[過去ログ] 【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
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88: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/15(日)12:50 ID:S9Ls+HXP(2/4) AAS
名前:タイザン・シモヤマ2世
年齢:51
性別:男
身長:177
体重:68
スリーサイズ:痩せ型に見えるが引き締まっている
種族:人間
省45
89: [age] 2017/01/15(日)12:51 ID:zYFqe272(6/6) AAS
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90: [age] 2017/01/15(日)12:51 ID:91gubEOg(1) AAS
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91: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/15(日)13:29 ID:S9Ls+HXP(3/4) AAS
――<アルガルドのとある宿にて>

ミライユから放たれた通信石は光状になり、アスガルドの宿の壁を貫通してタイザンの元へと届いた。
それはタイザンが持つ通信板と呼応し、空中で内容を伝える。

「んー……」

既に義理の娘たち二人――シュマリとホロカが準備を済ませている中、
初老の男、タイザン・シモヤマ2世はその光に反応してベッドから身を起こした。
普段は使わないコック帽を寝ている時だけは被っている。当然寝具代わりに着ているのもマスター(酒場の)の服だ。
省10
92: [age] 2017/01/15(日)13:31 ID:SSDttvr/(1/2) AAS
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93: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/15(日)13:32 ID:S9Ls+HXP(4/4) AAS
タイザンは、あまり現状について満足していない。まるでミライユの下請けのような扱い。

それも酒場のマスターとしてギルド支部を仕切っていたら、突然ソルタレク側から合併の話が来た。
彼は料理以外のことはオマケのようなものだと思っている。父は全てを尊敬するほどの人物ではなかったが、
父と同じぐらい料理についてのプライドは高い。よって武器は常に料理用具になるものを持ち歩いている。

それも親友から預かった娘を勝手に配属されてしまった。せめて片方ぐらいは残したかったのだが。
ホロカに残れと言えば、泣いて嫌がるものだから、店は臨時休業で大打撃だ。

大体、タイザンという名前を受け継ぐのも嫌だったのだ。自分には「ナオユキ」という名前がある。
省24
94: [age] 2017/01/15(日)13:33 ID:SSDttvr/(2/2) AAS
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95: [age] 2017/01/15(日)13:43 ID:0w6xqI+N(1/4) AAS
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96: [age] 2017/01/15(日)13:44 ID:0w6xqI+N(2/4) AAS
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97: [age] 2017/01/15(日)13:44 ID:0w6xqI+N(3/4) AAS
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98: [age] 2017/01/15(日)13:45 ID:0w6xqI+N(4/4) AAS
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99: [age] 2017/01/15(日)15:26 ID:oDnZgUGE(1) AAS
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100: [age] 2017/01/15(日)19:08 ID:aWeqpg4N(1/4) AAS
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106: [age] 2017/01/15(日)19:38 ID:AQ8gJxjo(3/7) AAS
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107: [age] 2017/01/15(日)19:39 ID:AQ8gJxjo(4/7) AAS

108: 2017/01/15(日)19:39 ID:AQ8gJxjo(5/7) AAS

109: [age] 2017/01/15(日)19:39 ID:AQ8gJxjo(6/7) AAS

110: [age] 2017/01/15(日)19:39 ID:AQ8gJxjo(7/7) AAS

111: [age] 2017/01/15(日)19:40 ID:b50VSs0c(1) AAS
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112: [age] 2017/01/15(日)19:40 ID:WKTyiryX(1) AAS
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113: [age] 2017/01/15(日)20:14 ID:OFMGNHHr(1/2) AAS
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114: [age] 2017/01/15(日)20:15 ID:OFMGNHHr(2/2) AAS
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115: ジャン ◆9FLiL83HWU 2017/01/16(月)21:09 ID:gdIl8BgC(1/2) AAS
ジャンの朝は他種族に比べ、やや遅い。
それはジャン個人の体質というわけではなく、単純にオーク族そのものがそういった体質なのだ。
オーク族の神話が語るところによると、かつて夜に生きていたオーク族は戦争において
夜襲や見張り、両方に重宝されていたが昼に生きる他種族によって絶滅の危機に追い込まれた。
しかし、少数のオークが昼に目を覚まし、見張りをすることで無事に絶滅を防ぐことができたという。
今では他種族との交流が進んでいるためオーク族も夜行性の者が減りつつあるが、神話の名残として
夜遅く寝て、朝遅く起きるというオーク族の数は多い。
省17
116: ジャン ◆9FLiL83HWU 2017/01/16(月)21:10 ID:gdIl8BgC(2/2) AAS
だが、入っていく途中、妙なことに気がついた。いつの間にかミライユが後ろにいる。

