[過去ログ] 【近藤節】近藤唯之スレその2 (982レス)
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(1): 初投降♪4 2006/05/07(日)09:37 ID:08phO+Bm(4/5) AAS
「サクラチル」受験生が不合格した話ではない。
口にすれば1秒、言葉にすれば5文字。日本中のプロレスファンが悔し涙にくれた言葉である。
不気味な風貌をした、ヴァンダレイ・シウバなるブラジル人に、桜庭は圧倒的な敗戦を喫する。
その後、復調して再挑戦、再々挑戦したが、いずれも結果はこれ以上ないぐらいの惨敗。
そして、無名選手にも土をつけられるようになる。
持ち前の明るいキャラクターは変わらず愛されたが、ピークを過ぎたことは誰の目にも明らかだった。
そして迎えたPRIDE無差別級グランプリ。桜庭にとって、一世一代の晴れ舞台と言っていい。
しかし、何のことはない、出場選手に桜庭和志の名はなかった。
私はここで思うのだ。負けたっていいじゃありませんか、もう一度、桜庭に舞台を与えようじゃありませんか。
それを決定したのは、今やPRIDE本部長となった高田と、
社長の榊原信行(東海テレビ→DSE)だった。
落胆する桜庭をさらなる衝撃が襲う。ある日、高田にある言葉を囁かれた。
秋田の田舎で百姓やるか、と言われたのか。そうではない。
「なあサクよ、武士道トーナメントに出てみるか」
武士道とは中量級選手の育成・発掘を目的としたPRIDEの第二ブランドである。
テレビは深夜枠、とうぜん注目度は薄い。
サラリーマンでいうなら、本社でバリバリ働いてきたエリートが左遷を言い渡されるようなものである。
その夜、桜庭は飲みに飲んだ。携帯電話をかじって壊してもなお、飲み続けていたという。
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