[過去ログ] 心にグっとくる歌詞といえば (643レス)
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63: タイワンドジョウ(岩手県) 2010/05/04(火)11:22 ID:geA4Ey12(1) AAS
さあ帰ろう、田園が荒れようとしている、いままで生活にために心を犠牲にしてきたが、もうくよくよと悲しんでいる場合ではない、
今までは間違っていたのだ、これからは自分のために未来を生きよう、道に迷ってもそう遠くは離れていない、
船はゆらゆらとして軽く、風はひょうひょうと衣を吹く、船頭にこれからの行き先を問い、朝の光のおぼろげなのを恨む
やっと我が家が見えたので、小走りに向かっていくと、召使いたちが出迎え、幼い子が門で待っている、三本の小道は荒れてしまったが、松菊はまだ元気だ、
幼子を抱きかかえて部屋に入れば、酒の用意ができている、壺觴を引き寄せて手酌し、庭を眺めては顔をほころばす、
南の窓に寄りかかって楽しい気分を満喫し、狭いながらも居心地の良さを感じる
庭は日ごとに趣を増し、門は常に閉ざしたままだ、杖をついて散歩し、時に首をもたげてあたりを眺める、
雲は無心に山裾からわき上がり、鳥はねぐらに帰ろうとする、日は次第に暗くなってきたが、一本松をなでつつ去りがたい気持ちになる
さあ帰ろう、世間との交際をやめよう、自分と世間とは相容れない、なんで再び官吏の生活に戻ることを考えようか。
親戚のうわさ話を喜んで聞き、琴書を楽しんで屈託がない、農夫が春の来たことを告げ、西の畑で農作業を始めた、
車に乗ったり、船を操ったりして、深々とした谷を訪ねたり、険しい丘に登ったりする、木々は生い茂り。
泉はほとばしる、万物が時を得て栄える中、私は自分の人生が終わりに近づいていくのを感ずるのだ。
致し方のないことだ、人間はいつまでも生きていられるわけではない、どうして心を成り行きに任せないのだ、また何故あたふたとして、どこへ行こうというのだ、
富貴は自分の望むところではない、かといって仙人になれるわけでもない、よい日を選んで散歩し、杖をたてて草刈りをしたり、土を盛ったりする、
また東の丘に登っては静かにうそぶき、清流に臨んでは詩を賦す、願わくはこのまま自然の変化に乗じて死んでいきたい、
天命を甘受して楽しむのであれば、何のためらいがあろうものか
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