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学園物語★KOVA 17歳★2 (954レス)
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940: 外伝・秋のソナタ・外伝8 [sage] 03/10/04 15:43 ID:clgDopyg 保は秋子の方をそっと抱き寄せた。秋子の顔が、一瞬ほころぶ。 保「アキちゃん…よく聞いて欲しいんだけど」 秋子は保の腕に抱かれ、まじまじと保の顔を見つめた。 保「アキちゃんの新しいパートの話、あれは安心して大丈夫だよ。でも…」 秋子「…でも?」 ふと、保の顔が曇った。 保「僕には…どうしてやることも出来ないかも知れない」 秋子「…」 私、あんまりにも甘え過ぎて嫌われたのかしら…秋子の脳裏に、そんな言葉が横切った。 保は秋子に背を向けて、机にあったコーヒーを口にすると、秋子の顔を上から覗き込むか のようにして哀れみと、温かい眼差しを交えながら、秋子に優しく語る。 保「僕は、アキちゃんをそっと見守りたい。アキちゃんに人の道を外させたくない...」 秋子「いえ、そんな…」 保「それに、マサヲ君やヒロシ君の代わりを、僕はアキちゃんの為に埋められないだろう?」 秋子「…」 男女の情など、所詮こんなものかも知れない。秋子は奥出であったが、それと同時に 絵に描いたような良妻賢母でもあった。一方の保は、思慮深く情にも厚く、謙虚であ るとともに、50前後とはいえ心身ともに丈夫であった。逆に、丈夫であるからこそ、 自らの身を引くということができた。我がままのない、欠点らしい欠点が見当たりそ うにない二人だからこそ、結ばれぬのが浮世の定めか。秋子は微笑んでそっと頷いた。 http://tmp.5ch.net/test/read.cgi/kova/1055526532/940
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