626504815/1

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