「取材の報告でもしてんのか?俺の話がネタになると嬉しいけどな」

取材という目的をジャンはあまり信じていなかったが、それでももしジャンやティターニアたちの冒険が
文字になり、詩になり、物語となれば、ジャンの旅の目的は達せられたようなものだ。
だからこそ、せめて本当であってほしいと一縷の望みをかけてミライユに言った。

>「……うん、風を感じます。濃いところから薄いところへ流れる、マナの風を」

さて、洞窟に入ってしばらく進んでいるとラテが何かに気づいたようだ。
省19
117: [age] 2017/01/17(火)10:00 ID:oaiL8x7o(1) AAS
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118: [age] 2017/01/17(火)10:01 ID:Ab3qDE8c(1) AAS
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119: [age] 2017/01/17(火)10:01 ID:qRwMSOtR(1) AAS
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120: 2017/01/17(火)22:38 ID:XjYYaH2o(1/3) AAS
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121: 2017/01/17(火)22:38 ID:XjYYaH2o(2/3) AAS
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122: 2017/01/17(火)22:39 ID:XjYYaH2o(3/3) AAS
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123: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/18(水)02:06 ID:6K4Y6PbZ(1/3) AAS
昨日の夜ミライユがラテにちょっかいを出していたようだが、あれは何だったのだろうか――と思うティターニア。
魔力が大きく動いた気配がしたのでうっすら目が覚めたのだが、ラテが気に留めていない様子だったのでそのまま寝てしまった。
本人があの様子だったということは、おおかた他愛のない悪戯なのだったのであろうが……。

>「……ユグドラシア導師!?えっ、嘘、めちゃくちゃ偉い人じゃないですか!」
>「という事はもしかして、この洞窟に潜るのもフィールドワークの一環とか!?」
>「専門は……確か考古学でしたよね!それって環境魔法学とか、古代魔法とかについても調べたりするんですか?」

ラテが興味津々といった感じで食いついてきた。
省26
124: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/18(水)02:08 ID:6K4Y6PbZ(2/3) AAS
「す、すごい……!」

高出力の魔力で吹っ飛ばす良く言えばシンプル悪く言えば力押しの戦法が中心のティターニアは
ラテのトリッキー且つ鮮やかな手腕にテンプレ驚き役のごとく感心していた。

>「ちょっと前をお願いします。私は一旦、後ろに警報程度の罠を張っときます。
 血の臭いで何か集まってくるかもしれませんので」
>「お前……オオネズミ食うのか?わざわざ血まで抜く辺り、さては無類のオオネズミ好きなんだな…」

前を警戒しながら、ジャンの小さな勘違いにくすりと笑う。
省20
125: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/18(水)02:09 ID:6K4Y6PbZ(3/3) AAS
*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*

気が付くと一行は、黄の宝石で彩られた古代都市に立っていた。
しかしゆっくりと周囲を見回している場合ではなく、まず最初に目に飛び込んできたのは、激しい戦いの様子。

≪何故扉を開き奴らを招き入れた!?≫

「彼らはアクアとクイーンネレイドが認めた指環の勇者――何故分からぬのですか!?」

≪我は認めぬ――奴らは昔から甘いのだ! 非情になれぬ者達に世界を変える事など出来ぬ!≫
省19
126: [age] 2017/01/18(水)19:59 ID:ilVEVhxz(1) AAS
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127: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)13:36 ID:BUszQBJk(1/6) AAS
「これでいいのかなぁ?」

タイザンら3名はテッラ洞窟の見張りを不意をついて沈黙させ、処遇について話していた。

「二人ほど殺っちゃったけど……残りはどうすんだ? マスター」

「仕方ないなぁ……シュマリは手加減できないの、直した方がいいよ。じゃあさ、そこらの木まで運んで縛ってもらえるかな。
シュマリ、ホロカ。特製スパイスで眠らせておいたから、後は頼める?」

タイザンは二人に倒れた警備兵たち四名の処遇を任せて、二名の犠牲者の処理をしながら、
一人娘、マトイのことについて思い出していた。
省22
128: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)13:55 ID:BUszQBJk(2/6) AAS
「へぇー、ラテさん、これは、大手柄ですよ!!」
適度にラテを褒めておく。
驚きを悟られないように、ジャンと共にオオネズミの肉の処理をした。結構な肉量になりそうだ。

