[過去ログ] ファンタジー剣士バトルロワイアル 第三章 (1002レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
15: ◆hbgNtxXFuj8U 2010/08/11(水)22:41 ID:IBft61hS(4/10) AAS
   ロ   ン        ダ ル キ ア
「草原氷鳴散らす―――極寒の猛禽!」

ロンダルキア。邪神官ハーゴンが支配する異教にして魔境の地。
そも、破隼の剣はその地の中でも最も濃い悪意を孕む場所でしか存在し得ない、奇跡に等しい剣である。
否、剣だけではなく『呪い(デメリット)を無視して本来最高峰の性能を持つ呪具の真力を使う』秘技の産物の総称なのだ。
ロワが当然のようにこの殺し合いの地に地球の記憶が保管しているサーヴァントを呼び出せたのと同じく、
この剣もまたロワが行った奇跡によって召還された、いわばアーティファクト・サーヴァント。
僅かな力量の上昇や装備の変更でも霧のように効能が霧散する、儚くも無敵の装備群。
優れた戦士がそれらを以って放つ奥義は時代と気候を超えて、在りし日の威容(チート)を再現する。
刀身は音速に至り、直撃すれば150mmの厚さの鋼鉄壁をも砕く二連撃。

だが、それをトゥバンは容易くかわした。

「な……!?」

「全てにおいて森守以上の一撃ではあった。だが、借り物の一撃ではわしの心は恐怖に凍りはせん」

クレイモアを受け取り、振り上げたトゥバンが嘯く。
だが、この時点ではリンディスが未だ有利。
懐に飛び込んでいる相手を斬るには、クレイモアは大きすぎる。
なんだかんだと言っても、リンディスの渾身の一撃をかわしたのだ、トゥバンの体勢も乱れている。
トゥバンがあの剣を振り下ろす前に、もう一撃奥義を放つ余裕があると判断し、リンディスが剣を構える。
が、次の瞬間、トゥバンの左手がリンディスの細首を掴んでいた。
1-
あと 987 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.010s