[過去ログ] 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?267 (1001レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
805: 2/4 2011/06/05(日)13:26 ID:By72cZiA0(2/4) AAS
週末、引越しに携わった4人で仕事後に飲むことになった。
他愛のない話をしていると、引越しを手伝った一方の友人Bが、
数日前に不思議な体験をした、と言い出した。話を聞くと、Aと体験した内容と同じような体験をしていたようであった。
それを聞いて面白くなったAは、俺も数日前に同じような体験をした、と話をした。
そして、二人の体験談を聞いた引越し主が、さらに奇妙なことを言い出した。
「実は俺も最近、自分の家で寝てたら、誰かが部屋をぐるぐる歩き回るんだよ。
 でも、起きたら誰もいないんだよな。」と、ABと同じようなことを言い出したのである。
ABが、俺たちの話は、おまえの家で起きたことだぞ、と言うと、
もともと怖い話が苦手だった引越し主は、すっかり縮み上がってしまった。

「おい、一緒に来てくれよ。俺、もうあの家に行けないよ」
怖がりの引越し主は、その日 家に帰れるわけもなく、しばらく友人Aの家で泊まることになった。
しかし部屋を放っておくわけにもいかないので、明日に再び四人であの家に行こうということになった。

次の日の昼、引越し先近くの駅で集合し、四人で引っ越し先まで向かった。
一ヶ月の滞在ということだったので、いたって普通の安アパートの一室で、引越し当日こそ何も感じなかった
部屋であったが、三人が同じ奇妙な体験をしたこともあり、何もあるはずがない と思えるわけもなく、
部屋に入ると、薄気味悪く、何か不穏な空気が漂っているように感じた。
しかし部屋に特筆するほど変わった部分があるわけでもなかった。

なあ、この箪笥、Aが運んだの? とBが部屋の片隅にある箪笥を触りながら何気なくAに尋ねた。
Aはその箪笥を運んで来た覚えがなく、そもそもこんな大きいもの、持ってきたっけ?という話になった。
すると引越し主が、そのタンスはもともとあったやつだと、と言った。
もったいないからそのまま使ってくれ、と大家が言ってきたそうだ。
箪笥はいかにも箪笥らしい、普通の箪笥で、中に何か物が入っているわけでもなかった。
やはり見渡す限り部屋には何も奇妙な点はなく、やることもないので、引越し主は、荷物の細かい整理を始めた。
1-
あと 196 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.007s