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790: 名無しさん＠５周年 04/11/12 09:45 ID:bvqqGQnX(1) AAS
東海地震の想定域で地震前の「静穏化」を観測
15日予知連絡会で発表
大地震発生前、微小地震が少なくなる「静穏化」
９７年以降に国内で起きたマグニチュード（Ｍ）６．８以上の大規模地震の発生前に、
震源域の微小地震が少なくなる「静穏化」が起きていたことが、独立行政法人・
防災科学技術研究所（茨城県つくば市）の調べで１１日、分かった。静穏化は新潟県
中越地震でも確認されており、地震予知や防災対策に役立つ可能性がある。
１５日の地震予知連絡会で報告される。
同研究所の松村正三・固体地球研究部門長は、９７年以降に起きたＭ６．８以上の
七つの地震について調べ、それぞれの震源域で３カ月から５年を超える期間で静穏化
があることを突き止めた。特に鳥取県西部や宮城県沖（０３年５月）、十勝沖の三つの
地震ははっきりとした傾向が見られたという。十勝沖地震では微小地震が２割ほど
減った状態が５年４カ月近く続いた末、Ｍ８の地震が発生した。
中越地震の震源域では今年初めから、Ｍ１．２以上の地震が７割近く減った状態が
継続していた。ただし、この震源域では００年にも静穏化が観測されており、静穏化が
必ずしも大地震の前兆とは言えないという。
大地震の前に微小地震が減るのは、震源となる断層面の間で摩擦力が強くなり、
一時的に動きが鈍った状態になるためと考えられる。
松村部門長は「これらの結果を総合すると、静穏化がなければ、その地域では当面、
大地震の心配がないと言える。Ｍ８クラスが想定される東海地震の震源域でも、９９年
８月から断続的に静穏化が起きており、注意が必要だ」と警告している。【中村牧生】
毎日新聞 2004年11月12日 3時00分
外部ﾘﾝｸ[html]:www.mainichi-msn.co.jp
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