やがて血が魔方陣になるなどの紆余曲折あって、洞窟の床は崩落、
一行は下のフロアに立っていた。
「古代都市……!?」

ティターニアの知識ではアガルタというらしい。
省35
129: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)14:22 ID:BUszQBJk(3/6) AAS
「お母様!」

首府ソルタレク。当時まだ12歳だったミライユの屋敷はローブを着た集団によって襲われていた。
魔術師でもあった母はそれらに応戦していた。敵の頭は空中を浮遊する、露出度の高い服装をした魔女だった。
何度かミライユも会ったことがある。それは父の不倫相手でもあったのだ。
いずれはこうなるだろうと予想はしていたものの、あまりにもそれは早くきた。

「ミライユ、護衛のいるメルセデスの部屋に下がってなさい。あなたは脱出するの! 
あれは"指環の魔女"よ。私たちを裏切った化け物! あぁっ!」
省29
130: ミライユ ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)16:08 ID:BUszQBJk(4/6) AAS
(はッ、何を考えているんでしょう……私は、今から大事なことが、起こりそうなのに……)

目の前では竜女とフェンリルが言い争いをしていた。

>「彼らはアクアとクイーンネレイドが認めた指環の勇者――何故分からぬのですか!?」
>≪我は認めぬ――奴らは昔から甘いのだ! 非情になれぬ者達に世界を変える事など出来ぬ!≫

アガルタとティターニアが呼ぶ遺跡の住人たちの会話の内容を、冷静になって分析する。
女は恐らく竜……指環を持っているのだろう。そしてフェンリルの方は会話内容からすると、
ついさっきまで仲間として共に行動していたということで間違いない。
省13
131: ミライユ ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)16:13 ID:BUszQBJk(5/6) AAS
≪そなた、他の者達とは違うな――冷酷で無慈悲で何よりも純粋――
我は思うのだ、世界を変え得るのはそなたのような者だと。
もしもそなたが指環を欲するなら、力を貸そう――娘よ、力が欲しいか――!≫

(力……? 欲しいに決まっているでしょう。 
そして世界を変えられるのも、この中には私しかいません。しかし……)

「シュマリ。あなたにこの任務をお任せします。"インカルシペ最高の守護戦士"と呼ばれるあなたにこそ相応しい力。
獣人の誇りというものを、見せてあげなさい! 故郷を助けたのはどこでしたか?」
省24
132: ミライユ ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)16:17 ID:BUszQBJk(6/6) AAS
テッラが両手を天にかざすと、まばゆい光とともに脇の祭壇が崩れ、そこから
一本の柱がせり出してきた。それは初めは人間の背丈四方ほどだったが、徐々にピラミッド状に伸び、一番天辺に
まさに黄金色に輝く"指環"が現れた。同時に魔方陣も出現する。

巨大な黄金のドラゴンとなったテッラは徐々に押し返し、シュマリをブレスや爪により傷つけていく。
シュマリは何の因縁もないテッラに攻撃することを強要され続けており、既に身体は悲鳴を上げていた。
あばらの何本かは折れているだろう。出血も相当だが、痛みも感じないらしく、尚もテッラに向き直る。

「シュマリ……! もういいから退きなさい、まだやり直せるから……!」
省16
133: 2017/01/19(木)23:24 ID:h/PzmiO7(1/5) AAS
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134: 2017/01/19(木)23:24 ID:h/PzmiO7(2/5) AAS
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135: 2017/01/19(木)23:25 ID:h/PzmiO7(3/5) AAS
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136: 2017/01/19(木)23:25 ID:h/PzmiO7(4/5) AAS
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137: 2017/01/19(木)23:25 ID:h/PzmiO7(5/5) AAS
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138: 2017/01/19(木)23:32 ID:g3jlfOTj(1) AAS
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139: ◆ejIZLl01yY 2017/01/20(金)14:18 ID:KSHQ0kvW(1/5) AAS
>「お前……

