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【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
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◆ejIZLl01yY
2017/02/21(火)01:20
ID:DtpOYNo4(3/5)
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338: ◆ejIZLl01yY [sage] 2017/02/21(火) 01:20:26.28 ID:DtpOYNo4 ……さて。私が半歩引いたのは、回避の為だけじゃない。 回避運動であり、予備動作でもある。 オオネズミの瞬発力を最大限に活かして……この右手を振り下ろす為の。 【スニーク】を被せ暗器と化した手斧を、振り下ろす為の。 分厚い刃に重さ。それにこの人形自身が飛び込んでくる勢い……かなり深く、斬り込めるだろう。 >「ラテさんっ…させない!」 瞬間、私の目の前にパトリエーゼさんが飛び込んできた。 私を、庇おうとして?……なんて馬鹿な事を! 咄嗟に手斧を手放し、放り捨てて、同士討ちを避ける。 ……確実に首を狙おうと、隠密を暴いたのは失敗だった。 「……無茶な事しちゃ、駄目ですよ。あなたが欲しがった平和な居場所は、この戦いの先にあるんだ」 私はパトリエーゼさんの肩に手を伸ばし、後ろへ退かせる。 毒にやられているなら、無茶に動き回れば余計に毒が回る。 一度解毒に専念させてあげないと。 「そういうのは私がやりますから」 にしても、うーん……不意打ちは失敗しちゃったか。 でも、いいや。もう一つの攻撃は、きっと成功してる。 「げぼっ……がぁぁっ……!」 ……ほら、少し遠くから、くぐもった悲鳴が聞こえてきた。 あの人形の声じゃない。痛覚があるのかも分からないし、そもそも防御しながらの蹴りじゃ大した威力は出なかっただろう。 悲鳴が聞こえてきたのは、ソルタレクの冒険者達が駆け込んだ路地から。 路地から戻ってきた何人かが、血を吐きながらその場に倒れた。 あの筋肉男が周囲を盛大に破壊してくれたとは言え、横道は元々、瓦礫や廃材で封鎖されていた。 そんなに素早くは通り抜けられない。 そんな路地に無理矢理逃げ込む隙を隠す為、奴らは煙幕を張っていた。 だからただでさえ通りにくい路地が更に通りにくかっただろうし。 自分達が通ろうとしているその路地に、追加の、毒の煙幕を投げ込まれてたとしても、そんな事には気付けなかっただろう。 さっき投げた爆弾は、元々あの人形を狙った訳じゃない。 路地に駆け込んだ冒険者達を狙ってたんだ。 その毒はアケディアと呼ばれる蛇の毒。 怠惰の名を持つその蛇の魔物は、他の蛇みたいに獲物を丸呑みにしたりしない。 牙を突き刺し、毒を注ぎ込むと……その獲物は、体の中から溶けていくからだ。 そしてそのまま、溶けた獲物の中身を啜る。 まぁ毒煙幕を吸い込んだくらいじゃ、全身が溶けたりはしないだろうけど……少なくとも肺や喉は駄目になる。 息が出来ず、自分の血に溺れるのは、きっと想像を絶する苦しさだろう。 奴らの中にはプリーストも混じっていたけど……それでも何人かは、その手から零れ落ちる。 だけど、そんな事、知った事か。 ……ジャンさんは、彼らに良心なんて期待するなと言った。やっぱり、そうだったんだ。 あの筋肉男も、他の冒険者達も、退く素振りなんてこれっぽっちも見せてくれなかった。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/338
さて私が半歩引いたのは回避の為だけじゃない 回避運動であり予備動作でもある オオネズミの瞬発力を最大限に活かしてこの右手を振り下ろす為の スニークを被せ暗器と化した手斧を振り下ろす為の 分厚い刃に重さそれにこの人形自身が飛び込んでくる勢いかなり深く斬り込めるだろう ラテさんっさせない! 瞬間私の目の前にパトリエーゼさんが飛び込んできた 私を庇おうとして?なんて馬鹿な事を! に手斧を手放し放り捨てて同士討ちを避ける 確実に首を狙おうと隠密を暴いたのは失敗だった 無茶な事しちゃ駄目ですよあなたが欲しがった平和な居場所はこの戦いの先にあるんだ 私はパトリエーゼさんの肩に手を伸ばし後ろへ退かせる 毒にやられているなら無茶に動き回れば余計に毒が回る 一度解毒に専念させてあげないと そういうのは私がやりますから にしてもうーん不意打ちは失敗しちゃったか でもいいやもう一つの攻撃はきっと成功してる げぼっがぁぁっ! ほら少し遠くからくぐもった悲鳴が聞こえてきた あの人形の声じゃない痛覚があるのかも分からないしそもそも防御しながらの蹴りじゃ大した威力は出なかっただろう 悲鳴が聞こえてきたのはソルタレクの冒険者達が駆け込んだ路地から 路地から戻ってきた何人かが血を吐きながらその場に倒れた あの筋肉男が周囲を盛大に破壊してくれたとは言え横道は元瓦や廃材で封鎖されていた そんなに素早くは通り抜けられない そんな路地に無理矢理逃げ込む隙を隠す為奴らは煙幕を張っていた だからただでさえ通りにくい路地が更に通りにくかっただろうし 自分達が通ろうとしているその路地に追加の毒の煙幕を投げ込まれてたとしてもそんな事には気付けなかっただろう さっき投げた爆弾は元あの人形を狙った訳じゃない 路地に駆け込んだ冒険者達を狙ってたんだ その毒はアケディアと呼ばれる蛇の毒 怠惰の名を持つその蛇の魔物は他の蛇みたいに獲物を丸呑みにしたりしない 牙を突き刺し毒を注ぎ込むとその獲物は体の中から溶けていくからだ そしてそのまま溶けた獲物の中身をる まぁ毒煙幕を吸い込んだくらいじゃ全身が溶けたりはしないだろうけど少なくとも肺や喉は駄目になる 息が出来ず自分の血に溺れるのはきっと想像を絶する苦しさだろう 奴らの中にはプリーストも混じっていたけどそれでも何人かはその手から零れ落ちる だけどそんな事知った事か ジャンさんは彼らに良心なんて期待するなと言ったやっぱりそうだったんだ あの筋肉男も他の冒険者達も退く素振りなんてこれっぽっちも見せてくれなかった
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