「ひゃいっ!?」

ぎゃー見られた!
洞窟の暗がりの中こそこそとオオネズミの血を採取する所を見られてしまった!
しかもびっくりして変な声まで出た。絶対変な奴と思われたよこれ。

陰気で根暗なレンジャーのくせに黒魔術にも手を出してるヤバイ奴だと思われるに違いないんだぁ。
もうだめだぁ。
省34
140: ◆ejIZLl01yY 2017/01/20(金)14:19 ID:KSHQ0kvW(2/5) AAS
地面に小さな溝……これは、古代文字?が刻まれていたんだ。
灯火からの明かりを受けて、魔法陣は妖しい紅の輝きを放っている。

>「……古代都市への入口というより、これじゃ冥界への入口だな」

「ちょっとやめてくださいよ。今からそこに潜るかもしれないって時に」

>「ああ、そういえばここにあると噂されておるのは地底都市アガルタ――各伝承によって楽園とも地獄とも謳われておるな。
  これは形からいって転送魔術陣のようなものかもしれぬ――この文字……ラテ殿の盾の文字に少し似ておらぬか?」

「あー……この盾ですか?そう言われてみれば確かに……でもこの石版、なんて書いてあるか読めないんですよね。
省32
141: ◆ejIZLl01yY 2017/01/20(金)14:20 ID:KSHQ0kvW(3/5) AAS
>「ジャン様、ティターニア様、お仲間の皆様……お見苦しいところを大変申し訳ありません――とにかく今は加勢をお願いします!
  この分からず屋に貴方達の力を見せてやって下さい!」
>「仕方あるまい、行くぞ――!」

あぁ、もう、色々聞いてみたいけどなんかそういう状況じゃないっぽい!
まずは目の前の状況に集中するしかない……

>≪そなた、他の者達とは違うな――冷酷で無慈悲で何よりも純粋――
  我は思うのだ、世界を変え得るのはそなたのような者だと。
省31
142: ◆ejIZLl01yY 2017/01/20(金)14:23 ID:KSHQ0kvW(4/5) AAS
「私達を倒さずにってのは、ちょっと無理がありますね。それにその炎、魔法を使ってもそうそう消せませんよ。
 私達を倒して、炎を消して、ミライユさんを見送って、目減りした戦力であの狼を倒して、助ける。……出来ますかね。
 おっと、ついでに私はレンジャーです。のらりくらりと戦うのはお手の物ですよ」

だけど、これくらいで丁度よかった。
自分でも驚くほどの、この冷たさでも……もう長くは抑えきれそうにない。

「まぁ、もしかしたら私達もあの狼も、あなた達よりずっと弱い、かもしれないですよね。
 その炎も、そうそう消せないってのはただの私のハッタリ、かもしれない。
省29
143: ◆ejIZLl01yY 2017/01/20(金)14:28 ID:KSHQ0kvW(5/5) AAS
「やっぱりお返ししておきますね。私には私の家があるんです。あなたとの繋がりは、いらない」

鎖を巻きつけて丸めたそれを、ミライユさんへと投げる。

「……あなたは、生まれた時からずっとそうなんでしょうね。人の情なんて理解出来ない。
 だからあなたの傍には誰の心もありやしない。
 あぁ、マスターさんとやらは傍に置いてくれているんでしたっけ?」

違う。人を利用し、いたぶり、踏みにじれる人間は……本当は、人の情をよく知っている。
それこそ人一倍に。ゴーレムは好き好んで人をいたぶったりしない。
省29
144: ジャン ◆9FLiL83HWU 2017/01/20(金)21:44 ID:Xq0kz3CE(1/2) AAS
刻まれた魔法陣が血によって鮮明となり、ティターニアが魔法陣を調べようとした直後。
洞窟全体が崩れそうな勢いで激震が続く中、魔法陣は閃光を放ちながらその力を発動した。

気がつけばジャンたちは、黄土色や橙の宝石で彩られた古代都市の中に佇んでいる。
地底にあるせいか、宝石だけではなく金や銀の割合も多いようにジャンは感じていた。

>≪何故扉を開き奴らを招き入れた!?≫

>「彼らはアクアとクイーンネレイドが認めた指環の勇者――何故分からぬのですか!?」

だが、装飾品の回収は後になりそうだった。
省22
145: ジャン ◆9FLiL83HWU 2017/01/20(金)21:44 ID:Xq0kz3CE(2/2) AAS
この言葉で、全てが狂っていく。
ミライユが連れてきた護衛に狼の力を与え、地竜へと襲わせた。
地竜が真の姿を現し、指環を持って魔法陣へ逃げるよう伝えた。
残った護衛が泣きながらミライユを守ろうとしている。

ミライユは、全てを無視して指環へ走った。ジャンたちへ煽るように一言を残して。

>「ジャンさん、ラテさん、あなた方もギルド員なら、シュマリの支援にでも向かったらどうです?
彼女、このままじゃ死んじゃいますよ?」
省29
146
(1): ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/21(土)11:42 ID:QkbALjB6(1/3) AAS
>「口論で手を出すなって親父に教育されなかったみてえだな、あいつらしつけがなってねえ」

単にしつけがなってないだけだったらまだいいのだが――とティターニアは思う。
クイーンネレイドはアクアに忠誠を誓っていたようだが、アクアはイグニスとベヒーモスが一枚岩ではなかった可能性を示唆していた。
もしくは、風の竜ウェントゥスすらご乱心するご時世だ、このフェンリルも何らかの理由で乱心してしまったのかもしれない。

>「シュマリ。あなたにこの任務をお任せします。"インカルシペ最高の守護戦士"と呼ばれるあなたにこそ相応しい力。
獣人の誇りというものを、見せてあげなさい! 故郷を助けたのはどこでしたか?」

フェンリルに白羽の矢を立てられたミライユは、何故かシュマリにその役を任せテッラを迎え撃たせる。
省25
147: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/21(土)11:45 ID:QkbALjB6(2/3) AAS
「……これで3対1だ。そなたに勝ち目はない、大人しく指環を渡すのだ。ここで渡せば悪いようにはせぬ」

何はともあれ指環を回収するのが先決だ。おそらく聞く耳持たないとは思いつつも、降伏を勧告する。

>「あぁ、マスターさんとやらは傍に置いてくれているんでしたっけ?」
>「でもそれは、きっとあなたの力に価値を感じているだけ。あなたという人間には、何の価値もない」

ラテがミライユを煽ってみせる。敢えて怒らせて、本心を引き出して対話しようとしているのだ。
功を奏してくれればいいが――と思いつつミライユの反応を見守っていた時だった。
オークの攻撃性を露わにしたジャンが殺意をむき出しにして襲い掛かっていくのが目に入った。
省28
148: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/21(土)11:54 ID:QkbALjB6(3/3) AAS
【誤植申し訳ない
>146 下から四行目
×シュマリは見事な啖呵で、最終的に二人をシュマリの加勢に向かわせることに成功した。
○ラテは見事な啖呵で、最終的に二人をシュマリの加勢に向かわせることに成功した。

それとホールドを放ったのは当然ながらミライユ殿に対してだ!】
149: 2017/01/21(土)13:05 ID:88unqtu9(1/10) AAS

150: 2017/01/21(土)13:06 ID:88unqtu9(2/10) AAS

151: 2017/01/21(土)13:06 ID:88unqtu9(3/10) AAS

152: 2017/01/21(土)13:07 ID:88unqtu9(4/10) AAS

153: 2017/01/21(土)13:07 ID:88unqtu9(5/10) AAS

154: 2017/01/21(土)13:08 ID:88unqtu9(6/10) AAS

155: 2017/01/21(土)13:08 ID:88unqtu9(7/10) AAS
埋め
156: 2017/01/21(土)13:09 ID:88unqtu9(8/10) AAS
埋め
157: 2017/01/21(土)13:09 ID:88unqtu9(9/10) AAS
埋め
158: 2017/01/21(土)13:10 ID:88unqtu9(10/10) AAS
埋め
159: 2017/01/21(土)13:10 ID:Qv9tlQKT(1/8) AAS
生め
160: 2017/01/21(土)13:11 ID:Qv9tlQKT(2/8) AAS
埋め
161: 2017/01/21(土)13:11 ID:Qv9tlQKT(3/8) AAS
産め
162: 2017/01/21(土)13:12 ID:Qv9tlQKT(4/8) AAS
膿め
163: 2017/01/21(土)13:12 ID:Qv9tlQKT(5/8) AAS
倦め
164: 2017/01/21(土)13:13 ID:Qv9tlQKT(6/8) AAS
績め
165: 2017/01/21(土)13:13 ID:Qv9tlQKT(7/8) AAS
熟め
166: 2017/01/21(土)13:14 ID:Qv9tlQKT(8/8) AAS
うめ
167: [age] 2017/01/21(土)13:58 ID:+7hkJdi6(1/2) AAS
埋め
168: [age] 2017/01/21(土)14:02 ID:+7hkJdi6(2/2) AAS
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